屋根修理・リフォームの適正な費用相場を知ることができます。また、適正価格を出してくれる業者の見分け方も身につきます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
屋根材が割れてしまったり、雨漏りが発生してしまったりして修理を行う際に、費用について不安を感じてはいませんか?
不安を感じたまま屋根修理の業者を見つけようとすると、悪徳業者を選んでしまう可能性があります。
悪徳業者との契約を避けるためにも、屋根修理の費用相場を前もって知っておくようにしましょう。
簡単な修理であれば2〜10万円以内で収まる場合もあります。
しかし、難しい工事が必要な場合は200万円以上かかることもあるでしょう。
また、修理内容やかかる費用は、屋根の状態や形状などによって異なります。
そのため、近隣住宅では修理費用が2万円だったのに、ご自宅の場合は3万円になる場合もあるでしょう。
工事の際に慌てないためにも、屋根修理の費用相場を確認しておくことが重要です。
この記事では、以下のような情報を確認いただけます。
- 屋根修理の費用相場
- 屋根修理の見積書の見方
- 優良な屋根修理業者の選び方
ほかにも、屋根修理の費用に関して知っておきたい情報を解説します。
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- 目次
- 屋根修理の工事費用:相場をチェック!
- 屋根修理リフォームで実際に見積もりをした事例
- 屋根修理の費用の支払い方法は?
- リフォーム費用がかかっても屋根修理を行うべき理由?
- 屋根修理の費用は業者ごとに違うため注意!
- 屋根修理はどういう症状が出たら業者に依頼しないといけないの?
- 屋根修理リフォームの費用は業者選びを間違えると高額になる?
- 屋根修理リフォームの費用を火災保険で0円にしてくれるってほんと?
- 屋根修理リフォームのDIYの費用目安
- 屋根修理リフォームは外壁塗装と一緒にするとお得になる
- 屋根修理に補助金の活用ができる場合もある
- 簡単にできる屋根修理の費用を安くするための方法
- 屋根修理リフォームで不安を感じているあなたへ
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屋根修理リフォームの工事費用:相場をチェック!
屋根修理リフォームにかかる費用相場について、詳しく解説していきます。
屋根修理には、部分的な補修と全体的に工事を行う方法があるため、修理内容によってはかかる費用が大きく異なるでしょう。
また、ご自身では部分的な修理で直るだろうと思っていても、屋根修理のプロに調査してもらったら大掛かりな工事が必要だったということもあります。
そのため、まずは屋根修理リフォームの費用相場について、以下のような情報も確認しておきましょう。
屋根修理の費用相場
屋根リフォームの費用相場
屋根材別の単価相場
その他の屋根修理にかかる費用
屋根修理・屋根リフォームの費用相場は、工事を依頼する際に知っておきたい情報のひとつです。
費用相場を知っておくことで、悪徳業者を回避できるでしょう。
以下にて、それぞれの詳しい内容を解説します。
屋根修理の費用相場
修理内容 | 費用相場 | |
---|---|---|
棟板金の取り替え | 3,500~8,000円ほど/m | |
雨樋修理 | 1~70万円 ※修理の規模によって金額は変わります。 ※少額修理の場合は火災保険を適用しての修理が難しいこともあります。 | |
雪止め設置 | 10~30万円 ※足止めを設置する箇所や、必要な部材数によって費用は異なります。 | |
漆喰補修 | 2,500~5,000円/m※施工する箇所の規模や、使用する漆喰の量によって費用は変動します。 | |
コーキング修理 | 2,000円~6万円 | |
スレート屋根の差し替え | 5.000円~3万円/1枚あたり※業者によってはスレート屋根1枚の交換からも修理を受け付けてくれます。 | |
瓦の差し替え | 5,000~5万円 ※業者によっては、瓦1枚の交換修理も受け付けてくれます。 ※差し替える瓦の種類や、施工箇所によって金額は変わります。 | |
雨漏り修理 | 2~200万円※部分補修であれば少額で済みます。 ※屋根の全体工事が必要な場合は高額となります。 |
屋根修理とは、屋根材1枚の交換や補修など、壊れた箇所を直すことを指します。
しかし、部分的な修理では応急処置となり、いずれは屋根リフォームが必要な場合もあるでしょう。
また、屋根修理には雨漏り修理も含まれていますが、原因を特定するために調査を受ける必要があります。
雨漏りの調査費用は修理費用とは別にかかるため、相場を確認しておくと安心です。
以下にて、雨漏りの調査費用の相場をご紹介します。
屋根修理で覚えておきたい雨漏り調査の費用
雨漏りの調査 | 調査費用 | |
---|---|---|
無料 | 目視確認 | 無料の場合が多い |
有料 | 発光液調査 | 5~25万円 |
ガス調査 | 10万~30万円 | |
解体調査 | 0~10万円※雨漏りの浸入経路や通り道を探るために、家屋内の一部を解体する場合があります。 | |
散水調査 | 3~30万円※散水の際はご自宅のお水を使う場合が多いです | |
赤外線サーモグラフィー調査 | 10~40万円 |
雨漏り調査では、上記の表のように特別な機械や道具を使って時間をかけて行うため、別途費用がかかる場合が多いです。※そのほかに、業者の移動代や報告書作成代などもかかります。
雨漏り修理の場合は、原因を特定せずに施工すると高い確率で再発します。
雨漏り工事で追加費用を発生させないためにも、原因を特定するようにしましょう。
屋根塗装や葺き替えリフォームなどの費用相場
