サイディング外壁の塗装の7つの基礎が分かることで、あなたのサイディング外壁の塗装が成功へと近づきます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
サイディング外壁の塗装には7つの基礎があります。
サイディングと一言でいってもたくさんの種類や、サイディング外壁に合わない塗料なども。
基礎を知らないだけで失敗することもあるため、私と一緒にサイディング外壁の塗装の基礎を見ていきましょう。
- 目次
- 【サイディング外壁】塗装の基礎を知らないと、あなただけが損をする?
- サイディング外壁の塗装の基礎って何?知っておきたい7つの知識
- サイディング外壁の塗装の基礎1:塗装の必要性
- サイディング外壁の塗装の基礎2:劣化の症状
- サイディング外壁の塗装の基礎3:種類・塗料
- サイディング外壁の塗装の基礎4:道具・工法、隙間(シーリング)
- サイディング外壁の塗装の基礎5:料金(価格・費用)
- サイディング外壁の塗装の基礎6:業者選びと見積もり
- サイディング外壁の塗装の基礎7:時期
- 最後に…。
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【サイディング外壁】塗装の基礎を知らないと、あなただけが損をする?
サイディング外壁の塗装には、事前にたくさんの知識量が本来であれば必要なのですが、それを知らずに業者選びや工事を始めてしまう方がいます。
基礎を知らないと、悪徳業者に騙されてしまったり、優良業者を選んだとしても知識の無さが引き金になり、トラブルが起こったりもします。
何事においても、初めて行うものにたいして、しっかりと基礎を学ぶことで先にも進めます。
また、サイディング外壁の塗装には、まとまったお金も必要です。
無駄な出費をしないため、大切なお家のため、まずは必要な知識をあなた自身で取り入れてから、サイディング外壁の塗装を進めてほしいと思っています。
サイディング外壁の塗装の基礎って何?知っておきたい7つの知識
サイディング外壁の塗装をする前に知っておきたい7つの基礎は、以下のものになります。
- 1つ目:塗装の必要性
- 2つ目:劣化の症状
- 3つ目:種類・塗料
- 4つ目:道具、工法、隙間(シーリング)
- 5つ目:料金(価格・費用)
- 6つ目:業者選びと見積もり
- 7つ目:時期
どれも必要な基礎(知識)であるため、一つも欠かさずあなたに覚えてほしいです。
一つ一つ詳しく私と一緒に見ていきましょう。
サイディング外壁の塗装の基礎1:塗装の必要性
あなたのお家がサイディング外壁の場合、まずは基礎として、サイディング外壁へ塗装する必要性から見ていきましょう。
サイディング外壁というのは、工場で作られた板状の外装材であり、これらを建物の外壁面に取り付けることで、お家の外装が作られていきます。
しかし、どんなに耐久度の高いサイディング外壁であっても、紫外線や雨風など自然環境が与えるダメージを常に受けているため、数十年と経てばサイディング外壁自体の劣化や、施されている塗料の効果切れなどを起こし、ダメージをサイディング外壁だけでなく、建物の内部へと浸透させ、寿命を短くさせます。
そのため、サイディング外壁を守るための保護材、つまり塗装を施す必要があるんです。
サイディング外壁の塗装は築10年ごと?塗装工事は、築10年ごとが目安とされています。
それは、1日1日に受ける外壁のダメージは微々たるものですが、それが何十年と経てばチリも積もって、大きな劣化の引き金になります。
築10年とは、外壁に劣化が表れるタイミングでもあるため、築10年がサイディング外壁の塗装のタイミングと言われています。
サイディング外壁の塗装の基礎2:劣化の症状
サイディング外壁の塗装の2つ目は、劣化の症状です。
サイディング外壁は、塗装の剥がれ・サイディングの反り・塗装の膨れ・目地シーリングのヒビ割れなど、年月が経つと様々な要因から劣化の症状が表れてきます。
あなたのお家のサイディング外壁に、どんな劣化が表れているかを確認の意味も込めて、当てはまるものがあるか見ていきましょう。
サイディングの劣化 | 詳細 |
---|---|
サイディング外壁の塗装の劣化 | |
色あせ | 紫外線や雨風など、自然環境が発生させるダメージを常に受け続けているので、最初はキレイな色だったとしても、だんだん薄くなり色あせが発生します。色あせがしてきたら、塗り替えを行う時期に差し掛かってきたと言えます。 |
