外壁塗装の予算があまりなかったとしても、失敗しないやり方を身につけることが出来ます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
外壁塗装に「予算」をかけられない人でも失敗しない方法があります。
予算が無いからといって「安さ」で決めてしまったりする事で、あなたの大切なお家の塗装に失敗してしまうことが、よく起こってしまいます。
例え予算がなかったとしても、正しい知識をもとに行えば失敗しない塗装ができるので、正しい知識を一緒に見ていきましょう。
外壁塗装に「予算」をかけられない人でも失敗しない5つの方法
マイホームや建物管理をしている方は、まとまったお金を支払わないといけない出来事の1つに、外壁塗装が入ります。
外壁塗装の計画を事前にしている方もいますが、ほとんどの方は予期せぬ事態になり外壁塗装を考え出す方がほとんど。
予期せぬ事態とは、例えば以下のような事です。
- 築10年が過ぎて家の劣化が目立ってきた
- 塗装工事の訪問業者が何度もくるようになった
- 外壁のヒビ割れが目立つようになった
普段気にしていなかった事が突然あなたの意識の中に入り込んでくると、とても不安になったり悩み事化してしまいます。
そして、外壁塗装はまとまった費用が発生するため、お金の事を考えなくてはいけません。
「外壁塗装の予算はどれくらい必要なんだろう…」
「失敗しないためにはどうやって予算を組んだらいいんだろう…」
不安になったまま外壁塗装を進めてしまうと、必ずどこかしらで失敗する原因と鉢合わせになり、そのまま失敗の外壁塗装に…
こういった事が起きないよう、外壁塗装に「予算」が掛けられない人でも失敗しない5つの方法を、順を追って一緒に見ていきましょう。
すぐに「予算が無くても」失敗しない方法を見たい方は、【知識3:外壁塗装の予算が無くても失敗しない方法】をクリックしてください。
方法1:外壁塗装の予算がどれくらい必要なのか知る
方法2:外壁塗装の予算を考える前にしておくこと
方法3:外壁塗装の予算が無くても失敗しない方法
方法4:外壁塗装の予算がないけど安く済ませる方法
方法5:外壁塗装の予算の決め方には塗料の耐用年数が関係する
順を追って、外壁塗装の予算で知っておきたい知識を一緒に身に着けていきましょう。
方法1:外壁塗装の予算がどれくらい必要なのか知る
まずは、外壁塗装で予算がどれくらい必要なのか目安(相場)を確認しておきましょう。※目安(相場)を知らなければ予算も立てにくいです。
一戸建て | |
---|---|
15~30坪 | 49~97万円 |
31~45坪 | 98~146万円 |
46~60坪 | 147~195万円 |
61~75坪 | 196~244万円 |
その他の建物 | |
---|---|
アパート | 100万~数百万 |
マンション(3階建て) | 200万~数千万 |
工場 | 70万~数千万 |
それぞれ建坪や建物の高さ・広さで費用は変わってきますが、外壁塗装の目安として最低限このくらいの費用がかかってきます。
一戸建てであっても、約60万円ぐらいはかかるため、決して安くはない費用です。
こちらの目安を参考に、まず外壁塗装ではどのくらいの費用や金額がかかるのかイメージしておきましょう。※屋根塗装やその他リフォームを加えると費用は自ずと高くなります。
外壁塗装の費用ってどうやって計算されているの?外壁塗装では、工事面積(塗装する面積)×単価(塗料の値段など)で計算されています。
例えば約30坪の建物の場合、118.8㎡×2,500=297,000円となります。
外壁塗装の目安(相場)って安いの?高いの?
外壁塗装では目安(相場)と言われるものがあります。
地域や塗装業者によって費用の算出方法や金額が異なってきますので、平均金額として目安(相場)を覚えておくと便利です。
それでは実際に、外壁塗装においてこの目安(相場)は「安い」「高い」のか。
それは、安くも高くもなく、適正な金額と言えます。
目安(相場)は適正な金額となっていますが、相場よりも「安い」「高い」場合は、何かしらの不測の事態が行っています。
目安(相場)よりも「安い」「高い」場合は、何があるのか確認していきましょう。
外壁塗装の目安(相場)より「安い」「高い」場合は何が起きてるの?
