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雨漏りを防ぐためのメンテナンス費用はいくら?原因を知って備えよう

雨漏りを防ぐためのメンテナンスに掛かる費用を、雨水が侵入する原因と一緒に知ると、お家の工事を考えやすくなります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー

雨漏りが起きた時のことを考えると、お家の傷みが心配になりますよね。

雨が降るたび不安な気持ちになりますし、雨染みができれば天井や壁を汚してしまうことにもなります。

大切なマイホームで安心して暮らすためにも、雨漏りを防ぐためのメンテナンスをして、お家を守ることが大切。

  • 雨漏りしないためのメンテナンスと費用
  • 雨漏りしないためのメンテナンス時期
  • 雨漏りしてしまう原因
  • 雨漏りをきちんと防ぐための業者選び

これらを私からお話しさせていただければと思うので、ご家族との暮らしを守るためにも、一緒に見てもらえると嬉しいです。

雨漏りを防ぐためのメンテナンス費用はいくら?

雨漏りしないお家にするためには、屋根外壁ベランダなどに定期的なメンテナンスが必要となります。

しかし、メンテナンスにどのくらい費用が掛かるのかは、とても大事なところだと思うので、私と一緒に確認してみましょう。

部位雨漏りを事前に防ぐための
メンテナンス方法
費用相場
屋根塗装約40~80万円
葺き替え(ふきかえ)約60~200万円
カバー工事(重ね葺き)約80~120万円
外壁塗装約60~90万円
張り替え約60~300万円
カバー工事(重ね張り)約60~200万円
ベランダウレタン防水約3,000~8,000円/㎡
FRP防水約4,000~8,000円/㎡
トップコート約2,400~4,000円/㎡

このように、屋根のメンテナンス費用を見てみても、3種類の方法があるため、「我が家はどのメンテナンスをすればいいの…?」と思ってしまいますよね。

あなたのお家の傷み具合で、行うべきメンテナンスは変わってくるため、塗装業者さんにお家の状態を調査してもらって、初めてメンテナンス方法が分かってきます。

優良な塗装業者さんにお家を見てもらって、あなたのお家や暮らしに合ったメンテナンスを行なってもらってほしいです。

雨漏りの前と後ではメンテナンス費用に差がつく

もし、お家で雨漏りが起きてしまった場合、部分的な修理で済むこともあれば、大規模な工事になることもあります。

しかし、雨漏りを修理するための大規模な工事は、雨漏りを防ぐためのメンテナンスと同じ内容になる場合も。

例えば、雨漏りを修理するためのメンテナンスに屋根の葺き替え工事がありますが、雨漏りが起きてしまったお家の場合でも、部分的な修理では間に合わず、屋根の葺き替え工事をする必要があるかもしれません。

「工事内容が同じになるなら、雨漏りしてから工事すればいいんじゃない?」

このように考えるかもしれませんが、雨漏りしていないお家と、雨漏りが起きているお家とでは、傷み具合に合わせて工事費用が大きく変わることがあるんです。

屋根の場合

定期的にメンテナンスするお家雨漏りするまで
メンテナンスしないお家
築10年メンテナンス約40~80万円
築20年メンテナンス約40~80万円メンテナンス約60~200万円
(下地まで劣化)
合計金額約80~160万円約60~200万円

約10年ごとの塗装工事で定期的なメンテナンスをしておけば、最低限の費用で、下地を傷めず健康な状態を保つことができます。

しかし、定期的なメンテナンスをしておらずに、雨漏りが起きてしまった場合は、屋根材の奥に敷かれている防水シートが傷んでいたり、さらに奥の野地板(のじいた)と呼ばれる下地が腐っている可能性も。

このように、屋根が下地まで傷んでいると、葺き替え工事が必要になりますが、屋根材やお家の状況によっては200万円近くになり、塗装工事とは大きな差ですよね。

小まめにメンテナンスをするよりも、メンテナンスをしないでお家に深い傷を負わせてしまう方が、工事に掛かる費用は上がりやすいため、定期的な塗装工事が大切になるんです。

