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外壁塗装に欠かせない!コーキングが持つ驚きの機能とは?

現在、関東エリアで発生した台風の影響で、ご対応が遅くなってしまう場合がございます。何卒ご容赦頂けますようお願い致します。

外壁塗装に欠かせないコーキング工事の事が分かると、安心の塗装工事をする事ができるようになるので、必見情報です。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー:伊藤(いとう)

あなたがお家の外壁塗装をしたいと思ったとき、工事の内容については塗料のことばかり考えがちになるかもしれません。

もちろん外壁塗装では、どんな塗料を使うのかはとても大事なことですが、塗料と同じように大事なのがコーキング(シーリング)という工事です。

コーキングは、外壁塗装と切っても切れない関係にあり、コーキングについてあまり考えないまま外壁塗装を進めてしまうと、せっかく納得のいく塗料選びができても、外壁塗装が失敗してしまうことも。

あなたのお家の外壁塗装を成功させるために、

  • コーキングとは一体何なのか
  • コーキングの費用や寿命はどのくらいなのか
  • コーキングでは何に気を付ければいいのか

このような、コーキングについてあなたが持っている疑問や悩みを、私と一緒に解決していければと思います。

コーキング(シーリング)って一体なに?

外壁塗装には欠かせない!コーキングが持つ驚きの機能とは

外壁塗装に欠かせないコーキング(シーリング)とは、一体どういった工事なのでしょうか。

コーキングの目的や、コーキング工事に使われる「コーキング材」と呼ばれるものの特徴、疑問になりがちな「コーキング」と「シーリング」の違いについて、まずはお話させていただければと思います。

コーキング(シーリング)ってどんな工事?
外壁塗装の時にコーキング(シーリング)を行う箇所ってどこ?
コーキング材(シーリング材)の役割は?
コーキング(シーリング)って、なんで使われるようになったの?
コーキングとシーリングの違いは何?
「シーラー」に注意!

コーキング(シーリング)ってどんな工事?

コーキング(シーリング)とは、コーキング材という液体を、お家の外壁に入ったひび割れや外壁材同士の隙間、窓枠や水回りの縁などに注入する工事のことです。

お家の外壁にひびが入った時は、ひび割れの具合やお家の状態にもよりますが、ひび割れで出来た隙間を埋めるようにコーキング材を入れることで、ひび割れを補修することができます。

ひび割れは、「モルタル」や「漆喰」というような、セメントや石灰と水を混ぜたものを塗り固めて作る「塗り壁」という種類の壁に起こりやすくなっています。

塗り壁とは違った、「サイディング」や「ALC」といった、パネル状の壁材をお家の側面に貼り付けていく種類の壁もありますが、サイディングやALCなどの外壁は、補修だけではなく、新しくサイディングやALCにするときにもコーキングをします。

そのため、外壁を新しくしたい時も、外壁の補修をしたい時も、コーキングは欠かせない工事なんです。

外壁塗装の時にコーキングを行う箇所ってどこ?

外壁塗装を行う際、一緒にコーキングしておきたい箇所がたくさんあります。

コーキングは蓋をするというイメージなので、隙間がある箇所全部になると想像できますが、コーキングする箇所を塗装業者まかせにするのでなく、あなた自身でもどこをコーキングをしておくべきなのか、把握しておきましょう。

コーキング箇所詳細
外壁塗装をした場合
サイディングボード(パネル外壁)同士の隙間(目地)サイディングボードなどのパネル式の外壁を使用すると、必ず目地と呼ばれる隙間が生まれてしまうので、コーキングを使って埋める必要があります。
ガラスサッシ・窓枠ガラスサッシなど窓枠に関しては、屋外と屋内を通す穴が開けられてしまっている状態で、そこにガラスなどをはめ込んでいるので、どうしても隙間が生まれてしまいます。ここをコーキングでしっかり埋めておくことで、雨漏りを防ぐことができます。
パイプ・配管廻りパイプや配管は、お家のいたるところを通しているため、廻りに隙間ができやすくなります。コーキングでしっかり塞ぐことで、余計なトラブルを防げるようにしましょう。
内装のリフォームもした場合
浴室・浴槽浴室・浴槽では水を使うため、しっかりと隙間を埋めておかないと、水が漏れてしまいます。水を使う箇所だからこそ、しっかりしたコーキングが必要です。
キッチン廻りキッチン廻りも水を使うため、しっかりとコーキングを行い隙間を埋めておきましょう。
洗面化粧台廻り洗面化粧台でも水を使うため、しっかりとコーキングを行い隙間を埋めておきましょう。

このように、お家の外も中もコーキングを行っておかなければいけない箇所がたくさんありますが、お家を組み立てる時、様々なパーツを組み合わせていく関係で、隙間というのは発生しやすいんです。

外壁塗装にも必須ですが、内装のコーキングの重要性も高いことを覚えておいてほしいです。

隙間には別名がある?サイディングボード同士の間に出来てしまっている隙間の事を、建築業界では目地(めじ)と呼んでいるので、塗装業者さんが目地と話していたら、隙間の事を指しているんだと思ってもらえればと思います。

コーキング材(シーリング材)の役割は?