外壁塗装の目安(相場)よりも「安い」「高い」場合は、以下のような事が起きています。
安い場合
- 本来必要である塗装や工程が入っていない
- 見積もりに書いてあるものとは違う塗料が使われる
- 業者が後々追加工事で費用を取ろうとしている
高い場合
- 本来必要の無い工事が追加されている
- 塗装面積が余分に加えられている
- 見積もりの単価が高い
安い場合も高い場合もそれぞれ何かしらの悪いことが起こっています。
どちらの場合も、そのまま塗装工事を進めてしまうと、最終的にすぐ剥がれる塗装となってしまう可能性が高まるため、外壁塗装の予算を考えるまえに、まず目安(相場)を知っておく必要があるんです。
相場の豆知識相場よりもちょっと安い、高い、という場合はあまり心配する必要はありません。相場はあくまでも平均なので多少の前後はあります。気をつけなければいけないのが「安すぎる」「高すぎる」という相場から考えて大幅な違いが出た時です。
外壁塗装の相場が自分で考えていた予算より高い場合はどうすれば?
「外壁塗装って40万とかもっと安くできると思っていた…」
なかなかこういう方は少ないですが、そうだとしても外壁塗装は「高い」というイメージを持っている方が多いかなと思います。
外壁塗装にはいろいろな工程・塗料・塗り方が存在しており、専門知識がなければ対応ができないものです。※DIYなどでやろうと思っている方は危険なのでオススメはできません。
適正な塗装をするためには、必要な工程・塗料・塗り方があるため、それなりの費用をかけて行う必要があるんです。
外壁塗装にそれなりの予算が必要な理由
外壁塗装は約30坪の建物でも60万前後の予算が必要となります。
なぜ、ここまでお金をかけて外壁塗装をしないといけないのかと言うと、外壁塗装には以下の機能があるからです。
- 建物を外的要因によって受けてしまうダメージから守るため
- 建物の寿命を伸ばすため
建物を外的要因によって受けてしまうダメージから守るため
建物は建てている段階から、外的要因、つまり雨・風・ホコリ・紫外線などの環境ダメージを受けます。
日々受けるダメージは小さいものですが、それが5年10年ともなれば話しが別。
日々受けたダメージが蓄積して、外壁に塗られた塗膜(塗料が乾燥してできた膜)がボロボロになってきます。
塗膜がボロボロになったところや剥がれてきたところから、紫外線や雨などが侵入し建物自体にダメージを与えるようになってくるんです。
建物の寿命を伸ばすため
外壁塗装の効果が薄まると、建物に直接または内部へと環境ダメージが入ってきます。
こうなると建物の劣化が早まり、本来保てたはずの寿命よりも短い寿命となるため、建て替えや大規模なリフォームなども必要になってきます。
外壁にヒビ割れや剥がれが起きたからといって、すぐに塗装をし直さないといけないということではないですが、そのままにしておくといずれ取り返しが付かなくなる場合もあることを、あなたには覚えておいてほしいです。
それでは、外壁塗装の予算をだいたいイメージできたら、次は「外壁塗装の予算を考える前にしておきたい事」を見ていきましょう。
方法2:外壁塗装の予算を考える前にしておきたい事
外壁塗装の予算は約30坪の建物でも60万前後の費用がかかるため、安くはありません。
大きなお金がかかる事なので慎重に事を進めたいですが、予期していない・考えてこなかった突然の費用には、誰だって支払いたくないものです。
まずは、本当にあなたの大切なお家が外壁塗装を必要としているのか、簡単に判別できるセルフチェックをしてみましょう。
外壁塗装が本当に必要かセルフチェックをしてみよう!
