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あなたのお家の屋根がどんな「形」で、どの屋根の「種類」を使っているのかイラストで分かりやすいです。知っておくと屋根業者さんとの話がスムーズに進められます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
普段気にしない屋根の形と種類ですが、修理や工事をするときには、種類が分かっていないと、業者さんとも話が進めづらくなってしまいます。
また、修理や工事に失敗する方の多くは、自分の家の屋根も把握せず、業者にまかせっきりしていることが原因。
屋根の種類を把握して、適切な修理・工事ができるよう、私と一緒に必要な情報を見て頂けると嬉しいです。
屋根の不安、または、信頼ある業者さん選びで不安を感じている場合は、0120-929-609(無料受付24時間)に電話をかけて頂き、電話口で「屋根の相談がしたい」とお伝え頂ければ嬉しいです。※ 事前に情報を伝えた上でご相談されたい場合はフォームをご利用ください。
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屋根の形
屋根の知っておきたい種類の1つ目としては形です。
屋根と一言でいっても、みんながみんな同じ形になっているわけではないんです。
平べったい屋根、角度がついた屋根など、それぞれのお家の形に合わせた屋根となっている。
なぜ屋根の種類(形)を知っておいた方がいいかというと、例えば屋根の傾きが急な屋根では、職人さんが作業をするのに危ないため、足場を設置する必要があります。
足場を取り付けると、約30坪前後のお家で10~20万円かかるものなので、屋根の種類が分かれば、事前にかかる費用なども想定が可能。
例えば、何も知らない状態で「足場で10万円かかります」と言われると「お金そんなにかかるの!?」とお金のことしか見えなくなり、その後の話が先に進まず、無理な値引きをしようとして、結果的に工事の失敗を招く場合もある。
業者さんに見積もりをとってからではなく、事前に想定した状態で話を聞けば、気持ちにも余裕を持って話を聞けるので、必要な情報となります。
それでは、代表的な屋根の「形」と「種類」をイラストで表していくので、どれがあなたのお家の屋根か確認してみましょう。
切妻屋根(きりづまやね)
切妻屋根とは、平べったい屋根の片面を1面として見ると、2面の屋根がそのままお家の上にのせられた状態の屋根です。
施工もしやすいため、一般的なお家の屋根は切妻屋根が多いかもしれません。
屋根の中でもシンプルな形であり、複雑になりやすい屋根工事の費用が抑えられるため、人気の屋根となっています。
「山のような形の屋根」として覚えると分かりやすいですね。
屋根の傾き(勾配)を調整することで、雪や雨などがスルスルと落ちやすくなり、屋根の劣化や不具合が起きにくくなるのも特徴。
また、屋根があれば屋根から滑り落ちる雨水を建物下に流す雨樋(あまどい)を付ける必要があるのですが、2面というシンプルな形のおかげで雨樋の設置も複雑にならずにすみ、これも施工費用が抑えられる点です。
板のようなのスレート屋根、金属製のガルバリウム鋼板、アスファルトシングルなど、様々な屋根材をのせることもできるため、和・洋のどちらにも合う万能屋根と言えます。
ソーラーパネルを検討されている場合は、切妻屋根だと平面的な構造のおかげでパネルが設置しやすいです。
もし、屋根が1面だけになると、片流れ屋根(かたながれ)となります。
切妻屋根まとめ
- 単純な屋根の形
- 雨が流れやすい(雨水が分散できる)
- 導入コストも低い
- 和・洋どちらの家にも合う万能屋根
切妻屋根に合いやすい屋根材
- 瓦
- スレート屋根
- ガルバリウム鋼板
- アスファルトシングル
寄棟屋根(よせむね)
寄棟屋根とは、4つの屋根面がお家にのせられている形となります(四注:しちゅうとも言います)。
切妻屋根の場合は2面でしたが、寄棟屋根になると屋根が4面となるため、さらに雨水(雪なども)が分散して流せるようになり、雨漏りの発生を減らすことができます。
昔から採用されている屋根の形で、例えばお寺(寺院)などは、寄棟屋根になっている場合が多いかもしれません。
日本は昔から台風が多いので、風の影響を考えた屋根の形が求められていますが、4方向からの風を受けることができる寄棟屋根は、安定感を作り出すことも可能。
風だけでなく雨水も4方向で受けることで、外壁への雨水侵入防止や雨樋の負担を減らすことができます。
屋根への負担、雨樋への負担が減らせる屋根の形ですが、家に対して4つの屋根面で閉じてしまうため、通気性が落ちるのと、屋根の面積が多くなるので費用がちょっと高くなる場合も。