コーキング材とは、シリコンやポリウレタンなどから出来ている樹脂のことで、水や空気を通さないため、物と物の隙間に注入することで密閉状態にすることができます。

私たちの身近で言えば、お風呂場のタイルや浴槽と壁との境目に、線状に埋まっているゴムのような柔らかいものがコーキング材です。

コーキング材は、「コーキング剤」と表記されたり、コーキング材自体を「コーキング」と呼ぶこともありますが、

  • コーキング=コーキング材を使った工事
  • コーキング材=コーキングに使う材料

ここでは上記の定義でお話させていただければと思います。

コーキング材は、外壁塗装においてどんな役割をもっているのか見てみましょう。

役割1:サイディングボードやALCパネル同士の隙間を埋める

お風呂場に使われているように、コーキング材(シーリング材)をお家の壁材同士の隙間やひび割れに注入することで、隙間から雨水が入り込むのを防ぐことができます。

お家の外壁にとって、内部への雨水の侵入は命取りで、雨漏りに発展してしまったり、外壁が腐食して大規模な工事をしなければならなくなってしまうこともあるので、外壁塗装においてコーキングはとても大切な工事なんです。

サイディングボードやALCパネルを使った場合、どうしても建材同士の間には隙間・溝ができてしまいまい、溝から雨水や汚れが侵入することで、サイディングボードやALCパネルの寿命が短くなったり、あなたのお家全体が傷んで大規模な工事をしなくてはいけなくなることも。

雨水や汚れの侵入を防ぐことは、お家の寿命を延ばして安心した生活を送ることに繋がるため、コーキングはお家を守る上で欠かせない工事です。

役割2:ひび割れ防止

コーキング材(シーリング材)は、シリコンなどの樹脂でできているので、ゴムのように弾力があり、コンクリートなどと違って柔軟に形を変えることができます。

基本的にお家の外壁は、温度の変化や地震によって、私たちの目ではわからない規模で膨張と収縮を繰り返しています。

外壁は、どんな種類の壁材でもコーキング材とは違って硬い素材でできているため、硬い素材が押し合ったり引っ張りあったりすることでひび割れが起きたり、壁材同士に隙間ができてしまうことがあります。

お家の外壁材同士の間に、柔軟性を持つコーキング材を注入しておくことで、コーキング材がクッション替わりになるので、外壁材同士が押し合いや引っ張り合いをしても、間を取り持ってひび割れや隙間ができるのを防いでくれるんです。

役割3:サイディングボードやALCパネルを長持ちさせる

ボードやパネルが固いのに対して、コーキング材はゴムの性質を持っているため、クッション性に優れた柔らかい素材になっています。ボードやパネルの代わりに膨張や縮小の動きをするため、ボードやパネルを破損することなく長い寿命を保つことができます。

コーキングが持つ機能の中で、このサイディングボードやALCパネルを長持ちさせることこそが、コーキングが持つ最大の魅力です。

外壁だけでなくキッチンや風呂場でも使える コーキングには防水性が備わっているため、外壁だけでなくキッチンやお風呂場の水回りにも使用ができます。キッチンの場合はカビ防止剤も一緒に入れるといいでしょう。

コーキングって、なんで使われるようになったの?

昔は外壁塗装と言えば、モルタルと呼ばれるセメントを主成分にした塗材が主流でした。

しかし、モルタルはセメント材であるため、外壁へ塗り付けるには、左官作業ができる職人が必要なのと、職人の腕が試され誰でも簡単に出来るものでなかったので、外壁塗装の工事としては難しい部類に分類されていました。 ※左官作業とは、モルタルや日本壁などに塗りつけて外壁を仕上げる作業のこと。

左官作業は限られた職人しかできないといった背景があったので、セメント材などを塗り固めるのではなく工場で作られたサイディングボードやALCパネルなどの建材を持ってきて、貼り付けるというやり方が使われるようになりました。※ALCパネルとは、高温で発泡加工した軽量のコンクリートのことを指します。

サイディングボードの方が簡単にできるからコーキングが増えてきた?

サイディングボードやALCパネルを用いる場合、もともと工場で作られた建材を家まで運んで貼り付けるだけなので、それほど難しい技術や職人の経験などを必要としません。

そのため、今では多くお家でサイディングボードやALCパネルが使われるようになった為、コーキングがよく行われるようになりました。

コーキングが使われるようになった理由時代の流れとともに、難しい外壁塗装から簡単な外壁塗装ができるようになったため、コーキングが使われるようになり、その重要性も高まってきました。

コーキングとシーリングの違いは何?

