塗装業者さんに「UVプロテクトクリヤーを使えば、外壁の模様をそのまま残すことが出来る」と言われませんでしたか?
サイディング(板状の材料を張るタイプの外壁)のデザインや色をそのまま残しつつ、 外壁をしっかり守る塗料が、「UVプロテクトクリヤー」です。
UVプロテクトクリヤーの特徴や費用相場などをまとめたので、 あなたが今回の外壁塗装で選ぶべき塗料なのか、見極められる情報になれれば嬉しいです。
UVプロテクトクリヤーはあなたのお家に合う塗料なのか、ご自宅にとってベストな選択が出来るようになる情報をまとめました。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
- 目次
- UVプロテクトクリヤーってどんな塗料?
- UVプロテクトクリヤーにはどんな種類があるの?
- UVプロテクトクリヤーは我が家の外壁に使える?
- UVプロテクトクリヤーは何回塗る必要がある?
- UVプロテクトクリヤーの効果を最大限発揮させるには?
- 最後に…。
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UVプロテクトクリヤーってどんな塗料?
UVプロテクトクリヤーは、日本ペイント株式会社が販売している外壁を守るための塗料です。
一番の特徴は、透明な「クリア塗料」であることですが、 さらに油性・水性・艶あり・艶消しを選べるので、 元のサイディングのデザインや色をそのまま活かすことができるんです。
UVプロテクトクリヤーであなたのお家の外壁塗装をすることで、 お気に入りの外壁のイメージをほとんど変えずに済むので、 デザイン性の高いサイディングであれば特にオススメです。
単価相場 | 約800~1,200円※UVプロテクトクリヤー1回塗り・1㎡あたりの価格相場 |
---|---|
外壁塗装の価格相場 | 約50~70万円※約30坪のお家の外壁塗装をした場合の価格相場 |
期待できる耐用年数 | 約7~12年 |
UVプロテクトクリヤーはセラミック塗料
「セラミック」とは、石や砂のような無機物のことで、 UVプロテクトクリヤーをはじめとしたセラミック系塗料は、塗料のなかにセラミックの粒子や粉末が含まれているのが特徴です。
コケやカビなども寄せ付けないほか、紫外線を吸収するという特性があり、 お家の外壁が劣化するさまざまな要因から守ってくれます。
一回の塗装にかかる費用は高くなってしまいますが、長い目で見るとコストを抑えることができるので、 お家を長持ちさせたい場合はオススメの塗料です。
艶(つや)の度合いは選べるの?
「外壁を塗り替えたら、希望通りの色を使ったはずなのにイメージが全然違う!」
このような問題を引き起こす原因のひとつが、外壁塗料の「艶(つや)」です。
透明なクリア塗料ならサイディングのデザインはそのまま残せますが、 艶の有り無しでお家のイメージは大きく変わってしまうんです。
しかし、UVプロテクトクリヤーは「つや有り」「3分つや有り」「つや消し」の3種類から艶の度合いを選ぶことができるので、 あなたのイメージ通りの仕上がりにしやすくなります。
UVプロテクトクリヤーにはどんな種類があるの?
外壁塗装の一番の目的は、紫外線や雨、風などによるダメージからあなたの大切な住まいを守ることです。
外壁塗装に使う塗料は、耐用年数はもちろんお家が受けやすいダメージへの耐性など、 さまざまな特徴を持った商品が販売されています。
UVプロテクトクリヤーも「シリコン系」「フッ素系」という2種類の塗料から選ぶことができるので、2つの塗料の違いを私と一緒に確認していきましょう。
2種類のグレード(品質)
「UVプロテクトクリヤー」はシリコン系塗料ですが、 さらにグレードの高いフッ素系塗料の「UVプロテクト4Fクリヤー」という商品も用意されています。
シリコン系やフッ素系という言葉は、外壁塗装の塗料の品質を表すグレードの種類の一つで、 一般的に以下のようなグレードがあります。
塗料グレード | 耐用年数 |
---|---|
アクリル系塗料 | 約2~3年 |
ウレタン系塗料 | 約5~7年 |
シリコン系塗料 (UVプロテクトクリヤー) |
約7~12年 |
フッ素系塗料 (UVプロテクト4Fクリヤー) |
約10~15年 |
無機系塗料 | 約15~20年 |
シリコン系塗料(UVプロテクトクリヤー)
お家の外壁塗装に使われる塗料の中でも一番の人気を誇り、高すぎない価格で約10~15年お家を守ってくれます。
品質に対する価格の安さでシリコン系塗料を選ぶ人が多く、 耐久性と費用のバランスが良いので、オススメする優良業者さんも多いです。
フッ素系塗料(UVプロテクト4Fクリヤー)
シリコン系塗料よりも価格は上がりますが、その分約15~20年の耐久力が期待できる塗料で、 紫外線や雨風をはじめとした「外壁の天敵」と言えるあらゆるダメージに対して強く、仕上がりも美しくなります。
価格も比例して高くなってしまいますが、長持ちするので塗り替え頻度が減り、お家の塗り替えを長い目で見るとシリコン系塗料よりもお得です。
また、艶が強く出るという特徴もあるため、 艶のない塗装がしたいという場合には、つや消しができるUVプロテクトクリヤーがオススメです。
セラミック塗料はグレードではない?