ヒビ割れ | 塗装の耐久度が無くなると、ヒビ割れが起こるようになります。施工不良や地震など振動が多い場合もヒビ割れが起きやすいです。ヘアークラックと呼ばれる薄いヒビ割れから、構造クラックと呼ばれる深い亀裂が入るものまであり、ヒビ割れの深さや大きさによっては、早めの補修が必要となります。 |
塗装の剥がれ(剥離) | 塗装の耐久度が無くなると、塗装(塗膜)の剥がれが起きます。耐久度の問題だけでなく、施工不良が大きく関係しています。塗装工事は手抜きや不正がしやすく、施工不良によって剥がれるケースが多いため、安心できる業者を見つけて塗装をしてもらうかが成功するカギになっています。 |
膨れ | 洗浄後のサイディングや、塗装後のサイディングを十分乾燥させなかったり、湿気など残したままにすると、太陽の日差しによって残った水分が暖められることで、塗装(塗膜)が膨れてしまいます。他にも、きちんとサイディングの洗浄をせずに汚れを残したままにすると、汚れの残りカスが影響して塗装が膨らんだような症状がでてしまいます。膨れは施工不良や合わない塗料を使用してしまったことによる発生が多いため、塗装業者のミスであることが多いです。 |
チョーキング | 塗装の耐久度が無くなると、塗料が形状を保てなくなり、塗料に含まれている顔料(色付けのためのもの)といったものが粉状となることで起る劣化です。チョーキングが起きたサイディング外壁を触ると、手に粉状のものが付くので、すぐに確認ができます。塗料の耐久度は経年劣化、年月が経つとともに起ることが多い劣化のため、チョーキングが起きたら塗り替えの時期と言えます。 |
カビ・藻・コケ | 日の当たらない部分や、お家の周りに植物が多い環境だと、カビ・藻・コケなどがサイディング外壁に繁殖しやすいです。カビなどは人体に影響を与えることもあるので、早めに洗浄をしてキレイにするのがオススメです。あなた自身で落とせるレベルのものであればいいですが、サイディング外壁全体に広がってしまっている場合は、塗装の効果が失っている時期ともいえるため、サイディング外壁の塗り替えも考えましょう。 |
サイディング外壁自体の劣化 | |
サイディング外壁のヒビ割れ | サイディング外壁に施した塗装(塗膜)ではなく、サイディング外壁自体のヒビ割れが起こっている状態です。見た目だけでは、サイディング外壁自体のヒビ割れか分かりづらいため、きちんと専門業者に調査を依頼する必要があります。もし、サイディング外壁自体のヒビ割れであった場合、雨漏りの原因(一次災害)となるだけでなく、雨漏りが原因で発生するカビ・シロアリ(二次災害)などの被害も起る可能性があるため、早めに確認をしてもらいましょう。 |
サイディング外壁の反り | 塗装の耐久度が無くなってしまったり、目地シーリングのヒビ割れなどから、雨水が侵入しサイディング外壁に水分を含んだ状態になります。日中の日差しや外気でサイディング外壁外側の水分は乾燥してしまうが、内側はそのままという状態となり、外側と内側でズレが生じて片方は伸びてしまい片方がそのまま。このようにサイディング外壁の反り(歪み)が起る場合があります。このままだと、雨水を防げないため、早めの補修が必要です。 |
凍害(とうがい) | サイディング外壁に水分が含んだ状態が続き、その水分が気温などによって冷やされたり温められたりすることで、水分が膨らんだり収縮することでサイディング外壁が次第に劣化していく現象です。 |
サイディング外壁の目地の劣化(サイディングの間の隙間) | |
シーリングのヒビ割れ | シーリング(ゴム材)は、充填(注入)した際には、キレイな状態を保てていますが、年月が経ったり紫外線や雨風など自然環境のダメージを受けることで、ヒビ割れがしてきます。割れた隙間から雨水が侵入すると、サイディング外壁の劣化を早めるため、早めの補修が必要です。 |
シーリングの肉やせ | サイディング外壁の隙間でピッタリと隙間なく入っているシーリングですが、劣化が進むと細くやせ細ってしまい、隙間を作ります。隙間から雨水の侵入も発生するため、早めの補修が必要となります。 |
シーリングの剥がれ | 目地の下地とシーリング材との密着度が薄いと、そのままシーリングが剥がれてきてしまいます。剥がれるとシーリングの役割を何も果たせなくなるため、早めの補修が必要となります。 |
サイディング外壁で必ず知って起きたいのが、シーリングの劣化!
