屋根・外壁塗装の例外を知っておくと、塗装工事の知識をより深めてから、不安要素を減らした状態で、業者選びや工事へ進めることができます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
あなたとご家族が安心できる暮らしを続けるためには、屋根や外壁の定期的なメンテナンスが必要で、塗装工事や張り替え工事などが一般的です。
「我が家を守るために、しっかり勉強しておかないと!」
このように思って、すでにインターネットや本を活用しながら、基本的な知識を頭に入れている段階まで、下調べを進めているかもしれません。
しかし、屋根・外壁塗装は基本的なルールがあっても、なかなか一筋縄ではいかない工事で、あなたが勉強してきた内容にも「例外」が存在する可能性が高いんです。
屋根・外壁塗装の勉強を進めている熱心なあなたの、不安要素を少しでも取り除ければと思うので、塗装工事の例外を、私と一緒に確認していきませんか?
実際の見積もりや工事をする時に、「事前に勉強した内容と違うけど大丈夫なの?」と、不安にならないための情報になれば嬉しいです。
屋根・外壁塗装には例外がたくさん
屋根・外壁塗装には、作業の流れや材料の使い方、塗装業者さんの対応など、基本的な決まりや一般的に言わている注意点などがあります。
あなたが初めてお家の塗装工事を行う場合、このような基本的な知識を少しでも頭に入れておくのは、とても大切なことです。
塗装工事は悪徳業者が多く潜んでいる業界でもあるため、悪い業者からお家を守るためにも、塗装工事や業者選びの基礎を身につけることで、納得しながらスムーズに進めることができます。
ただし、塗装工事は、教科書通りにはいかない事がたくさんあるので、一緒に例外を確認していきましょう。
その1.屋根の「調査方法」に例外あり
お家の塗装工事は、初めに見積もりをするために、塗装業者さんがお家の調査を行い、屋根を見る時は屋根にのぼって調査を行いますが、これには例外もあります。
塗装工事の悪徳業者は、調査をする時に屋根の上でわざと屋根を傷つけ、その修理代を見積もりに含めるような手口を使う場合もあるため、あやしい業者を屋根にのぼらせるのは、かえって危険な可能性があるんです。
それゆえに、「知らない業者は屋根にのぼらせたくない!」と心配に思うかもしれないので、このような場合は無理にのぼらず点検することもあります。
屋根の傷み具合によっては、土台となる板が柔らかくなっている場合もあり、屋根に上がるとお家も業者さん自身も危険という可能性もあるんです。
屋根にのぼらない調査方法は、ドローンや棒状の撮影ポールで屋根の様子を見たり、ハシゴは掛けても屋根には上がらず、ハシゴから見える範囲で調査をすることも。
その2.塗料の「3回塗り」に例外あり
塗装工事の基本知識でよく言われているのが、塗料を3回塗るというルール。
しかし、これには例外があり、2回塗りや4回塗りで塗装をする場合もあるんです。
2回塗りになる場合の例
2回塗りになる代表的な例は、下記の2つです。
- サイディング外壁のクリヤー塗装
- 付帯塗装
それぞれ詳しく確認していきましょう。
サイディング外壁のクリヤー塗装
一般的なお家の外壁で多いのが、砂やセメント、水を混ぜ合わせたものを塗り固めて作られる「モルタル外壁」と、サイディングボードと呼ばれる板状の外壁材を貼り付けて作られる「サイディング外壁」です。
どちらも塗装工事が必要になりますが、サイディングの塗装に使われる塗料は、色が付いたペンキだけでなく、色の付いていない透明な種類もあります。