工法 | 約30坪の建物の費用相場 |
---|---|
塗装 | 30~60万円 |
葺き替え(ふきかえ) | 70~260万円 |
重ね葺き(別名:カバー工法) | 80~150万円 |
屋根リフォームでは、塗装工事や葺き替え工事などが行われるため、費用相場は高くなります。
葺き替え工事とは、既存屋根や下地もすべて撤去して、新たな部材で施工することです。
また、重ね葺き工事では既存の屋根はそのままにしておき、新規の屋根材を上から重ねて施工する方法となります。
重ね葺きの方が施工の手間や廃材の処理などが不要なため、葺き替え工事よりも費用はかかりません。
このように、屋根のリフォーム費用は修理のときよりも高額になりがちです。
しかし、修理で対応できない場合は、屋根リフォームを検討しなければいけないので、あらかじめ費用相場を覚えておきましょう。
カバー工法(重ね葺き)について詳しくは知りたい方は、【屋根】20年間メンテナンス不要?カバー工法の費用と特徴もぜひご確認ください。
塗装をする際のチェックポイント! 塗装を専門にしている業者は、屋根の修理(棟板金や雨漏りなど)ができない場合があります。
しかし、屋根の棟板金に関しては塗装前に直した方がよい場合もあるので、工事は修理もできる塗装業者に依頼をしましょう。
悪徳業者に騙されないための電子書籍(PDF)も確認いただけると、工事の際により安心できます。
屋根材別の単価相場
屋根修理で屋根材を使用する際は、素材の種類によってそれぞれ施工単価が異なります。
また、同じ素材であっても、一度に使用する量やグレードの高さなどによってかかる費用が異なることもあるでしょう。
以下にて、屋根材の素材別に1㎡あたりにかかる施工単価を紹介しますので、ぜひご確認ください。
屋根材 | 施工単価の相場 |
---|---|
ガルバリウム鋼板 | 6,000~9,000円/㎡※断熱材が入ったタイプの場合は価格が上がります。 |
コロニアル(スレート屋根) | 4,500~8,000円/㎡ |
トタン | 5,000~6,000円/㎡ |
アスファルトシングル | 5,000~6,000円/㎡ |
天然スレート屋根 | 1万円~/㎡ |
瓦 | 9,000~12,000円/㎡ |
銅板 | 2万円~/㎡※銅板は高級なため、値段が高いです。 |
瓦屋根についてより詳しく知りたい方は屋根で瓦を使っている方が知っておきたい5つのポイントもご確認ください。
仮設足場や洗浄などのその他の費用
項目 | 費用相場 |
---|---|
仮設足場 | 600~1,000円/㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/㎡ |
ケレン | 200~2,000円/㎡※ケレンの作業工程によって費用は変わります。 |
錆止め | 600~700円/㎡ |
アクリル系塗料 | 1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン系塗料 | 1,500~2,500円/㎡ |
シリコン系塗料 | 1,800~3,500円/㎡ |
フッ素系塗料 | 3,000~5,000円/㎡ |
遮熱・断熱塗料(ガイナ) | 3,800〜5,500円/㎡ |
コンパネ(野地板) | 1,500~3,000円/㎡ |
ルーフィング(防水シート) | 500~900円/㎡ |
諸経費 | 15%前後※業者によって異なります。 |
屋根材撤去費・処分費 | 1,500~6,000円/㎡※屋根の素材や施工範囲によって費用が変わります。 |
屋根修理の費用の内訳について、より詳細な内容を紹介しました。
見積書を受け取った際や、業者と工事の相談をするときにぜひ参考にしてみてください。
ただし、相場はあくまでも目安と考えておき、実際にかかる費用は業者や使用する道具・材料などによって異なるため都度確認が必要となります。
特に、屋根の修理において金額を高める要因は足場の設置代です。
修理箇所が部分的だったとしても、屋根が高所だったり、急だったりする場合は、足場の設置が必要になります。
そのため、破損箇所が一部分であっても、足場の設置費用で工事価格が高めになる場合があることを覚えておきましょう。
- その他、屋根に関係する知っておいてほしい情報は以下のページに記載しています
- 屋根修理は火災保険で無料になる可能性が高い
- 雨漏り修理は「火災保険で無料」になる可能性が高い
- 屋根修理のプロって?本当に信頼できる業者の6つの見分け方を教えます
- あなたが屋根工事業者の詐欺を受けないための予防策
費用の計算方法 屋根修理の費用を計算する際は、主に以下のような計算式を使います。
単価(施工内容) × 数量(修理範囲) = 費用
工事の単価や必要な数量で費用を計算できるので、相場を確認しておくと便利です。
屋根修理リフォームで実際に見積もりをした事例
屋根修理・リフォームの際の見積書の事例を紹介していきます。
また、見積書を確認する際は、以下の内容も一緒に確認しておきましょう。
確認内容 | 詳細 |
---|---|
項目 | 工事名や使用する商品のメーカーなど |
単位 | 使用材料や範囲の数え方 |
数量 | 修理が必要な範囲や、使用する材料の数 |
単価 | 面積や使用量に応じて必要な材料や工賃の価格 |
金額 | 数量×単価で算出された修理費用 |
以下にて、さまざまなパターンの屋根修理の見積書の詳細を解説していきましょう。
過去に屋根修理を受けたお客様の費用事例
お客様名 | 項目 | 建坪 | 費用 |
---|---|---|---|
埼玉県草加市N様邸 | 屋根の葺き替え | 15~30坪 | 1,291,080円 |
愛知県名古屋市M様邸 | 屋根塗装 | 324,000円 | |