- 築10年が過ぎている
- 外壁にヒビ割れがある
- 外壁の塗装が剥がれている
- 外壁にカビ・藻・コケが生えている
- 外壁を触ると粉状のものが手につく
- 外壁の目地が汚れている、ヒビ割れを起こしている※サイディングボードの場合
これら2つ以上当てはまるのであれば、外壁塗装が必要な時期と言えるので、あなたの地元で優良な塗装業者に、まずは現地調査をして見積もりをしてもらうことがオススメです。
お見積もりをすると、そのまま契約・申込をしなければいけないと思われがちですが、きちんとお断りもでき、あなたの都合がよい時に塗装工事ができるのでご安心ください。
外壁塗装をする季節・月を考える
外壁塗装をする時期になっているとして、いつ外壁塗装をすればいいのか、分からない方も多いのではないかと思います。
外壁塗装をするには、それなりの費用も用意しないといけないため、塗装に最適な時期である季節・月を把握しておくことで、塗装工事に失敗しなくなります。
それでは、外壁塗装に最適な季節・月を見ていきましょう。
季節 | 月 | 詳細 |
---|---|---|
春 | 3・4・5月 | 気候も穏やかで雨も少ないため、塗装には適した時期です。 |
夏 | 6・7・8月 | 雨が多かったり、気温が熱くなりすぎる事もあるため、塗料の乾燥に注意しなければいけませんが、天候に気をつければ問題なく塗装ができます。 |
秋 | 9・10・11月 | 気候が安定して塗装がしやすい時期になります。 |
冬 | 12・1・2月 | 寒さが影響して塗料の乾燥が遅くなったりしますが、気温に注意すれば問題なく塗装ができます。 |
ちなみに、当サービスに加盟している塗装業者にも、どの季節に塗装工事の依頼が多いかアンケートをとっています。
アンケートに答えてくれた107の業者から複数回答ありで答えていただき、その結果が以下になります。
依頼が多い月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
回答数 | 4 | 4 | 16 | 24 | 22 | 15 | 12 | 14 | 24 | 28 | 29 | 23 |
アンケートの結果、年始に依頼が少なくなる傾向・年末に塗装工事の依頼が多いものの、雨が多い夏であっても、さほどみなさまからの依頼は減っていないことがわかります。
年間を通してどの季節・月でも依頼はできる状態なので、あなた自身の予算が確保できた時に塗装工事を依頼することが可能です。
いったい、どの季節・月に依頼するのがいいの?どの時期でも、基本的に塗装工事は行えますが、工事依頼の多い月に塗装工事をしようとすると、人気業者のスケジュールが埋まっている場合もあるので、工事依頼の多い時期は避けるのがオススメです。
外壁塗装の予算のイメージが付き、いつ塗装工事を行えばいいか分かったら、次は実際に外壁塗装の予算がなくても失敗しない方法を一緒に見ていきましょう。
方法3:外壁塗装の予算が無くても失敗しない方法
「外壁塗装の予算のイメージが付いたけど、実際に出すとしたら高いな…。」
予算が無くても失敗しない方法を知っておくことで、塗装工事の失敗を防ぐことができます。
一つずつ、失敗の事例と失敗しない為の解決方法をセットで見ていきましょう。
失敗事例01:部分塗装
部分的な塗装のみをしたが、あとで再度塗装をすることになり余計に費用がかかった…。
解決方法外壁塗装において、部分的な塗装のみは意味がありません。例えばサイディングボードの外壁の場合、サイディングボードの目地(サイディングボードの繋ぎ目)にはコーキングと呼ばれるゴム剤が注入してあります。
部分的な塗装を行ったとしても、外壁塗装の時期にはコーキングもやりなおさないといけない状況になっているので、コーキングのやり直しが必ず必要となります。
また、塗装工事には仮説足場を設置して行うことがほとんどですが、1回の組み立て解体にかかる費用が10~20万前後。
何度も塗装工事をするとなると、この足場代も何度もかかるため、費用が余分にかかってしまいます。
いくら予算が無いからといって部分的な塗装のみで済まそうとするのではなく、塗装工事は建物全体を丸ごと一気に行わないと、余分に費用がかかってしまう事があることを覚えておいてほしいです。
失敗事例02:値引き
