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屋根・外壁塗装でリフォーム瑕疵保険を利用するメリットは?費用や仕組みまで徹底解説

リフォーム瑕疵保険について知っておくと、屋根・外壁塗装で万が一の事があった時の備えができます。
外壁塗装コンシェルジュ アドバイザー

外壁塗装や屋根塗装で、お家をキレイにメンテナンスしたいと思っても、不適切な工事をされてしまわないか、心配になりますよね。

せっかく工事が終わって安心しても、工事後に傷や雨漏りが見つかれば、

「ちゃんと工事をしてもらえてなかったの!?」
「補修は無料で行なってもらえるかな…。」

このように、不安でいっぱいになると思います。

また、工事の欠陥が見つかっても、施工した塗装業者さんが倒産してしまっていたら、もう一度お金を掛けて補修…なんてことは避けたいですよね。

外壁や屋根の塗装工事では、

  • 工事後に欠陥が発覚
  • 塗装業者さんが倒産

これらのトラブルからあなたを守るための、「リフォーム瑕疵保険」という保険があるので、工事後まで安心して過ごせるメンテナンスをするためにも、私と一緒にリフォーム瑕疵保険について見てもらえると嬉しいです。

リフォーム瑕疵保険ってどんな保険?

屋根・外壁塗装でリフォーム瑕疵保険を利用するメリットは?費用や仕組みまで徹底解説

リフォーム瑕疵保険とは、お家のリフォーム工事傷や欠陥が発覚した場合、それを保証してくれる保険です。

「保険」と聞くと、生命保険や自動車保険などが身近かもしれませんが、お家のリフォームにも保険があります。

保険の種類保険の内容
生命保険身体や命のための保険
自動車保険自動車トラブルのための保険
リフォーム瑕疵保険リフォーム工事に欠陥があった時の保険

リフォーム瑕疵保険は、外壁塗装や屋根塗装の場合も適用されるため、お家のメンテナンスを考える時、安心できる要素の一つになるんです。

リフォーム瑕疵保険は安心できる要素がたくさん!

今まではなかったのに、工事が終わったら雨漏りするようになった…。
工事からまだ1年も経っていないのに、外壁の塗装がひび割れている…。

このようなトラブルの原因が、塗装業者さんによる工事欠陥の場合、リフォーム瑕疵保険では保険金で補修してもらえますが、保証内容はそれだけではありません。

  • 発覚した工事の欠陥を補修してもらえる
  • 検査員が施工をチェックしてくれる
  • 塗装業者が倒産しても補修費用が受け取れる

ただ工事の不備を直してもらえるだけでなく、今回あなたが行なう屋根・外壁塗装工事の際に、検査員が第三者として施工品質を確認してくれるので安心。

また、もしも塗装業者さんが倒産してしまっても、欠陥を直すための費用に対応した保険金を、あなたが直接受け取ることが出来るんです。

瑕疵(かし)ってなに?

瑕疵とは、工事の不備欠陥のことを言います。

塗装業者さんが間違った工事をしてしまったり、本来必要な作業が出来ていなかったりすると、それは「塗装業者さんの工事に瑕疵があった」ということになるんです。

そのため、リフォーム瑕疵保険とは、

「屋根・外壁塗装などのリフォーム工事で、塗装業者さんによる欠陥があった場合、保険金で直しますよ」

このような内容の保険になるので、工事が終わった後も、万が一の事態に備えることができます。

塗装業者さんの自社保証じゃだめなの?

塗装業者さんは、自社で保証を設けているところが多いので、その保証に安心できるのであれば大丈夫ですが、塗装業者さん自身で用意した保証となるため、

「我が家に不利な内容じゃないかな…。」

このように不安に思う事もあるかもしれません。

しかし、リフォーム瑕疵保険は、もしもの時に補償してくれるだけでなく、施工中の段階から第三者による検査が入るため、適正な工事が前提となっているんです。

また、万が一塗装業者さんが倒産しても、保険期間内であれば欠陥の補修費用を受け取ることが出来る点は、自社保証と比べて大きな魅力ですよね。

ただ、優良業者さんであれば自社保証にも安心できるはずなので、リフォーム瑕疵保険にとらわれすぎず、優良な塗装業者さんを選ぶのがオススメです。

「リフォーム瑕疵保険」と「住宅瑕疵保険」は別物

あなたがお家の屋根・外壁塗装を考える時に、瑕疵保険についても一緒に調べている場合は、「住宅瑕疵保険」という保険も目にすると思います。

「住宅の塗装工事なんだから、これだよね…?」

このように思うかもしれませんが、住宅瑕疵保険は、お家を新しく建てる時の保険となるため、現在あなたがお住まいのお家を塗装工事する場合は、リフォーム瑕疵保険が正解です。

リフォーム瑕疵保険の対象になる建物は?

一般的に、リフォーム瑕疵保険の対象となる建物・箇所は、下記の3つ。

  • 一戸建て
  • アパート(3階以下)
  • アパート以外の共同住宅の専有部分(マンションの自室内など)

そのため、あなたのマイホームに対して、塗装工事でメンテナンスしたり、屋根材や外壁材を張り替えるなどの工事をする場合、リフォーム瑕疵保険の対象となります。

屋根・外壁塗装は、どんな工事が対象になりやすい?

リフォーム瑕疵保険は、お家のリフォーム工事に欠陥があった時に活躍する保険ですが、屋根・外壁塗装も、対象の工事に入ります。

お家のどこに欠陥が起きると、リフォーム瑕疵保険の瑕疵として認められるのか、私と一緒に確認していきましょう。

保険期間が5年間の工事

合板・野地板合板(ごうはん)とは、外壁の下地・骨組みとなる板のことで、野地板(のじいた)とは、屋根の下地・骨組みとなる板のこと。工事から5年以内に、割れやゆがみなどの欠陥が見つかれば、リフォーム瑕疵保険の対象となります。
防水シート外壁にも屋根にも、内部に防水シートが取り付けられており、合板や野地板の上に敷かれています。外壁材や屋根材を通り越して、防水シートまで破損してしまった場合も、リフォーム瑕疵保険の対象になり、合板・野地板と同じく保険期間は5年です。

保険期間が1年間の工事

塗装工事塗装工事をした部分に、チョーキング(触ると手に粉が付く現象)や剥がれ、ひび割れが発生した場合、リフォーム瑕疵保険の対象となります。例えば、屋根・外壁・付帯部(雨樋など)を塗装して、塗装した部分がひび割れた場合、塗装業者による欠陥と見なされやすいです。
屋根工事屋根材に大きなズレや浮き、破損、ゆがみなどがある場合、また一見キレイでも、雨水がキレイに排出されない状態の場合、リフォーム瑕疵保険の対象となります。
サイディング
・ALCなど
外壁には「サイディング外壁」という、パネル状の外壁材で作られる種類があります。この外壁材をサイディングボードと呼びますが、ゆがみやひび割れ、浮き、剥がれ、変質などが発生した場合は保険の対象。もし、あなたのお家がサイディング外壁で、今回サイディングボードを張り替えたところ、すぐひび割れた場合は、保険の対象となるんです。
モルタル外壁モルタル外壁とは、いわゆる塗り壁のことで、サイディングボードなどにはパネルの継ぎ目がありますが、モルタル外壁には継ぎ目がないのが特徴。リフォームでモルタル外壁を新しく作ることは少ないですが、もしその場合にも、工事後ひび割れや剥がれなどがあれば、保険の対象になります。

リフォーム瑕疵保険のメリット・デメリット

リフォーム瑕疵保険は、屋根・外壁塗装工事の欠陥を保証してくれたり、塗装業者さんが倒産したあとに欠陥が見つかっても安心。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあるので、それぞれ詳しく確認していければと思います。

リフォーム瑕疵保険にはどんなメリットがある?