自宅の外壁がサイディングである事はわかっている方も多いですが、シーリングの事は知らない方は多くです。
シーリング(コーキング)とは、サイディングボードを外壁に取り付けると、サイディングボードの間に必ず隙間ができてしまうのですが、その隙間から雨水が侵入すると雨漏りの原因にもなるため、隙間を埋める為にシーリングと呼ばれるゴム材を注入します。
このシーリングの劣化が起こると、雨漏りを発生させ、建物全体の寿命を短くする事にも繋がるので、サイディング外壁の塗装だけでなく、シーリングの劣化にも十分注意をして見ていかなくてはいけません。
サイディング外壁の塗装の基礎3:種類・塗料
サイディング外壁は各外壁メーカーがたくさんの種類を出しているので、一つ一つ覚えるのが大変です。
また、塗装工事において、それぞれのサイディング外壁に対して合う合わないといった塗料の特性もあります。
サイディング外壁の種類と塗料の違いもセットで覚えてもらう事が、サイディング外壁の3つ目の基礎となります。
サイディング外壁の種類
サイディング外壁はたくさんの種類があるので、大きく分類分けをしてみました。
それぞれ特徴があるので、見分け方も一緒に覚えておくと便利です。
サイディング外壁の種類 | メンテナンス周期 | 詳細 |
---|---|---|
窯業系サイディング | 7~8年 | セメントや砂といったものが混ぜ込んで作られた外壁用の素材です。コンクリートに近いイメージの外壁です。新築時に一番使われるのも窯業系サイディングなので、あなたのお家のサイディングも、窯業系の可能性があります。 縦目地だけの場合であれば、窯業系の可能性が高いです。 |
金属系サイディング | 10~15年 | ガルバリウムやアルミなどの金属で作られた外壁用の素材です。金属加工がしやすいのでおしゃれなものなど工夫を凝らしたものが多いのが特徴です。 縦目地だけでなくサイディングの角の部分に金属を保護するカバーなどがあると、金属系サイディングの確率が高いです。 |
木質系サイディング | 8~12年 | 木材が持つ味わいや自然を感じる外壁で、木材をそのまま加工し表面に特殊な処理を施す事で、外壁として耐えられる素材となっています。しかし、もともと木材なので、きちんとメンテナンスをしなければ劣化も早く、こまめなメンテナンスが必要となります。 |
樹脂系サイディング | 10~20年 | 塩化ビニル樹脂といった原料を元に作られた外壁用の素材です。耐久性や耐候性などに優れている他、軽さも魅力の一つです。しかし、塩化ビニル樹脂を原料としているため、費用も高く見た目の種類もあまり無いため、お家のデザインを気にしないでメンテナンス重視を考えた場合は、非常にあなたの味方になってくれるサイディング外壁になります。 |
各サイディング外壁のメンテナンス周期について
サイディング外壁はメンテナンスフリーなどと言われる事がありますが、それは間違いです。