サイディングはデザイン性に優れており、レンガ調や石材調などオシャレな種類が多いですが、せっかくのデザインを塗料で塗り潰してしまわないように、クリヤー塗料(クリアー塗料)と呼ばれる、サイディング専用の透明な塗料があるんです。
クリヤー塗料は、各塗料メーカーで販売されていますが、塗り回数の規定は2回塗りになっていることが多いので、3回塗りの例外となっています。
付帯塗装
お家の塗装工事を行う時は、屋根や外壁とセットで付帯部と呼ばれる部分も塗装をするのが一般的。
雨樋や水切り、雨戸、軒天、シャッターボックスなど、屋根と外壁以外の部分的なところを付帯部といいますが、これらは屋根や外壁に比べて、塗装での保護による重要度は低いところです。
表面を保護するよりも、付帯部そのものが耐久力を持っていることが大切なので、3回塗りではなく2回塗りで済ませる場合が多くなっています。
4回塗りになる場合の例
屋根材や外壁材の傷みが酷い場合は、4回塗りで塗装を行うことがあります。
あなたが塗装工事について勉強している場合は、塗料の3回塗りについても既にご存じかもしれませんが、塗装は下塗り・中塗り・上塗りと分けられることが多いです。
しかし、屋根や外壁が大きく傷んでいると、塗料を塗っても吸い込んでしまい、表面にできる保護膜が適正な厚みにならず、塗料の本来持つ効果が発揮されない恐れも。
そのため、下塗り塗料を1回増やすことで、吸い込みを止めてから塗装する必要が出てきます。
中塗り塗料・上塗り塗料は色の付いた一般的なペンキが使われますが、下塗り塗料だけは下塗り専用の塗料を使い、ペンキのようにトロッとした物もあれば、水のようにサラサラした種類もあります。
一番最初に屋根や外壁へ塗ることになる下塗り塗料は、中塗り・上塗り塗料を屋根・外壁にしっかり密着させるための、接着剤のような役割も果たしているので、下塗り塗料が吸い込まれてしまうと、塗装が剥がれる原因になってしまうんです。
中塗り・上塗り塗料を増やさない理由
4回塗りで塗装する場合、増やすところは中塗り・上塗り塗料ではなく下塗り塗料。中塗り・上塗り塗料は、ほとんどの塗料メーカーで塗り回数を1回に指定されていますが、下塗り塗料は、傷み具合などに応じて回数を増やすよう、メーカーから注意書きされているんです。中塗り・上塗り塗料を増やしても、屋根・外壁材との接着材となる下塗り塗料が機能しなければ意味がなくなってしまうので、増やす場合は下塗り塗料を増やします。
その3.塗料の「希釈量(きしゃくりょう)」に例外あり
塗装工事に使われる塗料は、必ず「水」または「塗料用シンナー」の、どちらかと混ぜ合わせて使う必要があります。
どちらを混ぜる場合も、それぞれ「希釈量」という割合が各塗料ごとに決められており、水または塗料用シンナーを使って塗料をどれくらい薄めるか、という量を指しているんです。
もちろん、塗料を作ったメーカーからの指定量に従わなければ、塗料の持つ効果を発揮できず、すぐにひび割れたり剥がれたりしてしまう恐れがありますが、時には指定の数値とは違う割合で薄めることがあります。
屋根・外壁が傷んでいる場合
屋根材や外壁材が傷んでいると、塗料を塗っても中に吸い込まれてしまう事が多く、塗装による保護力を発揮できない恐れがあり、すぐに剥がれる原因となる場合も。
このような場合は、水や塗料用シンナーを少なめの割合に、塗料を多めの割合にして混ぜることで、塗料が表面にしっかり残って保護膜を作れるように、調整する場合があります。
どのくらい傷んでいる具合に、どのくらいの割合で調整が必要なのか、職人さんの経験が大きく発揮されるところでもあるので、あなたのお家の状態に合った、臨機応変な対応ができる優良業者さんを選ぶことが、とても大事です。
塗料の水増しに注意!
