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初めての外壁塗装でも、悪い見積書と良い見積書の見分けがつくようになるので、悪徳業者を選ぶことが無くなります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
外壁塗装は料金が高い分、金額の根拠があって細かく書かれているべきもの。
しかし、初めて外壁塗装をする方はその事を知らずに、悪い見積書を出す業者と契約してしまう事が多いんです…。
どんな見積書が「良く」て「悪い」のか、悪徳業者に騙されることを防ぐため、大事な情報を私と一緒に見て頂けると嬉しいです。
- あなたの不安を解決する情報!
- 外壁塗装の見積もりを出すまでの手順
- 外壁塗装の見積もりを依頼する際のチェックポイント
- 外壁塗装の見積もり価格が変動する要素
- 外壁塗装で見積もりの費用を抑えるポイント
- 外壁塗装の料金は安くない!だからこそ見積書も細かいのが当たり前
- 外壁塗装の料金と同じくらい高い買い物の見積もりはどうなっているの?
- 外壁塗装は根拠を示す見積書を出してくれる業者が少ない?
- 最後に……。
塗装の見積診断、または、信頼ある業者さん選びに不安を感じている場合は、0120-929-609(相談受付24時間)に電話をかけて頂き、電話口で「外壁塗装の相談がしたい」とお伝え頂ければ嬉しいです。※ 事前に情報を伝えた上でご相談されたい場合はフォームをご利用ください。
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外壁塗装の見積もりを出すまでの手順
外壁塗装の見積もりを出したくてもどういった流れで進めていけばいいのかわかりにくいことでしょう。
以下では、外壁塗装の見積もりを出す流れをご紹介します。
依頼する業者の候補を探す
まずは外壁塗装をしてくれる業者の候補を探しましょう。
探し方は、チラシかインターネットが主流です。
新聞の折込や、ポストに入っていたチラシからめぼしい業者に連絡をとってみましょう。
他には、インターネットで「〇〇市 外壁塗装」といったように地域名+外壁塗装で検索すれば近隣の業者が検索結果に出てきます。
業者に連絡して現地調査をしてもらう
依頼する業者の候補を見つけたら、3社程度に連絡をして現地調査をしてもらいましょう。
なかには現地調査なしで見積もりを出す業者もいるかもしれませんが、依頼後に追加費用を取られるリスクが高まるため、必ず訪問調査をしてもらいましょう。
相談しながら見積もりを出してもらう
現地調査の際に、塗装する箇所や使う塗料、疑問点などはすべて業者に確認してください。
相談した末に見積もり額が変わることは多いです。
最終的に出た見積もりを何社か比較して依頼先を決めましょう。
外壁塗装の見積もりを依頼する際のチェックポイント
外壁塗装の見積もりを業者に出してもらう際に、チェックしておきたいポイントが2つあります。
確認しないで工事を依頼すると後悔しやすくなるため必ずチェックしましょう。
現地調査を数分で済ませていないか
家全体を塗装する場合の現地調査は数分では終わりません。
破損箇所や、細部の劣化状況まで確認する必要があるためです。
短時間で現地調査を切り上げてしまう業者がいたら、大雑把な見積もりしか出していないおそれがあります。
大雑把な見積もりの場合、実際の工事額とはズレやすいため、工事中に追加費用を請求される可能性が高くなります。
外壁塗装の専門会社か
塗装を請け負う会社には、工務店や総合リフォーム会社、ハウスメーカーなどがあります。
上記のいずれの会社も、外壁塗装専門の業者に比べると費用が高くなる傾向があります。
なぜなら、自社では外壁塗装を行っていないことが多く、その場合は下請け会社に工事を外注するからです。
下請け会社に外注する際に中間マージンを3〜5割程度とるため、その分がお客様の工事費に上乗せされて費用が高くなるのです。
外壁塗装を自社で行う専門会社であれば中間マージンがかかる心配はありません。
ホームページで外壁塗装専門と名乗っていたり、工事事例が塗装ばかりだったりするようなら専門会社の可能性が高いでしょう。
外壁塗装の見積もり価格が変動する要素