雨漏りを防ぐために必要なメンテナンス方法

雨漏りや劣化からお家を守るため…とは言っても、あなたのお家をメンテナンスするのが初めての場合は、どんな工事を行なうのか分からないですよね。

お家の雨漏りを防ぐためには、どんな方法でメンテナンスを行う必要があるのか、私と一緒に確認してもらえると嬉しいです。

屋根のメンテナンス

塗装工事

屋根塗装の費用相場:約40~80万円

お家を建ててから10年近くになる場合は、ペンキで屋根を保護する「塗装工事」が必要な時期。

元々、屋根材には塗料が塗られていますが、年月が経つにつれて塗料の効果は失われていき、ペリペリと剥がれてきてしまいます。

塗装が剥がれてしまうと、屋根材にコケやカビが生えたり、色あせてしまうだけでなく、雨水の浸透や紫外線の影響で、屋根材が割れてしまうことも。

屋根は特に、お家の中で一番、雨や紫外線が強く長く当たる部分なので、屋根を10年ごとに塗り替えておくと、キレイで健康な状態を維持することができて安心です。

また、塗装工事といっても、屋根材のひび割れや浮いている釘まで、コーキング材と呼ばれる樹脂で補修するため、雨漏りをしっかり防いでくれます。

葺き替え(ふきかえ)工事

屋根葺き替え工事の費用相場:約60~200万円

全体的に屋根の傷みが酷い場合は、屋根材を交換する「葺き替え工事」必要で、築20年以上経っている場合は、葺き替え工事でのメンテナンスになる可能性が高くなってくるので要注意。

屋根材の下には防水シートが敷かれており、防水シートの下には、屋根の下地となる野地板(のじいた)が取り付けられています。

防水シートや野地板が傷んでいる場合、どんなに表面の屋根材を塗装で保護しても、雨漏りしてしまうんです。

葺き替え工事は、屋根のメンテナンスで一番お金が掛かりますが、次回のメンテナンスまでの時期を延ばすことができるため、葺き替えが必要な状態であれば、しっかり工事をしておくのがオススメ。

カバー工事(重ね葺き)

屋根カバー工事の費用相場:約80~120万円

屋根のカバー工事は、今敷かれている屋根材の上から、新しい屋根材を被せるように敷いていくメンテナンス。

重みによる建物の負担を減らすためにも、ガルバリウム鋼板と呼ばれる金属製の軽い屋根材が使われ、葺き替え工事よりも安く、早く済ませることができます。

ただし、屋根の下地となる野地板が傷んでいる場合は、補修が難しくなるため、カバー工事を行うことはできません。

そのため、屋根の傷み具合や、適切な工事の時期をしっかり見極めることができる、優良業者さんにメンテナンスをお願いしてほしいです。

外壁のメンテナンス

塗装工事

外壁塗装の費用相場:約60~90万円

モルタル外壁や、サイディング外壁など、種類は様々ありますが、屋根と同じように、外壁にも約10年ごとの定期的な塗装工事が必要です。

外壁は築10年を過ぎると、色あせやカビ・コケが現れたり、ひび割れも起きるようになります。

そのまま塗装せずに放置しておくと、ひび割れが深く大きくなり、塗装が剥がれてしまい、外壁から雨漏りが起きてしまうことも。

雨漏りは屋根からのイメージがあると思いますが、外壁からの雨漏りに備えるためにも、外壁塗装が大切なんです。

外壁塗装では、ペンキを塗る工程の前にひび割れ補修も行うため、見た目がキレイになるだけでなく、雨水の侵入もしっかり防いでくれます。

サイディング外壁は目地のコーキング工事も必須

あなたのお家がサイディング外壁で出来ている場合は、コーキング(シーリング)工事も欠かせないメンテナンス。

サイディング外壁は、サイディングボードというパネル状の外壁材を、お家に張り付けて作られるため、必ずパネル同士の継ぎ目があります。

継ぎ目は目地(めじ)とも呼ばれ、コーキング材(シーリング材)という弾力のある樹脂を注入して、目地を埋めることによって、雨水の侵入を防いだり、サイディングボードがぶつかり合ってひび割れるのを防ぐためにも必須。

サイディング外壁の塗装工事は、必ずコーキング工事もセットになると、覚えておくと安心です。

張り替え工事

外壁張り替え工事の費用相場:約60~300万円

あなたのお家の外壁が、サイディング外壁の場合は、張り替え工事でのメンテナンスになることもあります。

20年以上メンテナンスをしておらず、サイディングボードが大きく傷んでいたり、下地の防水シートが劣化している場合は、塗装ではなくサイデイングボードそのものを交換する必要が出てくるんです。