コーキングについて検索すると、「シーリング」という言葉も一緒に出てくることが多いと思います。

コーキングとシーリングって同じものなのか、それとも違うものなのか、疑問に思ってしまうかもしれませんが、この二つは基本的に同じものとして考えていただいて大丈夫です。

コーキングとシーリングを、以下のように英単語にして考えると、意味がわかりやすいです。

コーキング…caulking

意味…詰める、2つのものを1つにくっつける、ふさぐ

コーキング(caulking)は、ワインの栓などに使われるコルク(caulk)から派生している言葉なので、コルクのように隙間を詰めるという考え方をするとわかりやすいかもしれません。

シーリング…sealing

意味…封印する、密閉する、ふさぐ

シーリング(sealing)は、私たちがステッカーやラベルと同じような意味で使うシール(seal)から派生している言葉で、シールのように密閉すると考えると意味が見えてきやすいですね。

それぞれの意味を見ていただくとわかる通り、コーキングとシーリングに大きな違いはありませんが、2つの始まりを知ると、名前が別になっている理由がわかります。

「日本シーリング材工業会」という団体では、日本で初めて使われた建築用のシーリング材が、「油性コーキング材」と呼ばれるシーリング材だと明示しています。

つまり、シーリング材の中の一つに油性コーキング材という種類があるということで、油性コーキング材は今ではあまり使われなくなっていますが、かつて主流だった油性コーキング材の「コーキング材」という言葉だけが浸透して残り、現在コーキングとシーリングの2つの呼び名が使われていると考えられます。

実際のところ、塗装業者さんごとに呼び名はバラバラで、同じ意味合いで使われていることがほとんどなので、外壁塗装でコーキングとシーリングを考えるときは、別々に考えずに同じものとして考えて問題ありません。

「シーラー」に注意!

シーリング材は、シーリング・シール材・シーラント・シーラーなど呼び方がたくさんあり、塗装業者さんによっても呼び方が違うことがあります。

この中でも、「シーラー」という呼び方に注意していただきたいのですが、シーラーというものは、外壁塗装に使われる材料の中で全く別の物の名前でもあるんです。

「シーリング材」としてのシーラーコーキング材、シーリング材と同じように、外壁の隙間に注入して、雨水の侵入やひび割れを防ぐ役割があります。
「下塗り塗料」としてのシーラー外壁塗装は基本的に塗料を3回塗るのですが、1回目に塗る下塗り塗料のことを、シーラーと呼ぶことがあります。

とてもややこしくて混乱しやすいですが、外壁塗装でのシーラーという言葉は、2種類の意味で使われている場合があるということを覚えておくと、あなたのお家の外壁塗装を見積もりしてもらったときに、塗装業者さんに確認することができます。

コーキング(シーリング)の費用と寿命はどのくらい?

あなたのお家の外壁塗装で、コーキング(シーリング)について考えるとき、気になるのはやはりお金がどのくらい掛かるのか、どのくらい長持ちするのかというところですよね。

コーキングに掛かる費用やどのくらい持つのかを見ていきましょう。

コーキング(シーリング)の費用は?
コーキング(シーリング)の寿命は?

コーキング(シーリング)の費用は?

以下は、コーキング(シーリング)の費用相場です。

コーキング工事の種類平米単価相場工事の内容
コーキング打ち増し工事700~900円/m外壁に注入されている古いコーキング材の上から、新しいコーキング材を重ねて注入する
コーキング打ち替え工事900~1,200円/m外壁に注入されている古いコーキング材を取り除き、新しいコーキング材を注入する

上記の表を見ていただくとわかるかと思いますが、コーキングは2種類の工事があるんです。

2種類のメリット・デメリットや、そもそもコーキングは具体的にどやって工事をするのかは、「コーキングってどんな工事?」でお話させていただければと思います。

見積書のコーキング(シーリング)の数量はm(メートル)

外壁塗装の塗料は、外壁面に塗っていくので㎡(平方メートル)の単位で計算されますが、コーキング材(シーリング材)は、外壁のひび割れや外壁材の隙間といった、外壁と外壁の間を線状に注入するものなので、m(メートル)の単位で計算されます。

あなたのお家の外壁塗装工事を塗装業者さんに見積もりしてもらったとき、見積書に書かれている単位で混乱しないように、コーキング材はm(メートル)で計算されることを覚えておいてほしいです。

あまり知られてない?コーキング費用を安くする方法

短期的にかかる費用で比較すると、打ち増しと打ち換えでは、打ち増しの方が古いコーキングの上から注入するので、コーキングの量も少なく、費用を抑えることができます。

また、サイディングボードやALCパネルの場合、隙間が多いのでコーキングをする箇所が多くなり、費用がかかる分打ち増しを選んでしまうことが多いです。

しかし、費用が掛かるからといって、劣化しているコーキング材の上から新しいコーキング材を注入(充填:じゅうてん)する、打ち増しを選んではいけません。

もし打ち増しを行った場合、年月が経って劣化しているコーキングの上に、新たにコーキング材を注入するので、既存のコーキングが影響して、打ち増しをして新しいコーキングを入れたとしても、すぐにダメになってしまう可能性が高くなります。

短期的な考えだと費用が安い方の打ち増しを選んでしまいがちになりますが、コーキングは外壁塗装と一緒に新しくする方が、結果的に長持ちすることで、費用を抑えることにも繋がることを覚えてもらえればと思います。

コーキングの取り替えサイクルは何年で考えればいい?