メリット1:建築士の検査が入る

リフォーム瑕疵保険を利用すると、保険会社から派遣された検査員が、工事の検査をしてくれます。

検査員は建築士の資格を持っており、建物にとって大事なところが、きちんと機能した状態で適正な工事ができているか、第三者の立場で確認してくれるんです。

下記のように、工事の種類によって検査をする回数は変わります。

工事の種類検査の回数
お家の骨組み部分や、雨水の侵入を防ぐ部分の工事が入る場合工事中+
工事完了時
・屋根のペンキを塗り替える工事
・外壁材の奥に設置されている防水シートから張り替える工事
お家の骨組み部分や、雨水の侵入を防ぐ部分の工事が入らない場合工事完了時のみ・トイレをリフォームした
・部屋の壁紙を張り替えた

「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防ぐ部分」は、次のような箇所を指します。

お家の骨組み部分リフォーム瑕疵保険での「お家の骨組み部分」とは、少し難しく言うと「構造耐力上主要な部分」となります。屋根・外壁塗装における「構造耐力上主要な部分」は、サイディングボードといった外壁材や、屋根の下地となる野地板(のじいた)などを指す場合が多いです。
雨水の侵入を防ぐ部分雨水の侵入を防ぐ部分は、外壁や屋根、窓といった外装部分を指します。そのため、屋根・外壁塗装での「雨水の侵入を防ぐ部分」は、外壁部分・屋根部分すべてとなるわけです。

つまり、外壁や屋根に対する、塗装工事や張り替え(葺き替え)工事などは、工事中・工事完了時の2回検査をしてもらえるという事になります。

メリット2:保険期間内に瑕疵が見つかれば保険で修理してもらえる

屋根・外壁塗装工事が完了したあとに、工事の欠陥が見つかった場合、保険期間内であれば保険金で修理してもらうことができます。

塗装業者さんによって自社で保証を付けている会社もありますが、自社保証だけでは不安な場合や、もしもの時のためにしっかり備えておきたい場合は安心です。

メリット3:保険期間中に工事店が倒産しても補修費用が受け取れる

大手リフォーム会社に比べて、塗装専門の業者さんなどは地域密着で活躍する会社が多いですが、しっかり会社を存続させられるかどうかは、不安に思うところかもしれません。

そんな時も、リフォーム瑕疵保険は頼りになる保険。

屋根・外壁の塗装工事後、保険期間内に欠陥が見つかっても、工事をしてもらった塗装業者さんが倒産してしまっていた場合、欠陥を補修するためのお金を、あなたが保険会社から直接受け取ることが出来ます。

メリット4:優良店さんを選ぶ一つの目安にもなる

リフォーム瑕疵保険は、あなたではなく塗装業者さんが加入する保険で、業者さんは事前に保険会社へ事業者登録をしておく必要があります。

しかし、事業者登録には条件があり、資格や事業実績など、各保険会社で決められた要件が満たされていなければ、登録してもらうことができないんです。

会社としてきちんと実績のある塗装業者さんが、リフォーム瑕疵保険を利用することができるので、優良業者さんを選ぶ上での、一つの目安にもなります。

リフォーム瑕疵保険にはどんなデメリットがある?

デメリット1:保険料をあなたが負担する場合もある

リフォーム瑕疵保険は、あなたではなく塗装業者さんが加入します。

しかし、保険料を負担する人には決まりがなく、塗装業者さんの場合もあれば、あなたが負担する場合もあり、一般的には工事を依頼するお客様側で負担することが多いんです。

そのため、塗装業者さんによっては、あなたが保険料を負担する事になるため、リフォーム瑕疵保険が利用できる塗装業者さんを見つけても、契約前によく確認するようにしましょう。

デメリット2:保険料だけでなく、検査料も掛かる

リフォーム瑕疵保険が持つメリットの一つに、建築士による検査がありますが、検査にもお金が掛かり、保険料とセットになっていることが多いです。

そのため、あなたが契約する塗装業者さんが、保険料をあなたに負担してもらう形の場合、あなたは保険料+検査料を支払う必要があります。

デメリット3:保険期間が短め

リフォーム瑕疵保険は、工事の欠陥が見つかった部分によって、1~5年が保険期間となっており、ちょっと短く感じますよね。

しかし、施工不良などのトラブルは、何年も経ってから起きることは少なく、数年以内に起きやすいです。

デメリット4:あなたに合う塗装業者さんとは限らない

リフォーム瑕疵保険が利用できる塗装業者さんを見つけても、あなたが持つその他の要望に応えることができない可能性があります。

例えば、あなたの使いたい塗料を取り扱っていなかったり、お家からかなり遠い業者さんの場合など。

また、実際にお話ししてみて、「あまり馬が合わないかも…。」というように、価値観人間性などがあなたに合わなければ、納得して工事をお願いできない事にも繋がります。

リフォーム瑕疵保険の仕組み

あなたとご家族みんなが安心して暮らせるように、屋根・外壁塗装でメンテナンスを考えていると思いますが、工事そのものに安心するためにも、リフォーム瑕疵保険について知っておきたいですよね。

リフォーム瑕疵保険の保証お金について、もう少し具体的に見ていきましょう。

あなたではなく塗装業者さんが加入するもの

リフォーム瑕疵保険に加入するのは、あなたではなく塗装業者さんです。

一見すると、あなたのための保険に思えるかもしれませんが、塗装業者さんのための保険でもあるのがリフォーム瑕疵保険。

どんなに熱心に取り組んでいたり、作業ミスのないよう気を付けていても、職人さんも人間なので、間違いや見落としが100%ないとは限りません。

もし、塗装業者さん自身の施工による欠陥が発覚すれば、時間を割いて無償で補修をする必要があり、無償で補修をするということは、補修に掛かる費用は塗装業者さん自身が負担することになるため、自分たちの落ち度であっても痛手になります。

このように、塗装業者さん自身が気付けないミスをカバーするためにも、リフォーム瑕疵保険はあるんです。

あなた・塗装業者さん・保険会社の関係

あなたと塗装業者さん、保険会社の三者は、下記のような関係になっています。

あなたと塗装業者さんの関係

あなた塗装業者さん
被保証者保証者
工事の保証を受ける工事の保証をする

塗装業者さんと保険会社の関係

塗装業者さん保険会社
被保険者保険者
保険金を受け取る保険金を支払う

あなたと保険会社(塗装業者さんが倒産した場合)

あなた保険会社
保険金を受け取る保険金を支払う

基本的に、あなたは塗装業者さんとのやり取りになりますが、塗装業者さんが倒産してしまった場合は、あなたと保険会社のやり取りも発生する、という事になります。

リフォーム瑕疵保険の保証内容・保険期間は?