神奈川県横浜市N様邸 | 屋根塗装 | 31~45坪 | 1,000,000円 |
愛知県日進市U様邸 | 屋根板金 | 15~30坪 | 580,000円 |
京都府京都市I様邸 | 屋根工事 | 15~30坪 | 1,800,000 |
兵庫県神戸市N様邸 | 屋根改修 | 15坪以下 | 882,000円 |
実際に、外壁塗装コンシェルジュにて施工させていただいた屋根修理の事例を紹介しました。
ぜひ、ご自宅の屋根の状況と比較して、似た事例はないか確認してみてください。
その他の屋根修理の見積もり費用事例
棟板金の釘穴からの雨漏り
瓦割れからの雨漏り
漆喰の崩れからの雨漏り
棟板金の釘穴からの雨漏り
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
散水調査 | 一式 | 100,000円 | ||
棟板金 | m | 12 | 5,000円 | 60,000円 |
合計 | 160,000円 |
勾配(屋根の傾き)が緩やかなため、足場無しで修理したケースです。
瓦割れからの雨漏り
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
散水調査 | 一式 | 100,000円 | ||
足場 | ㎡ | 185 | 750円 | 138,750円 |
瓦 | 枚 | 4 | 8,000円 | 32,000円 |
合計 | 270,750円 |
漆喰の崩れからの雨漏り
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
散水調査 | 一式 | 100,000円 | ||
足場 | ㎡ | 185 | 750円 | 138,750円 |
漆喰 | m | 8 | 4,000円 | 32,000円 |
瓦 | 枚 | 7 | 9,000円 | 63,000円 |
合計 | 333,750円 |
屋根塗装や葺き替えリフォームなどの見積もり事例
塗装・屋根コロニアル
スレート屋根からガルバリウム鋼板の葺き替え
コロニアル屋根の上にガルバリウム鋼板でカバー工法(重ね葺き)
屋根リフォームのメンテナンス周期で見るトータルコスト
コロニアル屋根の塗装
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
足場 | ㎡ | 185 | 750円 | 138,750円 |
飛散防止シート | ㎡ | 147.9 | 100円 | 14,790円 |
高圧洗浄 | ㎡ | 147.9 | 200円 | 29,580円 |
下地補修 | 一式 | 15,000円 | ||
下塗り | ㎡ | 147.9 | 600円 | 88,740円 |
中塗り・上塗り | ㎡ | 147.9 | 2,200円 | 325,380円 |
タスペーサー 縁切り | ㎡ | 147.9 | 300円 | 44,370円 |
諸経費 | 5% | 34,352円 | ||
合計 | 721,382円 |
スレート屋根からガルバリウム鋼板の葺き替え
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
足場 | ㎡ | 185 | 750円 | 138,750円 |
棟板金 | m | 12 | 5,000円 | 60,000円 |
コンパネ(野地板) | ㎡ | 147.9 | 2,200円 | 325,380円 |
ルーフィング(防水シート) | ㎡ | 147.9 | 600円 | 88,740円 |
ガルバリウム鋼板 | ㎡ | 147.9 | 6,500円 | 961,350円 |
屋根材撤去費 | ㎡ | 147.9 | 1,500円 | 221,850円 |
屋根材処分費 | ㎡ | 147.9 | 1,500円 | 221,850円 |
諸経費 | 5% | 98,196円 | ||
合計 | 2,062,116円 |
瓦への葺き替えになると屋根まで持ち上げるにはレッカーを使用する場合があり、別途費用がかかります。
コロニアル屋根の上にガルバリウム鋼板でカバー工法(重ね葺き)
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡
項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
足場 | ㎡ | 185 | 750円 | 138,750円 |
ルーフィング(防水シート) | ㎡ | 147.9 | 600円 | 88,740円 |
ガルバリウム鋼板 | ㎡ | 147.9 | 6,500円 | 961,350円 |
諸経費 | 5% | 59,442円 | ||
合計 | 1,248,282円 |
【すぐわかる】屋根リフォームのメンテナンス周期で見るトータルコスト
屋根リフォームのうち、カバー工法の場合は、トータルコストが高くなってしまうことが多くあります。
屋根リフォームには葺き替え工事とカバー工法があり、初期費用が安いのは後者です。
カバー工法で施工した屋根の耐用年数は20~30年ほどになります。
また、葺き替え工事で瓦屋根を選ぶと50年程度の耐用年数がある一方で、カバー工法は1度施工すると2回目は葺き替え工事をしなければなりません。
そのため、葺き替え工事で瓦屋根にした場合に比べると、将来的にかかるトータルコストは高くなるでしょう。
しかし、葺き替え工事で施工する屋根材によっては、カバー工法の方がトータルコストを抑えられる場合もあります。
カバー工法(重ね葺き)について詳しく知りたい方は【屋根】20年間メンテナンス不要?カバー工法の費用と特徴をご確認ください。
屋根修理の費用の支払い方法は?
