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え、あれは嘘だった?セラミック塗料で騙されない為に特徴・値段を事前確認

セラミック塗料で塗装する場合、騙されやすいポイントがいくつもあるので、特徴・値段・メリット・デメリットなど、大事な情報を確認していきましょう。
外壁塗装コンシェルジュ 塗装工事のアドバイザー

セラミック塗料と聞くと「なんか良さそうな感じ?」と名前の響きから、優れた塗料だとイメージしてしまいますよね。

確かにセラミック系の塗料は、品質が良いものも存在します。

しかし、セラミックだからといって「30年も長持ち」「絶対に剥がれない!」なんて都合の良い塗料はありません。

悪質な塗装業者がセラミック塗料を勧めて、高額な値段で売り付けてくる場合もあるため、騙されないよう、一緒に必要な情報を見ていただけると嬉しいです。

セラミック塗料とは?よくある誤解

え…あれは嘘だった?セラミック塗料で騙されない為に特徴・値段を事前確認

セラミック塗料は大まかにいうと、建築用塗料のベースである樹脂に対して、セラミックの成分・原料が加えられた塗料です。

※ セラミックとは、「セラミックス」とも呼ばれています。

「あれ?セラミック塗料って、全部がセラミックじゃないの?」と名前を見た時に思ったかもしれませんが、それは違うんです。

実は、塗料にわずかでもセラミックを混ぜたらセラミック塗料と呼べてしまいます。

ちょっとびっくりですよね。

そのため、悪質な塗装業者さんの場合は、数%セラミックが入っているだけで「30年も40年も長持ちしますよ」と説明して、塗料を高額で売り付けようとするので注意が必要です。

そもそも、セラミックって何を指しているの?

セラミックとは、主に粘土や陶石などの素材のことをいいます。

陶磁器・耐火製品・ガラスなど、硬くて耐熱・耐食性が必要な製品で使われていることが多いです。

※ 耐熱性とは、熱に耐性があること。耐食性とは、腐食がしにくいこと。

ご飯茶碗やティーカップなども陶器で作られているものが多いので、なんとなく硬いイメージは持ってもらえると思います。

セラミックの特徴は?

セラミックには以下のような特徴があります。

遮熱・断熱性が高い
→熱を伝えにくい特性によって、遮熱や断熱の効果が生まれます。

防食性が高い
→腐食に強いので、劣化による痛みを軽減してくれます。

耐候性が高い
→太陽光(紫外線)や湿度・温度・雨に強いため劣化しづらいです。

耐汚染性が高い
→親水性と呼ばれる水と馴染みやすい性質のおかげで、汚れが一緒に流れ落ちやすく、キレイを保てます。

「遮熱・断熱の効果がある」「劣化に強い」「耐候性がある」「汚れにくい」。

これだけ見ると、塗装工事用としては十分に思えます。

しかし、屋根や外壁塗装が初めての場合は、疑いたくなることもあるでしょう。

塗装工事の失敗は、お金が掛かり、将来的な家計の負担が大きくなるので、失敗はできません。

セラミック塗料について、もう少し詳しい情報に踏み込んでいきたいと思います。

セラミック塗料の種類

セラミック塗料の種類

セラミック塗料には、大きく分けて3つの種類が存在します。

  • 1. 塗膜の強化をした商品(強度)
  • 2. 塗料に機能を加えられた商品(付加機能)
  • 3. デザイン性が高められた商品(意匠性)

セラミックがなぜ配合されているのか、上記3つから理由を探っていくと、セラミック塗料の良さがもっと分かるかもしれません。

悪徳業者は、あなたに知識がないことをよいことに、セラミックを数%入れただけで「これは、セラミック塗料です!最高級塗料です!」と押し売りをしてくる可能性があります。

セラミックがなぜ塗料に混ぜられているのか、悪徳業者に騙されないために理由を知っておきましょう。

塗膜とは、主に塗料を塗った後に乾燥してできた塗装の層のことをいいます。

基本的に0.1mm以下の薄い膜を3層(下塗り・中塗り・上塗り)重ねて強度を高めるのが、塗装工事です。

1. 塗膜の強化をした商品(強度)

