「ヤネフレッシュSi」は、 大手塗料メーカーのエスケー化研さんが製造・販売している、 屋根専用の塗料です。
ここでは、
- ヤネフレッシュSiの特徴
- ヤネフレッシュSiのメリット・デメリット
- ヤネフレッシュSiを使った屋根塗装の工程
- 優良業者の選び方
これらを私からお話させていただければと思うので、 あなたの大切なお家の屋根塗装に使う塗料選びに、 役立つ情報となれば嬉しいです。
ヤネフレッシュSiはあなたのお家の屋根に使える塗料なのか、どんな特徴があるのかを知っておくことで、あなたのお家に合った屋根塗装の塗料を選ぶことができます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
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ヤネフレッシュSiってどんな塗料?
塗料メーカー | エスケー化研 |
---|---|
塗料名 | ヤネフレッシュSi |
塗料グレード | シリコン系塗料 |
期待耐用年数 | 約6~8年 |
単価相場 | 約550~800円/㎡(1回塗り) |
艶(つや)の種類 | ツヤあり・3分ツヤ・ツヤ消し |
※2013年11月〜2018年8月の期間で承ったお見積もり依頼から相場を算出 |
ヤネフレッシュSiは、屋根塗料の中でも耐久性が高く、 優良業者さんの間でもよく使われている塗料です。
現在一般的なお家の屋根によく使われている屋根に、 スレート屋根と呼ばれる、セメントを主剤にした薄い板を使う屋根がありますが、 スレート屋根は金属屋根などに比べてカビや藻が発生しやすい屋根でもあります。
ヤネフレッシュSiは、カビや藻を防ぐ効果もあるので、 お家の美観を保ったり、 湿気を好むカビや藻が原因で屋根が腐食するといった、劣化も抑えやすくなります。
塗料のグレードってなに?
ヤネフレッシュSiは「シリコン塗料」というグレードに分類されていますが、 そもそもグレードとは塗料の品質を表すもので、 グレードが高い塗料ほど、価格が上がる分、期待できる耐用年数が長くなります。
耐用年数とは、塗料に備わっている機能が発揮できる期間を表し、 耐用年数が近付くと、屋根の塗装が劣化してくるので、塗り替えの時期となるんです。
塗料のグレードは、一般的に以下の6種類となっていますが、 ヤネフレッシュSiのグレードであるシリコン系塗料は、 高すぎない費用で長い耐用年数が期待できるので、 一番人気のグレードとなっています。
塗料の種類 | 費用・耐用年数 | グレード(品質) |
---|---|---|
アクリル系塗料 | ★☆☆☆☆ | ↑ 低い↑ ↑ ↓ 高い↓ ↓ |
ウレタン系塗料 | ★★☆☆☆ | |
シリコン系塗料(ヤネフレッシュSi) | ★★★☆☆ | |
ラジカル制御系塗料 | ★★★★☆ | |
フッ素系塗料 | ★★★★★ | |
無機系塗料 | ★★★★★ |
ヤネフレッシュSi以外のヤネフレッシュシリーズ
ヤネフレッシュシリーズには、ヤネフレッシュSi以外に4種類の商品があります。
ヤネフレッシュシリーズ | 油性・水性 | 塗料グレード |
---|---|---|
ヤネフレッシュ | 油性 | ウレタン系塗料 |
ヤネフレッシュF | 油性 | フッ素系塗料 |
水性ヤネフレッシュシリコン | 水性 | シリコン系塗料 |
水性ヤネフレッシュフッソ | 水性 | フッ素系塗料 |
油性・水性の違いはなに?
屋根塗装に使う塗料は、 基本的に塗料だけでは使うことができず、 化学物質を含んだ液体(シンナーなど)、または水で薄めて使います。
どちらで薄めて使う塗料なのかによって、以下のように油性・水性が分類されるんです。
塗料の種類 | 混ぜる液体 | 特徴 |
---|---|---|
油性塗料 | 化学物質を 含んだ液体 | ・シンナー臭が強いため、苦手な人やアレルギーを持つ人は水性塗料がオススメ ・化学物質を使う分、水性塗料よりも耐久性が高い場合が多い |
水性塗料 | 水 | ・水で薄めるため、人にも環境にもやさしい ・油性塗料よりも耐久性が劣りやすいが、近年は同じくらい長持ちする種類も出てきている |
5つのヤネフレッシュはどのくらい長持ちする?