デメリットとしては、4面で家を覆う形となるため、天井(屋根裏)が狭くなる場合もありますが、それがあったとしてもメリットが多い屋根の形となっています。
寄棟屋根まとめ
- 和・洋どちらの家にも合う
- 4面で覆うため構造上とても頑丈
- 台風などの風圧にも強い
寄棟屋根に合いやすい屋根材
- 瓦
- スレート屋根
- ガルバリウム鋼板
- アスファルトシングル
入母屋屋根(いりおもや)
入母屋屋根とは、4面屋根の「寄棟屋根」の上に、2面屋根の「切妻屋根」がのせられたような形の屋根です。基本の形は「寄棟屋根」に似ています。
単調ではなく、切妻屋根と寄棟屋根の特徴が合わさることで、格式が高い印象を出すことができ、お寺(寺院)では入母屋屋根が使われていることも多い。
特徴としては、屋根の重なりとその間にスペースが生まれるため、窓が付けられていたり、外壁の色が塗られていて、他のお家との印象の違いを出すことができます。
伝統的な印象だけでなく、屋根裏などの通気性の高さから、お家の耐久性を高めることができる屋根の形となっています。
デメリットは、屋根面積が増えて形も複雑なので、費用が高くなる点ですが、屋根の耐久性を高める形でもあるので、安心の暮らしを続けるために、活躍してくれる屋根です。
入母屋屋根まとめ
- 和の家でよく選ばれる
- 昔ながらの装飾が施しやすい
- 耐久性が高い
入母屋屋根に合いやすい屋根材
- 瓦
- スレート屋根
- ガルバリウム鋼板
- アスファルトシングル
片流れ屋根(かたながれ)
片流れ屋根とは、屋根面が1面だけで屋根となっている形です。
形だけでいえばオシャレに見えたり、狭い立地でも屋根として取り付けられるため、選ぶ方もいます。
「カッコいい」「こういった家に住みたい!」と思うかもしれませんが、デメリットを知らないままだと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も…。
屋根は風や雨水から家を守ってくれる大事な存在ですが、屋根面の数や傾きによっても変わってきます。
片流れ屋根という名の通り、一般的な屋根が2面または4面なのに対して、片流れ屋根は1面なので、1面のみで風や雨水を受けなくてはいけません。
通常であれば分散する力が、1面しかないことで負荷が大きくなって、雨漏りが発生しやすくなったり、傾きが急になりすぎると雨水が落ちるスピードと雨水の量が増えることで、雨樋(あまどい)が壊れる確率が高まります。
しかし、屋根面が少ないのは、施工費用も抑えることができたり、ソーラーパネルも取り付けやすいというメリットもあるため、一概には悪いとは言えません。
状況によっては、片流れ屋根が適している場合もあるため、しっかりとデメリットとメリットを把握したうえで、片流れ屋根の場合は定期的なメンテナンスや点検が欠かせない屋根となります。
片流れ屋根まとめ
- 密集住宅地で使われやすい屋根
- オシャレな家になる
- 施工費用が安い
片流れ屋根に合いやすい屋根材
- スレート屋根
- ガルバリウム鋼板
- アスファルトシングル
方形屋根(ほうぎょうやね)
方形屋根とは、真上から見ると正方形に見える形をしている屋根です。
イラストを見てもらうと、「寄棟屋根」に似ていますが、
寄棟屋根
→角が6つ(三角形と台形で構成)
方形屋根
→角が5つ(三角形で構成)
似ているようで違っています。
もっと分かりやすい言葉にすると、方形屋根はピラミッド(四角錐)、寄棟屋根は長方形のような形で覚えると簡単です。
屋根面が4面あるので、寄棟屋根と同じく風と雨を防ぎ、それぞれの面での負荷の分散、さらに4方向の外壁に雨水がしたたり落ちるのを防いでくれる。
しかし、換気の機能性が弱いため、雨漏りの対策やメンテナンスは定期的に見直すのが欠かせない屋根となります。
方形屋根まとめ
- 屋根への負担が軽減
- 外壁へ雨水がしたたり落ちるのが防げる
方形屋根に合いやすい屋根材
- スレート屋根
- アスファルトシングル
陸屋根(りくやね・ろくやね)
陸屋根とは、一般的な屋根のように傾き(勾配)が付いた屋根面ではなく、平面状の屋根を指します。平な屋根なので、平屋根(ひらやね)とも呼ばれます。
アパート・マンション・ビルなどの屋上を思い浮かべて頂くと、分かりやすいかもしれません。
傾きを付けない屋根にオシャレを感じる方も多く、住宅メーカーさんも陸屋根のお家を売り出しています。
しかし、アパート・マンション・ビルなど屋根が無い建物の場合は、鉄筋コンクリートで作れていることがほとんどで、傾きがない屋根も含めて建物を支える部分となっているからこそ、平らな屋根として成立させることができます。
逆に、一般的なお家である木造住宅では、建物を支えているのは躯体(くたい)であり、躯体を守るために屋根を使って雨水を流しています。※ 躯体とは、建物を指させる内側の骨組みのこと。