サイデイングボードが反り返ってゆがんでいたり、破損していると、隙間ができて雨水が奥に入り込んでしまう事に。

さらに、サイデイングボードの奥にある防水シートも劣化している場合は、雨漏りに繋がってしまうため、お家の状態に合わせて、張り替え工事を検討してほしいです。

カバー工事

外壁カバー工事の費用相場:約60~200万円

屋根と同じく、外壁にもカバー工事を行なうことができ、使う外壁材も、金属製のサイディングボードが一般的。

ガルバリウム鋼板と呼ばれる金属サイディングが主流で、軽いためお家に負荷を掛けずにメンテナンスができます。

ただし、今使われている外壁や下地の傷みが酷いまま、新しいサイディングボードを重ねてしまうと、あとから補修することは困難。

そのため、傷み具合によっては、カバー工事ではなく張り替え工事となる場合もあり、優良業者さんによる丁寧な建物調査が必須です。

ベランダのメンテナンス

ウレタン防水工事の単価相場:約3,000~8,000円/㎡
FRP防水工事の単価相場:約4,000~8,000円/㎡

ベランダの床は、屋根塗装や外壁塗装と同じように、お家が築10年以上経っていれば防水工事が必要です。

一般的なお家のベランダに行われる防水工事は、ウレタン防水FRP防水の2種類。

工事の種類内容
ウレタン防水防水専用のウレタン樹脂で防水層を作る工事で、工法は複数ある。
FRP防水ガラス繊維の入ったシートを張り、専用の塗料でコーティングする。

ベランダの床に塗装されている防水層の膜が、傷んでひび割れている場合は、雨水が内部へ侵入して、下の階で雨漏りしてしまうことがあります。

また、ベランダの床には傾斜が付けられているため、雨が降っても排水口へ自然に流れるようになっていますが、劣化状態によってはきちんと雨水が流れずに貯まってしまい、防水層へ浸透して劣化の原因になることも。

お家の外から見える部分ではありませんが、劣化が進めば大規模な雨漏りに発展してしまうため、屋根や外壁と一緒にメンテナンスしておくのがオススメです。

ベランダ防水はトップコートでこまめにメンテナンスを

ベランダ防水トップコートの費用相場:約2,400~4,000円/㎡

ベランダに行われるウレタン防水・FRP防水は、どちらもシートや樹脂塗料によって、防水のための「層」が作られていますが、防水層の傷みが少ない場合は、表面だけのメンテナンスで済ませることができます。

ベランダ防水の一番上に塗られる樹脂はトップコートと呼ばれ、下の防水層を守ってくれていますが、雨や紫外線が直接当たるため、劣化しやすいところ。

お家が築5年、またはベランダ防水を下地から行なってから約5年頃に、トップコートでのメンテナンスをしておくと、雨漏りに強くキレイなベランダを保ちやすいです。

雨漏りを防ぐためのメンテナンスは「10年」が目安

ここまで一緒に見ていただいた、お家の部位ごとのメンテナンスでもお話ししてきましたが、雨漏りを防ぐためのメンテナンスは、大体10年を目安に行うのが安心です。

あなたのお家が築10年を過ぎていれば、そろそろメンテナンスの時期。

しかし、10年はあくまでも目安となるため、あなたのお家の環境や傷み具合によっては、10年が過ぎてもキレイなままだったり、10年経たないうちに傷んできてしまうこともあります。

築10年が過ぎてもお家がキレイ

「ウチは今年で築10年だけど、ひび割れもないしキレイだなあ」というように、見た目ではお家がキレイな状態でも、専門的な視点で見なければ分からないような症状が出ていることもあります。

そのため、あなたから見てまだまだお家がキレイでも、少なくとも点検だけは、10年を節目に行なっておくのがオススメ。

とくに屋根や雨樋は、あなた自身で確認することが難しく、台風や暴風雨にさらされ続けて、気付かないうちに屋根材や雨樋が外れそうになっている恐れもあるんです。

雨漏りを防ぐためのメンテナンスは、傷みが大きくなってからでは遅いので、工事による定期的なお手入れで、健康な状態を保つようにしましょう。

次のメンテナンス時期を早めないためには?

