アパートの外壁塗装の基本を抑えることで、アパート最大の敵である「空室」を防ぐ方法を学べます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
アパートの外壁塗装の5つの基本を知ることで、安心の塗装ができます。
初めてアパート塗装を考えているあなたに分かりやすく説明していくので、アパートの外壁塗装について一緒に見ていきましょう。
アパートの外壁塗装のである5つの基本を覚えよう
アパートで外壁塗装をする理由はいくつかあります。
- 見た目が劣化してきたから
- 建物の劣化速度を遅くさせたいから
- 築10年以上経ったから
これら全ては入居者の方のためと言っても過言ではありません。
そして外壁塗装はアパートの最大の敵である「空室防止策」でもあるんです。
5つの基本を知り、アパートの外壁塗装を成功させましょう。
基本1:アパートの外壁塗装はオーダーメイド
アパートの外壁塗装をする場合、大きなお金がかかるので安く済ませようと誰しもが考えてしまいます。
そうなると、「コミコミでこの価格!」「外壁塗装○○円パック!」など、パッケージ料金での塗装の広告についつい目が行きがちに…
しかし、安く済ませようとこれらの広告を出している会社を選ぶと困ったことになる可能性が高くなります。
アパートの塗装はパッケージ料金を選ぶと失敗する
パッケージ料金を選ぶとどうなるのでしょうか。
「あなたに必要な塗装がされない」または「必要のない塗装がされる」といったことが起きてしまいます。
それには以下の理由があるからです。
- パッケージは塗装業者の都合が良いプランで作られている
- パッケージなので必要のない塗装がされてしまう
- パッケージ以外のものは別料金、またはしてくれない
そのため、パッケージ料金での外壁塗装ではなくオーダーメイドで一から必要な部分だけの塗装ができる見積もりを作るやり方でないと、アパートの外壁塗装は失敗します。
「アパートの外壁塗装はオーダーメイドが基本」と覚えて欲しいです。
安さなどに引かれて「パッケージ料金の塗装」を選んでしまう方が多いです。しかし、アパート経営の最大の敵である「空室」を防止するための有効策である「外壁塗装」を安さだけで決めてはいけません。あなたがオーナー・大家を務めるアパートに最適な塗装を選びましょう。
基本2:アパートの外壁塗装は相見積もりが鉄則
アパートの外壁塗装は一戸建ての外壁塗装と違って、より慎重にならなければいけません。
一戸建ての場合は、あなたの家族と家のことを考えて行いますが、アパートのオーナー・大家さんは入居者の方のこと・今後のアパート経営のことも考えた見積もりをとる必要があります。
アパートの外壁塗装は費用が高くなる
アパートの外壁塗装は一戸建てよりも塗装面積が広いことから、費用も高い場合が多いです。
そのため、塗装業者もアパートの塗装がしたいので、大幅な値下げなどで誘ってきます。
しかし、大幅な値下げをしたことで、あなたがオーナー・大家をしているアパートに対し、必要な塗装が抜け落ちてしまう可能性があります。
安すぎる見積もりは危険だと覚えておきましょう。
アパートの外壁塗装では適正価格の見積もりが必要
価格に対しての適正さや、見積もりをした業者の姿勢なども確認することが必要となります。
そして、あなたのアパートにぴったりの塗装業者を選ぶためにも、相見積もりをして最低3社の比較を行いましょう。
アパートの外壁塗装で相見積もりをする効果は以下のものになります。
- 見積もり比較ができることで適正価格を割り出せる
- 業者を比べることができる
- 相見積もりだということで塗装業者の不正を未然に防げる
このように、相見積もりするだけで、金額の適正さもわかり、あなたのアパートに合う業者も見つけることが出来ます。
「アパートの外壁塗装は相見積もりが基本」と覚えて欲しいです。
基本3:アパートの外壁塗装前に入居者への報告は必須
もし事前に、入居者の方に連絡が行き届かなかった場合はどうなってしまうのでしょうか。
事前通知がなかった場合のトラブルは以下のようなものがあります。
- 事前に連絡がなかったことへの不信感が引き金で引っ越ししてしまう
- クレームに発展
- 業者と入居者でトラブルが発生
このようなトラブルは全て「空室」を生む要因となってしまいます。
入居者に対して一つも不快な思いをさせないよう気をつけなければいけません。
アパートの外壁塗装前に入居者へ連絡が行き届かない原因は?
