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お風呂の介護リフォームは外壁塗装と同じタイミングがいい?

執筆者 中村楓(介護福祉士)
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お風呂の介護リフォームをすることで、介護が必要な家族にとっても介護をする人にとっても、 今よりもっと快適な生活を送ることができますが、 お風呂の介護リフォームをする時は、外壁塗装も同時に行うのがオススメ。

なぜかというと、お風呂の介護リフォームと外壁塗装を別々に行う場合に比べて、 あなたの負担をぐっと減らすことができるからです。

  • お風呂と外壁塗装を一緒に行うメリット
  • お風呂と外壁塗装工事はどんなものか
  • 失敗しない業者さん選びのポイント

あなたや一緒に暮らすご家族の暮らしがもっと豊かになるよう、 これらの点を私と一緒に詳しく見ていきましょう。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装は同時に行うべき?

「そろそろお風呂介護リフォームしようかな…。」と考える時は、介護リフォームのことだけを考えることが多いと思いますが、実はお家の外壁塗装も同時に行うのがオススメなんです。

なぜ、お風呂と外壁の工事を同時に行った方が良いのか、その理由を私と一緒に確認していきましょう。

業者選びが一回で済む

お風呂の介護リフォームも外壁塗装も、一番大変になるのは工事をしてもらう業者さんを選ぶことです。

一般的に介護リフォームや外壁塗装を行う時は、 あなたと業者さんの間で、以下の点について確認をする必要があります。

確認事項 内容
建物調査を行う日程を決める お風呂や外壁の寸法を測ったり、傷み具合を調べて、どんな工事がどれだけの面積に必要なのかなどを把握することで、適正な見積もりをすることができます。
建物調査に立ち会う 外壁塗装は塗装業者さんによって、あなたの立ち合いがなくても行える場合がありますが、お風呂のリフォームは、業者さんにお家の中へ上がってもらうことになるので、あなたの予定も空けておく必要があります。
見積もりの説明を聞いて内容を確認する 見積書を作ってもらったら、データをメールなどで送ってもらったり、書面を送付してもらうこともできますが、基本的にはそれだけではなく、実際に業者さんと一緒に見積書を見ながら説明してもらうことで、お風呂や外壁を見ながら話が聞けたり、その場で質問をすることができます。
工事をする日程を相談する もし、「工事をこの時期までには必ずしたい」という希望があっても、業者さんの日程が立て込んでいる場合は、ほかの業者さんにお願いすることになるかもしれません。事前に工事の日程を相談することは大切です。

一つの業者さんだけでも、上記のようなやりとりをする必要があるので、お風呂の介護リフォームと外壁塗装を別々に工事する場合、業者さんとやりとりする量も2倍になります。

さらに、お家の工事の見積もりでは、比較検討をして適正な見積もりを選ぶために、1社ではなく複数社での相見積もりが欠かせないので、もし各工事3社で相見積もりをするとなると、6社とやりとりをしなければなりません。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装を一緒にできる業者さんでの相見積もりをすることで、見積もりに掛ける時間や手間も半分に減らすことができるので、比較もしやすくなるんです。

工事後もお家の悩みを相談しやすい

お風呂の介護リフォームと外壁塗装を1つの業者さんにお願いすると、 お家の中の工事お家の外の工事を、全て1つの業者さんにお任せすることができます。

工事後のメンテナンスはもちろん、他の部分のリフォームをしたいときにも気軽に相談することができます。

その為、業者さんを選ぶときは費用だけではなく、あなたのお家や希望に合った工事内容はもちろん、あなたと業者さんの人としての相性もしっかり見ておくことで、気軽にお家の相談がしやすく長いお付き合いができる業者さんを見つけることができるんです。

お風呂の介護リフォームってどんな工事?