大幅値引き・キャンペーン・モニターで安くなる、こういった業者にお願いしたら、すぐに塗装が剥がれてきた…。
解決方法大幅値引き・キャンペーン・モニターで安くなる、このような手法を使い見積もりをする業者は、悪徳業者と呼ばれています。
どこが悪徳かというと例えば「本当は250万円ですが100万のお値引きをするので150万にします。」こういった根拠がない値引きをして、お客様にすぐ契約しないといけない気を起こさせます。
実際に値引きされた分の100万円は、何を値引きしたのでしょうか…。
約30坪の建物でも60万前後の金額なのに、それよりも高い見積もりから、さらに根拠の分からない値引きが100万円入っています。
こういった値引き商法は、ただ金額を自在に操ってお客様の気を引こうとしているだけです。
10万円以上の値引き、根拠が説明できない値引きには、特に注意してほしいです。
値引きなどせずに、最初から適正で見積もりをしてくれる、あなたの地元で優良な塗装業者のみに見積もりをしてもいましょう。
失敗事例03:1社のみの見積もり
1社のみの見積もりで高いか安いか分からず契約。結果、高い費用を支払わされた…。
解決方法1社のみの見積もりでは、その費用が「高い」か「安い」か分かりません。
相場を知っておくことである程度の金額はわかりますが、地域や業者によっても費用の算出方法が異なるので、1社のみの見積もりでは適正かが分かりません。
予算が無いからこそ、きちんとあなたの大事なお金を支払っても良いと思える業者に塗装を頼まなくてはいけません。
最低3社、さらにあなたの地元優良店のみに見積もりを依頼して比較することで、適正な金額にて比較ができるようになります。
また、優良業者であれば、あなたの予算に不安があることもしっかり汲み取ってくれて、あなたが出せる金額の範囲でプランをたててくれます。
1社のみではなく、必ず複数の優良業者にてお見積もり依頼をしなくてはいけないことを、覚えておいてほしいです。
失敗事例04:安すぎる見積もり
予算がないからと安すぎる見積もりを出した業者へ依頼。すぐに剥がれる塗装になってしまった…。
解決方法外壁塗装においては、適正な金額というものが存在しています。
必要な工程・塗料・塗り方など、あなたのお家を塗装するために本当に必要なものが入った金額が適正金額となります。
しかし、必要なものを外して安さだけを重視した塗装を行ってしまうと、すぐに剥がれてきたり次に想定していた塗装の時期まで塗装の効果がもちません。
安いということには必ず理由が存在しています。安さの理由にきちんとした根拠がなければ、その安さには手を出してはいけません。
安さだけで選ぶのではなく、塗装業者の熱意・人柄・技術やあなたに合うかといった点も含めて、総合的な判断で選びましょう。
方法4:外壁塗装の予算がないけど安く済ませる方法
「外壁塗装の予算をあまり確保できないからこそ、できるだけ安くしたい…。」
安かろう悪かろうと思っている方は、いまの時代にあまりいないと思いますが、それであっても安いに越したことはないと思います。
少しでも安くなる方法とし、以下のようなものがあります。
- 火災保険で保険料をもらう
- 相見積もりで安い業者を選ぶ
- 市区町村の助成金・補助金を利用する
火災保険で保険料をもらう
火災保険を利用する場合は「風災」と呼ばれる、台風・雹・落雷など、環境的な要因がもとで建物が被災した場合、加入している保険会社が一部費用の負担をしてくれるものです。
火災保険には、必ずあなた自身で火災保険会社に申請をする必要があります。
よく「火災保険の申請を代行して行います。」こういった業者がいますが、業者による代行申請は認められていません。
火災保険の詐欺やトラブルはかなり多く、消費者センターにも上がっているものなので、安易に頼まないようにしましょう。
火災保険に関係する情報は「火災保険で詐欺をする悪徳業者が多い?事実・手口・対策を一挙公開」を合わせてご確認ください。
相見積もりで安い業者を選ぶ
建築関係の工事において、相見積もりは必要不可欠です。
しかし、どの業者で相見積もりをしてもいいというわけではなく、必ずあなたの地元で優良業者として名が知られているところにお願いしないと相見積もりは失敗します。
