外壁塗装は大きなお買い物になるので、工事費用の支払いにも気を遣いますよね。
外壁塗装の業界には悪徳業者がたくさん潜んでおり、使う手口の一つに、費用を工事前に受け取ってそのまま逃げてしまうというものがあります。
悪徳業者の目的は、あなたのお家を塗装工事することではなく、工事費用を奪い取ることなので、4コマのように、工事もせずお金だけ持って逃げるような悪徳業者が、中にはいるんです。
大切なお家のお金や暮らしを守るためにも、外壁塗装の支払いについて一緒に見ていきましょう。
工事金額を支払う正しいタイミングは?
外壁塗装は、一般的なお家で約60~120万円ほど掛かるものなので、工事をお願いする塗装業者さんが決まったあとも、お金の支払いは慎重になりますよね。
そもそも、外壁塗装の工事費用はどのタイミングで支払うものなのか、一緒に確認していければと思います。
支払うタイミングは塗装業者さんごとに違う
外壁塗装の工事費用を支払うタイミングは、塗装業界全体で統一されているわけではなく、塗装業者さんによってバラバラです。
支払うタイミングで多いものを、下記に挙げてみました。
タイミング1回 | 工事後に全額支払い |
---|---|
工事前に全額支払い | |
タイミング2回 | 工事前に1回支払い・工事後に1回支払い |
タイミング3回 | 工事前に1回・工事中に1回・工事後に1回支払い |
このように、1回で支払ってもらう塗装業者さんもいれば、2回や3回に分けてもらう塗装業者さんもいて、分ける場合はどのくらいの比率に分割するのかも、塗装業者さんによって違います。
優良業者さんに一番多いのは、工事後に全額支払ってもらう方法で、工事をする前にお金を支払って逃げられてしまうのを心配するお客様に対して、配慮をしてくれている支払い方法です。
また、外壁塗装に対する優良業者さんの考えは、「あなたからお金をもらって工事をする」のではなく、「自分たちが工事をして初めてあなたから報酬をいただく」という姿勢の会社が多いです。
そのため、順番をはき違えず、お客様のことを親身に思えば、お金を支払ってもらうタイミングは自然と工事を終えたあとになります。
ただ、塗装業者さんによっては、「総額200万を超える場合は着工前30%完了後70%、200万以下の場合は完了後100%」というように、大規模な工事で金額がかなり大きくなる場合は工事前に少し支払ってもらうところもあります。
工事費用を支払うタイミングで注意したいこと
外壁塗装の工事費用を支払うタイミングで、悪徳業者にだまされてしまう可能性が高いのは、以下の2つです。
- タイミング3回:工事前に1回・工事中に1回・工事後に1回支払い
- タイミング1回:工事前に全額支払い
あなたのお家の大切なお金を悪徳業者に奪われないためにも、一緒に確認していきましょう。
支払うタイミングが3回に分かれる場合
なぜ、工事費用を3回に分けて支払う時に注意が必要かというと、工事前・工事中の時点で支払う金額が80~90%にもなっていた場合、工事が終わる前にそのお金を持って逃げられてしまう可能性があるから。
私たちが一緒にお仕事をさせて頂いている優良加盟店さんの中には、工事費用を3回に分けて支払ってもらうようにしている優良店さんもいますが、例を挙げると以下のような比率になっています。
- 工事前20%、工事中30%、工事後50%
- 契約時10%、着工30%、完工残金(60%)
このように、優良業者さんは工事費用の支払いを3回に分けても、工事後までに支払ってもらうのは半分以下の金額なので、工事費用の大半を持って逃げられるような心配も減らしてくれます。
そのため、工事が終わるまでに費用の半分以上を支払いうようお願いしてくる塗装業者さんには、注意してほしいです。
工事前に全額支払う場合
工事前、または契約時に費用を全額支払ってもらう塗装業者さんは、悪徳業者の可能性がとても高いです。
工事が始まる前にお金だけ持っていかれてしまい、結局お家の塗装工事はしてもらえず…という結果を招くことが考えられるので、工事前に全額支払うような契約内容の塗装業者さんには、工事をお願いしないようにしましょう。
火災保険を使った工事の支払いにも要注意!
お家の屋根や雨樋などを修理するときに使われることがある火災保険は、原因が経年劣化ではなく自然災害かどうかを保険会社が診断します。
自然災害が原因でお家が傷ついていると認定されることで、初めて保険が下りるため、保険会社からあなたに保険金が支払われて、次に工事をするという流れになりますが、保険金を全額持って逃げるような悪徳業者がいます。
もし火災保険が適用されないと診断されて工事をキャンセルしても、高額な解約料を請求されることもあります。
火災保険を利用する悪徳業者の多くは、保険会社による診断の前に、「火災保険で修理できますよ!」というように、絶対に保険料が下りるような言い方をして、工事を誘うことが多いです。
また、お家の屋根や雨樋が破損しやすい、台風・暴風雨・地震のあとを狙って訪問してくることも。
火災保険が適用されるかどうかは、塗装業者ではなく保険会社が判断するということを覚えておいてほしいです。
コン美についてはこちらのページを見てね!
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