お家の屋根・外壁塗装でリフォーム瑕疵保険の利用を考えるからには、何をどのくらいの間、保証してもらえるのかを知っておきたいですよね。

保証内容や保険期間について、私と一緒に詳しく確認していきましょう。

【1】工事に欠陥が見つかった時の保証

あなたのお家の屋根や外壁を塗装工事してもらい、その後、工事に欠陥が見つかった場合、保険金によって無償で補修をしてもらうことができます。

塗装業者の工事による欠陥が認められると、保険会社から塗装業者さんへ保険金が支払われ、塗装業者さんは受け取った保険金を使って、あなたのお家の欠陥を補修するという仕組みです。

ただし、この保証が適用される期間は、工事にどんな欠陥があったかによって、下記のように変わります。

欠陥の内容保証期間屋根・外壁塗装の例
お家の骨組み部分に欠陥がある5年間屋根の下地となる野地板(のじいた)に、歪みや割れが出来ている
雨水を防止する部分に欠陥がある5年間サイディングボードなど外壁材の奥に設置されている防水シートが破損して、内部まで雨水が侵入
保険対象の工事部分で、上記2つ以外に、一般的に必要とされる性能を満たさない場合1年間サイディングボードにひび割れが起きている

上記3つのうち、1つは1年間しか保険期間がありませんが、「保険対象の工事部分で、上記2つ以外に、一般的に必要とされる性能を満たさない場合」とは、屋根・外壁塗装では下記のような欠陥を指します。

  • 屋根や外壁の塗装工事
    …塗装にひび割れや剥がれ、チョーキング現象(触ると手に粉が付く)が起きる
  • 屋根材や外壁材の張り替え工事・カバー工法
    …屋根材や外壁材のひび割れやゆがみ、ズレ、剥離などが起きる
保険期間1年と5年の違い

保険期間1年と5年の差を分かりやすくするために、サイディング外壁を例にして詳しく見てみましょう。

サイディング外壁の構造

サイディング外壁の構造は、上図のようになっています。

このうち、一番表面のサイディングボードに、ひび割れやゆがみなどの欠陥がある場合は、保険期間が1年ですが、サイディングボードだけでなく、奥の防水シートまで破損してしまっている場合は、保険期間が5年となるんです。

【2】工事に欠陥が見つかっても塗装業者が倒産していた時の保証

お家の屋根・外壁塗装を行なったあと、保険期間内に工事の欠陥が見つかったので、補修してもらおうとしたら塗装業者さんが倒産していた…。

このような状況になると、別の塗装業者さんを探して、またお金を掛けて補修しなければいけなくなってしまいますが、リフォーム瑕疵保険では、塗装業者さんが倒産した時の保険でもあります。

もし、工事をしてもらった塗装業者さんが倒産してしまっていた場合、あなたが保険会社へ申請することで、保険会社から保険金を直接受け取ることができるんです。

塗装業者さんの状況保険金の動き
塗装業者さんが倒産していない場合塗装業者さんが保険会社から保険金を受け取り、保険金を使って欠陥を補修
塗装業者さんが倒産していた場合あなたが保険会社から保険金を受け取ることができる

塗装業者さんが倒産してしまっていたからと言って、お家に欠陥があるままでは安心して過ごせないですよね。

そのため、ほかの塗装業者さんを探して補修してもらうことになりますが、補修に掛かるお金を、保険金としてあなたが直接受け取れるというわけです。

ただし、塗装業者さんが倒産していた場合に保険金がもらえるのは、あくまでも保険期間内のお話。

保険期間を過ぎてから工事欠陥が見つかった場合、「保険期間は過ぎてるけど、業者さんが倒産しているから保険金がもらえる!」とはいかないので、注意しましょう。

保険料を負担する人は決まっていない?

リフォーム瑕疵保険で気を付けてほしいのは、保険料を負担する人がとくに決められていないという事。

あなたと塗装業者、保険加入の関係を見てみましょう。

保険に加入する人塗装業者さん
保険料を支払う人塗装業者さん
保険料を負担する人決められていない
(あなたor塗装業者さんor両者で負担)
保険金を受け取る人塗装業者さん

リフォーム瑕疵保険は塗装業者さんが加入して、工事に欠陥が見つかれば塗装業者さんが保険金を受け取り、そのお金であなたのお家の欠陥を補修します。

しかし、注目してほしいのが、上の表のうち真ん中の2つ。

「保険料を支払う人」とは、保険会社に保険料を振り込む人という意味で、加入している塗装業者さんが保険会社へ保険料を振り込まなければいけません。

次に「保険料を負担する人」というのは、文字通りお金を負担する人ということですが、保険会社の方でとくに決まりがなく、「工事発注者(あなた)と塗装業者どちらが負担するか、両者で話し合って決めてください」という形が取られているんです。

実際には、工事をお願いしたお客様側、つまりあなたが負担する場合が多いですが、中にはあなたと塗装業者さん半分ずつの負担で対応している業者さんもいます。

塗装業者さんによってバラバラなので、契約をする前に、よく確認しておくことが大切です。

リフォーム瑕疵保険の保険料はいくら?

リフォーム瑕疵保険の保険料は、誰が支払うかという決まりがなく、一般的には、「当社はこういう形を取っています」というように、それぞれの塗装業者さんが支払う人を決めています。

しかし、あなたと塗装業者さんで半分ずつ負担する形もありますが、あなたが全額負担する場合が多いため、詳しい金額を知っておきたいですよね。

リフォーム瑕疵保険を利用するためには、保険料が一体いくら掛かるのか、私と一緒に確認してもらえると嬉しいです。

4つの保険会社の保険料を確認!

リフォーム瑕疵保険の保険会社は全部で5社ありますが、そのうち、

  • 株式会社住宅あんしん保証
  • 住宅保証機構株式会社
  • 株式会社日本住宅保証検査機構(略称:JIO)
  • 株式会社ハウスジーメン

これらの4社は、保険料をホームページに公開しており、下記にまとめてみたので、詳しく確認してみましょう。

また、一般的にリフォーム瑕疵保険の保険料は、検査手数料とセットになっており、保険料と検査手数料の合計金額が低い順に並べてみたので、検査手数料も含めて一緒に見ていければと思います。

骨組み部分・雨水の侵入を防止する部分のリフォームを含まない場合

支払限度額100万円の場合
相場:約30,000~37,000円

保険会社保険料
(非課税)
検査手数料
(10%税込)
合計
JIO18,500円12,430円30,930円
ハウスジーメン20,450円12,100円32,550円
住宅あんしん保証22,630円13,780円36,410円
住宅保証機構23,120円14,230円37,350円

骨組み部分・雨水の侵入を防止する部分のリフォームを含む場合

支払限度額100万円の場合
相場:約44,000~55,000円

保険会社保険料
(非課税)
検査手数料(10%税込)合計
JIO18,500円13,750円+12,430円44,680円
住宅保証機構23,120円11,930円+14,230円49,280円
住宅あんしん保証28,170円27,560円55,730円
ハウスジーメン27,930円12,100円+15,818円55,848円
※ハウスジーメンの検査手数料は、お家の骨組み部分・雨水の侵入を防ぐ部分の両方を検査する場合の金額となっています。

保険料(検査手数料を含む)は上記のように、あなたが今回行なう工事内容によって、金額が変わるんです。

例えば、あなたのお家の屋根材を、防水シートから張り替える場合は、雨水の侵入を防水する部分のリフォームとなるため、保険料は約44,000~55,000円となります。

保険料が違う理由は、検査の回数が違うという点が大きな要因。

お家の骨組みや雨水の侵入を防ぐ部分の工事は、建築士による検査が、施工中と工事完了後の2回入るため、その分だけ検査手数料が掛かり、保険会社によっては保険料そのものまで金額が上がるところも。

あなたが塗装業者さんに工事をお願いする時は、骨組み部分・雨水の侵入を防ぐ部分の工事に当たるのか、確認しておくのが安心です。

保険料は非課税、検査手数料は課税

保険料は、消費税が掛からない料金として国で定められていますが、検査手数料には消費税が掛かります。

少し紛らわしいですが、もし金額を計算する時は、税込み・税抜きの表記に注意してほしいです。

「4つの保険会社の保険料を確認!」の表にある検査手数料は、すべて消費税を加算した金額となっています。

リフォーム瑕疵保険で下りる保険金はいくら?