外壁塗装の塗り替えサイクルが約10年となっているので、この年数を基準にコーキングの取り替えサイクルを考えて、費用を計算してみましょう。

例えば、コーキングの打ち増しをした場合は、仮に4年後に再度コーキングの打ち替えをすることで、10年間の間で3回コーキングが発生します。
1年目 + 5年目 + 10年目 = 3回分の費用

しっかりとコーキングの打ち替えをした場合は、10年間で2回のコーキングで済みます。
1年目 + 10年目 = 2回分の費用

これは、しっかりと丁寧なコーキングを行った場合10年持つと想定したもなので、悪徳業者などにコーキングを依頼してしまった場合は、手抜き工事もあり得るので、3回では済まないかもしれません。

しっかりと長い間、コーキングを良い状態に保たせるためには、優良業者にお願いする必要があることを覚えておきましょう。

コーキング(シーリング)の寿命は?

コーキング材の寿命5〜10年

コーキング材は絶えず膨張や縮小を繰り返しているため、コーキング材そのものの寿命はそれほど長く保ちません

そのため、コーキング材はサイディングボードやパネルに比べて早く劣化してしまいます。

もちろん、コーキングも常に進化しているため、新しいコーキング材であればそう簡単には破損しませんが、それでも平均すれば5年から10年ほどの寿命(耐用年数)が精いっぱいと言ったところ。

コーキングの寿命の見分け方

コーキングの寿命については、見た目ですぐに判別することができるので、どんな状態が寿命なのか見ていきましょう。

ひび割れコーキング材に細かなひびが入っている状態
剥離コーキング材が割れたり剥がれている状態
肉やせ隙間を埋めていたコーキング材が細くなって隙間が大きくなってしまう状態

これらがコーキングの寿命を判別する代表的な症状です。見た目でもすぐ分かるので一度ご自宅のコーキング部分を確かめてみてください。

コーキング材の寿命が来てしまったら

もしコーキング材にひび割れなどが生じ、しかもそれを補修せずに放置してしまうと、そこから外壁の内部へ雨水や湿気が侵入し、外壁の防水機能に障害を与えてしまうこともあります。

外壁の主な役割は雨水から建物を守るという防水機能ですから、その機能を失えば外壁そのものが悪くなってしまいます。

場合によっては基盤や土台まで雨水が侵入し、建物の構造そのものに重大な損害を与えかねません。コーキング材の破損は外壁全体に大きな影響を与えるため、発見したら放置せずにすぐにでも修繕することが大切です。

コーキング(シーリング)の工事内容は?

コーキング(シーリング)とは、具体的にどうやって行う工事なのでしょうか。

使われる道具や工事に掛かる時間、使う量、工事の種類、外壁塗装工事の中でもどのタイミングで行うのかを、私と一緒に見ていければと思います。

コーキング(シーリング)はどんなことをするの?
コーキング(シーリング)は外壁塗装工事の中でいつやるの?
コーキング(シーリング)はどのくらい時間がかかるの?
コーキング(シーリング)には2種類の工法がある?
コーキング材(シーリング材)はどのくらいの量を使うの?

コーキング(シーリング)はどんなことをするの?

コーキング(シーリング)は、平面に塗料を塗る塗装と比べて隙間にコーキング材を入れていく作業なので、塗るのではなく「打つ」と表現されることが多いです。

コーキングが具体的にどのように行われるのかは、コーキング材がどのようなタイプの容器に詰められているかで少し変わってきます。

  • チューブに入っているタイプ
  • 缶に入っているタイプ

コーキング材は主にこの2種類に分けられ、どちらを使うかによって使う道具も変わってくるので、それぞれどのように使うのか詳しく見てみましょう。

チューブタイプのコーキング材(シーリング材)

チューブタイプは、歯磨き粉のような細長い筒状になっており、「カートリッジ」という分類になります。

チューブタイプのコーキング材(シーリング材)は、「コーキングガン」と呼ばれる銃のような道具にそのまま取り付けて使われることがほとんどです。

現在のコーキングは、このチューブタイプで行われることが多く、チューブをコーキングガンに取り付けるだけで補充ができるので、作業効率がとても良く、大手コーキング材メーカーのほとんどは、コーキング材の半分以上がチューブタイプの製品になっています。

しかし、コーキングはただ注入して終わりではなく、コーキング材を外壁材同士の間やひび割れの中に隙間なく密着させるために、ヘラを使って押さえ込んでいく「ヘラ押さえ」という仕上げをします。