屋根修理を行う際の費用の支払い方法は、業者によって異なります。
代表的な支払い例は、以下の4つです。
- 修理後に全額お支払い
- 修理前と修理後に半分ずつお支払い
- 修理前・中・後に分けてお支払い
- 修理前に全額お支払い
業者の多くは、修理後に全額支払う方法をとっています。
修理前に全額支払うよう求めてくる業者は悪徳業者の可能性があるので、注意しましょう。
ただし、少額の修理工事の場合は、先払いとするパターンもあるので、覚えておいてください。
しかし、依頼主からすると施工前に修理費用を全額支払うのは不安に思われるでしょう。
もし、少額でも修理費が前払いとなっている場合には、完工払いをお願いするようにしてみてください。
業者によっては前払いでいただいた費用の中から施工に必要な材料を購入する場合があります。
そのような納得できる理由を説明してくれる業者は安心ですが、態度が悪くなったり、曖昧な回答しかしなかったりする場合は、依頼を避けましょう。
屋根修理において業者とのトラブルで多いのは、工事費用に関することです。
費用に関して不安な点が少しでもあれば、きちんと業者にその旨を伝えて、お互いが気持ちよく施工できるようにしましょう。
屋根修理はローンが使えることもある
屋根修理では、予算に不安がある場合にローンでのお支払いが可能な場合があります。
修理の場合は少額なケースが多いので、現金でのお支払いになることがほとんどです。
しかし、屋根塗装や葺き替え、重ね葺きなどの工事は費用が高くなります。
そのため、リフォームローンやクレジット会社のローンなどを利用して、支払うことが可能な場合も多いです。
しかし、業者によって対応は異なるため、ローンでの支払いが可能かどうかを契約する前に確認するようにしましょう。
万が一、業者と費用のトラブルになった場合は?
屋根修理の際に業者と費用についてトラブルになった場合には、消費者生活センターや弁護士に相談しましょう。
あまり考えたくはないですが、屋根修理の際の費用のトラブルは存在しており、例えば見積書にない工事を勝手に追加で施工されて、費用を余分に請求されたケースもあります。
また、工事の終了後にすぐにトラブルが再発したにも関わらず、業者が対応してくれないといったケースもよくある問題です。
屋根修理・リフォームでは、200万円を超える工事が行われる場合もあります。
そのため、費用のトラブルはできるだけ避けたいところです。
屋根修理での費用トラブルを避けるためには、まずは優良業者を選んで工事を依頼することが大切になります。
優良業者であれば、依頼主を不安にさせることはしないですし、アフターサービスも充実しています。
見積書が明瞭で、口コミ評価も高い、優良な業者に屋根修理は依頼するようにしましょう。
さらに、費用トラブルで法律の力が必要になってしまう前に、建物工事の法律知識もぜひ確認してみてください。
リフォーム費用がかかっても屋根修理を行うべき理由
屋根の修理やリフォームにお金がかかったとしても、屋根修理を行っておくべき理由は主に以下の2つです。
- 住宅の劣化が進む
- 雨漏りが発生する
屋根に修理が必要な状態なのに放置すると、雨漏りが発生して以下のような症状があらわれます。
- カビが繁殖する
- 躯体が腐食する
- シロアリが発生する
屋根が破損して雨水が建物内部に浸入すると、雨漏りが発生します。
雨漏りによって、さらにさまざまな被害が起こり、最悪の場合は建物の寿命をかなり縮めてしまうことにもなるでしょう。
特に、怖いのはシロアリの発生です。
シロアリが発生して住宅内部を食べてしまうと、大掛かりなリフォームが必要になる場合があり、補修箇所によっては300万円程度のリフォーム費用がかかる場合もあります。
建物の耐久性を維持したり、無駄な費用の出費を抑えたりするためにも、屋根はきちんとお金をかけて直していきましょう。
雨漏りはできるだけ早めの修理をしよう!
雨漏りが発生したら、できるだけ早めに補修しましょう。
建物の天敵である雨漏りは、知らない間にどんどんと進行している場合があります。
雨漏りは台風による大雨だけでなく少しの雨で起こることもあり、雨漏りが目に見える形であらわれたときには、すでに被害が発生して長期間経っていることも多いです。
被害を拡大させないように、雨漏りの症状が少しでも気になったときには早めに修理するようにしましょう。
雨漏りは一次災害です。
雨漏りによって起こるカビやシロアリの発生などは二次災害となり、健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。
雨漏りの修理を早めに行うことで、この二次災害を防げるでしょう。
屋根修理の費用は業者ごとに違うため注意!