どんなに良いサイディング外壁であっても、劣化というものが起こるので、いずれはメンテナンスを行わなくてはいけません。
メンテナンスフリーではなく、どのサイディング外壁であっても、メンテナンス周期があることをあなたには覚えておいてもらいたいです。
また、サイディング外壁の状態は、道路の側・海が近い・近くに植物がある・日陰になっているといった、お家ごとでも劣化の進み具合が異なるので、きちんと専門家に見てもらう必要があります。
メンテナンス周期に当てはまる場合は、あなたのお家のサイディング外壁を一度、プロに見てもらうのがオススメです。
塗料について
サイディング外壁用の塗料にもたくさんの種類があり、全部を覚えるのは大変。
そのため基本として、以下の5つをあなたに覚えてほしいと思っています。
サイディング外壁用の塗料 | 耐用年数(耐久度) | 詳細 |
---|---|---|
アクリル系塗料 | 4~7年 | 耐用年数が短いので、塗装工事の塗料の中で一番安いです。頻繁に塗り替えが必要な場合などに適した塗料となるため、使い所が重要です。 |
ウレタン系塗料 | 6~10年 | 耐久性や耐候性など、比較的性能が高いのに費用もあまり高くない塗料です。ただ耐用年数が低めなので、ウレタン系塗料での塗装は将来的にかかるメンテナンス費用を考えた際は、高くついてしまうかもしれません。 |
シリコン系塗料 | 8~15年 | お客様、業者さん共に選ばれている人気の塗料がシリコン系の塗料です。耐用年数も高めなのに費用も抑えられる優れものです。塗料選びに困った場合はシリコン系の塗料を選ぶのがオススメです。 |
フッ素系塗料 | 15~20年 | 耐用年数が長いので、将来的に塗り替えることを考えると、塗り替え時期を他の塗料より伸ばすことができるため、塗り回数を減らせることができ、将来的なメンテナンス費用を抑える事ができます。高いですが、その分きっちり仕事をしてくれるのがフッ素系塗料です。 |
特殊系塗料 | 15~20年 | 熱を抑える遮熱系や断熱系、自然の力を使って汚れを落とす無機系、その他セラミック系の塗料なども色々ありますが、どの特殊系の塗料も高い効果を加えられたものとなるため、耐用年数も費用も高くなります。良い塗料だからといって業者が勧めるまま特殊系の塗料を選んでしまうと、予算以上になってしまいがちなので、注意をしましょう。 |
各サイディング外壁用の塗料の耐用年数について
サイディング外壁に塗られる塗料には耐用年数(耐久度)と呼ばれる効果を保てる期間を保証する長さが提示されています。
耐用年数が短いものに関しては比較的費用も安く、耐用年数が長くなるにつれて費用も高くなっていきます。
あなたの予算や今後どう言ったお家のメンテナンスプランを考えているかで、選ぶべき塗料が変わってきます。
耐用年数を最大限高めるにはどうすれば?