塗膜の強化をした商品

セラミックが混ぜられている塗料は、塗膜を強くします。

「塗膜を強くする?」と聞いても、イメージが付きませんよね。

塗料の中にセラミックの成分を入れ、その塗料で外壁を塗装すると、乾燥をする過程で、セラミックの成分が塗装膜の表面に浮かび出てきます。

塗装の表面(塗膜)にセラミックの以下の成分があることで、外壁の保護性能が強くなりやすいのです。

  • 遮熱・断熱性
  • 耐候性
  • 耐久性
  • 汚染性

たくさんの特徴があったとしても、その効力が発揮できなければ意味が無いのですが、セラミック塗料の場合は、その特徴がとても活かされやすいです。

ただし、高級で品質の高いセラミック塗料だからといって、誰が塗っても効果が発揮できるわけでないということに注意しましょう。

例えば、最高級のセラミック塗料を初心者職人さんと、ベテラン職人さんのどちらかに塗ってもらった場合、塗料の効果を存分に発揮できるのは、どちらの職人さんだと思いますか?

回答としては、ベテラン職人さんです。

どんなに良い塗料でも、扱う人の技量が低ければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

塗料メーカーが推奨する施工方法、決められた乾燥方法・時間を守らなければ、効果が発揮できず、結果的にすぐ剥がれて塗り直しにお金がかかるでしょう。

塗膜を強くできる分、それを扱う職人さんの質も求めて頂くと、失敗のリスクが低くなる可能性があります。

2. 塗料に機能を加えられた商品(付加機能)

塗料に機能を加えられた商品

セラミックが混ぜられた塗料は、熱を通しにくい構造になるので、断熱の効果が生まれやすいです。

また、屋根や外壁は、雨や砂埃などで基本的に汚れやすい場所ですが、セラミックの親水性のおかげで、汚れが雨水によって流れ落ちやすくなります。

断熱効果で快適に過ごせて、さらに壁面のキレイさを保ってくれる、こんな嬉しい特徴が加えられた塗料なら、ぜひ使ってみたいですよね。

また、セラミックは硬度が高い素材なので、セラミック系塗料を塗った屋根や外壁の表面強度を高める効果も期待できます。

セラミックが混ざるだけで、お家を守るために必要な嬉しい機能が増えるため、セラミック配合の塗料は強い人気があるのです。

3. デザイン性が高められた商品(意匠性)

デザイン性が高められた商品

セラミックが混ぜられた塗料を使うと、塗料が乾燥したあとに、セラミックが見え隠れすることで、オシャレさを出すことができます。

小さい粒々によって石材調になるようなイメージです。

このような工夫によって見た目を良くすることを、意匠性とも言います。

意匠性とは、天然石調・砂岩調・多色石調など外壁の意匠(見た目)のことです。

また、骨材としてセラミックを使用したり、カラーセラミックスを仕上げ材として利用することもあります。

※ 骨材とは、混ぜ合わせる際の材料。

カラーセラミックスとは、色・艶・手触りを感じられるセラミックが配合された仕上げ塗料です。

カラーセラミックスは色合いに加え、奥行き、立体感のある外壁に仕上げることができるため、神社などでも採用されています。

オシャレな外壁にしたい、高級感のあるイメージを出したいといった場合には、セラミック塗料がオススメです。

セラミック塗料のグレード

セラミック塗料のグレード

塗装工事用の塗料には、グレードと呼ばれる品質を表すものがあります。

大きく分けると、基本的にアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4つです。

この他にラジカル・無機などもあります。

「あれ?セラミックが入ってない?」と思ったかもしれませんが、そもそもセラミックはグレードではなく、あくまで配合する成分・原料のことです。

そのため、上記4つのうち、どの樹脂塗料に配合されたセラミック塗料かによって、品質が変わってくるんです。

品質組み合わせ
低いアクリル樹脂 +セラミック
普通ウレタン樹脂 +セラミック
高いシリコン樹脂 +セラミック
非常に高いフッ素樹脂 + セラミック

この中であれば、品質の高いフッ素に、セラミックが加えられた形だと、非常に性能の良い塗料となります。

悪質な塗装業者は、アクリル樹脂といった低品質な塗料に対してセラミックを加えたものを「最高級塗料!」と言って売り付けてくる場合があるのです。

ベースがどの塗料かによって品質が変わる為、グレードを確認しないまま契約はしないようにしてください。

セラミック塗料は、ベースの塗料の種類によって品質が変わることを見て頂きましたが、各グレードの塗料が、どのくらいの品質なのかも気になることでしょう。

セラミック以外の塗料の知識も持って頂くことで、塗装業者さんのいいなりにならず、あなた自身で選ぶことができるようになります。

塗料のグレードも確認してみましょう。

各塗料の耐久性(耐用年数)