相見積もり業者の中で1社でも悪徳業者が紛れていては、三分の1で悪徳業者を選んでしまう確立もあり、相見積もりでの判断基準も難しくなってしまいます。
相見積もりをする際に、業者が優良か悪徳かどうかわからない場合は、第三者機関で事前に厳しい審査を受けた業者を紹介してくれるサービスなどを利用するのがオススメです。
相見積もりに関係する情報は「外壁塗装の相見積もり!初めての人が陥りやすい間違えを正していきます」を合わせてご確認ください。
市区町村の助成金・補助金を利用する
遮熱塗料を使用したら、リフォーム工事をしたら、こういった工事を行うと国から助成金や補助金が出る場合もあり、市区町村別で塗装工事や建築関連の工事で助成金・補助金を出してくれるところがあります。
塗装前に申請が必要であったり、このような助成金・補助金が存在しない市区町村もありますが、使用できる市区町村にお住まいの方は、利用するのがオススメです。
助成金・補助金に関係する情報は「外壁塗装で助成金が受けられる!その条件と方法を知る」を合わせてご確認ください。
方法5:外壁塗装の予算の決め方には塗料の耐用年数が関係する
外壁塗装に「予算」が掛けられない人でも、失敗しなために知っておきたい知識の最後は、外壁塗装の予算の決め方です。
外壁塗装の予算決めで一番影響が大きいのが塗料をどれにするかということ。
塗料にはグレードと呼ばれる、質の高さを示すランキング付けがされています。
ランキングが低いものは塗料の効果がすぐに切れてしまうもので、ランキングが高いものは逆に塗料の効果が長続きします。
ランキングの違いがそのまま予算の違いにも直結するので、どの塗料があなたに最適なのか見てみましょう。
外壁塗装の予算決めに必要な塗料のグレード表
塗料の種類 | 価格 | グレードのランキング | 耐用年数 |
---|---|---|---|
アクリル系塗料 | 一番安い | 一番低い | 4~7年 |
ウレタン系塗料 | 安い | 低い | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 普通 | 普通 | 8~15年 |
フッ素系塗料 | 高い | 高い | 15~20年 |
遮熱・無機などの特殊塗料 | 一番高い | 一番高い | 15~20年 |
この表で一番気にしてほしいのが「耐用年数」という部分です。
耐用年数とは効果を持続できる期間ですが、ランキングが高い塗料ほど耐用年数も高い。
だからこそ、耐用年数が高い質の良い塗料は価格も高くなってきます。
そうなると予算決めに関して、どのくらい効果を持続できる塗料にするのかで、予算も変わってくること分かります。
それぞれの塗料を選んだ際、どれだけの予算を考えておけばいいのか見てみましょう。
塗料ごとの予算表
塗料の種類 | 15?30坪 | 塗り替え時期 | 塗り替え回数 | 合計金額 |
---|---|---|---|---|
アクリル系塗料 | 30~60万 | 4~7年後 | 30年間で4~5回 | 約300万 |
ウレタン系塗料 | 40~75万 | 6~10年 | 30年間で3~4回 | 約300万 |
シリコン系塗料 | 50~97万 | 8~15年 | 30年間で2~3回 | 約291万 |
フッ素系塗料 | 66~103万 | 15~20年 | 30年間で1~2回 | 約206万 |
遮熱・無機などの特殊塗料 | 72~142万 | 15~20年 | 30年間で1~2回 | 約284万 |
※塗料の相場で計算した金額です。塗料の相場は「 外壁塗装の適正価格は単価相場で判断できるをご確認ください。」 |
この予算表で分かることは、耐用年数が長くて比較的安いフッ素系の塗料が一番お得になるということです。
どの塗料にも特徴があり、あなたのご希望にあったものがいいですが、外壁塗装に予算をかけられない場合は、塗料の費用は高いけど耐用年数が長いフッ素系を選ぶと将来的にみて一番安くなります。
予算をかけられない人ほど、短期的な思考に陥ってしまい「今回の塗装だけ」で考えてしまいがちですが、そうではなく、建物のメンテナンスは定期的に起こるものなので、将来的にみて安くなる塗料選びをすることがとても重要になってきます。
外壁塗装に予算をかけられない時ほど、次の塗装も考えて予算を決めましょう。
実際に外壁塗装を始めたら追加工事で予算オーバーもある?