屋根の修理費用は業者によって異なるため、業者選びの際は慎重に行いましょう。
屋根の修理費用は「単価」と「面積」を使って割り出します。
実は、屋根修理の業者ごとに、この「単価」と「面積」が違う場合があります。
例として、3社に見積もりを依頼した場合の回答例を以下で紹介するので、確認してみてください。
足場の設置費用の例 | |||
---|---|---|---|
項目 | 単価 | 数量(面積) | 費用 |
A社 | 1,000円 | 73.31㎡ | 73,310円 |
B社 | 900円 | 75㎡ | 67,500円 |
C社 | 800円 | 85㎡ | 68,000円 |
雨樋の交換費用の例 | |||
項目 | 単価 | 数量(面積) | 費用 |
A社 | 3,500円 | 49.96m | 174,860円 |
B社 | 3,660円 | 50m | 183,000円 |
C社 | 3,000円 | 40m | 120,000円 |
上記のように、3社とも施工面積や単価が異なるため、工事費用が同じ金額にならないことが多いです。
そのため、業者選びをする際は1社だけでなく、複数社に見積もり依頼をすることをおすすめします。
屋根修理は必ず2〜3社の見積もりを比較する必要がある
屋根修理の費用で失敗しないために、見積もりは少なくとも2~3社に依頼しましょう。
複数社に見積もりを依頼しないと、適正価格よりも高額な費用がかかる可能性があります。
屋根修理にかかる費用は各業者によって差が出るため、1社にしか見積もりを依頼しないと、出された金額が適正と思ってしまうでしょう。
しかし、見積もりを依頼した会社が悪徳な業者だった場合に、大きく損をすることが多いです。
そのため、2~3社に見積もりを依頼して費用を比較する「相見積もり」を行うことで、予算に合った適正価格での工事を依頼できます。
相見積もりを行う際は、それぞれの見積書を比較するため、必ず同じ工事内容で依頼するようにしましょう。
また、各業者には「相見積もり」を行っていると伝えると、より明確に丁寧な見積書を作成してくれる場合があります。
屋根修理は完全なオーダーメイドで費用を算出する必要がある
屋根修理は、それぞれのお宅の状態や破損内容などによって異なるため、定価という概念はありません。
似たような工事内容でも費用が大きく異なるケースもあるため、相場はあくまでも目安とお考えください。
もし、屋根修理の費用を定価で決めてしまうと、以下のようなトラブルが発生します。
- 手抜き工事が起きる
- 無駄な費用を払うことになる
例えば、業者が使用する道具や材料を揃えたところ定価では予算が足りない場合に、手抜き工事が起きる可能性があります。
業者側も工事費用から利益を捻出しなければなりません。
定価での工事費用で足りないぶんは、工程を飛ばして人件費を削ったり、材料のグレードを下げたりするでしょう。
また、反対に定価では工事費用が高すぎる場合もあります。
屋根の破損がそこまでひどくなく、定価よりも安く修理できた場合は、依頼主が損をすることになるでしょう。
このように、もしも屋根修理の費用を定価にした場合は、さまざまなトラブルが発生します。
そのため、屋根修理は破損箇所や状態によって、オーダーメイドでつくられた見積書が必要です。
屋根修理の費用について少しでも不安を取り除くなら、優良業者を選ぶようにしましょう。
優良な屋根業者の見分け方については、以下のサイトを参考にしてみてください。
屋根リフォームで「悪徳業者」に騙されたくない!5つの見極め方を公開中
屋根修理の相談、または、業者選びに不安を抱えているならば、「屋根修理の相談がしたい」とお伝えください。
に電話をかけていただければ、待たずにすぐ相談ができるので、電話口で屋根修理はどういう症状が出たら業者に依頼しないといけないの?
「費用の相場はわかったけど、どんな症状や状態の場合に屋根修理をしたらいいのかわからない」
上記のようなお悩みを持つ方に向けて、以下にて修理が必要な屋根の劣化症状を詳しく紹介します。
屋根材別のメンテナンス時期も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
屋根修理をしないといけなくなった原因とは?
- 経年劣化している
- 屋根の割れや色あせがある
- 台風で屋根材が壊される
- 雨漏りで天井にシミがある
上記のような症状があらわれたときは、屋根修理をする時期だといえます。
屋根に出る症状をもっと詳しく知りたい方は「問題発生してからでは遅い?屋根修理の種類を事前に把握」もあわせてご確認ください。
屋根材別のメンテナンス時期
項目 | メンテナンス時期 | メンテナンスすべき症状 |
---|---|---|
スレート系(カラーベスト) | 5~15年 | 色あせ・ズレ・割れ・サビ |
セメント系 | 10~15年 | 色あせ・色落ち・割れ |
粘土系(瓦) | 10~20年ほど | 漆喰の補修 |
金属系(ガルバリウム鋼板) | 15~30年 | 色あせ・サビ・反り・浮き |
屋根材によって、メンテナンス時期が変わってきます。
また、必要なメンテナンスの内容もそれぞれ異なるため、施工する際はよく確認しておきましょう。
屋根修理・リフォームにかかる工期
屋根修理やリフォームにかかる日数を紹介します。
屋根修理は天候に左右されやすいため、目安としてお考えください。
また、雨が降りやすい時期でも屋根修理は可能ですが、その際は迅速に対応できる優良業者に依頼するようにしましょう。
修理・リフォーム | 工期 |
---|---|
雨漏り修理 | 2~3日間 |
塗装 | 9~14日間ほど |
葺き替え | 7~10日間 |
カバー工法(重ね葺き) | 1週間前後 |
工事の日数が延びたら追加費用が発生するかどうか、気になるかもしれませんが、基本的に追加費用は発生しないとお考えください。
修理業者はスケジュールの遅延で追加費用を請求することは滅多にありません。
ただし、契約をする前には必ず工期が延びた場合はどうなるのか確認しておきましょう。
塗装をする際のチェックポイント!屋根塗装の場合は、塗料を乾燥させる時間を要します。
また、温度と湿度の関係で、塗装ができないときもあるため、工期が延びることも頭に入れておきましょう。
工事前に悪徳業者に騙されないための電子書籍(PDF)も見ていただくと安心できます。
※屋根塗装の詳しい工程は屋根塗装の工程と期間もあわせてご確認ください。
屋根修理リフォームの費用は業者選びを間違えると高額になる?