セラミック塗料を使った場合、どのくらいの年数もつのか、すごく気になりますよね。

配合されるセラミックの成分や量によっても性能が変わってくるため、明確に「10年保てます!」「15年は耐えられますよ!」とは言えないのですが、目安として以下の表を活用頂ければと思います。

塗料の種類耐久性(耐用年数)塗り替え目安
アクリル系塗料4~7年3~7年後
ウレタン系塗料6~10年5~10年後
シリコン系塗料8~15年7~15年後
ラジカル系塗料12~16年11~16年後
フッ素系塗料15~20年14~20年後
無機系塗料15~20年14~20年後

この表を覚えて頂くだけでも、かなり外壁塗装をスムーズに進められるようになるのでオススメです。

セラミック塗料の値段

セラミック塗料の値段

セラミック塗料の値段はいくらなのか。

すごく気になるところですが、セラミックの配合量によっても大きく変わってしまうため、明確な値段をお伝えすることが難しいんです。

そのため、各塗料メーカーさんから発売されている、セラミック系塗料の商品を参考にして、値段を見ていきたいと思います。

メーカー塗料名ベース塗料価格目安(塗り回数で変わる)
日本ペイントファイン4Fセラミックフッ素2830円(2工程)~
エスケー化研SKセラミファイントップシリコン1,550円(クリヤー工法)~
セラミクリーンシリコン2,150円(スチップル仕上げ)~
水性セラミシリコンシリコン1,900円(複層塗材の上塗りに用いる場合)~

今回は、塗料メーカーさんの中でも大手2社の情報を記載しました。

自宅の場合は一体いくらになるの?と疑問に思われる頃かもしれませんね。

上記の値段は、1平米(1m×1mの面積)でかかる金額目安なので、お家の塗装面積が分かれば、この金額を掛け合わせて値段のイメージが作れます。

もう少し外壁塗装を検討していきたいとあなたが考えている場合は、外装塗装の相場ページを見ていただくのもオススメです。

約30坪のお家であれば100万円前後が塗装工事の金額となります。

セラミック塗料を使ったとしても、150万円以下が目安だと考えておくとよいでしょう。

セラミック塗料のメリット

セラミック塗料のメリット

セラミック塗料の情報を色々見ていただきましたが、どのポイントに注目すればいいか情報が多くて分かりづらいかもしれませんね。

もう少し分かりやすいよう、メリットについてまとめてみました。

  • 長持ちする特性がある
  • オシャレな外壁にできる

簡単にまとめると、セラミック塗料を使う最大のメリットはこの2つだと思います。

セラミックの成分を配合することで、耐候性・耐食性・耐汚染性などが強化されるでしょう。

さらに、セラミック特有の質感や成分によって、通常の塗装とは異なるデザイン性を出すことで、オシャレな外壁にすることもできます。

セラミック塗料にするかお悩みの場合は、この2つのメリットをぜひ思い出してほしいです。

セラミック塗料のメリットを活かした塗装

外壁を重厚で豪華な雰囲気を出したいときに「セラミック」入りの石材調塗料を使用します。

表面をゴツゴツさせて石材のように見せるために、吹き付け工法など手間をかけた施工が重要です。

石材仕上げは意匠性が高いのですが、そのぶん耐久性が低くなります。

それをカバーするためには、基本的に石材調塗料の上から透明の塗料(クリヤー仕上げ)を塗らなければなりません。

丁寧な工程は、基本的に外壁の耐久性を高めます。

セラミック塗料のデメリット

セラミック塗料のデメリット

セラミック塗料にはデメリットもあります。

デメリットを把握せずセラミック塗料を選んでしまい、塗ったあとに後悔しないよう、選ぶ前に覚えてもらいたいです。

  • セラミックを混ぜた元の塗料のグレードで品質が変わってくる
  • セラミックがほんの数%混ぜられているだけで「セラミック塗料」と名乗れる
  • 悪徳業者の手口で使われることが多い塗料でもある