ヤネフレッシュSiを含めて、ヤネフレッシュシリーズは現在5種類販売されていますが、 それぞれに期待できる耐用年数は、製造メーカーのエスケー化研さんの資料では以下のようになっています。
- ヤネフレッシュ・・・約5~7年
- ヤネフレッシュSi・水性ヤネフレッシュシリコン・・・約6~8年参照:水性ヤネフレッシュシリコン 期待耐用年数
- ヤネフレッシュF・水性ヤネフレッシュフッソ・・・約8~10年参照:ヤネフレッシュF 期待耐用年数 参照:水性ヤネフレッシュフッソ 期待耐用年数
ヤネフレッシュSiのメリット・デメリット
あなたが、ヤネフレッシュSiを使った屋根塗装を考えている場合、 メリット・デメリットを把握しておくと、 あなたのお家に合う塗料かどうかも考えやすくなります。
ヤネフレッシュSiのメリット・デメリットを、私と一緒に確認していきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・雨や熱、紫外線など、屋根が直接受け止めることになる天候や温度の変化に強く、 お家を長く守ってくれます。 ・耐久性があり、高すぎない費用でしっかりお家を守ることができます。 | ・油性塗料でシンナーの匂いが強く出るので、匂いが少なく環境にやさしい塗料で塗装したい場合は水性タイプの「水性ヤネフレッシュシリコン」がオススメです。 |
ヤネフレッシュSiはうちの屋根にも使える?
ヤネフレッシュSiがあなたのお家の屋根にも使えるのかを知るために、 ヤネフレッシュSiが適用できる屋根の種類を確認してみましょう。
ヤネフレッシュSiが適用できる屋根
スレート屋根 (コロニアル・カラーベスト) | セメントを主剤にして出来ている、薄い板の屋根材を敷き詰めた屋根で、最近の一般的なお家の屋根によく使われている。 |
---|---|
セメント瓦 | 粘土を主に使っている日本瓦と違って、セメントや砂などを使って作られる瓦で、日本瓦よりも耐久性は劣るものの、軽くて扱いやすく、形の種類も豊富。 |
トタン屋根 | 金属屋根の一種で、鉄製の鋼板を亜鉛メッキ加工しており、費用が高すぎない分、こまめにメンテナンスをしなければサビが発生してしまうことも。 |
ヤネフレッシュSiを使った屋根塗装の流れ
ヤネフレッシュSiを使って屋根塗装をする時は、 ヤネフレッシュSiは2回使います。
屋根塗装は基本的に、 下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りますが、 このうち下塗りには、下塗り専用の塗料を使い、 中塗り・上塗りに使うのがヤネフレッシュSiです。
ヤネフレッシュSiを使った屋根塗装の、 全体的な作業工程も一緒に確認していきましょう。
あいさつ回り
工事や準備の前に、ご近所にあいさつ回りをしますが、早くて1~2週間前からあいさつをしておきます。
あいさつの有無で、後にご近所トラブルがあった時の対応も変わってくるので、実際の工事ではなくとも、あいさつをしておくことはとても大切です。
足場組み立て・ネット養生
職人さんが安全で効率よく作業できるように、 お家の周りに足場を組み立てて、 飛散防止ネットでお家を足場ごと覆います。
足場だけでも約10~20万円ほど掛かりますが、 事故なく効率的に塗装をするには欠かせないもので、 屋根の傾きが急な作りの場合は、 屋根の上にも専用の足場を設置します。
飛散防止ネットは、お家の周りに塗料が飛び散らないように取り付けるもので、 ご近所トラブルの元を防ぎます。
高圧洗浄
高圧洗浄機を使って、汚れや古い塗装の膜を洗い流していきます。
高圧洗浄である程度古い塗装の膜を剥がしておくことで、 次の下地処理の工程が楽になると同時に、余分な膜を残らず落としておくことができます。
下地処理
高圧洗浄では落としきれなかった汚れや古い塗装の膜を、 研磨剤や専用の機械を使ってキレイに落としていきます。
研磨作業の有無で、上に塗る塗料の密着度が変わってくるので、 仕上がりでは見えないものの、とても大切な作業です。
また、ひびが入っている屋根材や、割れ・欠けのある屋根材を、 コーキング材(シーリング材)と呼ばれる樹脂や、専用の補強剤などを使って、この段階で補修しておきます。
養生
塗料を塗る必要のない部分に塗装しないよう、 テープやシートを使って保護する「養生(ようじょう)」という作業をしていきます。
細かく丁寧に養生しなければ、塗装がはみ出して見栄えが一気に悪くなってしまうので、 繊細な技術が必要になります。
下塗り
ここで塗料を初めて塗りますが、 最初に塗るのは下塗り専用の塗料で、 上に塗るヤネフレッシュSiの機能を引き出すための大事な工程です。
下塗り塗料は白色のものが多く、 下地をしっかり隠すことでヤネフレッシュSiの発色を良くしてくれます。
また、下塗りで屋根の表面を滑らかにしておくことで、 ヤネフレッシュSiを塗った時の仕上がりもキレイになります。
ヤネフレッシュSiに使われる下塗り塗料は?