屋根修理の費用は、悪徳業者に捕まると高額になるので注意が必要です。
屋根の修理工事は、特別な資格や免許がなくても、経験や知識があれば開業できてしまいます。
また、個人でも仕事を請け負えるため、中には悪徳業者もいるでしょう。
悪徳業者による費用のトラブルを防ぐためには、適正価格で見積もりを出す業者を選ぶ必要があります。
以下にて、屋根修理の費用でトラブルに巻き込まれない、優良業者の選び方を紹介するので、業者と契約する前にぜひ確認しておきましょう。
適正な屋根修理の費用を出してくれる業者の見極め方
適正な屋根修理の費用を出してくれる業者を見分けるためのポイントは、以下の5つです。
- 営業マンの給料形態を確認する
- 調査を30分以上行ってくれるか
- 値引き額は10万円以内であるか
- 地域密着の業者であるか
- 訪問販売の業者には注意
適正価格で屋根修理を依頼するためには、業者選びを慎重に行うとよいです。
優良な業者を選べれば、工事や費用に関して悩むことは少なくなるでしょう。
外壁塗装コンシェルジュで行っている優良審査には、さらに多くの項目あります。
詳しい内容をまとめているので、お時間があるときに「業者の優良基準」もぜひ確認してみてください。
以下にて、それぞれのポイントの詳細を解説します。
ポイント1:営業マンの給料形態はどうなっているか
確認できるようであれば、営業マンの給料形態についてチェックしてみましょう。
もし、歩合制の場合は、営業マンは契約をとるためにうまい話ばかりしてくる可能性があります。
または、すぐに屋根修理をしたくなるように不安を煽ってくることもあるでしょう。
もし、修理業者の営業マンがうまい話ばかりしたり、不安を煽ってきたりする場合には、注意してください。
さらに、給与形態が歩合制であれば、「お客様のため」ではなく、「自社の利益のため」という可能性が高いでしょう。
もちろん、修理業者にも収益が必要です。
しかし、依頼主の不安な気持ちに寄り添わず、契約を強く勧めてくる場合は悪徳業者なので依頼は避けた方が安心でしょう。
ポイント! 屋根修理で適正な費用を出してもらうためには、営業主体の業者は避けましょう。職人主体の地元密着の業者を選ぶようにしましょう。
ポイント2:現地調査を30分以上行ってくれるか
適正費用を出してもらうための現地調査を、30分以上行ってくれるか確認しましょう。
現地調査とは、業者が屋根の状態を直接見て確認し、修理箇所を特定する作業です。
実は、屋根修理で失敗して追加費用がかかってしまうのは、不十分な現地調査が原因である場合が多くあります。
最初に不具合が発生している箇所を特定できずにそのまま工事を行い、後から再修理となるケースが多いです。
また、悪徳業者の場合は、以下のような現地調査になります。
- 屋根にあがらず調査する
- 短時間の調査しか行わない
- 写真や動画などに証拠を残さない
屋根にのぼらずに調査結果をまとめて見積もりを出す業者は論外です。
さらに、15分前後の短時間の現地調査では、実際の破損状況を把握するには不十分なのでトラブルが起こりやすい傾向があります。
写真や映像で屋根の破損箇所を撮らずに、言葉だけで調査結果を伝えてくる業者も注意しておきましょう。
優良業者は、依頼主が安心できるように丁寧に画像や映像などで破損箇所について説明してくれます。
ポイント! 屋根は普段見えない部分なので、写真を撮ってもらい、破損状況がどうなっているのか説明してくれるのが優良業者です。
ポイント3:値引き額は10万円以内か
適正費用での工事を求めるなら、10万円といった大幅な値引き額に騙されないようにしましょう。
まず、前提として、優良業者が見積もりで出す工事価格はすでに値引きを行った金額に設定しています。
そのため、見積もり額よりもさらに安くできる状態ではありません。
10万円もの額を値引きする業者は、手抜き工事を行う可能性が高いです。
値引きした額を穴埋めするために、必要な工程を削除したり、材料のグレードを勝手に下げたりします。
できるだけ工事費用は安い方がありがたいですが、大幅値下げの裏にはデメリットがあることを覚えておきましょう。
ポイント!屋根は住宅にとって大事な部分だからこそ、しっかりと優良な修理業者に直してもらうことが大切です。
これからも住宅のメンテナンスは定期的に行わなくてはならないので、施工費用の安さで選ぶのは危険です。今後も長い付き合いができる業者選びが大事といえるでしょう。
ポイント4:地域密着の業者であるか
屋根修理で適正な費用を出すためには、地域に密着した優良業者を選ぶようにしましょう。
他県からやってくる業者は、移動距離が長いため、移動費がかかります。
また、地域密着型の業者は地元の方々の評価を気にするため、適正価格での施工を大切にしているので安心です。
ポイント! 適正費用というのは、屋根修理の内容だけでなく、移動距離や諸経費なども含まれます。
そのため、地元密着のご自宅から近い距離の業者を選ぶことが重要になってきます。
ポイント5:訪問販売の業者には注意
消費者生活センターには、訪問営業によるトラブルが多く寄せられており、屋根修理の場合も訪問販売のスタッフによるしつこい勧誘などの被害が発生している状況です。
訪問販売で屋根修理を勧めてくる場合は、こちらの不安を煽ってきて契約を迫るパターンが多く、実際のところ屋根には何の問題がないにも関わらず、直接見えないのをいいことにさまざまな口実を使い契約を得ようとします。
訪問販売の口車に乗らないようにして、すぐに契約はせずに「家族に相談する」「知り合いに確認する」と伝えてみてください。
ここで、態度が悪くなったり、契約しなければ費用が高くなるといったりする業者は悪質なので断りましょう。
ポイント! 私たち外壁塗装コンシェルジュへも、訪問販売でトラブルになった方からよくご相談をいただきます。
そして、多数の案件を解決をしているため、何かトラブルがあればぜひ弊社にご相談ください。
屋根修理後に問題が再発したら、また費用がかかる?