希釈量の例外では、水や塗料用シンナーを少なめに、塗料を多めにする場合があることをお話ししましたが、塗装工事の悪徳業者は、不適切な割合で希釈量を変えることがあります。
塗料に水を混ぜて使うタイプの場合、メーカーの指定量よりも水を多く混ぜて、塗料の割合を少なくするという手口で、文字通り水増しすることによって、悪徳業者は浮いた塗料代を不正に奪い取るんです。
指定量よりも水の割合が多い塗料で塗装をすると、塗料の効果が発揮されなかったり、すぐに劣化してしまう原因となります。
希釈量は、塗料によって「3~5%」というように幅があり、これは夏場と冬場の気温によって、塗料の粘度が変わって塗りやすさも違うため、環境によっては水やシンナーを多めにすることもありますが、規定の幅の範囲に留めることが多いです。
悪徳業者の場合は、極端に塗料の割合を少なくするため、塗料を適正に扱って工事をしてくれる優良業者さんを選ぶようにしょう。
その4.屋根の「タスペーサー」に例外あり
屋根の塗装工事を行う時は、縁切り(えんぎり)という工程があり、一般的に「タスペーサー」という材料が使われます。
縁切り作業は、スレート屋根と呼ばれる、セメント製の薄い板で出来ている屋根の場合に行われますが、屋根材と屋根材の間に、適切な隙間を空けるための工程です。
屋根材に隙間があることで、雨水の通り道が出来るのですが、隙間を空けずに塗料で塞いだままでは、雨水が逃げられず雨漏りの原因になってしまうため、大事な作業となっています。
昔は専用のカッター等を使って、一つ一つ切り込みを入れていましたが、現在は「タスペーサー」と呼ばれる部材を差し込んでいくだけで、縁切りを終えることが出来るようになりました。
しかし、スレート屋根は何年も紫外線を浴び続けることで、歪んだり反ったりすることがあり、すでに隙間が空いている状態の場合もあります。
そのため、隙間の大きさによっては、タスペーサーを差し込んでも落ちてきてしまうなど、縁切りの必要がないことがあるため、タスペーサーは使わず、部分的にカッターで切り込みを入れた方が効率が良くなる可能性もあるんです。
その5.塗料の「乾燥時間」に例外あり
屋根や外壁に使われる塗料には、メーカーから様々な数値が指定されていますが、塗料を塗った後に最低でもどのくらい乾かさなければいけないのか、という時間も決められています。
塗装工事は下塗り・中塗り・上塗り、というように塗料を塗り重ねていきますが、それぞれ塗ったあとにきちんと乾燥させてから、次の塗料を塗らなければ、数年で剥がれてしまう原因にもなるんです。
しかし、塗料が乾くまでの時間は、気温や湿度によってバラバラで、そのため季節ごとでも乾き方は変化。
気温が高い方がすぐに乾き、湿度が高い方が乾きにくくなるため、職人さんは、塗装当日の天候をしっかり把握しながら、その日の気温や湿度に合った乾燥時間で作業を進めていきます。
その6.「工事期間」に例外あり
屋根・外壁塗装の工事期間は、一般的に2週間前後かかるものですが、場合によっては、工事期間が延びたり、逆に早く工事が終わることもあります。
塗装工事は天気に大きく左右されるものなので、雨が降ったり、強風で作業が困難な場合は、作業が出来なくなってしまう事に。
そのため、工事期間に悪天候が重なると、その分だけ工事に要する日にちも増えてしまうんです。
また、夏場は気温が高く、塗料が乾きやすい時期なので、工事期間が短く済む場合もあります。
一般的には、1回塗料を塗ったら一日置いてから次の塗料を塗りますが、夏場の乾きやすい時期は、一日に塗装工程を大きく進められることがあるんです。
経験豊富で適正な判断ができる優良業者さんにお願いすると、雨の中で無理やり作業を進められてしまうこともなく、工事を早めに終えてくれる可能性もあるという事になります。
あまりにも短い工事期間には要注意