お風呂は水場でとても滑りやすいため、高齢者の事故が起こりやすい場所です。

介護リフォームでは、高齢者が安全に入浴できる環境にするだけでなく、 介護する人にとっても介護がしやすいような工夫をすることが大切です。

お風呂の介護リフォームで行われる工事には、次のようなものがあります。

介護内容 詳細
手すりの設置 お風呂は滑りやすい場所なので、浴室の出入り口や浴槽付近に手すりを設置します。特に、浴槽をまたぐ用と浴槽内での立ち座りに使用する手すりがあると、安全に入浴することができます。
段差の解消 脱衣所と浴槽の間に段差がある場合は、床を底上げするなどして段差を無くします。浴室すのこを敷き詰めて浴室全体を底上げする場合には、掃除がしやすいよういくつかに分割されたものが便利でオススメです。
床材の変更 お風呂の床が滑りやすい素材の場合は、濡れても滑りにくい床材へ変更します。滑りにくい加工がされているタイルや、ノンスリップ加工のある床材などが使われ、安心してお風呂場での移動ができます。
扉の変更 お風呂の扉が開き戸の場合、扉に体を引っ張られる形になって転倒しやすいので注意してほしいポイントです。お風呂の扉は3枚引き戸や折れ戸にすると、入口を広く取ることができるので、車いすの場合も出入りがしやすくなります。開き戸を使用する場合は、内側に開く扉を外側に開くように付け替えます。
浴槽の変更 浴槽が高くて、またぐのが大変な場合は、浴槽をまたぎやすい高さのものに変更します。据え置き型のものと埋め込み型のものがあり、元の浴槽のサイズと違う浴槽に変更する場合は、タイルや下地などの工事が追加で必要になることが多いです。
暖房設備の設置 脱衣場と浴室の温度に差があると、ヒートショックを起こしやすくなります。ヒートショックとは、家の中の急激な温度差によって血圧が大きく変動し、体に変調をきたす現象のことで、時には心筋梗塞の原因ともなるため、脱衣所と浴室の温度差はできるだけ小さくする必要があります。介護リフォームでは、脱衣所と浴室に暖房設備を設置する工事を行うこともできます。
蛇口の変更 お湯と水を別々に調整する蛇口の場合、急に熱湯が出てやけどをしてしまう可能性があり、回すタイプの蛇口は握力が弱くなるとうまく回せないかもしれません。温度調整を簡単に行えるタイプの蛇口(サーモスタット)に変更したり、弱い力でも操作がしやすいレバータイプへの変更がオススメです。
ユニットバスへの変更 お風呂の介護リフォームでは、一般的な浴室を丸ごとユニットバスへ変更することもあります。ユニットバスにすると、段差を無くす工事や浴槽の変更も一度に行うことができ、一回の工事でお風呂の問題を全て解決することができますが、その分工事期間が長く費用も高くなります。

お風呂の介護リフォームに掛かる期間と費用

お風呂を介護リフォームする時は、工事にどのくらいの期間が掛かるのかという点や、 工事に掛かる費用も気になるところですよね。

下記は、お風呂の介護リフォームそれぞれの工事期間と費用相場です。

リフォーム内容 期間 費用
手すりの設置 1時間~ 約3~5万円
段差の解消 1日~ 約5~7万円
床材の変更 1~2日 約10~20万円
扉の変更 1日 約5~20万円
浴槽の変更 1日 約10~55万円
暖房設備の設置 1日 約20~50万円
蛇口の変更 1~2時間 約4~8万円
ユニットバスへの変更 1週間 約100~150万円

あなたのお家の作りや状況によって、工事期間や費用も変わってくるので、 工事業者さんにお家のお風呂周りをきちんと見てもらい、 適正な金額での見積もりをしてもらうようにしましょう。

外壁塗装はどんな工事?

お風呂の介護リフォームと同時に行うのがオススメの「外壁塗装」ですが、 どんな工事かというと、お家を形作っている外壁ペンキを塗って保護していきます。

お家は建てたり塗装工事をしてから10年ほど経つと、紫外線や雨風、汚れなどの影響で自然と外壁の劣化が進むので、 定期的に専用の塗料で塗り替える工事が必要になるんです。

外壁塗装はペンキの色を塗り替えるということなので、もちろん外壁の色を変えることもできて、 お家のイメージ一新することもできます。

しかし、使うのはただのペンキではなく、あなたのお家を守るための機能を持った塗料なので、 外壁塗装に使われる塗料についても、続けてもう少し詳しく見ていければと思います。

外壁塗装に使う塗料の種類

お家の外壁塗装工事では、外壁専用の塗料を塗って外壁を保護しますが、 外壁塗装に使われる塗料には、 雨風や紫外線、汚れ、カビやコケなどからお家を守るための、さまざまな機能が備わっています。

このような機能を発揮できる期間を「耐用年数」といい、 耐用年数は塗料の品質を表すグレードによって、以下のような違いがあります。

塗料の種類 耐用年数 グレード(品質)
アクリル系塗料 約2~3年 ★☆☆☆☆
ウレタン系塗料 約5~7年 ★★☆☆☆
シリコン系塗料 約7~12年 ★★★☆☆
ラジカル系塗料 約8~13年 ★★★★☆
フッ素系塗料 約10~15年 ★★★★★
無機系塗料 約15~20年 ★★★★★

外壁塗装の工事期間

外壁塗装の工事は、一般的に2週間前後かかることが多いですが、 空模様に大きく左右される工事でもあります。

天気や気温・湿度の変化、工事をする季節によっても塗料の乾燥時間が違うので、 予定通りの日数で工事ができないことも多いです。

外壁塗装の工程は、以下のように進められます。

工程 作業内容 日数
STEP1 近隣のあいさつ回り 約1日
STEP2 足場設置・飛散防止ネットの設置 約1日
STEP3 高圧洗浄 約1~3日
STEP4 下地処理 約1日~
STEP5 養生作業 約1日
STEP6 下塗り 約1日
STEP7 中塗り 約1日
STEP8 上塗り 約1日
STEP9 点検・手直し 約1日
STEP10 足場撤去・飛散防止ネットの撤去 約1日
STEP11 最終点検 約1日
 