保険料は、あなたが支払うお金(塗装業者さんによります)で、保険金は、あなたのお家に見つかった工事欠陥を補修するために、保険会社から塗装業者さんが受け取るお金です。

つまり、保険金は、もし工事に欠陥があった場合に、あなたのお家を補修するための大切なお金となるので、保険金の仕組みも知っておきたいですよね。

リフォーム瑕疵保険の保険金には、支払限度額という金額が決められているので、まずは支払限度額を一緒に確認していければと思います。

リフォーム瑕疵保険の保険金の支払限度額

リフォーム瑕疵保険は、保険会社ごとに保険金の支払限度額という金額があるので、5社の金額を見ていきましょう。

住宅あんしん保証

今回行なう工事金額保険金の支払限度額
100万円以下100万円
100~200万円200万円
200~300万円300万円
300~400万円400万円
400~500万円500万円
500~600万円600万円
600~700万円700万円
700~800万円800万円
800~900万円900万円
900万円以上1,000万円

住宅保証機構

工事金額より上の金額であれば、100~1,000万円の間で自由に設定できます。

金額の設定は100万円単位。

JIO

100万円・200万円・300万円・600万円・1,000万円のうち、工事金額より上の金額のどれかを選択できます。

工事金額が600万円以上の場合は、支払限度額は1,000万円です。

ハウスジーメン

工事金額より上の金額であれば、100~1,000万円の間で自由に設定できます。

金額の設定は100万円単位。

ハウスプラス

100万円・200万円・300万円・500万円・700万円・1,000万円から、工事金額により決まります。

保険金の支払限度額とは?

リフォーム瑕疵保険の保険会社5つに決められた、保険金の支払限度額を確認してもらえたかと思いますが、支払限度額とは、文字通り、支払われる保険金の限度となる金額のこと。

「え?保険料を支払うのに、保険金には限度があるの…?」

このように、疑問に思うかもしれませんが、保険金の金額は、保険料と深く関わってくるんです。

例:屋根の葺き替え工事を行う場合

例えば、リフォーム瑕疵保険を扱う保険会社の1つ・住宅保証機構さんでは、あなたが今回行う屋根・外壁塗装工事に掛かる費用よりも金額が上であれば、100~1,000万円の間で、保険金を100万円単位で自由に決めることができます。

もし、あなたのお家で屋根の葺き替え工事が220万円掛かる場合、保険金の支払限度額は、300万円以上であれば選べるということ。

自由に決められるなら、余裕をもって500万円くらいにしておこう…というように、支払限度額を決めると安心かもしれませんが、ここで設定した金額が高いほど、あなたが支払う保険料も高くなってしまうんです。

もし例の場合、屋根の葺き替え工事は、お家の骨組み部分のリフォームも含むため、2回検査が入ります。

ここで、住宅保証機構の、「お家の骨組み部分の工事」を行なった場合の、支払限度額・保険料を一部分だけ見てみましょう。

支払限度額保険料+検査手数料(2回)
300万円56,800円
400万円60,470円
500万円63,250円

支払限度額を500万円に設定すると、その分だけ保険料と手数料が高くなるのが分かると思います。

そのため、保険料を少しでも抑えたい場合は、例の場合300万円で設定しておくのがオススメです。

「保険金」の金額はどんな構造?

リフォーム瑕疵保険の保険金は、あなたのお家の工事に欠陥が見つかった場合、その欠陥を補修するためのお金です。

しかし、保険金の中身は、単純に補修費用だけで構成されているわけではないので、リフォーム瑕疵保険の保険金がどのように計算されて決まるのか、詳しく確認していきましょう。

リフォーム瑕疵保険で支払われる保険金の計算式

保険金の金額を算出するには、一般的に下記の式が使われます。

(補修費用-10万円)×80%

調査費用・仮住居費用・転居費用・求償権保全費用・争訟費用

お家の工事に見つかった欠陥を補修するための費用から、免責金額10万円を引き、その金額の80%が支払われます。

調査費用や仮住居費用などについては、次の段落でお話させて頂ければと思いますが、まずは、屋根の葺き替え工事を行なった場合、どのような流れになるのか例を見てみましょう。

例:屋根の葺き替え工事を150万円で行なった場合

STEP1リフォーム瑕疵保険の保険会社に事業者登録している塗装業者さんで、屋根の葺き替え工事を150万円で契約。
STEP2リフォーム瑕疵保険に加入してもらった。請負金額は150万円なので、保険金の支払限度額は200万円に設定した。
STEP3屋根の防水シートも交換するので、施工中に検査員が検査を行なった。
STEP4工事完了!完了時にも検査員による検査が入った。
STEP5…3年後、雨漏りしてきた!
STEP6どうやら、塗装業者さんの施工ミスで防水シートが破れてしまっており、雨漏り補修には90万円掛かる様子…
STEP7防水シートの工事欠陥は保険期間が5年間で、今は工事完了日から3年後なので保険期間内となり適用される!
STEP890万円(補修費用)-10万円(免責金額)=80万円
80万円×80%(縮小てん補割合)=64万円が保険金!
計算式:(90万円-10万円)×80%=64万円
STEP9損害調査や仮住居などに掛かる費用があれば、支払限度額200万円-64万円の、残り136万円から支払われる。
STEP10免責金額10万円や、縮小てん補割合80%の残り20%(16万円)は、塗装業者さんが支払う。

誰が負担する?リフォーム瑕疵保険のいろいろな「お金」を把握しよう

リフォーム瑕疵保険の、保険料や保険金について確認してきましたが、よく分からない費用や金額がたくさん出てきたと思います。

保険に関するお金の話は、とにかく難しくて分かりにくいですよね…。

今回行うお家の工事も、工事後のご家族との暮らしも、安心して過ごせるよう、リフォーム瑕疵保険で押さえておきたい「お金」について、一緒に確認してもらえると嬉しいです。

リフォーム瑕疵保険のお金を負担する人・受け取る人は誰?

屋根・外壁塗装をする時に発生するお金

お金の種類負担する人
保険料あなたor塗装業者さんor両者で負担
検査手数料あなたor塗装業者さんor両者で負担

工事に欠陥が見つかった時に発生するお金

お金の種類受け取る人・負担する人
保険金補修費用塗装業者が受け取る
損害調査費用塗装業者が受け取る
仮住居費用塗装業者が受け取る
転居費用塗装業者が受け取る
求償権保全費用塗装業者が受け取る
争訟費用塗装業者が受け取る
免責金額塗装業者が負担
縮小てん補割合によって発生する費用塗装業者が負担
     

塗装業者さんが倒産した場合は、あなたが保険金を直接受け取ることができますが、そうでない場合、保険金は塗装業者さんが受け取るものです。

保険金を受け取るのは塗装業者さんなので、少し不安に思うかもしれませんが、塗装業者さんは保険会社から保険金を受け取った後、あなたのお家の工事欠陥を直すための補修費用や、欠陥の調査費用などに充ててくれます。

リフォーム瑕疵保険で登場するいろいろなお金

保険料

保険料とは、保険に加入する人が、保険を利用するために保険会社へ支払うお金。

保険会社の収入源ともいえるもので、リフォーム瑕疵保険では保険料を負担する人が決められていない事に注意が必要です。

保険金

保険料と混同しやすいですが、保険金は、決められた条件が満たされた時、保険に加入している人へ保険会社から支払われるお金のことです。

リフォーム瑕疵保険の場合は、あなたのお家に見つかった工事の欠陥を補修するための費用が、保険会社から塗装業者さんへ支払われます。

免責金額(めんせききんがく)

