アルミサッシへの塗装の必要性や、塗装・補修に掛かる費用を知っておくと、あなたのお家のアルミサッシに合ったメンテナンスを行うことができます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
窓のアルミサッシはブラウンの物もあれば、シルバーやブラックもありますよね。
しかし、白系・黒系は汚れが見えやすかったり、そもそもアルミのような金属製の物は、傷が付いてしまうと目立ちやすいです。
また、アルミサッシには、気が付くと白い斑点状の汚れが付着していることもあると思います。
汚れや傷に関わらず、アルミサッシを塗装して窓のイメージチェンジがしたい!と思って、塗装を考えるかもしれません。
窓はあなたのお家に必ずあり、生活の一部とも言える大事な部分なので、アルミサッシの塗装について、私と一緒に確認してもらえると嬉しいです。
アルミサッシは塗装できる?
そもそも、「アルミサッシって塗装ができるの?」と疑問に思うかもしれませんが、昔は塗装ができないと言われていました。
しかし、最近ではアルミサッシ用の塗料が開発・販売されるようになり、塗装をすることが出来るようになってきています。
ただし、塗装業者さんの中には、アルミサッシの塗装をお願いされてもお断りをしたり、対応できる工事範囲として初めから含めない業者さんも。
それは、アルミサッシに塗装が出来ても、あまり長持ちせず、数年で剥がれてしまう可能性が高いからです。
そのため、塗装の耐久性が短いという事にあなたが納得できるようであれば、アルミサッシの塗装をしてみてもいいと思います。
そもそも塗装する必要はある?
塗装の目的は、塗装をする対象によって変わってくると思います。
車の塗装であれば、デザインなど見た目をキレイにするために行われ、お家の外壁塗装であれば、見た目だけでなく汚れやカビの発生を抑えたり、雨水が外壁の内部に侵入するのを防いでくれます。
アルミサッシに塗装を行うときは、
- 傷を補修する
- 汚れを目立たなくする
- デザインを変える
- アルミサッシの保護
これらが目的として挙げられます。
傷の補修、汚れを目立たなくする、デザインを変えるといった、見た目の効果が大きいですが、アルミサッシ本体に付く傷や、アルミに発生する白サビを防ぐ役割も。
そのため、塗装をした方がメリットが多いと考えることもできますが、アルミサッシについてもう少し詳しく見ていければと思います。
必要性はお家の環境やあなたの要望次第
あなたのお家のアルミサッシには、白い斑点が付着しているかもしれませんが、その正体はアルミに発生する白サビ。
「サビ」と聞くと、色は茶色で、鉄をボロボロにしてしまう…というイメージがあると思いますが、茶色いサビは赤サビと呼ばれ、アルミに発生する白サビは赤サビに比べて、金属そのものがボロボロにはなりにくいサビです。
もちろん、赤サビと比較した場合なので、お家の環境やアルミサッシの種類によっては、白サビによる劣化が酷くなる可能性もありますが、アルミサッシには必ず塗装が必要とは言えません。
外壁や屋根、鉄部など、お家のあらゆる所は水に弱く、塗装をして保護しますが、アルミサッシは雨水が染み込むわけではなく、アルミの成分と反応して白サビが発生しても、穴が空くほどボロボロにはなりにくいという訳です。
しかし、白サビが発生すると、アルミサッシの見た目は悪くなってしまうので、定期的にお掃除しておくのがオススメですが、お手入れが面倒だったり、白サビが気になるようであれば、塗装で一新してみても良いと思います。
お家が海に近い場合は塗装を検討しましょう
あなたのお家が海に近い場所に建っている場合は、「塩害」という現象によって、アルミサッシに白サビが発生しやすくなります。
海水には塩分が含まれていますが、海水が蒸発して潮気を含んだ空気が風に乗り、お家に付着すると、塩分によって金属部分のサビが進行しやすくなってしまうんです。
「海はあるけど、ウチはそこまで近くないし…。」
このように考えるかもしれませんが、海からの距離が5キロ離れていても、塩害の症状が発生してしまうことがあります。
あなたのお家が海に近く、アルミサッシに白サビが多く発生している場合は、アルミサッシの塗装を考えて、塗装業者さんに相談してみるのがオススメです。
アルミサッシの塗装・補修方法と費用相場
「アルミサッシの汚れやサビが気になる…。」
「色を変えたい!」
このように思って塗装を考える場合、アルミサッシの塗装はどのような工程で行われるのか、傷やへこみがある場合はどのように補修するのか、費用相場と一緒に確認していければと思います。
アルミサッシ塗装の流れ
アルミサッシを塗装する場合、一般的に下記のような流れで行われます。
STEP1 | 下地処理 | 汚れや白サビを落としたり、塗料を密着させるための細かい傷を付けるために、研磨剤で磨いていきます。ケレンやサンディングとも呼ばれる作業です。 |
---|---|---|
STEP2 | 養生 | 塗装する必要がない部分に塗料が付着しないよう、ビニールやマスキングテープで覆います。養生がずれてしまうと、窓ガラスやサッシの周りの壁に塗料が付着してしまうため、細かい作業が必要です。 |
STEP3 | 塗装 | 下地を整えて、上塗り塗料を密着させるための下塗り塗料を塗り、しっかり乾燥させてから上塗り塗料を塗るという工程が一般的ですが、使う塗料によって工程が変わります。 |
アルミサッシなど、金属を塗装する時はスプレーなどの吹き付けで行うことが多いですが、サッシの種類や状態、塗装業者さんのやり方によっては、ローラーや刷毛(はけ)を使うこともあります。
もちろんすべての工程が大事ですが、とくに下地処理を丁寧に行わなければ、白サビや汚れがボコボコと残ったままの塗装となってしまい、塗料の密着する力も弱くなってすぐに剥がれてしまうため、下準備から丁寧に作業できる優良業者さんを選んでほしいです。
作業内容 | 費用相場 |
---|---|
アルミサッシの塗装 | 約4~6万円/1ヶ所 |
塗装してあるアルミサッシが剥がれてきたら?