「隙間を埋める」というコーキング材の役割を果たすと同時に、仕上がりをキレイにするためにも、ヘラを使って整える作業はとても大切です。

缶タイプのコーキング材(シーリング材)

缶タイプは、外壁塗装に使われる塗料やペンキが入っているような缶に入っていて、大体4リットルのものがほとんどです。

缶タイプのコーキング材(シーリング材)は、2液型という種類のコーキング材であることが多く、チューブタイプのものとは違って、色を付けるための着色剤や、適切な硬さに固めるための硬化剤などと混ぜ合わせて使います。

缶タイプのコーキング材も、チューブタイプと同じように、コーキングガンで注入していくことがほとんどですが、チューブタイプはコーキングガンにそのまま取り付けるのに比べて、缶タイプは空(から)のタンクが取り付けられているコーキングガンにコーキング材を充填しながら使います。

コーキングガンを使うため、チューブタイプでお話した「ヘラ押さえ」ももちろん行います。

2液型については、「コーキング材にはどんな種類があるの?」にてお話させていただければと思います。

コーキング(シーリング)は外壁塗装工事の中でいつやるの?

コーキング(シーリング)は、外壁塗装と密接な関係にありますが、外壁塗装工事をするとき、コーキングはどのタイミングで行うのでしょうか。

ひび割れ補修の場合

ひび割れを補修するためにコーキング(シーリング)をする場合、外壁に塗料を塗る前にコーキング材をひび割れ部分に注入して、そのあとに外壁用の塗料を塗っていくことが多いです。

コーキングでひび割れ補修をすると、どうしてもひび割れ部分が補修の跡で目立ってしまい、お家の見栄えが悪くなってしまいます。

また、コーキング材の上から塗装をすることで、コーキング材の表面が塗料で覆われてコーキング材を長持ちさせることもできるので、ひび割れ補修のコーキングは、最初に行うことが多いんです。

サイディング、ALCの場合

サイディング・ALCのコーキング(シーリング)も、ひび割れ補修と同じように、洗浄や塗装の前に済ませておく場合がほとんどです。

サイディング・ALCとは、サイディングボード・ALCボードと呼ばれるパネルを、お家の側面に貼り付けて外壁を作っていくものです。

パネルを何枚も貼り付けていくためパネル同士に目地(めじ)と呼ばれる継ぎ目ができますが、この目地をしっかりと埋めたりくっつけたりしなければ、隙間ができて雨水が入り込んでしまいます。

サイディング・ALCの塗装工事でコーキングをする時は、

  • 打ち替え…現在打ち込んであるコーキング材(シーリング材)を撤去してから新しいコーキング材を打つ
  • 打ち増し…現在打ち込んであるコーキング材(シーリング材)の上から新しいコーキング材を打つ

この2種類のどちらかの方法で工事をすることになりますが、どちらの工法にするかは、現在打ち込んであるコーキング材の劣化具合で変わってきます。

コーキングのタイミングは実は決まっていない?

外壁塗装工事の中で、コーキングをするタイミングは、外壁の状態や、使うコーキング材・塗料、塗装業者さんの工法によって変わることがあります。

コーキング・高圧洗浄・外壁の塗装について、工事の順番がどのようになっているのか見てみましょう。

塗装とコーキングはどっちが先?

コーキングの順番の呼び方に、先打ち後打ちというものがあります。

コーキング材の先打ちとは、外壁の塗装をする前にコーキングをすることで、コーキング材の後打ちとは、逆に外壁の塗装をした後にコーキングをすることです。

コーキング材を打つタイミングは、

  • お家の外壁の種類や状態
  • 外壁塗装に使う塗料
  • コーキングに使うコーキング材
  • 塗装業者さんの施工方法

これらによって変わることがあります。

ただ、コーキング材の先打ちはコーキング材の上に塗料を塗ることになりますが、多くの塗料メーカーは、コーキング材の上に塗料が重ならない後打ちをするように提唱しています。

一方、現場に立つ塗装業者さんの中には、先打ちを勧める業者さんもたくさんいるのが事実で、先打ち・後打ちどちらもメリットとデメリットがあるからです。

コーキング材の先打ち・後打ちのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

メリットデメリット
先打ち
・コーキング材の上から塗装を塗るため、コーキング材が保護されて長持ちさせることができます。
・コーキング材の周りの外壁と同じ色になるため、コーキング材の部分を目立たなくすることができます。
・上に塗る塗料は乾燥すると「塗膜」と呼ばれる薄い膜になりますが、コーキング材は塗膜に比べて柔らかいため、塗膜がコーキング材の柔軟性についていけずにひび割れてしまうことがあります。
後打ち
・コーキング材の上に塗装しないため、コーキング材の上で起きる塗膜のひび割れが起きません。・コーキング材がむき出しの状態になるため、紫外線や雨風など劣化の影響を直接受けてしまいます。

コーキングを先打ちにするか後打ちにするかは、あなたのお家の外壁はどんなものを使っているのかや、今の外壁の状態、使う塗料など、さまざまなことを考えて決める必要があります。

優良業者さんであれば、あなたのお家に合った方法でコーキングをしてくれるはずなので、コーキングは優良業者さんを選んで工事してもらいましょう。

高圧洗浄のタイミングは?

