外壁塗装の適切な塗り回数と、塗り重ね回数の違いが分かることで、悪徳業者に騙されない知識が身につきます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
「うちは4回塗りが基本ですからね!」
「今回は、サービスとして5回塗りでやりますよ。」
業者さんにこのような事を言われたら、塗り重ねられる回数が多ければ、イメージ的にはなんとなく「よ、良いのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、回数が多ければ多いほど「良い」と思うのは間違いなんです。
確かに塗り回数の多さで生まれるメリットもありますが、なぜ塗り回数を多くするのかきちんとした理由が説明されない塗装は失敗する可能性が高まる…。
なぜ業者さんが、塗り回数が多い塗装を提案してくるのか理由を知ることで、悪徳業者が提案してくる悪い塗装を回避できるようになります。
外壁塗装において塗り回数は重要なポイントなので、私と一緒に必要な情報を見てみましょう。
- 目次
- 外壁塗装の塗り回数は何回がいいの?
- 外壁塗装は、なんで3回塗りがいいの?
- 外壁塗装で3回以上は塗らない方がいいの?
- 外壁塗装で4回、5回の塗り回数を提案された時はどうすればいい?
- 外壁塗装で大事なのは塗り回数だけではない
- 最後に…。
塗り回数、または、信頼ある業者さん選びに不安を感じている場合は、0120-929-609(相談受付24時間)に電話をかけて頂き、電話口で「外壁塗装の相談がしたい」とお伝え頂ければ嬉しいです。※ 事前に情報を伝えた上でご相談されたい場合はフォームをご利用ください。
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外壁塗装の塗り回数は何回がいいの?
外壁塗装の塗り回数は3回塗りが基本。
細かい知識は一旦後回しにするとして、まずは3回という塗り回数が基本だと、あなたに覚えてもらいたいです。
なぜ、3回塗りがいいのか、この回数にはどんな理由があるかを、次の章で詳しくあなたと見ていきたいと思います。
塗り回数が増えれば費用も高くなる?塗り回数が増えるということは、それだけ使う塗料が増えるので、基本的には費用も高くなります。それなのに費用は変わらない、または安くなるという場合は、余った塗料が使われたり、規定以上に薄められた塗料が使われていることもあるので、注意が必要です。
外壁塗装は、なんで3回塗りがいいの?
外壁塗装がなぜ3回塗りがいいのかは、きちんと効果が発揮できる塗料の塗り回数を、各塗料メーカーが指定しているからです。
塗り回数に関しては、以下の表をまず見てみましょう。
日本ペイント | |||
---|---|---|---|
ハナコレクション標準塗装仕様(外装塗り替え) | |||
0回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
素地調整 | 下塗り | 上塗り | 上塗り |
ハナコレクションの場合は、上塗りを2回する仕様となっています。 | |||
サーモアイウォ―ルシリーズ塗装仕様 | |||
0回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
素地調整 | 下塗り | 上塗り | 上塗り |
※サーモアイウォ―ルの場合は、上塗りを2回する仕様となっています。 | |||
パーフェクトトップ | |||
0回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
下地調整 | 下塗り | 上塗り | 上塗り |
※パーフェクトトップの場合は、上塗りを2回する仕様となっています。 | |||
関西ペイント | |||
水性セラミシリコン | |||
0回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
素地調整 | 下塗り | 上塗り | 上塗り |
※水性セラミシリコンの場合は、上塗りを2回する仕様となっています。 | |||
クリーンマイルドシリコン(シリコン仕様) | |||
0回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
素地調整 | 下塗り | 上塗り | 上塗り |
※クリーンマイルドシリコンの場合は、上塗りを2回する仕様となっています。 |
塗料メーカーの大手である、日本ペイント・関西ペイントの塗料の情報にはなりますが、3回塗りが基本であることがこれで確認できました。
下塗り・中塗り・上塗りとは?下塗り → 外壁面と仕上げ塗料の密着度を高めるための塗料を塗る事。
中塗り → 仕上げ用塗料の1回目。
上塗り → 仕上げ用塗料の2回目。※ 中塗りと上塗りは、ほぼ同じ意味となります。
メーカー指定の塗り回数を守るとどうなる?
塗料メーカー規定の塗り回数を守ることで、以下の効果が期待できます。
- 提示されている耐用年数が保てる※耐用年数とは塗料の効果を保てる年数
- すぐ剥がれない塗装になる
- 遮熱、防錆、防蝕、防火など塗料の効果を最大限発揮できる
塗料メーカーが指定している塗り回数を守ることで、安心の塗装になります。
また、すぐ剥がれることもないので、支払った費用に対して適正な対価を得ることができるため、3回塗りが大事と覚えてほしいです。
しかし、塗装業者から「4回塗りにします!」「5回塗りにします!」こういった話しを聞いたこともあるかと思うので、なぜ3回塗り以外の塗り回数を提案してくるのか、そのカラクリを見てみましょう。
外壁塗装で3回以上は塗らない方がいいの?
外壁塗装の見積もりをすると「4回塗りをします。」「5回塗りをします。」こういった提案を聞く機会が増えます。
4回・5回塗ると、塗装が強くなって良いイメージがありますが、塗料メーカーが提示している塗回数より多く塗ることで、良くないことがあります。
- 塗料の効果をきちんと発揮できない
- 料金を上乗する口実
- 他の塗装で余った塗料を使いたいから
- 「多く塗る」ということで信頼を得ようとしている
などなど、悪い意図で塗り回数を多く提案してくる業者もなかにはいるため、「多ければ多いほど良い」ではなく、適正なのは「3回塗り」と覚えてほしいです。
4,5回でも適正な塗回数の場合がある?