「屋根や外壁の塗装工事が3日で終わってしまった」というように、極端に短い期間で終えられてしまう場合は、悪徳業者の可能性があります。
あまりにも工事期間が短いと、本来必要な工程を省かれていたり、手抜き工事をされている場合があるので、工事の前には必ず工程表を作ってもらい、しっかり確認しておくようにしましょう。
その7.「追加工事」に例外あり
屋根や外壁の塗装工事で多いトラブルの一つに、追加工事があります。
お家を調査してもらい、調査結果を元に見積もりをしてもらって、打ち合わせを重ねながら納得できる金額で契約をすると思いますが、工事が始まってから新たに工事が追加されるのは、できる限り避けたいですよね。
塗装工事の悪徳業者は、追加工事を何度も重ねて、結果的に高額な費用を請求する手口も使うことがあり、追加工事に対して悪いイメージを持っているかもしれません。
しかし、優良業者さんであっても、追加工事が発生する場合があるので、一緒に詳しく見ていきましょう。
契約前に内部を見るのは難しい
お家の建物調査は、見積もりをする前、つまり契約を交わす前に行うものなので、工事を行うことが許可されていない状態とも言えます。
しかし、屋根材や外壁材を剥がさなければ、下地など内部の状態を確認することは難しく、物理的にどうしても調査が届かない範囲は存在するんです。
雨漏り修理などは、屋根材を数枚だけ部分的に解体する調査もありますが、屋根や外壁の塗装・葺き替え・張り替えといった全体的な工事の場合は、契約前の調査段階ですべて剥がして内部を見てみる、という訳にはいきません。
契約・工事となって、実際に屋根材や外壁材を剥がした時に、下地が傷んでいれば追加工事が発生する可能性がある、ということを、優良業者さんはしっかりと事前に伝えてくれるはずです。
その8.「瓦屋根の塗装」に例外あり
お家の屋根には、下記のようにいくつか種類がありますが、その中でも瓦屋根は、塗装が「出来るもの」と「出来ないもの」があると言われています。
粘土瓦 (日本瓦・和瓦) | 名前の通り、粘土を焼き固めて作られている瓦で、日本瓦や和瓦とも呼ばれます。主に、下記の3種類に分類されることが多いです。 | |
---|---|---|
陶器瓦 (釉薬瓦) | 釉薬(ゆうやく)が表面に塗られていることで、ガラス質のツルツルした表面になっています。 | |
いぶし瓦 | 瓦を作った最後にいぶして、炭素(石炭などの元)を定着させることで、全体が銀色になっています。 | |
素焼き瓦 | 瓦を焼いた時に自然に出た色を、そのまま生かしている瓦です。 | |
セメント瓦 (厚形スレート) | セメントで作られている瓦で、防水性能がないため塗装が必要になります。 | |
モニエル瓦 (乾式コンクリート瓦) | 現在は生産されていない瓦で、塗装の工程がとても大変です。スラリー層と呼ばれる、着色してあるセメント層をしっかり落としてから塗装を行う必要があり、高圧洗浄やケレン作業で除去していきます。 |
この中でも、日本瓦は塗装が出来ないと言われやすいですが、塗料メーカーの開発によって、これらの瓦も塗装ができるようになってきているんです。
オリエンタル塗料工業株式会社から販売されている「新 いぶしコート」や「トウキマイルド」は、陶器瓦・いぶし瓦・素焼き瓦の塗装ができたり、塗装の難しいモニエル瓦に特化した、「マイティーシリコン」も使われています。
ただし、瓦屋根はそのものが頑丈なため、塗装が必要ないと言われていた瓦に関しては、外観をキレイにしたいという希望がなければ、塗装を必ず行わなければいけない訳ではありません。
しかし、瓦そのものに劣化がなくとも、瓦を固定する下地や漆喰(しっくい)と呼ばれる粘土質の接着材料など、メンテナンスは必要になってくるので、放置せず業者さんにしっかり点検してもらってほしいです。
モニエル瓦の塗装は間違えやすい!