塗装工事は塗料を塗る工事なので、乾かす工程も大切になり、塗料が乾く前に雨が降ってしまっては、きちんと乾かなくなってしまい、塗装をする前も気温や湿度によっては塗装ができない場合があります。

塗料によっても乾燥時間は違うので、塗料や道具を適切な方法で使えて、工事を適切な進め方で行える塗装業者さんを選んでほしいです。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装にかかる費用は、外壁の面積だけではなく、 どのくらい傷んでいるのか、使う塗料の種類などによっても大きく変わるので、 費用相場もハッキリと出すことはできません。

一般的な戸建て住宅に多い約30坪のお家で考えると、費用相場は約60~120万円となっています。

しかし、あなたのお家の外壁塗装に掛かる費用は、 専門的な知識や経験を持つ塗装業者さんに、実際にお家をしっかり見てもらうことで初めてわかるので、 優良な塗装業者さんを選ぶようにしましょう。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装の業者を選ぶポイント

お風呂の介護リフォームと外壁塗装をひとつの業者さんにお願いする場合、 あなたに気を付けてほしい点は以下の3つ。

  • 複数社で相見積もりをして見積もり内容や対応を比較する
  • あなたや介護を受ける人の立場で考えてくれる業者さんを選ぶ
  • お風呂の介護リフォームと外壁塗装の実績が豊富な業者さんを選ぶ

安心して工事を進めるためにも、 これらを私と一緒に詳しく見ていきましょう。

複数社で相見積もりをする

業者さん選びで大切なのは、必ず複数の会社から見積もりをしてもらうことです。

もし、1社目の見積もり内容で納得いく内容だったとしても、 工事内容や金額が適正かどうかは、比較対象がなければわかりません。

また、複数の業者さんと話してみることで、 あなたとの相性が良いかどうか、気軽に相談しやすい業者さんかどうかも判断することができます。

介護を受けるのことも考えてくれる業者さんを選ぶ

お風呂の介護リフォームでは、 あなた介護を受ける人の立場になって考えてくれる業者さんを選ぶことが大切。

工事の技術がどんなに優れていても、 介護する人の使い勝手が考えられていなければ、 あなたの介護負担が増えてしまう可能性もあります。

介護を受ける人やあなたの立場になって、親身になってくれる業者さんを選ぶようにしましょう。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装の両方で実績がある業者さんを選ぶ

お風呂の介護リフォームと外壁塗装を同時に行う場合、 どちらの工事でもきちんとした実績がある業者さんを選ぶようにしましょう。

お風呂の介護リフォームで納得のいく工事をしてもらえても、 外壁塗装が雑に行われてしまっては、 工事のやり直し追加工事が発生したりと、気持ちよく工事を成功させることができません。

どちらかの工事に慣れていないときは、 工事期間が延長してしまう可能性もあるため、 業者さんの実績はしっかりと確認するようにしてほしいです。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装は保険が使える?

お風呂の介護リフォームと外壁塗装の工事は、 あなたやご家族を守るお家の工事なので、 どうしても大きなお金が掛かります。

もし保険を使って工事を行うことができたら、 費用の負担を抑えることができて助かりますよね。

お風呂の介護リフォームと外壁塗装、 それぞれの工事で保険を使う方法を、私と一緒に確認していきましょう。

お風呂の介護リフォームでは介護保険が使える?

お風呂の介護リフォームでは、工事内容によって介護保険を使うことができます。

対象となるのは、要支援・要介護認定を受けた家族がいる家庭で行われた、以下の工事となります。

  • 手すりの取り付け
  • 扉の交換
  • 床材の変更
  • 段差の解消
  • 浴槽の変更

介護保険が適用されると、20万円までの工事費用のうち、7~9割を保険でまかなうことができます。

介護度が3段階以上上がった場合や引っ越した場合には、再度20万円まで利用することが可能です。

外壁塗装では火災保険が利用できる?

外壁塗装では、台風や豪雨などの「風災」が原因で外壁が傷ついた場合、被害から3年以内に申請をすると火災保険が適用されることがあります。

ただ、屋根は台風などで屋根材が剥がれたり、瓦が落ちて割れてしまったりすることがありますが、 外壁は風災によって被害を受けにくい部分です。

突風によって飛んできた飛来物が外壁にぶつかって傷ついたり、 台風によって雨樋が壊れてぶら下がり、外壁が傷ついてしまった場合など、 適用されるケースが少ないですが、 保険会社やあなたが契約している内容によって条件は違うので、 あなたが加入している火災保険契約内容をよく確認してほしいです。

また、「風災」の認定は、保険会社の鑑定人があなたのお家の外壁を調査して行われるので、 風災の認定をもらえる確率を上げるためにも、外壁が傷ついたら写真に収めておくようにしましょう。

執筆者 中村楓(介護福祉士)
中村楓さんの詳細はこちら

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