メーカーが指定している3回以上の塗りを行う場合、悪い意図でそのような提案もされる事もありますが、メーカーが把握してない環境や場所によっては、メーカーが指定している塗り回数より多く塗らなければいけない状況が存在してます。
例えば「サビがしやすい部分には4回塗りをした方がいい」や「劣化が激しい木部の部分は5回塗りがいい」など。
メーカーが出しているルールは、あくまでも安定した状態の外壁(メーカーが実験するのは室内に作られた実験施設など)で実験されたものです。
そのため、あなたの建物がある環境では、メーカーが出している規定の塗り回数にしては、耐えられないこともあるんです。
下地の状態が悪いと塗り回数が増える?下塗りは、仕上げ用の中塗りと上塗りの効果を最大限発揮させるためのものですが、下地(塗装面)の状態が悪くて、下塗り塗料を吸い込みやすくなっている場合は、下塗りを2回行い、合計4回塗りになることもあります。
下塗り・中塗り・上塗り、どの塗り回数が増えるなら大丈夫?
塗装は、何でもかんでも塗り重ねれば、効果を発揮するわけではありません。
例えば下地(塗装面)の状態が悪い場合の4回塗りであれば、
パターン①:下塗り1回・中塗り1回・上塗り2回
→ ✖
パターン②:下塗り2回・中塗り1回・上塗り1回
→ 〇
下地の状態が悪いのに、仕上げ用塗料を何度も塗ったとしても、下地がそもそも悪いので、上から重ねた塗装はすぐに剥がれてしまう可能性がある。
このような場合は、下塗り回数を増やして、塗装面をキレイに整える必要があるため、下塗りを2回塗りに変更することが望ましいです。
この事実を知らない場合、塗装業者さんから単に塗り回数を増やす提案を受けると「いいね!」となって、そのまま契約まで進んでしまう可能性もあり、結果的に意味のない塗装分の費用を払うことにも…。
状況によっては仕上げ用塗料の塗り回数を増やす場合もあるかもしれませんが、そこに根拠ある説明がされなければ、無駄な塗り回数を提案されている場合もあるため、気を付けましょう。
外壁塗装で4回、5回の塗り回数を提案された時はどうすればいい?
外壁塗装の見積もりで、基本の3回塗りではなく、4回・5回の塗りを提案された時は、以下のことを聞いてみましょう。
- 3回塗りが基本なのになんでそれ以上の塗りが必要なんですか?
- どの塗料を重ね塗りしますか?
- どの箇所に重ね塗りが必要ですか?
- 3回以上重ね塗りをする効果は何ですか?
- 3回以上の重ね塗りをした建物を実際に見せてもらえますか?
塗り回数について聞きすぎ?だと思われますが、塗料メーカーの規定以上塗るというということは、何かしらの理由があるはずです。
その理由を明確に答えられない塗装業者との契約はオススメできません。
外壁塗装で大事なのは塗り回数だけではない
外壁塗装で大事なのは塗り回数だけでなく、その他にもたくさんあります。
- 塗装箇所に合う塗料選び
- 塗料の効果(防錆・防火・遮熱など)
- 塗料の希釈率(薄める度合い)
- 塗装する環境条件(塗装に適さない気温・湿度があります。)
- 下地の洗浄
- 雨の時に塗装しない
外壁塗装の塗料によって様々な条件がある
例えば、日本ペイントのハナコレクションシリーズには、以下のような注意書きがあります。
- 夏場では、上塗りをする場合中塗りから3日以内に塗装する必要がある
- 結露が発生しやすい場所には使用を避けて
- 防藻、防カビ効果はあるが、下地処理をきちんとしてキレイな状態で
- シーリングの上を塗る場合は、ヒビ割れ・劣化を直してから塗装する
- 屋根塗装を行う場合、雨・雪・強風の場合は塗装を避ける
このように、実は塗料ごとで使用する際の注意事項がたくさんあるんです。
これらをきちんと守った上で塗装しないと、塗料の効果を期待できませんよとメーカーが言っているようなものです。
いいかげん、悪質な塗装業者はこれらの注意事項も把握せず、ただ塗り重ねるだけで工事費用をもらおうとします。
そのため、外壁塗装をする場合は、優良業者にお願いする必要があります。
全ては優良業者に外壁塗装をしてもらえれば解決できる!
外壁塗装では塗り回数も大事ですが、塗り回数以外にも塗料の種類など、注意する点はたくさんあります。
しかし、優良業者に外壁塗装を依頼することで、これらの悩みは全て解決できます。
- 外壁塗装の適正な塗り回数の見極め
- 塗料の熟知
- 塗装の高い技術
この3つが備わっている優良業者を選ぶことで、塗装の事での不安・悩みが無くなるため、外壁塗装をする前に、まずは優良業者探しからするのがオススメです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
外壁塗装の塗り回数についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?どんな小さなことからでも無料相談ができるので、お気軽に以下の屋根・外壁のお悩み相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。あなたにとって、安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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あなたの塗装の不安、教えて頂けませんか?
塗装工事が初めてだったら、適正な塗り回数が気になりますよね。
塗り重ねすぎてもいけませんし、状況によって最適な塗り回数があるので、しっかりと優良業者さんに確認頂くのがオススメです。
私たちは、お家のことで不安・悩みを抱えている方のご相談やアドバイス、ご希望を頂いた場合は60項目以上の審査を通過した信頼ある業者さんのご紹介もできます。
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