一式にまとめられた見積りに注意！！【コン美の4コマシリーズ】

お家の外壁塗装で業者選びをするとき、まずは建物調査をしてもらい、それを元に見積もりを作ってもらいます。

見積書を受け取ったら、見積もり内容があなたのお家や要望に合っているのか、適正金額かどうかを確認していきますが、あなたに注意してほしいのが、一式でまとめられた見積もり。

適正価格で納得できる外壁塗装をするためにも、一式でまとめられている見積もりについて、詳しく見ていきましょう。

一式でまとめられた見積もりの注意点

お家の外壁塗装をする時に大切なポイントの一つが、見積もり内容の確認です。

一般的に外壁塗装の見積書は、一つの作業内容に対して以下のように、数量・単価・作業内容に対する金額が書かれています。

塗装作業のみの見積もり内容

しかし、中には書き方が曖昧で、以下のように詳細が不透明な見積もりを作る塗装業者さんもいます。

このような書き方になっている見積もりの場合、

• 塗料の塗り回数
• 使う塗料のメーカーや製品名
• 塗料を塗る面積
• 塗料の単価
• 塗り回数ごとの金額

これらが不明瞭なため、あなたに不親切な書き方となっています。

また、悪徳業者がわざと一式の見積書を作ると、細かく書かれていない分、不正や手抜きがいくらでも出来てしまうんです。

詳細がわからないと、どんなことが起きるのか、それぞれ見てみましょう。

塗料の塗り回数

外壁塗装は、一般的に塗料を3回塗りますが、メーカーの指定や塗装面の傷み具合によっては、2回塗りや4回塗りも行います。

塗料は製品ごとに、塗料メーカーから塗り回数が指定されており、その回数を守ることで適正な塗装ができますが、指定回数よりも減らしてしまうと、すぐに剥がれたり仕上がりが悪くなってしまいます。

そのため、塗り回数がわからないと、3回塗らなければいけない塗料を2回で塗る可能性もあり、不適切な塗装をされてしまう可能性があるんです。

使う塗料のメーカーや製品名

優良業者さんが扱う塗料のほとんどは、日本ペイントや関西ペイント、エスケー化研といった、大手塗料メーカーの製品です。

しかし、見積書に塗料の詳細が何も書かれていないと、実績のある塗料メーカーなのかが分からず、よくわからない会社の塗料を使われてしまうかもしれません。

塗料を塗る面積

どんな塗料を何㎡塗るのかという点は、塗装金額へダイレクトに反映されます。

そのため、塗装する面積がわからなければ、どんな経緯でその塗装金額になったのか、確認できなくなってしまいます。

また、塗装する範囲が不透明では、あなたと塗装業者で認識がズレて、塗ってほしかった部分を塗ってもらえなかったり、逆に塗らないでほしかった所を塗られてしまう、というトラブルも発生してしまうんです。

塗料の単価

塗料の単価は、ほかの塗装業者さんの見積もりと比較する時も大事なポイントです。

外壁塗装の塗料単価は、業者さんそれぞれで見積もりの算出方法が違うため、同じ塗料であっても塗装業者さんごとで違う場合があります。

しかし、悪徳業者は塗料の単価を大幅に高くしていることもあり、こういった部分まで比較すると、適正価格で工事をしてくれる塗装業者さんを選ぶことができます。

一式で出せない見積もりもある？

外壁塗装の見積もりでは、数量や単価を細かく出してもらうことが大切ですが、ひび割れ補修の見積もりは、優良な塗装業者さんであっても、一式でしか出せないことがあります。

外壁や屋根のひび割れ補修は、コーキング材（シーリング材）という樹脂を使って補修をしますが、ひび割れが波打っていると、正確な長さを測るのは難しくなってしまいます。

そのため、「コーキング補修　一式」などと書かれることがあるんです。

優良業者さんは、見積もりの内訳を細かく出せるところは、できる限り出してくれるので、全体的に大まかな見積もりの塗装業者さんには詳細を詳しく聞いて、優良業者さんとじっくり比べて考えてほしいです。

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