屋根を修理した後に再度トラブルが発生した場合に、費用が発生するかどうかは契約内容によります。
契約内容にアフターサービスが入っていれば、追加費用なく再度修理してもらえる可能性もあるでしょう。
屋根修理を契約する前には、契約書の内容をよく確認してみてください。
主に、以下の内容をチェックしておくと安心です。
- アフターサービスが入っているのか
- 無料での修理範囲はどこまでか
- アフターサービス期間はいつまでか
上記のような保証内容を確認しておかなければ、再発してしまった場合に追加で費用が必要となることがあります。
思わぬ出費が発生しないためにも、アフターサービスの確認はとても大切です。
屋根修理リフォームの費用を火災保険で0円にしてくれるってほんと?
火災保険のメリット:費用が0円になる
火災保険のデメリット:トラブルが多発
屋根の破損の原因・理由によっては、火災保険を使って無料で修理できる場合があります。
例えば、台風や突風による「風災」で屋根が破損した場合には、火災保険の補償対象となる可能性が高いです。
また、「雪災」や「雹災」なども火災保険が適用となる屋根の破損理由になります。
ただし、補償内容は各保険会社によって異なるので、詳しくは加入する保険会社に相談してみましょう。
以下にて、火災保険で屋根修理を行うメリットとデメリットを紹介します。
火災保険での修理をしてみたいとお考えの方は、ぜひご確認ください。
火災保険のメリット:費用が0円になることがある
火災保険を屋根修理で使用する一番のメリットは、工事を0円で行える可能性があるということです。
火災保険が適用となるためには、風災や雪災といった規定の災害による屋根の破損であることと、以下のような条件もあります。
- 被害を受けてから3年以内
- 被害額が20万円以上
また、保険会社によってそれぞれ細かな条件が設けられている場合もあります。
ただし、経年劣化による屋根の破損は火災保険の対象外です。
悪徳業者は、経年劣化による破損でも「自然災害」が原因であるといって保険の申請をさせようとするので注意しましょう。
虚偽の申告は犯罪となるため、ウソをついて保険金を騙し取ろうとする業者は避けるようにしてください。
火災保険のデメリット:トラブルが多発しやすい
火災保険を使って屋根修理をする際は、トラブルに巻き込まれる場合もあるため注意しておきましょう。
例えば、以下のようなトラブルが発生しやすいです。
- 不要な工事も追加される
- わざと屋根を壊される
- 解約時に法外な解約料を請求される
- 虚偽申告を勧められる
- 代理で保険申請するといわれる
このように、火災保険の利益を狙った悪徳業者による悪質な対応に巻き込まれる可能性もあるでしょう。
不要な工事を追加したり、わざと屋根を破損したりして火災保険の保険金額を上げようとします。
悪徳業者による火災保険のトラブルを避けるためには、依頼主側も補償内容をよく把握しておくことが大切です。
業者にいわれるままに手続きをすると、悪用される可能性があります。
また、業者を選ぶ際は、優良な会社を探すのも大切なポイントです。
火災保険で屋根修理の費用を必ず0円にはできない
火災保険というのは、申請したからと言って必ず適用されるわけではありません。
保険会社が定義する「自然災害」の被害に遭った場合が補償対象となります。
そのため、経年劣化や故意による屋根の破損は自費での修理となることを覚えておきましょう。
さらに、保険金がおりるかどうかは保険会社にしかわかりません。
もし、業者が「火災保険で必ず修理費用が無料になる」といってきたら、注意しましょう。
また、規定の自然災害による被害から3年以内であれば保険金の申請が可能になります。
以前から不具合が発生していた場合は、保険会社に一度相談してみるのもおすすめです。
火災保険の申請方法と手順
火災保険の申請には、以下のような手順が必要となります。
- 保険会社に申請書類を届けてもらう
- 業者に必要書類を用意してもらう
- 申請に必要な書類や写真を送付する
- 保険会社の調査員が派遣される
- 審査会が開かれる
- 承認・不可の連絡がくる
難しい手続きはなく、比較的簡単です。
しかし、保険会社へ申請するためには、見積書や修理箇所の写真などが必要となります。
そのため、まずは屋根修理の業者に見積もりを依頼しなくてはなりません。
2〜3社に見積もりを依頼している場合は、1社に絞り、書類をまとめてもらいましょう。
このときに、業者に対して解約時のルールを確認しておいてください。
万が一、火災保険がおりなかった場合に工事をキャンセルしたらキャンセル料がかかるのか、またいくらなのかを確認しておきます。
キャンセル時の対応について、不明な部分や納得いかない点があれば、この業者への依頼は避けましょう。
全ての業者が火災保険を取り扱えるわけではない?保険会社へ提出するための見積書や写真は、普段の作成方法では不十分で、火災保険の申請用の作成方法があります。
保険申請の経験がある業者でなければ、スムースに保険金を受け取れない可能性もあるでしょう。
そのため、火災保険が扱える業者を探す際は、手間を省くためにも「業者探しのサービス」を利用するのがおすすめです。
屋根修理リフォームのDIYの費用目安
ご自身で屋根の修理を行う場合は、道具や材料が必要になります。
以下では、屋根修理のDIYでよく使用される材料や道具の価格をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
DIYの道具 | 金額 |
---|---|
ブルーシート | Amazonで2,000円〜 |
コーキング材 | Amazonで500円〜 |
塗料 | Amazonで1,500円〜 |
防水アルミテープ | Amazonで700円〜 |
チェックポイント!屋根の上にあがって修理を行うのは大変危険です。
