このページで分かること・身につくこと外壁塗装の品質を高めるだけでなく、あなたやご近所さんへのトラブルを回避するためにも、養生をしっかりと行うことが大切です。
外壁塗装コンシェルジュ 塗装工事のアドバイザー
業者さんに見積もりをとると、必ず入っているのが養生(ようじょう)という項目。
あなたも外壁塗装が初めてだと「養生って何をするためのものなの?」と疑問に思いますよね。
実はこのようなご質問、お客様からよく頂きます。
養生とは、塗料が付いてはいけない部分を保護するために必要不可欠な存在であり、外壁塗装を失敗しないための大切な工程の一つ。
悪徳や手抜きが日常の業者さんは、養生を簡単に済ませて、あなただけでなく周りにも迷惑をかけてしまう場合があるため、私と一緒に必要な情報を見て頂けると嬉しいです。
外壁塗装を行う時に必要不可欠な作業「養生」
養生とは、塗装をしてはいけない部分の保護と、塗料が飛び散る可能性もあるため、飛び散った塗料が付かないよう保護カバーをかける工程のことを指します。
外壁塗装が初めてのあなたからすると、養生はあまり必要性の感じられない工程に見えるかもしれませんね。
しかし、養生は外壁塗装に決して欠かせない工程の1つ。
養生をすることで、どのようなメリットが生まれるのか、費用相場はどのくらいなのか、それぞれを確認をしてみましょう。
引っ越しをされた経験や、マンション・アパートの引っ越し作業を見たことがあれば、なんとなくイメージがあるかもしれませんが、家具が傷つかないよう、建物を傷つけないよう、厚手のビニールやシートを入口や床に取り付けられていますよね。周りの影響を最小限に抑えるという意味では、外壁塗装の養生と同じ意味合いと言えます。
外壁塗装における養生のメリットとデメリット
養生は外壁塗装の工程の一つであり、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・塗装が不要な部分を守るため ・塗装の出来栄えを左右させる | ・窓が開けられなくなる |
メリットとして主にこの2つの効果があります。
2つだけかと思われますが、塗装においてこの2つの効果は塗装の失敗・成功も左右させるものなので、効果を詳しく見てみましょう。
養生のメリット
効果1:塗装が不要な部分を守るため
外壁塗装における養生とは、基本的に建物などを塗料から守るために行われます。
塗料は液体なので、塗装の過程で飛び散ったり垂れ落ちたりすることがあります。
外壁塗装は建物の美観を改善するために行われるものであるため、塗装の過程で外壁が汚れてしまっては元も子もありません。
しっかりと養生をすることによって、外壁を塗料の汚れから守ることが可能となるため、絶対に必要な作業となります。
効果2:塗装の出来栄えを左右させる
塗料が付いてはいけない部分を保護するだけでなく、養生をすることで塗装の出来栄えも変わります。
外壁塗装の養生とは、養生テープと呼ばれる特殊なテープ(マスキング等)を窓枠などに沿って貼っていきますが、このときテープの貼り方が雑であったりすると、塗装がズレてしまい仕上がりも雑に。
窓枠との境界部がきれいにまっすぐ塗装されていると、見栄えがとても良くなりますが、養生テープの貼り付けが疎かであると境界部の塗装がガタガタになってしまったり、歪んでしまった見え方になります…。
見栄えの印象
養生の仕方次第では、外壁全体の印象に悪影響を及ぼし、せっかく綺麗に塗装したはずが見栄えを損なってしまうこともあるのです。
しっかりとキレイな養生をすることで、塗装に関係する汚れを防止するとともに、塗装そのものの出来栄えを向上させることにも役立ちます。
養生のデメリット
養生は外壁塗装でなくてはならない工程ですが、依頼主であるあなたにとって、デメリットがないわけではありません。
たとえば、養生を窓枠やサッシなどに施すと、塗料が飛び散ることを防ぐことができる一方、塗装中に窓を開けることができなくなってしまいます。
冬場であればまだ問題なく過ごせるかもしれませんが、夏場に窓が開けられないとなると生活がしづらくなってしまうことも。
夏場の生活がキツくなる
工事の期間が夏場である場合は、窓が開けられないため、息苦しさを感じることにもあり、それが心配なら、塗装業者さんへ事前に相談することで解決できる場合もあります。