UVプロテクトクリヤー・UVプロテクト4Fクリヤーは、どちらもセラミック塗料です。
セラミック塗料というのは、塗料のグレードではなく「セラミック成分が配合されている塗料」のことなので、 グレードの一種ではないことを覚えておきましょう。
2種類の希釈剤(きしゃくざい)
水彩絵の具で描いた絵を想像していただくとわかりやすいのですが、 外壁塗装に使う塗料も外壁に塗る前に、希釈剤(きしゃくざい)を混ぜて薄める必要があります。
薄めるときに使用する水やシンナーといった溶剤のことを希釈材と言い、 水で溶かして使う塗料を「水性塗料」、シンナーなどの溶剤で溶かして使う塗料を「油性塗料」と呼びます。
UVプロテクトクリヤーには水性と油性の2種類があり、 使う希釈剤によって塗装した外壁の色や艶、強度などの仕上がりにも影響が出てきます。
UVプロテクトクリヤーとUVプロテクト4Fクリヤーの違いと合わせて、水性塗料と油性塗料の違いも知っておきましょう。
水性塗料の特徴
水で溶かすことができる塗料で、油性塗料に比べて価格が安く外壁にも内装にも使えることが特徴で、外壁塗装の塗料は独特の刺激臭があることが多いですが、 水性塗料は匂いが少なく保管も難しくないため使いやすいです。
その反面、油性塗料よりも劣化に弱いというデメリットや、 水で薄めるため水が凍ってしまうような低気温では使えないということも弱点。
UVプロテクトクリヤーも、塗装をする場所や条件に合わせて水性を選ぶことができます。
メリット | デメリット |
---|---|
・コストが低い ・内装にも使用できる ・油性塗料のような刺激臭がない |
・気温が低いと施工できない ・油性塗料と比べてダメージに弱い |
油性塗料の特徴
油絵具のように、シンナーのような溶剤を使わなければ溶かすことができない塗料です。
ツーンとする独特の刺激臭がありますが、外壁の劣化に強く塗料がしっかり外壁と密着するという特徴があります。
価格は水性塗料よりも高くなってしまいますが、 UVプロテクトクリヤーも、塗装する場所や条件に合わせて油性の商品を選ぶことができます。
メリット | デメリット |
---|---|
・耐久性が高い ・気温に関係なく施工できる ・外壁としっかり密着する |
・刺激臭があり内装には使用できない ・水性塗料と比べてコストが高い |
UVプロテクトクリヤーは我が家の外壁に使える?
ここまでUVプロテクトクリヤーの特徴をご紹介してきましたが、 一番気になるのは実際にあなたのお家に使えるのかどうかですよね。
実は、UVプロテクトクリヤーはすべての外壁に使えるわけではなく、 オススメできないタイプの外壁もあるんです。
UVプロテクトクリヤーが使える外壁、使えない外壁を知っておき、 あなたのお家の外壁との相性を確認してみましょう。
UVプロテクトクリヤーが使える外壁
UVプロテクトクリヤーを使える外壁は、汚れや色あせなどの「劣化の少ないサイディング」。
UVプロテクトクリヤーは透明な塗料なので、 あなたのお気に入りの外壁デザインや色をそのまま残すことができますが、 逆に言えば劣化した部分まで残してしまうことになります。
そのため、あなたが「現在の外壁のデザイン・色が気に入っている」という場合には最適な塗料ですが、 外壁の劣化が気になるようであれば、あまりオススメできません。
UVプロテクトクリヤーが使えない外壁
UVプロテクトクリヤーには、施工をオススメできない外壁もあります。
あなたのお家の外壁がサイディングではない場合や、お家のサイディングに色あせやひび割れ、チョーキング(表面に白い粉が吹き出る現象)などの劣化が起きている場合は、UVプロテクトクリヤーを使うことができない可能性が高いです。
劣化の具合いによってはUVプロテクトクリヤーを使って外壁塗装ができる場合もあるので、 あなたのお家の外壁を、実際に優良業者さんに見てもらうようにしましょう。
UVプロテクトクリヤーは何回塗る必要がある?