免責金額とは、自己負担するお金のことですが、自己負担といっても、一般的に負担するのは塗装業者さんです。

リフォーム瑕疵保険では、発覚した工事欠陥を補修するための費用が、保険会社から塗装業者さんへ支払われますが、補修費用が全額支払われるわけではありません。

補修金額のうち、免責金額という自己負担しなければいけない金額が決められており、リフォーム瑕疵保険では10万円と設定されています。

縮小てん補割合(しゅくしょうてんぽわりあい)

縮小てん補割合とは、塗装業者さんへ支払われる保険金に掛け算される割合のこと。

保険における「てん補(填補)」とは、保険会社が保険金を支払うことを指すため、縮小てん補割合を言い換えると、「保険会社が支払う保険金を、どのくらい縮小するかの割合」となります。

リフォーム瑕疵保険の保険金は、補修費用から免責金額を省いた額の8割が支払われるようになっているため、リフォーム瑕疵保険の縮小てん補率は80%です。

免責金額・縮小てん補割合は何のためにある?

リフォーム瑕疵保険の保険会社では、免責金額や縮小てん補割合を設けている理由を、欠陥のある工事を行なってしまった工事業者さんへ、事故の防止を改めて心がけてもらうためとしています。

工事欠陥の補修費用が100万円の場合、保険金の計算式に当てはめると下記の通り。

(補修費用100万円-免責金額10万円)×縮小てん補割合80%
=保険金72万円

保険金は72万円となりますが、補修費用100万円をまかなうためには、あと28万円足りないですよね。

28万円のうち、10万円は免責金額なので、28万円-10万円=18万円になり、この18万円は、80%の縮小てん補割合によって発生した、20%となります。

これらの、免責金額や、縮小てん補割合によって発生する金額を設けていることによって、「欠陥のある工事を行わないよう、改めて気を付けてくださいね」と、塗装業者さんに注意するためのお金と言えますね。

検査手数料

リフォーム瑕疵保険では、工事の際に保険会社から派遣される検査員が、第三者として塗装業者の施工に問題がないか検査してくれます。

ただし、検査には手数料が掛かり、保険料とセットになっていることがほとんどで、あなたのお家に行うメンテナンスの内容によって、検査の回数が変わります。

検査の回数内容
2回あなたが今回お家の塗装工事で、屋根材・外壁材の奥に取り付けられている防水シートや、さらに奥にある下地(合板・野地板)などを張り替える場合は、施工中と工事完了時の2回、建築士による検査が入ります。
1回しかし、今回行うのがペンキを塗る塗装工事だけで、防水シートやお家の骨組み部分は工事しない場合、検査は工事完了時の1回だけです。

検査の回数が多いと安心ですが、その分だけ検査の手数料も掛かってくるということですね。

仮住居費用

仮住居費用とは、保険金の中に含まれているお金の一つです。

発覚した工事の欠陥を補修する時、あなたやご家族が一時的に、仮のお家で過ごさなければいけなくなった場合、家賃などが支払われます。

ただ、屋根・外壁塗装工事の場合はあまり発生しない費用で、増築・改築といった大掛かりなリフォームの場合が多いです。

転居費用

転居費用は、見つかった工事の欠陥を補修するのに、仮のお家で過ごすことになった場合にお家を移るためのお金、つまりお引っ越し代のことを言います。

仮住居費用と一緒に発生する費用なので、同じく屋根・外壁塗装の場合は登場しないことが多いです。

損害調査費用

あなたのお家に行なった工事で欠陥が見つかり、補修が必要になった場合、補修方法や範囲、補修金額を調べるために必要なお金が、損害調査費用です。

ただし、補修が必要かどうかを判断するための調査で掛かった費用は、塗装業者さんが負担する場合があります。

求償権保全費用(きゅうしょうけんほぜんひよう)

保険の対象になる工事欠陥が発覚して、塗装業者が第三者に対して損害賠償を請求できる場合、権利を守る手続きに必要なお金のことです。

争訟費用(そうしょうひよう)

塗装業者さんが第三者に対して損害賠償の請求をするために、裁判を起こしたり弁護士を立てる時に必要なお金を、争訟費用と言います。

塗装業者さんが倒産した場合のお金の仕組み

屋根・外壁塗装で、保険期間内に工事の欠陥が見つかり、補修してもらおうとしたら、工事をしてもらった塗装業者さんが倒産していた…。

この場合、あなたに注意してほしいのが免責金額です。

本来、免責金額は塗装業者さんで負担するのが一般的ですが、塗装業者さんが倒産してしまっていた場合は、あなたが免責金額の10万円を支払う必要があります。

また、保険金は、本来であれば塗装業者さんが受け取り、それを使ってあなたのお家の工事欠陥を補修しますが、倒産していた場合は、あなたが直接受け取ることができるんです。

そのため、補修を行うには塗装業者さんを新たに探して、受け取った保険金で補修工事をお願いすることになります。

塗装業者さんが倒産した場合
保険会社から保険金を受け取る人あなた
免責金額を負担する人あなた

「構造耐力上主要な部分」「雨水の侵入を防止する部分」を整理しよう

リフォーム瑕疵保険では、「構造耐力上主要な部分」「雨水の侵入を防止する部分」という言葉がたくさん出てきます。

「構造耐力上主要な部分」は建築用語や法律用語ですが、ちょっと難しいので、私からは「お家の骨組み部分」と言い換えてお話ししてきました。

「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」の2つは、保険期間のお話でも、検査のお話でも登場します。

保険期間は、それぞれの部分に工事の欠陥が見つかった場合のお話なので、あなたが今回行う屋根・外壁塗装が終わったあとの事ですが、検査は、屋根・外壁塗装の工事中や工事完了時のお話。

バラバラの場面で「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」が出てくるので、「どっちがどっち…?」と、頭の中が混乱してきますよね…。

リフォーム瑕疵保険を考える中でも、とくに頭を抱えやすいところだと思うので、私と一緒に整理していきましょう。

屋根・外壁塗装工事をする時

まずは、あなたのお家のメンテナンスを、塗装業者さんにお願いして行いますが、リフォーム瑕疵保険では工事の際に、保険会社から派遣された建築士が、第三者として工事の検査をします。

工事の検査は、工事中・工事完了時の2回、または工事完了時のみのどちらか。

ここで、検査の回数を決めるために、「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」が登場します。

今回あなたがお家に行なう工事検査の回数
「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」を今回工事する場合2回
「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」を今回工事しない場合1回

あなたが今回、お家の屋根を葺き替え工事したい場合の、例を見てみましょう。

例:屋根の葺き替え工事を行う場合

屋根の葺き替えは、屋根材(瓦やスレートなど)を新しいものに交換する工事のことですが、屋根材の下には防水シート、その下には野地板(屋根の下地となる板)が取り付けられています。

もし、防水シートや野地板まで新しく取り換える場合、検査の回数は工事中・工事完了時の2回。

ここでは、野地板が「お家の骨組み部分」防水シートが「雨水の侵入を防止する部分」となるからです。

そのため、野地板や防水シートはそのままで、屋根材の交換だけしか行わない場合は、工事完了時しか検査が入らないという事になります。

しかし、屋根の葺き替え工事では、防水シートも新しくしたり、傷み具合によっては野地板の交換も行うのが一般的で、屋根材だけの交換工事は少ないかもしれません。

現実的な例は、葺き替えではなく塗装工事の場合で、まだ屋根材を交換するほど傷みはなく、屋根材に塗料を塗る「塗装工事」で済むという時は、検査の回数は工事完了時の1回となります。