ヤネフレッシュSiの下塗りは、 主に以下の塗料が使われることが多いです。
下塗り塗料 | 特徴 |
---|---|
マイルドシーラーEPO | 屋根の下地と上塗り塗料を密着させる力に優れており、下地を隠す力も強いので、上塗り塗料がキレイに仕上がります。 |
SKマイルドボーセイ | サビ止め効果に特化している下塗り塗料で、 金属が使われている屋根の板金部分や、金属屋根に使われます。 |
中塗り
ヤネフレッシュSiをここで初めて使いますが、 下塗り塗料がしっかり乾いてから塗らなければ、 すぐに剥がれてしまう原因にもなるので、 塗る作業と同じくらい乾燥も大切なんです。
上塗り
中塗りのヤネフレッシュSiがきちんと乾いたら、 その上から2回目のヤネフレッシュSiを塗り重ねていきます。
下塗り・上塗りにも言えることですが、 たくさん塗ればいいというわけではなく、 製造メーカーのエスケー化研さんで塗装する量が決められているので、 薄すぎず厚すぎない適正な量を塗る必要があるんです。
塗料を塗る量については、「塗料によって「塗れる量がちがう!」外壁塗装の塗料代を安くするには?」をご確認いただければと思います。
点検・手直し
屋根全体を見直して、塗り漏れがないかどうかの確認をしたり、 細かい部分をよくチェックして手直しをしていきます。
小さな筆を使ったりと繊細な作業になることもあり、 職人さんの腕が反映されやすいところでもあります。
足場解体
飛散防止ネットや足場を解体・撤去していきますが、 慎重に作業を進めなければ、せっかくキレイに塗装したお家の屋根や、 外壁などに足場をぶつけて傷つけてしまうトラブルにもなりかねません。
片付け作業も、職人さんは気を抜かずに行わなければいけないんです。
清掃・最終点検
お家の周りをキレイに清掃して、 最終的な点検をします。
あなたと職人さんとで、足場に上って間近で屋根を確認することは難しいので、 写真に撮って見せてもらうなどして一緒に確認をして完了です。
ヤネフレッシュSiの優れた機能は塗装業者が握っている?
ヤネフレッシュSiがどれだけ優れた塗料でも、 塗装する業者さんの技術が不足していれば、期待できる耐用年数よりも早い段階で大きく劣化が進んでしまいます。
ヤネフレッシュSiの持つ機能を最大まで引き出すためには、 どのように塗装業者さんを選べばよいのでしょうか?
優良業者さんを選ぶための3つのポイントを、 私と一緒に見ていきましょう。
ポイント1:決められた施工方法を守れる業者
ヤネフレッシュSiは、製造・販売メーカーのエスケー化研さんによって、 専用の液体や水で薄める割合、塗料を塗った後の乾燥時間などが決められており、 これらの数値を守らなければ、剥がれやすくなってしまいます。
規定の量よりも薄めて作ることで塗料費を抑えることができる為、 不適正な量で薄めて使う悪徳業者がいたり、 きちんと計らずに自分の勘で薄めてしまう職人さんも中にはいます。
また、乾燥時間は季節ごとの気温や湿度に左右されるため、 職人さんの経験が試される部分でもあります。
塗料は適切な量を計りで正確に計って薄めたり、 気温や湿度などを読む力のある、実績を持った塗装業者さんに工事をお願いするようにしましょう。
ポイント2:地域に密着している業者
塗装業者さんを選ぶときは、あなたが住んでいる地域に密着している業者さんがオススメ。
地域密着型の塗装業者さんは、長年その町で営業できていること自体が優良店の証とも言えるところで、 悪い業者の評判はすぐに地域に知れ渡るので、評判が悪ければ営業ができなくなってしまいます。
地域密着の業者さんは、その町で生まれ育った職人さんが多く、 地域の人たちとの繋がりを大切にしている、思いやりのある業者さん。
また、下請け業者への依頼で中間マージンが発生する大手ハウスメーカーに比べて、 地域密着型の塗装業者さんは、自分たちの会社の人間だけで工事を行うことがほとんどなので、 余計な費用が掛からずに、高品質な塗装工事ができるんです。
悪徳業者を避けて、優良業者さんで適正な費用の塗装工事をしてもらうためにも、 あなたの地域に密着している塗装業者さんに工事をお願いしましょう。
ポイント3:あなたの暮らしを考えてくれる業者
ヤネフレッシュSiは、お家を守るためのさまざまな機能が備わっていますが、 屋根塗装は職人さんの想いが反映される工事でもあり、 ただ技術があるだけでは、あなたにとっての高品質な塗装工事をしてもらうことは難しいです。
ただ塗装工事だけを行う場合と、 あなたや家族の暮らしを自分たちの塗装で豊かにしたい、という想いを抱きながら行う場合とでは、 屋根塗装の作業一つ一つに掛ける気持ちの重さが変わって来るので、 品質にも差が出てきます。
細かい気配りがされていたり、 10年後、20年後の暮らしを考えた提案や工事ができるのは、 あなたのお家や暮らしを考えなければ出来ないものです。
せっかく選んだヤネフレッシュSiなので、 あなたの暮らしを考えてくれる優良業者さんの手で、 その効果を最大限に発揮させてもらってほしいです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ヤネフレッシュSiについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の屋根塗装に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。 あなたにとって、ヤネフレッシュSiに関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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