塗装工事の「おとり金額」に
騙されてしまう人の原因とは？

ショールームの場合、見栄えのイイものや、高品質な材料が置かれている場合があります。

そのため、ショールームの中で気に入ったものを、そのまま塗装工事にも利用しようと思った場合、もしかしたら必要以上に品質が高いものになってしまい、あなたが思った以上に高額になってしまっているかもしれません。

ショールームに置かれている材料でそのまま決めるのではなく、きちんとあなたのお家に合った材料かを確かめ、本当にあなたが求めている品質のものかを確認しましょう。

悪徳業者の場合は、「自社のオリジナル塗料」「海外製の塗料」というブランドを使って、通常よりも高い費用で提案してくる場合があります。

また、10年前後保てればいいのに、20年前後まで保つ高耐久な塗料を勧められてしまって、あなたが最初に求めていた以上の塗料を勧められる場合もあります。

あなたの目的に合わない塗料を選ぶことで、無駄な支払いをすることにもなるので、塗料選びは慎重に行いましょう。

「一式」「外壁塗装」のみなど、どんな工事内容か分からない書き方だったり、単価・数量など費用を出すうえで欠かせない情報が書いてない・大雑把に書いてある場合、何にどのくらいお金がかかるのかが判断できません。

もし仮に、その費用が高かった場合、見積書があいまいなので、あなた自身で適正価格を確かめることもできません。

見積書の内容に不明点が多ければ多いほど、高い費用が隠されている場合があるので、見積書は細かく一つ一つ丁寧に書かれているものを選びましょう。

見積書が細かく書かれていれば良いという話ではありませんが、優良業者の多くは、見積書は工事内容そのものを表すことを知っているので、お客様へ嘘がなく真実のみを伝えるために一つ一つの項目を細かく書いてくれることは、覚えておいてもらいたいです。

塗装工事においての相場とは、業界においての平均金額ともいえるものです。

1軒1軒、環境・建てられた時期・当初塗られていた塗料などが違うので、費用の算出は難しいですが、それでも坪数などでおおまかな金額はでています。

当社の調べでは、約30坪だと100万円前後が平均金額というデータがあるため、約30坪前後のお家で150万以上の金額になっている場合は、高すぎる費用になっているかもしれません。

相場を知らないだけで、高額な塗装工事を売りつけられないように、相場は必要な情報となっています。

高額になる原因の第1位は、金額の安さだけで業者を選んでしまうことです（大幅値引きも含む）。

確かに安いことは嬉しいですが、安さだけで選んでしまうことで、以下のような危険性があります。

・内容を確かめず金額だけで決めてしまうと、手抜きや不正が発生する可能性がある
・手抜きや不正が発生すると、修正費用がかかり結果的に追加費用を支払うことになる
・手抜きや不正のせいで、建物内部の劣化が進めば、高額リフォームが発生する可能性が高まる

「今」だけを考えれば金額が安い方が嬉しいですよね。

しかし、今後の将来的なことを考えるのであれば、金額の安さだけで決めてしまうことで、将来的な不安や不具合を大きく育ててしまうことにもなります。

今だけでなく、今後の安心を長く保たせるには、金額の安さだけでなく、しっかりと施工内容も確認した上で業者選びをしましょう。