工事後、欠陥が見つかった時

工事に欠陥が見つかった場合、保険期間内であれば保険金で補修をしてもらうことができます。

ただし、保険期間はお家のどこに工事の欠陥があるのかによって、1年・5年と違い、ここで「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」が登場するんです。

工事の欠陥が見つかった部分保険期間
「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」に起きた工事の欠陥5年間
「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」以外に起きた工事の欠陥1年間

例:屋根の葺き替え・外壁の塗装工事を行なった場合

屋根の葺き替えは、防水シートまで新しく交換して、外壁部分は、今ある外壁材にペンキを塗る工事を行なった例を見てみましょう。

もし、屋根の防水シート部分の工事欠陥によって雨漏りがしてきた場合、工事完了日から5年以内であれば、保険が適用されます。

また、外壁の塗装が、工事の欠陥によってひび割れてきた場合は、工事完了日から1年以内であれば、保険が適用となり、屋根の防水シートと比べて保険期間が短めです。

この例では、外壁部分に行なったのは塗装工事なので、「お家の骨組み部分」「雨水の侵入を防止する部分」の工事ではありません。

もし、外壁材(サイディングなど)の張り替え工事などで、外壁材の奥に取り付けられている防水シートまで交換する場合は、保険期間が5年となるわけです。

リフォーム瑕疵保険を適用させるためには?

あなたのお家にリフォーム瑕疵保険を適用させるためには、塗装業者さんと契約をする時、どんなことに気を付けておけばいいのか、私と一緒に確認していきましょう。

保険会社に事業者登録している塗装業者さんが大前提

リフォーム瑕疵保険は、塗装業者さんが加入するものですが、塗装業者さんは事前に事業者登録も必要です。

事業者登録とは、塗装業者さんがリフォーム瑕疵保険の保険会社に登録するもので、保険の加入とは別物

保険会社で決められた要件を満たしていることで、初めて保険会社に登録ができ、事業者登録をしていなければ、リフォーム瑕疵保険に加入することもできないんです。

リフォーム瑕疵保険は各工事ごとに加入するもので、事業者登録は1年ごとに更新となるため、一度登録すれば1年間は、何件でもリフォーム瑕疵保険に加入することができるという事。

事業者登録にはお金が掛かるため、塗装業者さんは下記のような登録料や更新料を支払って、登録しておく必要があります。

事業者登録・更新料(塗装業者さんが支払うお金)※令和2年2月21日現在

保険会社事業者登録料(税別)1年ごとの更新料(税別)
新規既存
住宅あんしん保証24,000円15,000円
住宅保証機構16,500円11,000円11,000円
JIO15,000円10,000円10,000円
ハウスジーメン12,000円8,000円8,000円
ハウスプラス12,000円9,000円
※新規…初めてこの保険会社に登録する塗装業者さんの場合※既存…すでに別の保険で登録している塗装業者さんの場合

どんな塗装業者さんでも事業者登録できるわけじゃない!

塗装業者さんが、リフォーム瑕疵保険の保険会社に事業者登録をするためには、各保険会社で決められた条件を満たさなければいけません。

リフォーム瑕疵保険を取り扱う保険会社は、全部で5社ありますが、その中の「住宅あんしん保証」さんを例に、登録条件を見てみましょう。

建設業許可を受けている

建設業許可とは、「軽微な建設工事」以外の建設業を始める時に受けなくてはいけないもので、建設業の法律で定められています。

500万円を超える工事を行う場合は、必ず建設業許可が必要ですが、屋根や外壁の塗装工事は、約30坪の一般的なお家で100万円前後が相場となっているため、建設業許可がなくてもできる工事なんです。

しかし、会社としてのお金が安定していたり、資格や実務経験のある専門技術者がいるなど、建設業許可を受けるにも条件が必要なので、工事のための専門知識や、経営のための知識がきちんとなければ、事業者登録はできないという事になります。

改修工事の実績が、一定条件を満たしている

建物の改修工事で、次のうちどちらかを満たしている必要があります。

  • 一番最近の事業年度に、建物の改修工事を5件以上引き受け、終えた工事の売上金額が500万円以上
  • 一番最近の3事業年度に、建物の改修工事を終えた売上金額が1500万円以上
塗装業者さんの役員や職員に、一定の資格を持つ人がいる

下記の資格を持っている役員・職員さんが、会社に所属している必要があります。

一級建築士・二級建築士・木造建築史・建築基準適合判定資格者

保険の加入をお願いする

リフォーム瑕疵保険の保険会社に事業者登録している塗装業者さんは、工事ごとにリフォーム瑕疵保険へ加入します。

そのため、事業者登録している塗装業者さんに屋根・外壁塗装をするだけでは、あなたのお家の工事はリフォーム瑕疵保険と何も関係を持っていない状態。

塗装業者さんには、あなたのお家に行なう工事内容を元に、リフォーム瑕疵保険へ加入してもらう必要があります。

もし、塗装業者さんに保険の加入を断られたとしても、あなたが直接加入することはできないため、よく話し合うか、別の塗装業者さんを探してみるのがオススメです。

リフォーム瑕疵保険が適用されない場合

工事をお願いした塗装業者さんに、リフォーム瑕疵保険へ加入してもらい、工事後に欠陥を見つけた時、

「リフォーム瑕疵保険の塗装業者さんを選んでよかったー!」

このように安心しても、実際に調べてもらうとリフォーム瑕疵保険の適用外だった…という場合もあります。

リフォーム瑕疵保険の適用条件は、「塗装業者さんの間違いによって発生した欠陥」が大前提。

そのため、下記のような場合はリフォーム瑕疵保険が適用されません。

  • 自然災害
  • 事故
  • ほかの工事業者による作業
  • 害虫・害獣
  • あなたが起こしてしまった事故
  • あなたがわざと傷つけた場合
  • 塗装業者さんがわざと傷つけた場合

塗料の色選びを間違えた場合は?

屋根・外壁塗装では、塗料の色であなたのお家のイメージが大きく変わるので、色選びも大事なポイントですよね。

しかし、塗料の色を選び間違えたり、色むらなどが出てしまっても、リフォーム瑕疵保険では一般的に適用外となっています。

そのため、リフォーム瑕疵保険に対応できる業者選びも大切ですが、あなたの思い描く色で塗装してくれたり、そのために欠かせない、色選びの打ち合わせを親身に行なってくれる優良業者さんを選んでほしいです。