あなたのお家に雨漏りが起きないよう、10年を目安にメンテナンスを行なってほしいですが、今回のメンテナンスに使う塗料によっては、15年、20年と、次回のメンテナンス時期を延ばせる種類もあります。

外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料は、グレードと呼ばれる塗料の品質ごとに分類されており、一番高いグレードとなる無機系塗料は、次の塗り替え時期を15~20年後まで延ばせることが期待できる優れた塗料。

しかし、塗り替え時期はあくまで「期待できる年数」となり、手抜き工事や不適切な工事を行なう業者に工事をお願いすると、15~20年どころか、数週間で塗装が剥がれてくることもあるんです。

そのため、塗料のグレードに見合った効果を発揮させるには、優良業者さんにメンテナンスをお願いすることが大前提。

どんな塗料を塗るかも大事ですが、誰が塗るかという点はもっと大事なところになるので、業者選びはじっくり進めるのがオススメです。

お家のメンテナンスはまとめて行うのがオススメ

屋根や外壁、ベランダなど、メンテナンスの目安はどれも約10年。

そのため、お家のメンテナンスは一度の工事でまとめて行うと、メンテナンスの度に業者選びや見積もりをする手間が省けて、実は費用も削減できるんです。

雨漏りを防ぐために行う、外壁塗装や屋根工事は、すべてお家の周りに足場を立てて行い、ベランダ防水や雨樋修理も、業者さんによっては足場を組んで行います。

しかし、足場に掛かる費用は、約30坪の一般的なお家で約10~20万円掛かってしまうため、それぞれのメンテナンスを別々に行うと、工事の度に足場代が掛かることに。

お家のメンテナンスを同時に行なうと、足場代を1回分で済ませることができるため、まとめてお家をキレイにするのがオススメです。

まとめてメンテナンスした事例

ベランダやバルコニーの防水工事と、屋根や外壁塗装を、実際にまとめて行なったお客様の施工事例も、一緒に見てもらえると嬉しいです。

あなたのお家を初めてメンテナンスする場合は、工事の想像が付きにくいと思うので、実際にメンテナンスした方々の事例を、参考にしてもらえればと思います。

千葉県船橋市U様
築年数築16年
建て方2階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
ベランダ防水
工事費用1,296,000円
お客様のご感想はこちら>>
神奈川県横浜市N様
築年数築30年
建て方2階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
バルコニー防水
工事費用1,327,000円
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大阪府高槻市O様
築年数
建て方2階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
ベランダ防水
工事費用1,379,114円
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千葉県柏市W様
築年数築24年
建て方2階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
バルコニー防水
工事費用1,350,000円
お客様のご感想はこちら>>
東京都新宿区I様
築年数築20年
建て方3階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
バルコニー防水
鉄骨階段塗装
工事費用2,000,000円
お客様のご感想はこちら>>
神奈川県平塚市A様
築年数築11年
建て方2階一戸建て
工事内容外壁塗装
屋根塗装
ベランダ防水
工事費用1,100,000円
お客様のご感想はこちら>>

お家が雨漏りする原因は何?

あなたも、お家の雨漏りを経験したことがあるかもしれませんが、雨漏りが起きると毎日不安な暮らしになってしまうため、できる限り防いでおきたいですよね。

そもそも雨漏りは何が原因で起きてしまうのかを知っておくと、雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法も、わかりやすくなります。

お家で雨漏りが起きてしまう原因を、私と一緒に詳しく見ていきましょう。

雨漏りの根本的な原因

そもそもお家に雨漏りが起きる根本的な原因は、環境によるダメージが大きいですが、場合によっては施工業者さんが関係することもあります。

どんなことが雨漏りの元になっているのか、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。

雨漏りの
根本的な原因
詳細
経年劣化経年劣化とは、長い年月が経つことによって、自然とお家が傷んでいくこと。どんなお家も必ず劣化は進んでいるため、定期的なメンテナンスを行なっていれば、健康状態を維持することができますが、劣化をそのままにしておくと、ゆくゆくは雨漏りが起きてしまうんです。
台風や暴風雨強い雨風に見舞われると、まだメンテナンスの時期を迎えていないお家も、大きなダメージを受けてしまうため、傷み具合によっては雨漏りしてしまうこともあります。とくに、屋根や雨樋などは、台風や強風、豪雨などで破損しやすいため、悪天候のあとは屋根材が飛んでしまっていないか、注意してほしいです。
飛来物強風や突風に煽られて飛んできた物が、屋根や外壁に当たって破損してしまうこともあります。風だけのダメージに比べて、物理的な衝撃を受けるため、大きくひび割れてしまったり、飛来物が屋根の上に乗ったままの場合は、落下する恐れもあるため、気づいたら早めに信頼できる業者さんを呼んでほしいです。
施工不良過去に屋根工事などの経験がある場合は、その時に施工した業者さんの工事が原因で、雨漏りし始めることも。一見キレイにしてもらえたように見えても、適正な方法で工事してもらわなければ、雨漏りが発生してまた工事が必要になってしまいます。悪質な業者の場合は、工事のやり直しをお願いしても逃げられてしまうことがあるため、お家のメンテナンスは業者選びがとても大事です。