耐用年数の目安は各塗料で提示されてはいますが、どの塗料であっても、その提示されている耐用年数まで保てる訳ではありません。
例え効果の塗料で耐用年数も長いものであっても、塗装業者の塗装の質によって長くも短くもなるんです。
あなたがサイディング外壁の塗装に失敗したくないのであれば、「効果の高い塗料を使ってくれるから」といった業者の選び方をするのではなく、塗装の技術や知識を持っている業者を選ぶようにしましょう。
サイディング外壁の塗装の基礎4:道具・工法、隙間(シーリング)
サイディング外壁の塗装を行う場合、道具・工法・隙間について知っておく必要があります。
どれも大切な基礎知識なので、私と一緒に見ていければと思います。
道具について
サイディング外壁を塗装する際、3つの道具が使われます。
道具それぞれで、使い所が違うため、あなたの外壁を塗られる際、どんな道具が使われるのか見ておきましょう。
道具名 | 詳細 |
---|---|
刷毛(ハケ) | 手のひらサイズの筆だと思うとイメージがしやすいと思います。細かい場所での作業や、丁寧な塗装をしたい時に、非常に役に立つのが刷毛です。しかし、塗装できる範囲が小さいため、大きな範囲を塗る場合には向いていません。 |
ローラー | 筒状のものに毛が巻き付けてあるのがローラーです。大きさもあり、広範囲を一気に塗る際に役立ちます。しかし、細かい部分や狭い範囲を塗るのには適さないため、使い所が重要です。 |
スプレーガン | 空気圧を使って、塗料を一気に吹き付ける道具です。広範囲を塗装できる反面、塗料の塗りが均一にできなかったり飛び散りが発生する事もあるため、熟練したスキルがないと扱えません。 |
どの道具もメリット、デメリットが存在しており、使い所が選ばれます。
道具の扱い一つ取っても、仕上がりが変わるため、あなた自身も塗装の道具を覚えておきましょう。
知っ特情報!道具を丁寧に扱っている業者ほど、優良業者と呼べます。
道具の状態によっても塗装の質が天と地ほどの差が生まれるため、きちんと道具の手入れをしている業者を選ぶのがオススメです。
塗装の工法について
工法 | 詳細 |
---|---|
サイディング外壁の塗装の基礎工法 | |
下塗り | 塗装をする前に、下塗りと呼ばれるサイディング外壁面と塗料が密着し剥がれにくくするための特殊な塗料を塗ります。プライマー・シーラーと呼ばれるもので、下塗りを丁寧に行わないとすぐ剥がれる塗装となってしまいます。 |
中塗り | 仕上げ用塗料の1回目の塗装です。 |
上塗り | 仕上げ用塗料の2回目の塗装です。仕上げ用の塗料を塗ったとしても、下塗り塗料や外壁面の色が薄く見えてしまい、思った色にできないので、仕上げ用塗料は2回は塗る必要があります。 |
サイディング外壁の塗装の工法 | |
手塗り工法 | 刷毛・ローラーを使い、手塗りでサイディング外壁を塗り替えていく工法です。 |
吹き付け工法 | スプレーガンで一気に広範囲を塗装する方法で、スプレーガンの種類によって、仕上がりの模様が変わってきます。 ・リシン模様 ・タイル模様 ・スタッコ模様 ・石材調豪華仕上げ スプレーガンでは、こう言った様々な模様ができるのが特徴です。 |
その他の工法 | |
多彩工法 | 複数の色や自然な凹凸感のあるサイディング外壁にできます。イメージとしては単色の迷彩柄のような仕上げにできる工法が多彩工法です。単色ですが濃淡をつけた色合いなど、サイディング外壁の模様を最大限活かした塗り方ができます。 |
リベルマイスター工法 | 下地調整にリベルマイスターと呼ばれる、弾力性・防水性の効果を持った塗料を使用し、リベルシリーズの上塗り材を使用する事で、通常の塗装よりも高い防水性を保つ事ができる工法です。 |
知っ特情報!サイディング外壁の塗装の基本は、3回塗りです。
また、塗装前の洗浄や、一番最初の塗装である下塗りをいかに丁寧に行えるかが、塗装の質を決める要素となります。
どの工法であっても、一つ一つを丁寧に行えなければ、すぐに剥がれる塗装となることを覚えておきましょう。
外壁の隙間について
サイディング外壁には、必ず隙間があるのを知っていましたか?