リフォーム瑕疵保険を利用する時の流れ

あなたのお家の屋根・外壁塗装で、リフォーム瑕疵保険を利用する場合、どのような流れになるのかを、一緒に見ていければと思います。

リフォーム瑕疵保険は、あなたが対応する事と、塗装業者さんが対応する事とが混同しがちなので、流れに対して誰が行なうのかも、確認してもらえると嬉しいです。

STEP1:事業者登録

事業者登録をする人:塗装業者さん

大前提として、リフォーム瑕疵保険の保険会社に事業者登録している塗装業者さんでなければ、リフォーム瑕疵保険は利用できません。

しかし、事業者登録は書類手続きなどで時間が掛かったり、条件もあります。

そのため、「この塗装業者さんに工事をお願いしたいけど、リフォーム瑕疵保険の事業者登録をしていないから、今から登録してもらおう!」というのは難しいです。

リフォーム瑕疵保険を利用したい場合は、すでに事業者登録を済ませている塗装業者さんから選ぶようにしましょう。

STEP2:塗装業者さんと工事の契約

契約を交わす人:あなた・塗装業者さん

塗装業者さんと、屋根・外壁塗装の工事を契約します。

契約を決めるまでに、塗装業者さんとじっくり打ち合わせをしますが、「リフォーム瑕疵保険を利用したい」という意思を、しっかり伝えましょう。

リフォーム瑕疵保険に加入するのは塗装業者さんなので、塗装業者さんに、あなたのお家の工事でリフォーム瑕疵保険へ加入してもらうよう、お願いする形になります。

STEP3:リフォーム瑕疵保険の契約

リフォーム瑕疵保険の加入手続きをする人:塗装業者さん
契約内容の確認書類に署名・捺印する人:あなた

塗装業者さんがリフォーム瑕疵保険へ加入するために、申し込み手続きをします。

保険会社への申し込みは、塗装業者さんが行ないますが、あなたは、リフォーム瑕疵保険の詳しい内容を、塗装業者さんから説明してもらい、書類にあなたのお名前を記名・押印する必要があるので注意してほしいです。

STEP4:工事開始

工事を行なう人:塗装業者さん

いよいよ、あなたのお家の屋根・外壁塗装工事が始まります。

塗装業者さんは、保険会社によって決められている「設計施工基準」を守って、工事を行う必要があるんです。

STEP5:工事中の検査(防水シートの交換などがある場合)

検査する人:保険会社から派遣された検査員

今回あなたのお家に行なう工事内容が、お家の骨組み部分や、雨水の侵入を防ぐ部分に対して行われる場合は、工事期間中に検査が入ります。

屋根・外壁塗装の場合は、塗装だけであれば工事中の検査はなく、屋根・外壁の防水シートや下地の交換などがあれば、工事中の検査を実施。

検査は、保険会社から派遣された建築士によって行われます。

STEP6:工事完了時の検査

検査する人:保険会社から派遣された検査員

お家の屋根・外壁塗装工事が終わったら、完了時の検査が入ります。

STEP5で行なった工事中の検査は、工事内容によって行わない場合もありましたが、工事が終わった時の検査は、どんな工事内容でも必ず行われるんです。

STEP7:書類手続き

工事完了確認書に署名・捺印する人:あなた
標準保証書を発行する人:塗装業者さん

工事完了時の検査後、あなたは「工事完了確認書」に署名・捺印をします。

また、塗装業者さんから「標準保証書」が発行されるので、受け取って保管しておきましょう。

これらの手続きを終えると保険期間が開始され、工事期間は工事が完了した日付けから始まります。

STEP8:保険証券発行の申請

書類手続きをする人:塗装業者さん
保険証券を発行する人:保険会社

塗装業者さんは、あなたから「工事完了確認書」に署名・捺印をしてもらったら、必要な書類を保険会社へ提出することで、保険証券が発行されます。

保険証券は、塗装業者さんが保険会社と契約した証となり、工事に欠陥が見つかった場合、保険証券がなければ保険が適用されない場合もあるため、申請が必要です。

STEP9:保険期間の満了

保険期間は、工事の欠陥が見つかった部分によって変わります。

工事欠陥が、塗装の剥がれやひび割れの場合は1年間、防水シートや下地部分の欠陥であれば、5年間です。

リフォーム瑕疵保険の保険会社

生命保険には、アフラックさんやアクサダイレクト生命さんなど、いろいろな保険会社があり、テレビCMでもおなじみですよね。

同じように、リフォーム瑕疵保険にも専門の保険会社がありますが、現在あるのは下記5社のみとなっています。

  • 株式会社住宅あんしん保証
  • 住宅保証機構株式会社
  • 株式会社日本住宅保証検査機構(略称:JIO)
  • 株式会社ハウスジーメン
  • ハウスプラス住宅保証株式会社

これらは、国土交通大臣から指定されている、住宅瑕疵担保責任保険法人。(じゅうたくかしたんぽせきにんほけんほうじん)

上記の5社や、リフォーム瑕疵保険をまとめる「住宅瑕疵担保責任保険協会」は、リフォーム瑕疵保険だけでなく、お家に関する瑕疵保険制度を総合的に管理しています。

  • 外壁塗装などリフォームのための瑕疵保険
  • 新築のための瑕疵保険
  • マンションなど大規模修繕のための瑕疵保険
  • 中古住宅のための瑕疵保険

そのため、リフォーム瑕疵保険は、住宅瑕疵担保責任保険協会が扱う保険の一つというわけです。

リフォーム瑕疵保険の事業者登録率ってどのくらい?

リフォーム瑕疵保険は、保険会社へ事業者登録している塗装業者さんのみ、加入することができます。

しかし、実際のところ、どのくらいの塗装業者さんが事業者登録をしているのか、ちょっと気になりますよね。

私たちのサービスにご加盟頂いている工事店さんの中でも、一番加盟の多い地域となっている神奈川県に焦点を当てて、工事店さんの事業者登録率を出してみました。

対象リフォーム瑕疵保険の事業者登録率
神奈川県の加盟店さん約15%
※住宅瑕疵担保責任保険協会 登録事業者等の検索サイトから調査しています。※計測は、リフォーム瑕疵保険の保険会社・全5社を対象にしています。※令和2年2月21日現在の数値です。

リフォーム瑕疵保険の事業者登録をしている工事店さんは、かなり少ないことが分かりますね。

ただし、あくまでも私たちの加盟店さんから計測した数値なので、神奈川県にいらっしゃる工事店さんすべてを含めたり、さらに全国で見ればもっと割合が変わる可能性があります。

そのため、一つの参考として見てもらえると嬉しいです。

混同しやすい!お家の工事に関する保険

屋根・外壁塗装でお家のメンテナンスを考える時、リフォーム瑕疵保険のように、もしもの事態に備えることは、あなたのお家そのものや、ご家族との暮らしを守るためにとても大切です。

しかし、お家の工事に関する保険は、リフォーム瑕疵保険だけではありません。

もしかすると、あなたの中で間違って把握していたり、混同してしまっている保険があるかもしれないので、リフォーム瑕疵保険以外に、お家の工事に関わる保険を確認してもらえると嬉しいです。

工事中の思わぬ事故に対応できる「請負業者賠償責任保険」

工事中に事故があった場合、利用されることのある保険が、請負業者賠償責任保険(うけおいぎょうしゃばいしょうせきにんほけん)。

損害保険とも呼ばれることがありますが、リフォーム瑕疵保険との違いを、一緒に見てみましょう。

リフォーム瑕疵保険請負業者賠償責任保険
保険の内容行なった工事に対して、塗装業者さんが保証責任を果たすために掛かる費用を、補うための保険工事中に塗装業者さんが事故を起こしてしまい、塗装業者さんが事故による損害の責任を果たすために掛かる費用を、補うための保険
事業者登録必要不要
加入する人塗装業者さん塗装業者さん
加入の判断あなたの希望によって加入塗装業者さんの判断で加入
保険料の負担あなたor塗装業者さんor両者塗装業者さん

リフォーム瑕疵保険を利用する場合は、工事を行う前に保険の手続きを行い、塗装業者さんがあなたに対して、「今回の工事に関して、これを保証しますね」と、事前に保証内容を確認し合います。