雨漏りするようになった原因

何年も蓄積してきた傷みが進んだり、急な嵐に見舞われると、お家に雨漏りが起きる危険性は高まります。

雨漏りの原因を、お家の部位ごとに焦点を当てて見ていきましょう。

屋根から雨漏りする原因

板金の劣化

板金とは、スレート屋根や金属屋根などに取り付けられる金属板のことで、屋根の山・谷部分には必ず使われています。

棟板金や谷板金など部位ごとに名前があり、釘で固定されていますが、強風に煽られると、釘が浮いてきたり、板金そのものが浮いてしまうため、雨水が侵入する隙間を生んでしまうことに。

酷い時には、板金が剥がれて飛ばされてしまうこともあり、屋根の骨組みがむき出しになってしまいます。

屋根から起きる雨漏りの原因は、板金のズレや浮き、剥がれなどがとても多いため、それだけ雨水の侵入を防ぐために大事な部分なんです。

ルーフィングの劣化

ルーフィングとは、屋根材の下に敷かれる防水シートのことで、ルーフィングが劣化すると、破れたり穴が空くこともあります。

屋根材に塗られた塗料が保護膜となり、雨水から屋根を守ってくれていますが、構造上、屋根材の裏側にも雨水は流れるようになっており、お家の中へ雨水が侵入するのを直接的に防いでいるのはルーフィングです。

しかし、屋根の傷みが進むとルーフィングも劣化してしまい、破れて雨漏りに繋がってしまいます。

漆喰(しっくい)の劣化

あなたのお家が瓦屋根の場合は、「瓦は頑丈だからメンテナンスはいらないでしょ」と思うかもしれませんが、10年ごとに点検は行なっておくのがオススメです。

瓦屋根の中には、漆喰とよばれる、石灰が主成分の白い塗り壁で、山部分を固定している種類もあり、瓦そのものに傷みがなかったとしても、漆喰部分は劣化している可能性があります。

漆喰は、雨風にさらされることで、ひび割れたり崩れたりするため、漆喰部分から雨水が侵入して雨漏りすることもあるんです。

瓦屋根でも雨漏りは起きるため、定期的な点検とメンテナンスでお家の健康状態を保つようにしましょう。

外壁から雨漏りする原因

コーキング材の劣化

あなたのお家が、サイディング外壁で出来ている場合は、コーキング部分が傷んでいるかもしれません。

サイディング外壁の目地に入れられているコーキング材(シーリング材)は、ゴムのように弾力があり、目地から雨水が侵入しないよう防いでくれています。

しかし、コーキング材は紫外線によって劣化が進みやすく、弾力が失われて硬くなり、痩せてひび割れや亀裂が出てくると、隙間から雨水が侵入してしまうんです。

外壁材の劣化

外壁の劣化が進むと、表面の塗装だけでなく、外壁材そのものが傷んでいき、深いひび割れが起きたり、サイディング外壁の場合は反り返ってくることも。

外壁のひび割れや反り返りなどは、温度・湿度の変化、地震などが主な原因となるため、何年も暮らしていれば、起きてもおかしくない劣化です。

しかし、そのままメンテナンスをせずにいると、劣化がどんどん悪化してしまい、雨漏りもしやすくなってしまうため、劣化の規模が大きくなる前にメンテナンスをする必要があります。

ベランダから雨漏りする原因

防水層の劣化

ベランダの床にひび割れや剥がれがある場合は、雨水が防水層へ浸透して、雨漏りしてしまう可能性が高いです。

紫外線が当たるため傷みやすく、雨水は排水口に流れるよう傾斜が付いているものの、あなたが立っても傾きを感じないほど平坦に近いため、傾斜が急な屋根に比べて雨水が溜まりやすいところ。