塗装会社の見積もり価格が変動する要素を覚えておくことで、工事費用を相場より安くできる可能性があります。
以下では、相場を安くする要素をご紹介いたします。
塗料のグレード
使う塗料のグレードには、低いほうからウレタン、シリコン、フッ素などがあります。
価格が高いグレードの塗料を使うほど耐用年数は長くなります。
工事費用を抑えたいのか、耐用年数を延ばしたいのかで利用する塗料は異なります。
適した塗料を使うことで、目的に適したコストパフォーマンスが高い工事ができるようになるでしょう。
繁忙期と閑散期
外壁塗装の依頼はどの時期に依頼しても基本的に金額は変わりません。
ただし、値引きのしやすさが異なります。
繁忙期であれば業者には依頼が殺到するため、値引きに応じることは少ないでしょう。
一方で、閑散期であれば値引きに応じる可能性は高まります。
ただし、最初から利益の下限ギリギリで良心的な提案をしている業者だと値引きはできません。
外壁塗装の繁忙期は春と秋が一般的です。繁忙期は地域によって異なります。台風が多い地域だと秋でも繁忙期と言えないおそれがあるでしょう。
閑散期はほとんどの地域で冬です。雪が降る地域で真冬に外壁塗装をするのは施工不良となるためNGですが、積雪がない場所で気温が10度を超えるようなら冬の工事も検討してみましょう。
外壁塗装で見積もりの費用を抑えるポイント
外壁塗装の見積もり費用を抑えるポイントには以下の2つがあります。
- 安い塗料で閑散期に依頼すること
- 長期的なコストパフォーマンスに優れた塗料を使うこと
安い塗料で閑散期に依頼する場合は、外壁塗装の工事費用が抑制できます。ただし、安い塗料だと耐用年数が短いため、長期的にはコストパフォーマンスが悪化するおそれがあります。
一方で、長期的なコストパフォーマンスに優れた塗料を使う方法は、グレードが高い塗料を使うため工事費用が高額になります。
しかし、長期的にはメンテナンスコストが低下するため、20年や30年単位で考えた場合は安い塗料を使うよりも費用を抑制しやすいでしょう。
なお、いずれの方法も高い工事品質を持つ優良業者に依頼した場合を前提としています。
施工技術が低い業者に依頼すると外壁塗装の費用は増大するためご注意ください。
外壁塗装の料金は安くない!だからこそ見積書も細かいのが当たり前
外壁塗装は約30坪のお家の場合、60〜120万円(屋根・外壁含む)くらいの料金が相場と言われています。
60〜120万円ものお金があれば、新車も買えるし、家族みんなで贅沢な旅行にも行ける金額ですよね。
どんな高い買い物であっても、そこには細かい見積書や、高い買い物にふさわしい書類が必ず用意されています。
外壁塗装も高い買い物なので、同じことが言えるのですが、塗装工事が初めての方はそうとは知らずに、悪い見積書を出す塗装業者を選んでしまう事が多いです。
「悪い見積書」と「良い見積書」とはどのようなものなのか、初めて外壁塗装をするあなたには知って頂きたい内容になるので、私と一緒に見ていきましょう。
まずは、外壁塗装の料金と同じくらい高い買い物の見積書についてです。
外壁塗装の料金と同じくらい高い買い物の見積もりはどうなっているの?
外壁塗装の料金と同じくらいの買い物だと、以下のようなものがあります。
- 新車
- バイク
- 家族全員での海外旅行
この中で私自身が経験したものだと、初めての家族全員での海外旅行ですが、1人10万円前後はかかっていたので、家族全員合わせると、60万円前後にはなっていたのではじゃないでしょうか……。
旅行代理店で手続きをしましたが、色々な料金プランを作ってもらったり、丁寧に説明をもらえたりしたので、かかった料金分のサービスはきちんと受けられたと感じています。
車を購入したことがある方は、購入時の見積書を改めて見て頂くと、とても細かい内訳が書かれていませんでしたか?
それは、高い金額の商品だからこそ、しっかりとお客様側に金額に対する説明をする必要があるためです。
しかし、外壁塗装においては悪い見積書、つまり金額の高さの根拠が分からないような見積書を出してくる塗装業者がたくさんいます。
悪い見積書とはどんなものなのか、その見積もりを選んでしまった場合はどうなるのか、反対に良い見積書とはどういうものなのかを、次で見てみましょう。
外壁塗装は根拠を示す見積書を出してくれる業者が少ない?