サイディング外壁の板をお家の外壁面に貼り付けていく際、サイディング同士の間にどうしても隙間ができてしまいます。
この隙間を目地と呼び、サイディング外壁の目地を埋めるためにシーリング(コーキング)と呼ばれるゴム材を注入することで、雨水の侵入を防ぐ事ができます。
しかし、サイディング外壁は常に振動しているのと、紫外線や雨風をずっと受け続けるため、シーリングも劣化していきます。
シーリングの劣化が始まったら、シーリングのヒビ割れや肉痩せと呼ばれる、サイディング外壁の間に隙間ができてしまう劣化が発生するので、定期的なシーリングのメンテナンスが必要となります。
知っ特情報!シーリング工事だけでも、かなりお金が取られてしまいます。
また、サイディング外壁に塗られる塗料の耐用年数とシーリングの耐用年数を合わせないと、サイディング外壁の塗装は綺麗にしたのに、数年後シーリングがダメになって、またお金がかかる工事が発生する場合もあります。塗料とシーリングの耐用年数は合わせなければいけないことを、あなたに覚えておいてほしいです。
サイディング外壁の塗装の基礎5:料金(価格・費用)
サイディング外壁を塗装するためのお金がいくらぐらいなのか目安が分かると、予算計画やお金の工面もしやすくなります。
まずは、建物の大きさから大体の料金(費用)が分かる簡単早見表を見てみましょう。
1階床面積 | 費用(塗装+シーリング) |
---|---|
65㎡(約20坪) | 40~80万 |
100㎡(約30坪) | 50~90万 |
130㎡(約40坪) | 70~110万 |
165㎡(約50坪) | 80~120万 |
200㎡(約60坪) | 110~150万 |
料金(費用)の早見表を見ると、費用に幅があるのが分かります。
金額に幅がある理由は、使用する塗料の価格とシーリングの価格が素材の品質によって変わってくるため、このように費用に幅が出ています。
耐用年数が低いアクリル系塗料を使えばもちろん安い費用でできますが、フッ素などの耐用年数が高く品質も高い塗料を使えば、当然費用も高くなります。
シーリングにおいても同じ事が言えるため、費用の違いはサイディング外壁の塗装で使う材料の品質による違いが大きいことを、覚えておくと便利です。
サイディング外壁の塗装費用は一律では出せない?サイディング外壁の塗装では、費用を一律で出すことはできません。
それは、一つ一つお家の状況が全くことなるからです。例えば、川の側のお家、海が近いお家、森林が近いお家、寒い地域のお家、雨が多い地域のお家など、環境が少しでも変われば、劣化の表れ方も違うため、メンテナンスする部分が変わってきます。
そのため、金額を一律では出せないのですが、大体この建坪であればいくら位かといった、平均や目安は出す事ができるため、上記早見表のような表し方になります。
実際の費用事例も見てみよう
塗装の経験者 | 施工金額 | 延べ床 |
---|---|---|
東京都福生市H様 | 1,177,200円 | 51~100㎡(15~30坪) |
静岡県浜松市T様 | 1,430,000円 | 230.90㎡ |
新潟県阿賀野市S様 | 1,306,800円 | 151~200㎡(46~60坪) |
福岡県北九州市D様 | 1,500,000円 | 51~100㎡(15~30坪) |
神奈川県相模原市M様 | 1,675,836円 | 101~150㎡(31~45坪) |
サイディング外壁の塗装の基礎6:業者選びと見積もり
サイディング外壁を塗装する際、業者選びと見積もりの基礎は欠かせない情報です。
業者選びと見積もりは、サイディング外壁の塗装を成功させるか失敗させるかという事に密接に関わってくるため、私と一緒に見ていければと思います。
外壁の塗装をする為の業者選びについて
サイディング外壁を塗装する為には、まず業者選びが重要です。
悪徳業者(訪問販売)を選んでしまったり、経験や知識の少ない業者を選んでしまうことで、後悔や無駄なお金を払う事になるのはあなた自身です。
それだけ業者選びが重要だということをあなたに覚えてもらいたいと思います。
まずは、なぜ業者選びが大事なのかを見ていきましょう。
業者は選びがなぜ大事なのか