入居者に連絡が行き届かない主な原因として、以下のようなものがあります。
- 連絡を外壁塗装の業者まかせにしてしまった
- 契約してすぐに工事が始まって入居者へ連絡を回せなかった
- 言ったと思ったら伝わっていなかった
どれも注意しておけば事前に防げるものです。
「空室」を生む原因にもなりかねないことなので、入居者への連絡はきちんと行ってから塗装工事に入るのがベストです。
アパートの外壁塗装のことを入居者にどう伝える?
入居者へ報告する場合、以下のものを伝えておく必要があります。
- 塗装業者の情報(業者名・職人人数)
- 塗装のスケジュールなどの工期(日程)
- 塗装工事の時間(例:午前9時〜18時まで)
- 作業の音、騒音も発生すること
- カーテンを閉めてもらいプライバシーを保護してもらうこと
こう言った事前の情報共有がされることで、入居者も安心して塗装を迎えることができます。
アパートの塗装は如何に入居者に負担をかけないかが成功のカギを握っています。
アパートの外壁塗装前に入居者にしてもらうことは?
塗装工事が始まる前に、入居者に対してお願いをしておかないといけないこともあります。
- 人工芝がある場合、撤去してもらう
- 大きい荷物がある場合、どかしてもらう
- アンテナ等設置していた場合、撤去してもらう
- 外に洗濯物が干せなくなってしまう
また、塗装工事中に事前に動かしておいてもらったモノ以外も移動させないと塗装ができない場合もあるので、予め「塗装中にモノを職人側で移動させることもあります」と伝えておくのがいいでしょう。
入居者の身になって考えれば、自分のものを勝手に触られて動かされたりするのは嫌なず。
特に女性の単身者などには、余計な不安を与えてしまいかねません。
予め伝えておくだけで、余計なトラブルに発展するのも防げることを知っておきましょう。
「アパートの外壁塗装前に入居者へ通知が基本」と覚えて欲しいです。
基本4:アパートの外壁塗装では耐用年数がカギ
アパートは耐用年数を考えて塗装プランを立てる必要があります。
アパートの築年数によってどういう対処をすればいいのか表にしたので見てみましょう。
新築数 | 詳細 |
---|---|
0~15年 | 設備もあたらしく、入居者も入ってきやすいので家賃収入を安定して確保できる時期です。アパート経営を良くするために思い切って外壁の色替えをすることもオススメです。 |
15~30年 | 設備の不具合や老朽化が徐々に見え始めるころです。このまま何もしないでおくと建物の老朽化が進行し、安定した入居率も保てなくなります。モルタル・コンクリート・サイディング等の外壁のヒビ割れや汚れから、屋根材の劣化もでてくるので、今後もアパート経営を考えていたらこの期間の家に修繕を行う必要があります。 |
30年以降~ | 新築時から考えて15~30年の間に、きちんと修繕を行っていれば30年以降であっても、老朽化の進行が遅いので、見た目も建物の中身も状態を維持できていることが多いです。しかし、30年をすぎたアパートは、そのままの維持では入居者も増えないことも多く、「建て替え」・「大規模改修」・「解体後に土地を売却」の3つを選ぶ時期でもあります。 |
このように、アパートの耐用年数を頭に入れて外壁塗装を考えることが、アパート経営を成功に導くカギでもあるので、どのようなアパート経営をしたいか外壁塗装の前に考えておくことが大切です。
また、15~30年の間には、以下のような修繕も必要になってきます。
- 外壁の修理
- 屋根の修理
- 設備の修理
- 配管の修理
- シロアリ駆除
- 雨漏り修理
などの大きな修繕が発生します。
このような大きな修繕は多額の費用がかかりますが、こまめに少額でメンテナンスを行うことで、結果的に修繕費を抑えることも可能です。
また、こまめにメンテナンスを行い、状態を良くしておくことで「空室」も防げます。
空室にすることが最大のデメリットなので、こまめなメンテナンスは大事です。
アパートの外壁塗装の費用っていくらくらい?