外壁塗装の料金は安くはないため、それなりにしっかりした見積書を作るべきなのですが、そういった基本的な事もできない悪い見積書を出す塗装業者もいます。
塗装工事は資格も不要で、比較的簡単に開業できてしまうため、悪質な業者も多く、このような事が発生しています。
どんな見積書が「悪く」て「良い」のか、まだ見分け方を知らない場合、私と一緒に悪い・良い見積書の見分け方を、見て頂けると嬉しいです。
悪い外壁塗装の見積書
一式でまとめられた見積書
内容 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
外壁塗装 | 1 | 式 | 850,000円 | |
屋根塗装 | 1 | 式 | 400,000円 | |
合計 | 1,250,000円 |
見積もりチェック!見た目からして曖昧な見積書だと分かります。こういった曖昧な見積書を平気でお客様へ提出する業者もいる事を覚えて起きましょう。
この見積書の悪い点は、数量・単位を「一式」としているところです。
塗装工事では、必ず塗装をする範囲である面積、使う塗料の種類、各工事でかかる金額(単価)、何回塗りかを示す表記が必要となりますが、そういった基本すらも入っていない悪い見積書です。
このような見積書を出す業者とは絶対に契約してはいけません。
値引きが10万円以上の見積書
内容 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
外壁塗装 | 1 | 式 | 1,900,000円 | |
値引き:キャンペーン | -900,000円 | |||
合計 | 1,000,000円 |
見積もりチェック!塗装工事の見積もりをしてもらうと、ある程度の値引きやサービスとして無料の塗装をつけてくれます。
しかし、10万円以上の値引きがあった場合は気をつけてください。
そもそも、何十万円も値引きをするのであったら、最初からその分を引いた料金で提案してくれればいいのに、わざわざ金額の大幅なダウンを見せて契約へ持ち込もうとしてきます。
料金が安くなるのは嬉しいかもしれませんが、見せかけの値引きを悪徳業者は行うので、10万円以上の減額をする業者とは契約しない方が良いでしょう。
必要な項目が抜けている見積書
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
---|---|---|---|
足場 | 152.3㎡ | 600円 | 91,380円 |
高圧洗浄 | 152.3㎡ | 150円 | 22,845円 |
養生 | 152.3㎡ | 300円 | 45,690円 |
飛散防止ネット | 152.3㎡ | 100円 | 15,230円 |
外壁塗装(サイディング) | 152.3㎡ | 3,000円 | 456,900円 |
合計 | 632,045円 |
見積もりチェック!一見良さそうな見積書ですが、サイディングの塗装なのに、コーキング(シーリング)が抜けています。サイディング同士の間に目地と呼ばれる隙間がありますが、そこにコーキングというゴム剤が入っています。
経年劣化でゴム剤にもヒビ割れが起きているはずなので、コーキングの打ち替え・打ち増しといった項目が基本的に必要になってきます。
また、塗装工事を「外壁塗装」でまとめてしまっている点も問題です。塗装工事は3回塗りが基本ですが、この書き方だと何回塗りをするのか、また何の塗料が使われるのかも分からないため、悪い見積書となります。
良い外壁塗装の見積書
内容 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
【基礎工事】 | ||||
足場(ビケ) | 155 | ㎡ | 600円 | 93,000円 |
高圧洗浄 | 124.3 | ㎡ | 150円 | 18,645円 |
養生 | 124.3 | ㎡ | 300円 | 37,290円 |
飛散防止ネット | 124.3 | ㎡ | 200円 | 24,860円 |
下地補修・ケレン | 7 | 箇所 | 40,000円 | |
【外壁塗装工事:3回塗り】 | ||||
下塗り 水性シリコンエポサーフ | 124.3 | ㎡ | 700円 | 87,010円 |
中塗り パーフェクトトップ | 124.3 | ㎡ | 850円 | 105,655円 |
上塗り パーフェクトトップ | 124.3 | ㎡ | 850円 | 105,655円 |
【シーリング工事】 | ||||
シーリング セルシールPuN:打ち変え | 50 | m | 550円 | 27,500円 |
シーリング セルシールPuN:打ち増し | 74 | m | 450円 | 33,300円 |
【付帯塗装】 | ||||
軒天 ケンエース (2回塗り) | 40 | m | 1400円 | 56,000円 |
破風 クリーンマイルドシリコン (2回塗り) | 45 | m | 900円 | 40,500円 |
雨樋 クリーンマイルドシリコン (2回塗り) | 56 | m | 850円 | 47,600円 |
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費 | 30,000円 | |||
小計 | 747,015円 | |||
消費税 | 74,702円 | |||
お値引き | -67,165円 | |||
合計 | 815,000円 |
この見積書のどこが良いのか詳しく一緒に見ていきたいと思います。
外壁塗装の見積書で見ておくポイント
外壁塗装の見積書で見ておくポイントとしては、以下の3つになります。
- 工事内容ごとに分けてくれているか
- 数量、単位、単価が必ず書いてあるか
- 何の塗料を使うか、何回塗りか書いてあるか
当サービスで一番の人気を誇る優良業者さんの見積もりが、このような形式で作られており、お客様からも分かりやすいと好評を頂いています。
例えば、項目ごとに分かれていなくて、全て繋がった状態の見積もりだったり、一式などでまとめられていたり、何の塗料を何回塗装するのか書かれていないなど親切ではありません。
見積書の内容が実際の工事の内容にもなるため、見積書が曖昧だということは、工事も曖昧になり手抜きが発生するということです。
そのため、良い見積書の形式を覚えておき、優良業者を必ず選べるようにしておきましょう。
最後に……。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
外壁塗装の見積もりについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
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