まずあなたに知ってもらいたい事、それはサイディング外壁の塗装業者には、悪徳業者が数多く存在しているという事実です。
特に、訪問販売でのトラブルがあとを絶ちません。
消費者センターにも毎年トラブル報告が上がっていますが、消費者センターに相談しているのは一部の方だけで、本当は相談もせず泣き寝入りや悪徳業者である事を知らずに工事を完了させてしまっている方も多くいますので、実際はその何十倍も被害にあっている方々がいます。※国民生活センター:訪問販売によるリフォーム工事
また、サイディング外壁の塗装工事は、特に資格なしで請け負えるため、塗装業者として参入しやすく、技術や経験が足りない業者でも対応することができます。
しかし、お家の塗装工事というのは何十万と高いお金を払って、何十年と塗装の効果を保たせなければいけないため、金額に見合った効果を要求する必要があります。
あなたが支払う何十万といったお金に見合う工事をしてくれるところを選べなければ、後々トラブルや塗装の失敗で不安な毎日を過ごす事にも。
大切なお家のため、業者選びがいかに大切かをあなたに知ってもらいたいです。
外壁の塗装をする為の見積もりについて
サイディング外壁の塗装を行う前に、必ず業者に見積もりを行ってもらいます。
見積もりをする前に、必ず現地調査と呼ばれる建物診断を行い、隅々まであなたのお家の状態を調べあげます。
次に、診断結果を元に、どういった工事プランにすればいいかを業者側で考え、そのプランに対しての費用を算出します。
最後に、見積書が作成できたらあなたに対して、なぜこの工事プランを提案したいのか、工事をする為の費用の説明なども行われます。
現地調査→工事プランの作成→見積書・プランの説明という3つの工程が、サイディング外壁の塗装工事における見積もりとなります。
どの工程にも曖昧さは許されないので、どこまで丁寧に行ってもらえる業者を選び出すかが成功するカギにもなります。
また、見積書というのは工事内容そのものを表すモノになるので、見積書が曖昧だと工事も曖昧になり、必ず失敗します。
見積書に書かれていない事はしてくれない?見積書は工事内容そのものである為、見積書に書かれている事は対応してくれるけど、見積書に書かれていない事は対応してくれません。
あとで「ここもやってもらえると思ってたのに」とあなたが指摘したとしても、業者側からしたら「見積書には書いてないので対応しません」と突き放されてしまいます。
そのため、見積書を隅々まで確認し、少しでも不安や曖昧さを感じたら、その業者と契約すると失敗する可能性が高まる為、見積書の診断もきちんと行いましょう。
サイディング外壁の塗装の基礎7:時期
サイディング外壁の塗装をするためには、塗装が必要になる時期はもちろんのこと、業者を探し出す時期や塗装に最適な時期なども知っておく必要があります。
塗装が必要になる時期、業者を探し出す時期、塗装に最適な時期の3つの時期を知る事で、サイディング外壁の塗装時期を見極められるようになりましょう。
外壁の塗装が必要になる時期
サイディング外壁の塗装が必要になる時期とは、「サイディング外壁の塗装の基礎2:劣化の症状」の章で見てきた、劣化の症状が表れた時期が該当します。
以下の塗装が必要になる時期の簡単早見表を見てみましょう。
劣化 | 発生時期 | 塗装が必要?不要? |
---|---|---|
塗装の色褪せ | 5〜7年 | 太陽光を浴びやすい場合は、色褪せが早まります。しかし、色褪せがしているからと言っても、塗装の効果はまだ残っているので、問題ありません。 |
塗装のヒビ割れ | 7〜9年 | ヒビ割れの程度を調べて、深いヒビだった場合は塗装する時期と言えます。 |
塗装の剥がれ | 7〜9年 | 塗装が剥がれている場合は、すでに塗装の効果が切れてしまっているか、前回の塗装の施工不良が原因です。早めに塗装をしないとサイディング外壁を痛める事にもなる為、塗装時期と言えます。 |
塗装のチョーキング | 7〜9年 | 発生したらサイディング外壁を痛める事になる為、早めに塗装をするのがオススメです。 |
カビ・藻・コケ | 3〜5年 | 日陰や周りに植物が多いと発生しやすくなります。そのまま外壁を侵食していく為、ひどいようであれば、まずは洗浄を試みて、それでも難しいようであれば早めに塗装するのがオススメです。 |