ここで約束した責任を、工事の欠陥が見つかった時に果たすため、リフォーム瑕疵保険があるんです。

一方で請負業者賠償責任保険は、工事前にあなたが手続きへ関わることはなく、保険料を負担するのも塗装業者さん。

どちらも、塗装業者さんが起こしてしまった事に対する保険ですが、あなたと塗装業者さんの間で、事前に保証内容を決めているかどうかが、大きな違いと言えます。

例:屋根の葺き替え工事

保険の種類起きた事故保険対応
リフォーム
瑕疵保険
屋根の葺き替え工事をした部分で、塗装業者さんによる工事の欠陥が発覚した。あなたと塗装業者さんで事前に契約していた内容に応じて(保険期間など)、塗装業者さんは保険金で工事欠陥を補修する。
請負業者
賠償責任保険
屋根の葺き替え工事中に、塗装業者さんがあなたの車の上へ屋根瓦を落として、傷付けてしまった。塗装業者さんが自身の判断で事前に加入していた場合、保険金で車の修理代をあなたへ支払う。

リフォーム瑕疵保険と似ている「生産物賠償責任保険」

リフォーム瑕疵保険と一番混同しやすい…と私が思うのは、生産物賠償責任保険(せいさんぶつばいしょうせきにんほけん)。

通称PL保険とも呼ばれ、あなたのお家に行なった工事で欠陥があった場合、欠陥の補修に掛かるお金を塗装業者さんへ補う保険です。

また、請負業者賠償責任保険と生産物賠償責任保険、どちらの内容も揃っている「建設業総合保険」という保険もあります。

「…あれ?生産物賠償責任保険って、リフォーム瑕疵保険と同じじゃない?」

このように思ったかもしれませんが、これらの保険の違いをまとめると、下記のようになります。

保険事故の
タイミング
保険加入工事検査
リフォーム瑕疵保険工事後あなたに確認を取って
塗装業者さんが加入
検査あり
請負業者賠償責任保険工事中塗装業者さんが自由に加入検査なし
生産物賠償責任保険工事後塗装業者さんが自由に加入検査なし
建設業総合保険工事中・工事後塗装業者さんが自由に加入検査なし

リフォーム瑕疵保険と生産物賠償責任保険は、「工事後に発覚した工事欠陥に対する保険」という点で同じです。

しかし、請負業者賠償責任保険のところでもお話ししたように、リフォーム瑕疵保険は、事前にあなたの確認を取ってから塗装業者さんが加入するものとなります。

屋根修理で利用できる「火災保険」

お家は、常に自然環境からあなたとご家族の暮らしを守ってくれていますが、台風や暴風、豪雨などによって、屋根材が飛ばされてしまったり、雨樋が壊れてしまうこともあります。

このような、雨風などが原因でお家が破損してしまった場合、あなたに利用してほしいのが火災保険です。

2019年の秋に関東や東北で起きた、大規模な台風被害では、火災保険で屋根修理ができるというニュースや、それを利用する悪徳業者の報道もあったので、あなたも聞いたことがあるかもしれません。

火災保険と聞くと、火事が起きた時の保険…と考えがちですが、実は、雨風や台風といった「風災」が原因で、お家が破損してしまった場合、破損した部分を補修するための費用が保険金としてもらえるんです。

ただし、お家の破損が風災によるものなのかどうかは、保険会社が判断するため、風災と診断されなければ保険金をもらうことはできません。

また、保険会社の診断を待たずに、「火災保険で修理できますよ」と言って工事契約を誘う悪徳業者も潜んでいるため、嬉しい保険という反面、気を付けてほしい保険でもあります。

リフォーム瑕疵保険が利用できる=優良業者?

リフォーム瑕疵保険が利用できる塗装業者さんであれば、もしもの時の備えができて安心ですよね。

しかし、リフォーム瑕疵保険を利用できる塗装業者さんが、必ずしも優良とは限らないんです。

リフォーム瑕疵保険を利用できる塗装業者さんは、事前に保険会社へ事業者登録をしていますが、会社としての実績や職人さんの資格など、一定の基準を満たしていなければ登録することができません。

リフォーム工事業を営んでいる年数や、リフォーム工事を行なった件数、さらに実務経験や規定の資格を持つ人などが、条件に沿っているかどうかで判断されます。

ただ、これは数字や資格など、一定の基準は満たしているという事ですが、このような塗装業者さんが100%優良なのかというと、私は違うかなと思っています。

数字だけでは分からない事がたくさんあります

優良業者さんと言っても、人それぞれ様々な基準があると思いますし、どのくらい事業を続けていたり、難しい資格を持っている職人さんが在籍していることも、注目したいポイントですよね。

しかし、例えば、塗装のプロの基準となる資格「一級塗装技能士」を持つ職人さんがいる塗装業者に、あなたがお家の屋根・外壁塗装をお願いしても、言葉遣いや態度が高圧的だったり、あなたのお話をしっかり聞いてくれなかったら…。

優良業者さんとは、自然とあなたの立場に立って物事を考えることができたり、自分たちの施工で、あなたやご家族が安心できる暮らしをお手伝いしたいという気持ちを、当たり前に持っている業者さんだと私は思っています。

塗装業者さんは機械ではなく、あなたと同じようにそれぞれの想いを持った人です。

どんなに塗装業者さんの実績が良く、リフォーム瑕疵保険に事業者登録済みでも、あなたが業者さんを信頼できないまま契約すれば、安心できるはずのリフォーム瑕疵保険も、まるで「業者さんを信頼できない証」のようになってしまいますよね。

リフォーム瑕疵保険にこだわりすぎない

あなたが納得できる優良業者さんであれば、業者さんが設けている自社保証でも、自然に信頼できるはず。

しかし、どんなに信頼できると思っても、長年お付き合いしているわけではない初めましての人に、大事なお家のメンテナンスをお願いするので、誰でも少しは不安を抱くものです。

そのため、リフォーム瑕疵保険は、自社保証に加えてさらに安心できるためにある、万が一の保険

リフォーム瑕疵保険が利用できる塗装業者さんには、優良業者さんもいれば、そうとは言えない業者さんもいますし、逆にリフォーム瑕疵保険に対応できない業者さんの中にも、優良業者さん・そうではない業者さんがいます。

リフォーム瑕疵保険にこだわりすぎると、あなたにぴったりな優良業者さんを選ぶことができなくなってしまう場合もあるので、視野を広げながら業者選びをしてみるのがオススメ。

そのためにも、数字や資格だけに目を向けるのではなく、塗装業者さんと顔を合わせてたくさんお話ししてみてほしいです。

このページを見てくれたあなたへ。

ここまで私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。

屋根・外壁塗装のリフォーム瑕疵保険について確認してきましたが、あなたの抱える悩みや不安が少しでも解決に向かえば嬉しいです。

これからも家族と安心して暮らすために、屋根・外壁塗装をしたいと思っても、適正な施工をしてもらえるかどうか不安ですよね…。
私たちは、どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の屋根・外壁塗装の施工に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。

屋根・外壁塗装後の備えでお悩み中のあなたへ

お家の屋根・外壁塗装では、工事後にもしものことがあったらと思うと、不安でいっぱいになると思います。

工事の欠陥が見つかっても、塗装業者さんが倒産してしまえば、お金や時間がさらに掛かってしまうため、安心できる備えがほしいですよね…。

私たち外壁塗装コンシェルジュは、建物のことで不安・悩みを抱えている方のご相談・アドバイスから、もしご希望を頂いた場合は地元密着の優良業者さんのご紹介も行っております。

ご相談もご紹介も無料なので、累計1万人以上(2019年11月25日時点)の方々からご連絡を頂いているため、もしお悩み・ご不安が1つでもあれば、お気軽にご相談頂けると嬉しいです。

不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

コンシェルジュ

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