あなたのお家のアルミサッシが、すでに塗装してあるもので、その塗装が剥がれてきてしまった場合は、上記の「アルミサッシ塗装の流れ」と同じように塗装されることが多いです。
ただし、剥がれてきた古い塗装を、全てキレイに剥がしてから塗装しなければ、またすぐに剥がれてしまうので、塗装前の下地処理がとても大切になります。
アルミサッシに傷やへこみがある場合は?
アルミサッシは、傷が付きやすかったり、何かがぶつかってへこんでしまう事もあると思います。
傷やへこみがある場合は、塗料を塗ることができても見栄えが悪いままだったり、塗料が剥がれやすくなることもあるので、塗装の前に補修が必要です。
補修は下地処理の前後に行われ、パテと呼ばれるペースト状の補修剤を、ヘラを使って傷やへこみに埋めていきます。
適正な硬化剤と混ぜ合わせたり、パテを塗った後の乾燥時間を守ったり、何度も研磨材で磨くといった、多くの工程が必要になるため、専門業者さんへお願いするのがオススメです。
作業内容 | 費用相場 |
---|---|
アルミサッシの傷・へこみ補修 | 約2~5万円/1ヶ所 |
アルミサッシはDIYで塗装・補修できる?
アルミサッシ用の塗料は、ホームセンターなどで販売されているため、あなたご自身で塗装をしようと考えるかもしれませんが、私からはあまりオススメできません。
- アルミサッシの塗装そのものが難しい
- 傷やへこみがある場合は、補修がとても難しい
- 元々塗装の寿命が短くなりやすい
アルミサッシは金属の一種ですが、金属はローラーや刷毛(はけ)で塗装すると塗った跡が目立ちやすいため、吹き付けで塗装することが多く、アルミサッシ用の塗料もスプレータイプがよく見られます。
しかし、吹き付けは均等に塗装するのが難しく、あなたのお家のアルミサッシに合った塗料を選ばなければ、すぐに剥がれてしまうことに。
また、傷やへこみの補修は、パテと呼ばれる補修剤を作るところから始まり、さまざまな研磨作業を何度も重ねて、初めてきちんとした補修ができるため、専門的な技術や経験が必要になります。
元々、アルミサッシの塗装はあまり長持ちしないこともあり、技術や経験がないまま行なってしまっては、さらに寿命の短い塗装となってしまう可能性が高いんです。
もちろん、DIYに挑戦してみるのも一つの手段ですが、適正な塗装や補修ができる業者さんであれば、あなたのお家のアルミサッシをキレイに直してくれるので、私は専門業者さんでの塗装・補修をオススメしたいです。
このページを見てくれたあなたへ。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
アルミサッシの塗装や補修について一緒に見てきましたが、あなたの抱える悩みや不安が少しでも解決に向かえば嬉しいです。
お家の窓は、どんなに窓ガラスがキレイでも、アルミサッシが汚れたり傷んでいると、気持ちの良い暮らしも薄れてしまうと思います…。
私たちは、どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下のアルミサッシの塗装・補修のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
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アルミサッシの塗装や補修でお悩み中のあなたへ
窓のアルミサッシは、気軽に外の空気をお部屋へ取り込むことが出来る部分なので、日々の暮らしで欠かせないものですよね。
しかし、お部屋をキレイにしていても、アルミサッシの見栄えが悪いと、気になってしまうと思います…。
私たち外壁塗装コンシェルジュは、建物のことで不安・悩みを抱えている方のご相談・アドバイスから、もしご希望を頂いた場合は地元密着の優良業者さんのご紹介も行っております。
ご相談もご紹介も無料なので、累計1万人以上(2019年11月25日時点)の方々からご連絡を頂いているため、もしお悩み・ご不安が1つでもあれば、お気軽にご相談頂けると嬉しいです。
不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ご利用無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中
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