塗料には、効果を保てる期間が存在していますが、その期間を最大限引き延ばす方法が分かります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
外壁塗装も屋根塗装も一度塗ったら、その効果が永遠に続くわけではありません。
紫外線・雨風などの外的ダメージを受け続けると塗料の耐久性が弱まっていき、耐久性が失われるせいで塗膜の剥がれが起きます。
さらに、塗料ごとで耐久度が異なるので、塗り替え時期を見誤らないように、塗料それぞれの耐久年数をしっかり頭に入れていきましょう。
塗料の耐久年数とは?
塗料の耐久年数とは、各塗料メーカーが独自の耐久性のテストを行い、「このくらいの年数であれば効果を保っていられる」と公表しているものです。
しかしこの独自のテスト、実際の家の環境を模したセットで行われているだけで、実際の環境下でのテストではありません。
そのため、信憑性にかける耐久年数なので、あくまでも目安として覚えておきましょう。
外壁・屋根に塗料が塗られるとどうなるの?
塗料が塗られると「塗膜」が作られ、塗膜が鎧になってくれているおかげで外壁も屋根も外的ダメージから守られています。
しかし、この効果は永遠に続くものではなく限りがあるもの。
その中でも、耐久性を長く保てる塗料もあればすぐに耐久性がなくなり、短い年数で塗膜が剥がれてしまうものもあります。
どの塗料が、どのくらいの耐久年数があるのか見ていきましょう。
塗料ごとの耐久年数と耐久度
どの塗料が、どのくらいの耐久年数・耐久度を有しているか以下の表で確認してみましょう。
塗料 | 耐久年数 | 耐久度 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 4~7年 | ▲ |
ウレタン塗料 | 6~10年 | ▲ |
シリコン塗料 | 8~15年 | ● |
ラジカル塗料 | 8~15年 | ● |
光触媒塗料 | 10~15年 | ● |
ピュアアクリル塗料 | 12~15年 | ● |
フッ素系塗料 | 15~20年 | ◎ |
遮熱系塗料 | 15~20年 | ◎ |
※耐久度の度合いを記号で分けています。 ◎:高い ●:普通 ▲:低い |
塗料の耐久年数を長く保つための条件とは
塗料の耐久年数を通常通り保つためには、必ず守らないといけない条件があります。
この条件がクリアできなければ、いくら耐久年数の長い塗料を塗ったとしても、すぐに耐久性が無くなり剥がれる塗装になります。
2つの条件
- 条件1:高圧洗浄で塗装面をキレイにする
- 条件2:下地処理(ケレンなど)で塗装面をキレイにする
この2つの条件がクリアできて、初めて本来の耐久年数を保つことができます。
なぜこの2つが耐久年数を保つための条件なのか、2つの条件ともあることを示しています。
それは、
外壁と屋根の塗装部分をキレイにしておかないと、外壁材・屋根材と塗料との間に汚れが挟まることで密着度が弱くなり、塗料が剥がれてしまいやすくなる
ということ。
塗装面をいかにキレイにするかが、塗料の耐久年数を保つための条件となってきます。
まとめ
塗料の耐久年数を最大限引き出すには、塗装面をいかにキレイにできるかがカギ。
塗料の耐久年数を長く保つために、高圧洗浄・下地処理を丁寧にしてくれる塗装業者を探すことが、結果的に失敗しない塗装になります。
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塗料の耐久年数を長く保つためには…
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