ケガをしてしまう危険性もあるため、慣れない方は必ずプロの屋根修理業者に依頼しましょう。
業者選びをする前には、悪徳業者に騙されないための電子書籍も見ていただくと安心できます。
屋根修理リフォームは外壁塗装と一緒にするとお得になる
屋根修理やリフォームの費用を抑えるためには、外壁塗装と一緒に施工をするのがおすすめです。
足場を一度組むとなると、設置・解体費用として、約10~20万円ほどの費用がかかります。
そのため、屋根修理やリフォームの際に外壁塗装やメンテナンスも一緒に行うと、足場の設置費用を一回分で済ませることが可能です。
近々、外壁の塗装やメンテナンスを行う予定だったという方は、業者に相談して同じタイミングで施工できないか確認してみましょう。
屋根修理に補助金の活用ができる場合もある
屋根修理の際に、国や自治体が定めている補助制度を利用して補助金を活用できる場合があります。
屋根修理であれば、省エネリフォームや耐震リフォームの補助金が活用できる可能性があるでしょう。
以下にて、それぞれのリフォームと補助金の内容を解説していきます。
省エネリフォーム
屋根修理に適用できる省エネリフォームの内容には、断熱材の使用があります。
屋根部分に断熱材を施工することで、室内の温度が一定に保たれて省エネになるためです。
例えば、東京都足立区では「省エネリフォーム補助金」の制度を設けており、規定値以上の性能を持つ断熱材を施工すると、工事費用のうち3分の1(上限5万円)が補助されます。
耐震リフォーム
耐震リフォームでは、既存タイプよりも耐震性の高い屋根材を施工することで適用される場合があります。
例えば、高知県高知市の「高知市住宅耐震改修費等補助金交付事業」は、要件をすべてクリアした住宅の耐震改修の際に、最大で30万円が補助される制度です。
それぞれの補助制度は各市町村で要件や内容が異なるため、事前に確認する必要があります。
簡単にできる屋根修理の費用を安くするための方法
屋根修理の費用をできるだけ安くするための、さらなる裏ワザは以下の3つです。
- 迅速に修理を行う
- 自社施工する業者を選ぶ
- 安い工法や素材を選ぶ
それぞれの方法を覚えて実践すると、費用をより安くできる可能性があります。
以下にて、それぞれの裏ワザを紹介するので、確認してみてください。
破損や不具合が見つかったら迅速に修理を行う
屋根の破損や不具合を放置すればするほど修理費用は高くなるため、早めに対処するのがおすすめです。
最初は小さなヒビだった箇所が、腐食によって大きな穴になり大掛かりな工事になる場合もあります。
部分補修で済んでいたのに、屋根の葺き替え工事が必要になったら費用は大きく変わるでしょう。
破損や不具合を見つけたら、早めに修理業者に相談してみてください。
施工を自社ですべて行う業者に依頼する
施工を自社ですべて行う業者に依頼すれば、中間マージンが不要なので費用を安く抑えることができるでしょう。
大手のハウスメーカーや工務店は、自社では屋根工事に対応していない場合が多いです。
そのため、下請けに依頼することになると中間マージンが発生します。
中間マージンを避けることで、工事費用を抑えられるため、業者選びの際は自社で施工できるかを確認するようにしましょう。
修理の際は安い工法や素材を選ぶ
屋根修理の際は、安い工法や素材を選ぶと費用が抑えられます。
屋根の破損を修理する際は、部分補修が一番安いです。
しかし、全体を直さないといけない場合は、カバー工法にすると葺き替えよりも安く工事が行えます。
ただし、カバー工法は屋根の下地材に問題がなかったり、雨漏りしていなかったりした場合に限られるため、業者とよく相談するようにしましょう。
また、屋根素材を選ぶ際は価格の安いコロニアルやアスファルトシングルにすると、材料費が安くなります。
ご自宅の屋根に向いているのかをよく検討しながら、屋根材を決めるようにしましょう。
屋根修理リフォームで不安を感じているあなたへ
まとめ |
---|
屋根修理の費用相場は? |
どのような修理をするかによって異なり、例えば棟板金の取り替えであれば3,500~8,000円程度/m、雨樋の修理であれば1万円~70万円程度。 ただし、どのような修理を行うべきかは屋根の状況によっても異なるので注意。 詳しくは屋根修理リフォームの工事費用:相場をチェック!をご確認ください。 |
屋根修理はどのような業者に依頼すれば良い? |
優良業者を見極めるために、外壁塗装コンシェルジュでは「セールスマンの給与形態が歩合制ではないか」「現地調査を30分以上行ってくれるか」など、5つの指標を設けています。 その他の指標は屋根修理リフォームの費用は業者選びを間違えると高額になる?をご覧ください。 |
ここまで読んでいただきありがとうございます。
屋根修理の費用相場についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなご相談でも無料で受け付けているので、お気軽に以下の屋根修理のご相談フォーム・お電話にてご連絡ください。
あなたにとって、屋根修理の安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
- 屋根修理に失敗しないための5ステップ
- 【STEP1】屋根修理の金額相場
- →【STEP2】屋根修理の7つの基礎
- 【STEP3】屋根修理のプロの見分け方
- 【STEP4】屋根修理の前には入念な調査が必要
- 【STEP5】火災保険の保険料で屋根修理
あなたの不安、教えて頂けませんか?
いつも見えないからこそ、屋根に何か悪いことが起こっていたら、不安にもなりますよね。
また、悪徳業者はあなたが普段「見えていない」事を利用して、詐欺や手抜きをする場合もあるので、十分注意しなければいけません。
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