外壁塗装工事の工程では、塗装の段階に入る前に外壁を洗浄しますが、洗浄とコーキング(シーリング)の順番は、ひび割れや現在外壁に打ち込まれているコーキング材の状態、塗装業者さんによっても変わってきます。

コーキングよりも洗浄を先に行う場合の理由は、コーキングする部分をキレイにしておくことで、新しく注入するコーキング材を、外壁にしっかりと接着させることができるからです。

洗浄よりもコーキングを先に行う場合の理由は、コーキングで補修をする前に外壁を高圧洗浄してしまうと、ひび割れから外壁の内部へ水が入り込んでしまう恐れがあるからです。

外壁の状態や塗装業者さんのやり方で、どちらの方法でも行われているようですが、洗浄を先に行う場合は、ひび割れやコーキングが傷んでいる部分は高圧洗浄機の圧力を下げたりするなど、状態をきちんと確認して洗浄します。

また、コーキングを先に行う場合も、水を使わずにハケなどで汚れを落としてからコーキングするというような、塗装業者さんごとの工夫がされるので、どちらのやり方が正しいというわけではなく、優良業者さんがコーキングをすることで、問題なく工事ができます。

コーキング(シーリング)はどのくらい時間がかかるの?

コーキング材(シーリング材)を、お家の外壁のひび割れや外壁材の隙間に打ち込むのにかかる時間は、コーキング材の種類やコーキングの目的によって変わってきます。

コーキング材(シーリング材)の種類で掛かる時間が変わる場合

チューブタイプのコーキング材(シーリング材)は、チューブからそのままひび割れや外壁材の隙間にコーキング材を打ち込むことができるので、手間も時間もかからずに簡単に作業することができます。

対して2液型と呼ばれる種類のコーキング材は、主剤とは別の硬化剤などと混ぜ合わせる作業が増えます。

また、2液型は缶に入っていて、そこからコーキングガンなどの道具に移しながら使うため、手間や時間が掛かってしまいます。

しかし、2液型のコーキング材には可使時間という時間が製品によって決められています。

可使時間とは、主剤と硬化剤などを混ぜ合わせてから、使うことができる制限時間のようなもので、約2~4時間のものが多く、この時間を超えて使い続けると、コーキング材がうまく固まらなかったりといった不具合が起きてしまいます。

現在では、コーキング材が固まる時間を遅らせる「硬化遅延剤」や、逆に早く固まらせる「硬化遅延剤」という製品もあり、コーキング材が固まる時間を調整することができるものもありますが、基本的に可使時間を守って作業するので、基本的には2~4時間以内に終えるように進めていきます。

コーキングの早さは、工事をする職人さんの腕にもかかってくるので、職人歴の浅い職人さんとベテランの職人さんとでも差が出てきます。

コーキング(シーリング)の目的で掛かる時間が変わる場合

コーキング(シーリング)にかかる時間は、コーキングの目的によっても変わります。

ひび割れ補修のためのコーキングの場合は、ひび割れ部分のみの作業になるので、ひび割れの数や範囲によっても変わります。

サイディング・ALCのコーキングの場合も同様に、継ぎ目の数や範囲によって工事にかかる時間が変わります。

また、コーキングの痛みが激しい部分とそうでない部分とで、工法も変わってくることがあるので、一様に時間を表すのは難しくなります。

乾燥時間もコーキング(シーリング)工事の一工程

どんなコーキング材(シーリング材)を使うのか、どんな目的でコーキングをするのかで、コーキングにかかる時間が変わってきますが、コーキング材をお家の外壁のひび割れや継ぎ目に打ち込んで終わりではなく、しっかりと乾燥させなければいけません。

塗装業者さんやコーキングの目的、外壁の状態にもよりますが、外壁塗装の工程はコーキングのあとに塗装をする場合が多いので、上から洗浄したり塗料を塗るときに、コーキング材がしっかり乾燥していないまま工事を進めてしまっては、コーキング材も、上に重ねる塗料も、お家を守るための機能を発揮できずにすぐに劣化してしまいます。

また、コーキング材の乾燥時間は、製品によって決められていますが、乾燥時間は、気温が低いほど時間がかかり、気温が高いほど早く乾くので、冬場の気温が低いときは1週間以上かけて乾燥させることもあります。

コーキング(シーリング)には2種類の工法がある?