外壁塗装の相場も分かった、予算も決められた、さて塗装工事だ!と思うのはまだ早いです。
実は、業者によっては工事の途中や一旦契約が決まったあとから、追加工事を要求してくるケースがあるんです。
追加工事が発生した場合、せっかくあなたが頑張って決めた予算内に収まる塗装工事で進められると思ったのに、今までの苦労が水の泡となってしまいます。
しかしご安心ください。以下のような業者を最初から選んでおけば追加工事などもなく、あなたが考えた予算内に収まる塗装工事ができるようになります。
追加工事を発生させないためにはどんな業者を選べばいい?
外壁塗装工事において、追加工事を要求されるケースがたくさんあります。
追加工事が発生して予算オーバーとならないためにも、以下のような業者に外壁塗装はお願いしましょう。
- 地元に密着した業者(最低でも創業5年以上)
- 現地調査をしっかり丁寧にしてくれる業者
- 最初から追加工事はないと宣言してくれる業者
地元に密着した業者(最低でも創業5年以上)
あなたの地元に密着した業者であれば、追加工事などの発生が起こりづらいです。
それはなぜか。
追加工事というのは予算オーバーとなるため、お客様にとってはデメリットでしかなく、デメリットが発生する工事を何度も続けていると、自然に口コミで地元に広がり、その業者の悪評が広まり仕事ができなくなります。
そのため、創業5年以上は地元で外壁塗装をしている業者にお願いすることで、自然と悪い業者を遠ざけることができます。
現地調査をしっかり丁寧にしてくれる業者
追加工事の発生の原因として、現地調査で分からなかったことが外壁塗装中に発覚。塗装工事が進んでしまっているため、そのまま追加工事を受けることになるといったことが多いです。
そのため、最初の現地調査の段階で、あなたのお家を隅々まで調査して、悪いところを予め全て出してくれる業者にお願いしましょう。
現地調査も、通常であれば1時間前後はかかるものなので、30分程度しかかけない業者は、現地調査漏れがあり追加工事が発生する可能性が高まります。
現地調査をしっかり丁寧にしてくれる塗装業者を選びましょう。
最初から追加工事はないと宣言してくれる業者
優良業者の中には、追加工事が発生した場合、費用はいただかないという宣言を最初からしている業者もいます。
追加工事というのは、言うなれば塗装業者の確認ミスでしかありません。
そういった非をきちんと認めてくれる素直な業者にお願いすることで、追加工事の心配は無くなります。
外壁塗装の将来的な予算計画の作り方
あなたがマイホームを持っている場合、建ててからもお金がかかることを想定しておかなくてはいけません。
マイホームは建てて終わりではなく、定期的にメンテナンスを行い修繕が必要なもの。
以下の例を参考に、あなたと一緒にマイホームの塗装計画を作っていきたいと思います。
マイホームの塗装計画:例1
- 年齢:40代
- 性別:男性
- 外壁:モルタル
- 状況:外壁塗装が初めての方
- 希望:安かろう悪かろうとは思っていないが、安いに越したことはない。
シリコン系の塗料(耐用年数:約10年) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 塗装 | 塗装 | 塗装 | 塗装 | |||
費用 | 90万 | 90万 | 90万 | 90万 | |||
年齢 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | 70歳 |
30年間で合計3回メンテナンス:360万 | |||||||
フッ素系の塗料(耐用年数:約15年) | |||||||
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 塗装 | 塗装 | 塗装 | ||||
費用 | 100万 | 100万 | 100万 | ||||
年齢 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | 70歳 |
30年間で合計3回メンテナンス:300万 |
こんな方へのおすすめは?将来的な塗装費用を安くするため、耐用年数の高いフッ素系塗料で塗装工事!
マイホームの塗装計画:例2
- 年齢:30代
- 性別:男性
- 外壁:サイディングボード
- 状況:まだ家を立てたばかり
- 希望:今のうちに塗装の計画を立てておきたい
シリコン系の塗料(耐用年数:約10年) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 新築(シリコン) | 塗装 | 塗装 | 塗装 | |||
費用 | 90万 | 90万 | 90万 | ||||
年齢 | 30歳 | 35歳 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 |
30年間で合計2回のメンテナンス:270万 | |||||||
フッ素系の塗料(耐用年数:約15年) | |||||||
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 新築(シリコン) | 塗装 | 塗装 | ||||
費用 | 100万 | 100万 | |||||
年齢 | 30歳 | 35歳 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 |
30年間で合計2回のメンテナンス:200万 |
こんな方へのおすすめは?フッ素塗装工事2回の工事!