お家の外壁塗装は一般的に、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗料を重ねて塗っていきますが、 UVプロテクトクリヤーは3回ではなく、下塗り塗料を使わない2回塗りで済む塗料なんです。
下塗り | 中塗り | 上塗り | |
---|---|---|---|
一般的な塗装工事の塗り回数 | 1回 | 1回 | 1回 |
UVプロテクトクリヤー | – | 1回 | 1回 |
UVプロテクトクリヤーだけではなく、 透明なクリア塗料は基本的にほとんどが2回塗りというように、 それぞれの塗料メーカーの施工仕様で決められているんです。
UVプロテクトクリヤーを使って外壁塗装をした場合、 どのような工程で工事が進められるのか、一つずつ見ていきましょう。
作業工程
工程1:足場設置
外壁塗装を行う前に、職人さんが安全に作業をするための足場を組み立てていきます。
事前に近所のお家へあいさつをしてから取り掛かりますが、 あいさつ回りをせずに工事を始めてしまうと、クレームや大きなトラブルに発展してしまうこともあるので、 工事をお願いする塗装業者さんはもちろんあなたからも、近隣のお家にきちんと説明をするようにしましょう。
工程2:高圧洗浄
強い圧力をかけた水で外壁を洗浄し、古い塗料やカビ、コケなどの汚れを落としていきます。
この洗浄が不十分だと、せっかく塗った新しい塗料が古い塗料や汚れと一緒に剥がれてしまうことがあるので、 あなたのお家の美しい仕上がりと長い寿命を実現するためにも、決して手を抜いてはいけない工程なんです。
工程3:下地補修
外壁のひび割れや欠けなどがあった場合、塗料をキレイに塗ることができないため、塗装の前に補修作業を行います。
サイディングやALCなどパネル状の外壁を使っている場合は、 パネル同士の間にコーキング材(弾力のある樹脂)が打ち込まれているので、 コーキング材の交換や補修もしていきます。
コーキング材は、外壁のひび割れを防いだり、隙間を密閉して雨漏りを防ぐといった大切な役割を持っているので、 丁寧に工事をしてもらう必要があるんです。
工程4:UVプロテクトクリヤー(1回目)
いよいよ、UVプロテクトクリヤーの1回目を塗っていきますが、 UVプロテクトクリヤーは下塗り塗料を使わずに塗装をするので、 もちろん1回目の塗装も仕上がりに大きく影響します。
1回の塗装でもキレイな艶が出ますが、耐久性を高めるためにも2回塗る必要があるんです。
工程5:UVプロテクトクリヤー(2回目)
UVプロテクトクリヤーをさらに重ねることで塗料の層を適度に厚くして、耐久性や見た目の美しさを向上させます。
1回目に塗った塗料を完全に乾かしてから2回目の塗料を塗らなければ、 塗装がすぐに剥がれてきたり、お家を守る機能が発揮できなくなってしまうので、 基本的には1回目の塗装の翌日に2回目の塗装を行うことが多いです。
工程6:点検・塗り直し
全体的な仕上がりをあなたと塗装業者さんが一緒になって確認をしていき、 塗装業者さんのミスで塗り漏れなどがあれば無料で対応してもらうことができます。
あなたと塗装業者さんの間で工事をする範囲の理解が食い違っていると、工事後にトラブルが起きてしまうので、 見積もりの時にしっかり工事内容を確認し合うようにしてほしいです。
工程7:足場解体・清掃
最後に足場の解体や、あなたのお家の周りを清掃して、最終確認をすれば工事は終了ですが、 足場の解体時にあなたのお家やお隣さんのお家を傷つけてしまうトラブルもあるので、 最初から最後まで丁寧に作業してくれる塗装業者さんを選ぶようにしましょう。
UVプロテクトクリヤーの効果を最大限発揮させるには?
UVプロテクトクリヤーはとても優秀な外壁塗料ですが、 どんなに優れた塗料を使っても、十分な耐用年数や仕上がりを最大限発揮できるかどうかは、 塗装業者の技術力にかかっていることに変わりはありません。
あなたやあなたの家族が、いつまでも安心して暮らしていける住まいを守るために一番気を使うべきなのは、経験豊富な優良業者さんを選ぶことです。
施工実績が豊富な業者を選ぼう
優良業者であっても、必ずUVプロテクトクリヤーの施工実績が豊富とは限りません。
UVプロテクトクリヤーに関する知識や、塗装経験の豊富な塗装業者さんを選ぶことで、 仕上がりもよく長持ちする塗装工事をしてもらうことができます。
UVプロテクトクリヤー自体は取り扱っていても、施工実績は浅いという塗装業者さんもいるので、 しっかりとした実績のある業者さんを選んでいただくのがオススメです。
価格ではなく工事内容で選ぼう
あなたがお家の外壁塗装を考える時、塗料や工事全体の価格はやはり気になると思いますが、 価格だけではなくあなたのお家に合った工事内容かどうかも大切です。
工事金額が安くても、あなたのお家の外壁の状態に合わなかったり、 あなたの希望に添わない内容のまま工事をしてしまっては、 外壁塗装が成功したとは言えなくなってしまいます。
業者によっては本来なくてはいけない工程を省いてしまう悪い業者もいるので、 工事金額だけに注目するのではなく、あなたのお家に適した外壁塗装を提案してくれる塗装業者さんを選んでほしいです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
UVプロテクトクリヤーについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
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