例えば、100坪前後で10部屋あるアパートで考えてみます。
1部屋6万円の家賃収入×10部屋=毎月60万円
毎月60万円×12ヶ月=720万円 1年間だと720万円の家賃収入
100坪の外壁塗装だと200万前後が相場なので、720-200=約520万円
720万円×30年間=2億1千6百万
外壁塗装は約10年に一度なので30年間の間で3回、200万円×3回=600万円
2億1千6百万-600万円=2億1千万があなたの手元に入ってきます。※こちらの計算は単純な家賃収入での計算になるので、あくまで参考としてください。
しかし、この計算は入居者が毎月全部屋埋まった状態のものです。
入居者が安定して埋まるよう建物の魅力を保つために、外壁塗装をして見た目の良さ・塗装で建物内部の劣化の進行を遅らせる必要があります。
それだけ外壁塗装は大事なものなんです。
「アパートの外壁塗装前に耐用年数を元に塗装プランを立てるのが基本」と覚えて欲しいです。
基本5:アパートの外壁塗装では緊急時の事前対応を把握
アパートの外壁塗装を行なっている最中に、もし以下のようなことが起きたら、アパートのオーナー・大家さんはどうすればいいのでしょうか。
- いきなりの突風で足場が壊れた
- 養生シートが剥がれた
- 飛散防止メッシュシートが風に飛んでいった
- 激しい雨でシートが外れた
こんなことが起きてしまった場合、一番迷惑をかけてしまうのは入居者の方々に対してです。
それが引き金になり、引っ越し・口コミで悪いウワサが広がったり、アパートの空室が埋まらない恐れも…
アパートの外壁塗装前の確認チェックリスト
万が一のことを考え、アパートのオーナー・大家さんが外壁塗装前に業者に確認しておきたいチェックリストは以下のものです。
- 外壁塗装業者への緊急の連絡先(夜間含めて)
- 足場、養生、飛散防止メッシュシートなど、崩れたり取れた場合はどうすればいいのか
- 万が一が起きた場合はアパートのオーナー・大家としてどのような対処をしておけばいいのか
- 業者へ連絡してどのくらいで対応してくれるのか
- 万が一入居者、通行人に被害が出た場合どのような保証があるのか
- 雨等で流れた塗料で入居者に迷惑がかかった保証はあるのか
これらのチェックリストの内容は必ず聞いておくべきです。
入居者に対し、何か起きてから確認するのでは遅いです。それが信用を失うきっかけにもなるため、事前確認はアパートのオーナー・大家さんにとっては必須のものと言えるでしょう。
「アパートの外壁塗装は緊急時の対応確認するのが基本」と覚えて欲しいです。
ポイント!これらのチェックリストの項目をあなたから塗装業者に聞かなくても、教えてくれる業者がいれば、アパートの塗装に精通していて入居者のことも考えてくれる優良店だと判断できます。その業者に塗装をお願いすると安心できるでしょう。
最後に…。
アパートの外壁塗装についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
- アパートの修繕で失敗しないための5ステップ
- 【STEP1】アパートの塗装工事はクレームが起きやすい
- 【STEP2】アパートは火災保険の保険料を使っての修繕がお得
- 【STEP3】アパートの屋根修理業者の見分け方
- 【STEP4】アパートの外壁塗装の基本
- →【STEP5】アパートのリフォームで入居率UP
アパートの外壁塗装が初めてで不安…
誰だって初めてのことには不安を覚えるもの。
私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる外壁と屋根の、塗装をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
失敗しない屋根・外壁塗装工事の業者選びから、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
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