鉄筋コンクリートの構造
→屋根も含めて建物を支える構造
木造住宅の構造
→建物を支える躯体と屋根は別物。
木造住宅では躯体が雨水で腐食してしまうと、建物の寿命を短くしてしまうため、陸屋根のように雨水を取り除けない構造は危険性が強まる…。
そのため、木造住宅でも陸屋根を付けたい場合は、建築や雨仕舞の専門家と相談して、問題ないことを確認して陸屋根にするか判断してもらえればと思います。
現在、木造住宅で陸屋根になっている場合は、定期的なメンテナンスが欠かせません。
陸屋根まとめ
- 屋上が作れる(屋根上のスペースを活かせる)
- オシャレな家にできる
- 光が入りやすい(屋根で隠れない)
はかま腰屋根(はかまごしやね)
はかま腰屋根とは、お家のてっぺんから下に向かって屋根面で覆うような形の屋根になります。※ 袴(はかま)をはいた時の姿に似ていることから、はかま腰屋根と呼ばれています。
通常の屋根は、屋根面と屋根面が合わさった時に、鋭角な角ができるため高さが生まれてしまいますが、建築基準法などで高さがとれない場合は、はかま腰屋根にして低い状態を保つことができます。
寄棟屋根の半分の高さをイメージすると、分かりやすいかもしれません。
デメリットとしては、屋根と壁をつながっている部分が増えるため、その隙間から雨水が侵入する可能性がでてきます。※ つなぎの部分を「取り合い」と呼びます。
お家が立っている立地や環境によっては、はかま腰屋根でないと対応できない場合もあると思うので、しっかりとデメリットを把握しつつ、定期的なメンテナンスや点検を行っていくのが欠かせない屋根です。
はかま腰屋根まとめ
- 屋根の高さが抑えられる
- 天井が鋭角になりにくいので屋根裏が作りやすい
はかま腰屋根に合いやすい屋根材
- スレート屋根
- アスファルトシングル
屋根材の種類
屋根の種類として、もう1つ知っておきたいのは、屋根材の種類になります。
屋根にも種類があり、その屋根に載っている屋根材にも種類が複数あるんです。
屋根材の種類も覚えて頂くと、業者さんとの話もスムーズに進められるようになるので、覚えてもらえると嬉しいです。
スレート屋根
スレート屋根とは、薄い板状の形で加工された屋根材です。
一般的なお家では、特に強い要望がなければ、スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)が使われていることが多いです。
金属屋根
金属屋根とは、金属そのまま、または金属に防錆などの樹脂が塗られて強度が高められた屋根材になります。
スーバーガルベスト・ガルバリウム鋼板など、強度も高いのに重量も軽い屋根が販売されており、屋根材を新しくする際は金属屋根が人気です。
瓦屋根
瓦屋根とは、昔から使われている粘土を高温で焼き上げ、屋根材として作られたものです。
中には、コンクリートやセメントで作られた瓦もありますが、粘土瓦(和瓦)が一番耐久性も高く長持ちします。
シングル屋根
シングル屋根とは、防水シートと屋根材が一体化した屋根材です。
通常の屋根材では釘を打ったりして固定しますが、防水シートと一体化しているため、シングルだと接着剤で止めることができ、雨漏りの原因となる穴を極力あけないで仕上げることができます。
最後に…。
屋根って色んな種類があって、知ると楽しいですよね。
屋根の種類についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?どんな小さなことからでも無料相談ができるので、お気軽に以下の屋根に関するご相談フォームにてご連絡くださいね。
あなたにとって、屋根に関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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屋根の不安、ありませんか?
屋根がどんな形になっているのか、普段見る機会も少ないと思うので、どうなっているのか気になりますよね。
屋根の形によっても、修理やメンテナンスの金額や方法も変わってくるので、大事な情報なんです。
私たちは、お家のことで不安・悩みを抱えている方のご相談やアドバイス、ご希望を頂いた場合は60項目以上の審査を通過した信頼ある業者さんのご紹介もできます。
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不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てられれば嬉しいです。
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