このように、紫外線や雨水によって、段々と表面の塗装が傷ついていくため、見落としやすいですが雨漏りしやすい部分でもあります。

排水口の詰まり

ベランダの排水口が詰まることによって、雨漏りが起きる場合もあります。

雨水が排水口で詰まると、排水口の下に繋がる雨樋から水が漏れることがあり、場合によっては、漏れた水が外壁の一点に当たり続けて、外壁を傷めてしまうことも。

また、ベランダの真下の部屋で雨漏りが起きてしまう場合もあり、排水口の詰まりは日々のお掃除で対策できるため、日頃からキレイにしておくのがオススメです。

笠木(手すり)部分の劣化

ベランダの作りによっては、壁が格子ではなく外壁と同じような作りになっていて、手すりとなる板が被せられているものがありますが、手すりの板は笠木(かさぎ)と呼ばれる部分。

笠木の代わりに、アルミの手すりが取り付けられているベランダもありますが、ベランダの壁と笠木・手すりの間から雨水が侵入することがあり、ベランダの壁の内部に雨水が入って雨漏りしてしまいます。

見落としやすい部分ですが、一般的に外壁塗装の工事範囲には、ベランダの壁や笠木も含まれるため、定期的な外壁塗装でのメンテナンスが大切です。

窓枠(サッシ)から雨漏りする原因

意外と多いのが、窓枠の周りから起きる雨漏り。

窓のサッシと外壁との間には、コーキング材(シーリング材)という樹脂が入れられており、隙間を埋めて雨水が侵入するのを防いでくれています。

しかし、窓のサッシのコーキング材が劣化すると、隙間が出来て雨漏りする可能性が高くなり、横殴りの強い雨の時だけ雨漏りの症状が出る場合も。

放っておくと、サッシと外壁の隙間が広がって雨漏りの量が多くなったり、外壁の内部が傷んでいってしまうこともあります。

窓枠のコーキングは、外壁塗装の工事範囲に入れられているのが一般的なので、外壁の塗り替え工事を適正な時期に行なってほしいです。

雨樋の劣化による雨漏り

雨樋は、何種類もの雨樋が組み合わさって出来ていますが、つなぎ目がズレたり外れると、思わぬ方向へ雨水が流れてしまいます。

また、横向きに設置されている雨樋は傾斜も大切で、地面へ雨水を流す縦向きの雨樋へ、少し傾いている必要がありますが、台風や積雪で雨樋がゆがむと、違う方向へ傾いてしまう事に。

雨樋の先に外壁がある構造の場合は、適正な傾斜になっていないと、外壁に雨水が流れ続けて、外壁から雨漏りが起きてしまうんです。

雨樋はお家そのものではなく、お家にくっついている部材なので、あまり重要視しないかもしれませんが、雨水をキレイに受け流して雨漏りを防いでくれている、大事な部分となります。

雨漏りを防ぐメンテナンスは慎重な業者選びがとても大事

「雨漏りが起きるほど劣化してしまう前に、メンテナンスをしておこう!」

このようなあなたの気持ちは、大切なお家や家族との暮らしを守っていくための、お手本とも言える考え方です。

しかし、メンテナンスをお願いする塗装業者さんを、あまり深く考えずに選ぶと、逆に雨漏りが起きるといったトラブルになることも…。

あなたには、適正なメンテナンスで雨漏りを防いでくれる、優良な塗装業者さんを選んでほしいので、私と一緒に、雨漏りを防ぐための業者選びについて見てもらえると嬉しいです。

お家のメンテナンスは、悪徳業者による被害が絶えません

お家のメンテナンスをする塗装業者などは、手抜き工事をしたり、工事費用をだまし取る悪徳業者が多く潜んでおり、今も被害は後を絶ちません。

塗装工事など、お家のメンテナンスは頻繁に行なうものではないため、悪徳業者の実感があまり湧かないかもしれませんが、頻繁に行わないからこそ、騙されてしまいやすいんです。