モニエル瓦は、スラリー層を入念に落としてから塗装しなければいけませんが、セメント瓦との見分けがつきにくく、間違った方法で工事を進められてしまう事も。
知識や経験のある職人さんに見てもらわなければ、不適切なメンテナンスですぐに塗装が剥がれてしまう可能性があるので、瓦の知識をきちんと持っている優良業者さんに工事をお願いするのがオススメです。
その9.塗装業者さんの「担当者」に例外あり
塗装工事を行う時は、まず塗装業者さんに建物調査や見積もりをしてもらい、工事の打ち合わせなどを一緒に進めていきます。
しかし、いざ工事となって職人さんがやって来ると、「今まで打ち合わせをしてくれた人は施工してくれないの!?」と不安になる可能性も。
地域密着の塗装業者さんは、最初の打ち合わせをする担当者も職人を経験していたり、今も職人として現場に出ていることも多くあるので、そのまま担当者が工事も行ってくれると安心ですよね。
塗装業者さんによって会社の体制は違い、一人親方の会社であれば、初めの建物調査や見積もり提案から実際の工事まで、一人が一貫して担当してくれるはずですが、中には一人親方のままではなく、「職人を増やして、もっと多くのお客様の暮らしを守ってあげたい」と思う業者さんもいます。
そのため、塗装業者の社長さんや、現場経験を積んだ職人さんの中でもお客様とのお話しが得意な人は、工事提案や打ち合わせを担当する役割に徹して、実際の工事は自分ではなく現場担当の職人さんにお願いすることで、たくさんのお家を効率よく回ってあげるようにしているんです。
担当者と施工職人が違う地域密着業者の仕組み
打ち合わせ担当者 | 工事担当者 | |
仕事内容 | 建物調査・見積もり・打ち合わせなど | 現場での施工作業や作業報告など |
---|---|---|
人 | 社長・代表・営業担当 | 自社職人・職人仲間 |
特徴 | 職人として現場を長年経験してきたため、知識が豊富 | 現場に集中できるため、高品質な施工ができる |
大手リフォーム会社の場合、打ち合わせをする担当者は、職人としての経験がない営業マンが多いです。
しかし、地域密着業者さんの場合、打ち合わせをする担当者は、職人として何年も身体を張って、現場経験を重ねてきた人が受け持っているので、現場でしか学べない知識や経験から出される提案は、より適正な工事内容に繋がります。
また、実際に工事を行うのが別の職人さんであっても、地域密着業者さんは、打ち合わせ担当と現場職人さんとで、連携をしっかり取ることができるため、打ち合わせ通りの施工をしてもらえるんです。
打ち合わせの担当者さんも、常に現場に出ることは難しくても、別のお仕事の合間を見て、現場の様子を見に来てくれることが多いので、安心して工事をお願いすることができます。
屋根・外壁塗装に例外が発生する原因は?
ここまで、屋根・外壁塗装で発生しやすい「例外」について一緒に見てきましたが、そもそも、なぜこのような例外が生まれるのかというと、様々な要因があります。
塗装工事で例外が起きる要因について、詳しく確認していきましょう。
常に天気の変化と隣り合わせ
屋根や外壁の塗装工事は、常に外での作業になるため、天気に左右され続ける工事となります。
天気や気温・湿度の変化によって、作業の進め方や材料の扱い方を、職人さんは臨機応変に変えていかなければいけないため、基準はあっても例外が生まれるんです。
お家は一軒一軒ちがうもの
私たちの身体の状態が一人一人違うように、お家も一軒一軒で状態が異なります。
- 台風が通りやすい地域にある
- 湿気が多いところに建っている
- 塗装工事の経験がある
- 長年メンテナンスをしておらず傷みが酷い
このように、立地やどんなメンテナンスをしてきたのか、また、あなたがどんな工事を行いたいのかによっても、工事内容は変わっていくため、塗装工事は一辺倒ではいかないんです。
塗装業者さんによって方針はいろいろ
塗装業者さんは、どんな体制で塗装業をやり繰りしていくのか、会社ごとに方針が違います。
社長さんが一人で全て担当していくのか。
お客様との打ち合わせや事務仕事は社長さんが担当して、工事は弟子や仲間の職人さんが担当するのか。
お客様と打ち合わせもしたいけど、現場にもしっかり出てあげたいから、事務員さんを雇うのか。