セラミックと聞くと、響きもいいので、高級な塗料にも感じてしまいますが、それぞれの塗料にもよります。

セラミックの成分・原料が少なければ効果も低いでしょう。

混ぜた元の塗料のグレードが低ければ、そのセラミック塗料の品質も低くなりやすいです。

特に、悪徳業者が「セラミック」を使った手口で、無駄に高い金額で提案してくる場合もあるので、このデメリットを必ず覚えておきましょう。

セラミック塗料の裏事情

間違った認識で多いのがセラミック塗料を“グレード”の一つと考えているケースでしょう。

セラミックはグレードではなく原料の1つです。

樹脂塗料にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素等がありますが、それらのベース塗料にセラミックを配合したものが「セラミック塗料」になります。

「セラミック○○塗料」と書いてあってもセラミックが含まれているというだけのことです。

また「セラミック」という名前のイメージが良いから使われていることもあります。

大切なのは、どのベース塗料にセラミックが配合されているかどうかです。

悪徳な訪問販売が提案することが多い塗料でもある

熱意や信念をもって訪問販売をしている優良業者さんもいますが、悪徳な訪問販売業者もいることは事実です。

いきなり来た業者さんとは絶対に契約してはいけません。

「自社オリジナルのセラミック塗料」「耐久年数は30年」「今ならキャンペーンで値引きます!」

こういった発言があれば、疑うようにしましょう。

あなたのお家と家計を守れるのは、あなた自身です。

訪問販売とセラミック塗料がセットになっている場合は、十分に気を付けましょう。

セラミック塗料の商品例

セラミック塗料の商品例

セラミック塗料は何を使えばいいのか迷っている方のために、代表的な商品をご紹介いたします。

セラミック塗料を利用したい場合は参考にしてみてください。

ガイナ

株式会社日進産業が販売する、代表的なセラミック塗料です。

宇宙ロケットの塗装技術を応用しているため、高い断熱性と遮熱性を兼ね備えています。

セラミック塗料としてだけではなく、断熱・遮熱をしたい方にも最適の塗料と言えるでしょう。

この塗料を使うメリットは、断熱性が他塗料よりも格段に高いと言われていることです。

また、断熱・遮熱性能だけではなく防音にも優れている珍しい塗料になります。

デメリットとしては、価格が高いことが挙げられます。

一般的な塗料に比べると1〜3割程度は高額となるでしょう。

加えて、選べる色が少ない点もデメリットです。

遮熱効果を十分に発揮するために白系に近い色が求められます。

ファイン4Fセラミック

日本ペイント株式会社が販売する、フッ素系セラミック塗料です。

日本ペイントのフッ素塗料として人気の商品で、耐用年数が長く実績も豊富な商品になります。

フッ素塗料かつセラミック製品を利用したい場合には適していると言えるでしょう。

また、世界で初めて4フッ化フッ素構造にすることに成功した塗料でもあります。

それまでのフッ素塗料よりも格段に耐候性が向上したことで話題になりました。

使うメリットとしては、一般的なシリコン塗料よりも耐用年数が長いことです。

塗り替えの手間が省けるでしょう。

デメリットは、塗料の性質上、艶なしができないことです。

水性セラミシリコン

エスケー化研株式会社が販売する、シリコン系セラミック塗料です。

水性セラミシリコンはセラミック含有でありながら水性塗料でもあるため、悪臭が少ない特徴があります。

シリコン塗料のためフッ素塗料よりは耐用年数が短いですが、水性塗料のセラミック仕様を使いたい方には適しているでしょう。

メリットはコストパフォーマンスに優れている点です。

シリコン塗料のため耐用年数と費用のバランスに優れています。

デメリットはセラミック塗料としては耐用年数が比較的短い点です。

セラミック塗料と聞くと高耐久を期待する方が多いですが、水性セラミシリコンはシリコン塗料のため10〜15年程度の耐用年数しかありません。

このページを見てくれたあなたへ。

ここまで私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。

セラミック塗料について確認してきましたが、この情報で塗料選びの悩みが少しでも解決に向かうと嬉しいです。

今のお家でこれからも安心して過ごすために、外壁塗装でのメンテナンスは欠かせませんが、あなたのお家に合った塗料で丁寧に工事をしてほしいですよね…。

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