シーリングの劣化 | 5〜7年 | シーリングにヒビ割れ・肉やせ・剥がれなどが起きている場合、その隙間から雨水が侵入する可能性が高い為、早めの補修が必要。シーリングの劣化が見られたら塗装時期と言えます。 |
主に、この6つの劣化の時期を元に、塗装するかしないか判断できます。
あなた自身でお家のサイディング外壁を見ても判断に迷うようであれば、一度無料の建物診断をオススメしたいです。
外壁の塗装業者を探し出す時期
塗装業者を探す時期としては、以下の3つを考えてもらえると分かりやすいです。
- サイディング外壁に劣化が出てきた
- 塗装工事の資金が貯まってきた
- 業者探しをする時間の余裕がある
業者探しには、あなたが思っている以上に時間がかかると思っておくといいかと思います。
あなたの地元だけでも何十社と塗装業者は存在しており、たとえ見つけたとしても、その業者が優良業者であるか・サイディング外壁の塗装経験が豊富かはなかなか見極められません。
急いで探そうとすると、必ず見落としが発生し、優良業者を選べなくなってしまいます。
その為、上記3つはもちろん大切ですが、一番はあなた自身に「業者探しをする時間の余裕がある」状態であり、尚且つ時間だけでなく気持ちの余裕もある時期が良いと思ってます。
時間の余裕も気持ちの余裕も、業者探しと選びにとても大切なものなので、余裕がある状態の時になったらサイディング外壁をする時期だと言えます。
時間の余裕も気持ちの余裕もないけど、サイディング外壁の塗装業者を探したい時には、一括見積もりなどを提供してくれているサービスを頼るのもオススメです。
外壁の塗装に最適な時期
サイディング外壁の塗装は、雨に弱い為、塗装に最適な時期を考えるとなると自然環境などの要因に非常に左右されます。
例えば、雨が多い雨期である6〜8月は、塗装はできなくはないですが、天気の崩れで塗装工事のスケジュールが遅くなったりします。
また、冬場の寒い時期だと、塗料の乾燥がしづらくなる為、通常よりも多くの乾燥時間が必要だったりもします。
その中でも最適と言えるのは、春や秋など気候が安定した時期と言えますが、この時期は他の人もこの時期にやりたいと考える為、優良業者のスケジュールが埋まりやすいです。
塗装に最適な時期に合わせて塗装工事を行うためには、その前段階である夏や冬の間から優良業者に塗装の予約を取り付けておいて、最適な時期に合わせて塗装をしてもらうのがオススメです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
サイディング外壁の塗装についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下のサイディング外壁の塗装のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、サイディング外壁の塗装の安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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あなたの不安、教えて頂けませんか?
サイディングの外壁に、ひび割れやチョーキング、または剥がれが発生してきたら不安ですよね。
そのままにしておくと、お家の劣化が早まり寿命を短くするため、今現在の状態の確認や、メンテナンスをするのであれば費用はいくらなのか、信頼ある業者さんに診断してもらうのがオススメです。
私たちは、お家のことで不安・悩みを抱えている方のご相談やアドバイス、ご希望を頂いた場合は60項目以上の審査を通過した信頼ある業者さんのご紹介もできます。
累計1万人以上(2021/02/27現在)の方々から、お問い合わせフォームや0120-164-917(無料受付中)でご相談を頂いているため、不安・悩みが1つでもあれば「家の修繕で相談がしたい」と、お気軽にご連絡ください。
不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てられれば嬉しいです。

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