人員体制だけでも様々な形があるので、会社の方針という点でも、あなたが納得できる塗装業者さんを選ぶ必要があるんです。
塗装業界は常に進化を続けています
塗装工事は、職人さんが施工道具を駆使して、あなたのお家を強くキレイにしてくれるものですが、施工道具もたくさんの人のニーズに合わせて進化し続けています。
「こんな塗料があったらいいな」という想いに応えたり、作業効率を良くするために、出来ない事がどんどん出来るようになっているため、昔は難しいと言われていた工事が、今では可能になってきているんです。
瓦の塗装や、ドローンによる屋根調査、高圧洗浄機の進化など、塗装業界はいろいろな部分で発展を続けています。
例外はあっても基本を知っておくのは大事
屋根・外壁塗装には例外があることをお話ししてきたので、
「じゃあ基礎知識を勉強しても意味がないの…?」
このように気落ちしてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。
例外はあっても、塗装工事の基本的な知識を付けておくのと、何も勉強せずに屋根・外壁塗装へ挑むのとでは、見積もりや業者選びの進めやすさ、何よりあなたの安心感が全く違います。
まずは、塗装工事の基本を知っておき、実際に塗装業者さんへ見積もりをお願いしてみて、「あれ?勉強したことと違う…。」となった場合は、なぜその内容になったのか、しっかり確認してほしいです。
あなたから工事費用をだまし取ろうとする悪徳業者は、話をはぐらかしたり、ごまかしたりしますが、優良業者さんであれば、専門知識が少ないあなたにも分かりやすく、ハッキリと根拠を添えて説明してくれるはず。
ルールが通用しないからこそ「優良業者さん」を選ぶ
塗装工事は、基本的なルールがあっても、100%そのルールが通用するわけではなく、ここまで一緒に見てきた例外のように、いろいろな要素によって、塗装業者さんの対応や工事方法は変わるものです。
不確定なことが多い塗装工事だからこそ、あなたのお家のメンテナンスをお願いする時は、優良業者さんを選ぶという事がとても大事になってきます。
しかし、塗装業者さんが言う例外が、本当に適正な内容なのかどうかは、専門知識を持たないあなたにとって判断が難しいですよね。
悪徳業者に塗装工事をお願いしてしまった場合、もっともらしい嘘を言って、必要のない追加工事を迫られるかもしれませんが、本当に必要なのか、嘘を言われているのか、見極めが付かないこともあると思います。
そのため、優良業者さんの基準として私がオススメしたい2点を、続けて見てもらえると嬉しいです。
優良業者さんのオススメ基準
塗装業者さんを見極めるには、下記の2点に注目してみると、優良業者さんを選びやすくなるのでオススメです。
- 地域密着で評判の高い塗装業者さん
- あなたが安心・納得できる塗装業者さん
あなたの地元に密着して塗装業を続けている業者さんは、地域の方々からの評判が良く、口コミで塗装の依頼をもらえたり、リピーターのお客様がいてくれるからこそ、お仕事を続けていくことができます。
つまり、基本的なルールとは違う例外があっても、適正な判断による例外のため、トラブルや施工不良もなくリピートに繋がっていると言えるんです。
また、塗装業者さんのお話しを聞いたり、対応ぶりをしっかり見る中で、あなたが「この業者さんになら我が家の工事をお願いしたいな」と思えるかどうか、という判断基準も大切。
あなたが納得できるということは、塗装業者さんが理にかなった説明をしてくれているとも言えるので、もし、納得感に掛けるようであれば、ほかの塗装業者さんのお話しも聞いてみて、じっくり考えながら進めてほしいです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
屋根・外壁塗装の例外についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の屋根・外壁塗装に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、屋根・外壁塗装の例外に関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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