また、外壁塗装や屋根工事は、仕上がりをキレイにするだけで、きちんと工事をしたように見えてしまうのも、騙されやすいところ。

傷みに適切な補修をしたり、健康状態を長く保つための工事は、仕上がりをぱっと見ただけでは判断しにくく、見えない部分の施工が大切になることも多くあります。

雨漏りを防ぐはずが、悪徳業者による不適正な工事によって雨漏りを引き起こし、そのまま逃げられてしまう場合もあるため、業者選びは慎重に進めてほしいです。

優良業者さんを選ぶコツ

雨漏りを防ぐためのメンテナンスを行なう、業者選びのコツは次の3つ。

  • 急かさずあなたのペースで進めてくれる
  • わかりやすく丁寧に話してくれる
  • 我が家のメンテナンスをお願いしたいと思える

当たり前の事かもしれませんが、見積書や工事内容など考えることで頭がいっぱいになると、冷静な判断ができなくなっていることもあります。

あなたにぴったりの優良業者さんを選ぶためにも、私と一緒に業者選びのコツをゆっくり確認していきましょう。

【1】急かさずあなたのペースで進めてくれる

悪徳業者はすぐに契約を交わそうと、あなたの不安をあおって工事を急かしてきますが、あなたの気持ちを一番に考える優良業者さんであれば、急かしたりせず、むしろ「他社と比較をしてじっくり考えてみてください」と勧めてくれます。

大きなお買い物となる、大事なお家の工事になるため、すぐに決断できないのは当然ですよね。

また、優良業者さんからしても、地元で評判も良く引っ張りだこなので、急いで契約する必要もありません。

業者選びの段階でも安心して考えさせてくれる塗装業者さんは、契約後も安心して打ち合わせや工事を一緒に進めることができるんです。

【2】わかりやすく丁寧に話してくれる

屋根や外壁の工事は、専門的な内容になるため、見積書を見るだけでも大変です。

優良業者さんは、あなたが郵送だけの受け取りなどを希望しない限り、見積もり提出は必ず直接渡しに来て、一つ一つの項目を丁寧に説明してくれます。

しかし、悪徳業者の場合は、あなたの希望に関わらず、郵送やメールだけで済ませたり、解説を求めても、簡単に済まされてしまうことも。

また、専門用語をわざと使って、よく分からないまま契約させる業者もいますが、優良業者さんは、難しい言葉をできるだけ使わずに、あなたが理解できているかどうか確認しながら話してくれるはずです。

【3】我が家のメンテナンスをお願いしたいと思える

じっくり業者選びをして、いよいよ塗装業者を決めるという時に、次のような気持ちが少しでも残っている場合は、もう少し考え直してみるのがオススメ。

  • 気になることがあるけど、ほかの業者さんよりはマシかな
  • かなり不安だけど、急いでいるからこの業者でいいや!
  • 話があまり噛み合わないけど、相場価格だから大丈夫でしょ

このように、不安や気がかりをあなたの中に残したまま工事をお願いすると、

「やっぱりもう少し別の業者も見ればよかった…。」
「もっと突っ込んで質問しておけば…。」

このように、お家のメンテナンスで後悔してしまう可能性があります。

あなたが気になることは全て質問して、納得できるようであれば、初めて選択肢に入れるようにしましょう。

単純に建物工事をするのではなく、あなたとご家族の暮らしを、雨漏りや劣化から守るための大切なメンテナンス。

この業者さんになら、我が家のメンテナンスをお願いできる、と思える優良業者さんを選んで、不安のない暮らしへ繋げてほしいです。

このページを見てくれたあなたへ。

ここまで私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。

雨漏りを防ぐためのメンテナンスについて確認してきましたが、あなたの抱える悩みや不安が少しでも解決に向かえば嬉しいです。

家族と安心して過ごすために、雨漏りを防ぐメンテナンスがしたくても、適正な費用や内容で工事してもらえるか、不安ですよね…。
私たちは、どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の建物工事に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。

お家のメンテナンスでお悩み中のあなたへ

台風や暴風雨で、突然雨漏りが起きるかもしれないと思うと、事前のメンテナンスでお家を強く保っておきたいですよね。

しかし、雨漏りを防ぐためのお家のメンテナンスが初めてだと、適正な費用で工事してもらえるか心配になってしまうと思います…。

私たち外壁塗装コンシェルジュは、建物工事のことで不安・悩みを抱えている方のご相談・アドバイスから、もしご希望を頂いた場合は地元密着の優良業者さんのご紹介も行っております。

ご相談もご紹介も無料なので、累計1万人以上(2019年11月25日時点)の方々からご連絡を頂いているため、もしお悩み・ご不安が1つでもあれば、お気軽にご相談頂けると嬉しいです。

不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

コンシェルジュ

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