コーキング(シーリング)工事と一言でいっても、実は2種類の工法があります。

あなたがお家の外壁のコーキングを考える時、どちらの工事が合っているかを考えるのはとても大切です。

あなたのお家のコーキング材の状態に合わせて、適切な工法でコーキングをすることで、しっかり長持ちさせることができますし、工法によって費用も変わってくるので、2種類のコーキングをここで知っておいていただければと思います。

打ち替え現在外壁に打ち込まれているコーキング材(シーリング材)を剥がして、新しくコーキング材(シーリング材)を注入する工事
打ち増し現在外壁に打ち込まれているコーキング材(シーリング材)の上から、新しいコーキング材(シーリング材)を重ねて注入する工事

2つの大きな違いは、現在お家の外壁に打ち込まれているコーキング材を撤去するかしないかという点で、コーキング材の撤去作業にもお金が発生するため、費用にも違いが出てきます。

それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

メリットデメリット
打ち増し
現在外壁に打ち込まれている古いコーキング材(シーリング材)を撤去せずに工事をするため、費用を安く抑えることができます。上から新しいコーキング材(シーリング材)を重ねても、その下には古いコーキング材があるため、打ち替えよりも劣化が早かったり、すぐに剥がれてしまうことがあります。
外壁塗装も一緒に行った場合、次の工事の時期が外壁面の塗装とずれてしまうので、同じタイミングでメンテナンスすることができず手間になってしまう可能性も。
打ち替え
コーキング材(シーリング材)が全て新品になるため、次の工事時期までの期間を長くすることができます。現在外壁に打ち込まれている古いコーキング材(シーリング材)の撤去作業も入るため、その分打ち増しよりも費用が高くなります。
    

コーキング材(シーリング材)はどのくらいの量を使うの?

外壁塗装の塗料は、ペンキのように平面に塗っていくので、薄く広範囲に使われますが、コーキング材(シーリング材)が使われるのは、外壁のひび割れや、外壁材同士の隙間です。

そのため、塗料とは違って線上に注入していくもので、塗るのではなく細く深く打ち込んでいきます。

コーキング材(シーリング材)を使う量は、ひび割れの補修をするのか、サイディング・ALCの継ぎ目に使うのかで大きく変わりますが、コーキングによく使われるチューブタイプ(カートリッジ)のコーキング材を例に、数字で見てみましょう。

チューブタイプのコーキング材1本でコーキングできる長さは?

チューブタイプのコーキング材(シーリング)は、手間や時間を欠けずにコーキングができるので、使っている塗装業者さんも多く、コーキングメーカーもチューブタイプの製品を多く作っています。

チューブタイプのコーキング材の量は、各メーカーや製品によって差はありますが、1本で320~333mlになっているものがほとんどです。

今回は、サイディングの「目地」と呼ばれる継ぎ目にコーキングする場合、コーキング材1本(320ml)でどのくらいの長さをコーキングできるのかを見ていきます。

1㎝×1㎝の目地にコーキング(シーリング)する場合

ひび割れもそうですが、サイディング・ALCの目地(継ぎ目)は、平面ではなく凹型=立体になっているので、単位は立方センチメートルを使います。

幅1㎝×高さ1㎝×長さ1㎝=1立方センチメートルになりますが、1立方センチメートル=1ml(ミリリットル)に置き換えることができます。

そのため、コーキング材1本(320ml)で幅1㎝×高さ1㎝の目地をコーキングしていくと、320㎝=約3mコーキングできるということになります。

次は、1㎝(1センチメートル)の半分の、5㎜(5ミリメートル)で計算してみます。

5㎜×5㎜の目地にコーキング(シーリング)する場合

5㎜=0.5㎝に置き換えられるので、0.5㎝×0.5㎝の目地をコーキング材1本(320ml)でどれだけコーキングできるかは、

320ml÷(0.5㎝×0.5㎝)=1200㎝

つまり、12mコーキングできるということになります。

コーキング(シーリング)はどういう流れで作業するの?