マイホームの塗装計画:例3
- 年齢:50代
- 性別:男性
- 外壁:サイディングボード
- 状況:40歳の時に1度目の塗装で失敗している
- 希望:失敗したくないけどあまりお金をかけたくない
シリコン系の塗料(耐用年数:約10年) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 塗装(失敗) | 塗装 | 塗装 | 塗装 | |||
費用 | 50万 | 90万 | 90万 | 90万 | |||
年齢 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | 70歳 |
30年間で合計4回のメンテナンス:320万 | |||||||
フッ素系の塗料(耐用年数:約15年) | |||||||
年号 | 2015年 | 2020年 | 2025年 | 2030年 | 2035年 | 2040年 | 2045年 |
工事 | 塗装(失敗) | 塗装 | 塗装 | ||||
費用 | 50万 | 100万 | 100万 | ||||
年齢 | 40歳 | 45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | 65歳 | 70歳 |
30年間で合計3回のメンテナンス:250万 |
こんな方へのおすすめは?費用を抑えるためにフッ素塗装工事2回の工事!
これらの表を見て頂くと、塗料一つで塗装の回数と金額に差が生まれているのが分かります。
塗料一つとって見ても予算決めには欠かせないものなので、妥協せずしっかりと最初の塗装の段階から、将来的な予算計画を考えておくのがオススメです。
外壁塗装の予算は分かったけど実際に払う時はどうなるの?
外壁塗装の予算が立てられ、実際に塗装業者へ見積もりをお願いして、当初考えていた予算内に収まった場合、次はお申し込みをしてお支払いとなります。
しかし、外壁塗装の支払いタイミングは塗装業者によっても違うので、どんなタイミングがあるか確認しておきましょう。
外壁塗装の費用を支払うタイミング
タイミング1:工事完了後の全額支払い
通常は、外壁塗装がしっかり終わった後に全額お支払いの形式が多いです。きちんと工事が終わったあとに支払うことができるので、安心できます。
タイミング2:工事前に50%、工事後に50%の支払い
工事前に半分、工事後に半分のお支払いケースです。金額が高い場合に、こういった支払い方法が求められる場合があります。
タイミング3:工事前に20%、工事中に40%、工事後に40%の支払い
分割して工事前、工事中、工事後にお支払いする方法です。
タイミング4:工事前に全額支払い
工事前に一旦全額支払いをする方法です。この方法を求める工事業者は、99%の確率で悪徳業者のため、絶対にこの業者と契約してはいけません。
外壁塗装の費用の支払い方法
外壁塗装のお支払い方として、以下のような方法がとられています。
- 銀行振込
- 現金支払い
- クレジット払い
- リフォームローン
全ての塗装業者でリフォームローンやクレジット払いができるわけではないので、申込前にきちんと確認しておくことがオススメです。
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
外壁塗装の予算についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の外壁塗装のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、外壁塗装の安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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外壁塗装を少しでも安くしたい…
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私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる外壁塗装をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
失敗しない屋根・外壁塗装工事の工事店選びから、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
「外壁塗装の相談がしたい」とお伝えください。ご利用無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中- 塗料(35)
- 基礎知識(90)
- 費用(36)
- 部位別(1)
- 色・カラー(11)
- メンテナンス(3)
- 業者(34)
- 塗装(29)
- お悩み・トラブル(27)
- 市区町村(186)
- 屋根(31)
- 悪徳業者(12)
- 外壁(29)
- 外壁塗装(124)
- 屋根塗装(30)
- アパート(19)
- 屋根工事業者(2)
- 詐欺(3)
- 足場解体(1)
- オススメ業者(3)
- 時期・季節(10)
- 屋根修理(20)
- 早見表(5)
- 耐用年数(6)
- 選び方(6)
- 価格(7)
- 見積もり(22)
- 住宅塗装(2)
- 相場(16)
- 地元業者(113)
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