やり方を工夫すれば、養生をしても多少であれば空気を通しやすくすることもできるため、窓の閉め切りが気になるなら相談しておくのがオススメです。
車の出し入れについて
車に養生を施してもらう場合、車を利用する際にいちいち養生を解いたり付けたりしなくてはならないのかと心配する人もいます。
車専用の養生シートは簡単に取り外しができるようになっており、外出時は素早く養生シートを外して車が利用できるので、この点は心配しなくても大丈夫。
外壁塗装は塗料の飛び散りでトラブルになることが多いため、もしお隣さんのお家に車や塗料が付いてはいけない部分があれば、工事の前に説明して養生シートをかけさせてもらってください。特に車に塗料が付いたら簡単には落とせないので、確実にトラブルの元に…。
養生は塗装業者の信頼度を表す目安になる
塗装業者さんによっては、養生の工程を省いて作業を始めるケースもありますが、養生は外壁塗装を適切に行うためにはなくてはならない工程です。
養生をやらずに作業を始める業者はいないとは思いますが、悪徳業者の場合は手抜き養生をする場合もあるため、最初から優良業者さんを選んでおくのがおすすめ。
養生する場所は窓枠だけでなく、サッシや玄関、車などシートを被せたり、ビニールシートを取り付けたりする箇所がたくさんあります。
チェックポイント!養生をしない、または養生を適当にやる業者も存在しています。塗装業者に依頼してしまってから発覚したのでは取り返しがつかなくなることもあるので、最初の業者選びでいかに信頼できる塗装業者を探せるかが成功する塗装のカギ。
車や私物など細かいところまで養生してくれるか見よう
いろいろな場所に養生をすることで、依頼主の私物を塗料の汚れから守り、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
とりわけ車などの私物にまで養生をしてくれる業者は、それだけでも信頼に足る業者だと判断できるでしょう。
養生にも手間がかかりますが、そうした手間を惜しまずしっかりと養生の工程を踏んでくれる業者であれば、塗装作業そのものもちゃんとしてくれる業者だと考えられるため、より良いパフォーマンスを期待することができるのです。
養生の工程に漏れがあると、大事な私物を汚されてしまうこともあるため、塗装業者を選ぶ際には、養生をきちんと行ってくれるかどうかも重要な指標となります。
養生の費用相場
養生をしっかりやってくれる業者が信頼に足るとはいえ、養生をするのもタダではありません。
業者によって費用の計算方法が違うこともありますが、基本的に外壁の平米数で計算されます。
一方で、飛散防止ネットや養生テープなど、養生にかかる項目ごとに費用がかかるケースも。
外壁で算出する場合、30坪の一般的な住宅だと費用相場として40,000~60,000円ほどが養生にかかる計算です。
また、養生に用いる項目ごとに算出する場合でも、だいた50,000円前後程度に収まるのが一般的なので、外壁塗装を依頼するときに目安としましょう。
ただ、養生の費用相場は養生する場所にも大きく左右されます。
その他にも、車や植木、盆栽なども養生をお願いするとなれば最初の契約の段階で依頼しておきたいところで、後になって請求が来ることになると、余計な出費を支払わなければならないということもあります。
契約時にしっかりと養生の費用を確認することで、費用の節約をすることにもつながります。
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養生をきちんとしてくれる業者を探したい…
誰だって初めてのことには不安を覚えるものです。
私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる外壁と屋根の、塗装をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
失敗しない地元の優良業者選び、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
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