外壁塗装で重要なコーキング(シーリング)工事ですが、コーキングの作業はどんな流れで行われるのか、「コーキング打ち替え工事」を例に確認していきましょう。

STEP1.古いコーキング材(シーリング材)を撤去する

まずは、外壁に打ち込まれている古いコーキング材(シーリング材)を剥がしていきます。

ある程度は一気に剥がれますが、外壁にへばりついているコーキング材もしっかり落としていきます。

STEP2.目地の洗浄・掃除

目地や目地周りに汚れがある場合は、汚れをキレイに落としていきます。

コーキング材(シーリング材)を打ち込む面をキレイにしておかなければ、新しくコーキング材を打ち込んでも、しっかり接着してくれません。

外壁の状態や塗装業者さんによっては、古いコーキング材(シーリング材)を撤去する前に、先に外壁を洗浄する場合もあります。

STEP3.養生

養生とは、工事をする部分以外が傷ついたり溶剤が付着したりしないように、テープなどを使って保護しておくこと。

コーキング(シーリング)の場合は、目地の縁の両側にテープを貼って、コーキング材を注入したときに目地からはみ出しても大丈夫なようにしておきます。

STEP4.コーキング材(シーリング材)を作る

主剤と別の溶剤を混ぜて使う「2液型」というコーキング材(シーリング材)を使う場合は、溶剤をしっかり混ぜ合わせてコーキング材を作ります。

STEP5.目地に下地を塗る

プライマーと呼ばれる液体を、コーキング(シーリング)する目地に塗っていきます。

プライマーは、コーキング材を目地にしっかりと接着させるための下地のことで、プライマーが乾燥したら、次のステップへ進みます。

STEP6.コーキング材(シーリング材)を注入する

コーキングガンなどを使って、コーキング材(シーリング材)を目地に打ち込んでいきます。

「2液型」の場合は、可使時間と呼ばれるコーキング材を使うことができる時間が限られているので、その時間を守って迅速・丁寧に進めていきます。

STEP7.ヘラ押さえ

ヘラ押さえとはその名の通り、ヘラで押さえる作業のこと。

目地に注入したコーキング材(シーリング材)をしっかりと密着させるために、ヘラで押さえていきます。

この作業は仕上がりの見た目にも影響してくるので、コーキングの機能を発揮させる為・お家の見た目を美しくする為の大事な作業です。

STEP8.養生を剥がす

コーキング材(シーリング材)が乾く前に、養生していたテープを丁寧に剥がしていきます。

STEP7のヘラ押さえでせっかくキレイに仕上げても、養生を雑に剥がしてしまうと、目地に注入されたコーキング材まで巻き取ってしまいます。

STEP9.乾燥

目地に打ち込んだコーキング材(シーリング材)をしっかり乾燥させてから、次の塗装工事などに移ります。

乾燥時間は製品や気温によって変わり、2~3日乾燥させることもあれば、1週間掛けることもあります。

コーキング材(シーリング材)にはどんな種類があるの?

コーキング材(シーリング材)は、いろいろな分類をすることができるので混乱しやすいですが、どんな種類があるのか、一つ一つゆっくり確認していきましょう。

コーキング材(シーリング材)の成分形
コーキング材(シーリング材)の基材

コーキング材(シーリング材)の成分形

コーキング材(シーリング材)には、2種類の成分形があり、「1液型」「1成分形」「1成分系」などさまざまな形で表記されます。

どんな種類があるのかや、この2つの違いを私と一緒に詳しく見ていければと思います。

1液型(1成分形)

1液型のコーキング材(シーリング材)は、それ自体が空気に触れることで自然と固まっていくので、固めるための溶剤を足したりする必要がありません。

歯磨き粉のようなチューブ型のものがほとんどで、缶タイプに対して「カートリッジ」と呼ばれています。

カートリッジは、コーキング材を注入するためのコーキングガンという銃型の道具にそのまま取り付けて使うことができるので、余計な手間や時間を掛けることなく効率的にコーキングを行うことができます。

2液型(2成分形)

2液型のコーキング材(シーリング材)は「2液混合型」とも呼ばれ、本体の溶剤だけで使うことができず、「硬化剤」を混ぜて使うものです。

硬化剤は、コーキング本体をしっかりと固めるためのもので、使うコーキング材に適したものを合わせなければ硬化不良が起こってしまいます。

2液型のコーキング材は、硬化剤のほかに着色剤(カラートナー)を混ぜることもあり、コーキング材に色を付けたいという用途のほかに、硬化剤を混ぜる時に一緒に着色剤を入れることで、色が違うことで溶剤がきちんと混ざっているかどうかを確認できるので、職人さんが丁寧にコーキング材を作るためにも使います。

また、混ぜる工程があるため、1液型に多く見られるチューブ型のカートリッジタイプのものは2液型にはなく、外壁塗装の塗料やペンキに使われるような大き目の缶に入っていて、缶の中から2液型専用のコーキングガンに充填しながらコーキングを行います。

硬化不良ってなに?

2液型のコーキング材(シーリング材)によく見られるのが硬化不良で、適切な硬さに固まない現象のことを言います。

日数をおいて乾燥させても、触るとガムのように付いてきてしまったり、逆に硬くなりすぎて弾力のないコーキング材になってしまうというような問題が起きる可能性があります。

  • 隙間をふさぐ
  • 外壁材同士をつなぎ合わせる
  • クッション材になって外壁のひび割れを防ぐ

硬化不良が起きると、このようなコーキング材(シーリング材)の役割を十分に発揮できなくなってしまうんです。

硬化不良を防ぐには、使うコーキング材に適した硬化剤を選んだり、混ぜ方や温度管理などがきちんとできる、優良業者さんにコーキング工事をお願いすることが一番大切になります。

コーキング材(シーリング材)の1液型・2液型の違い大きな違いは、1液型は単体で使える、2液型は硬化剤などを混ぜて使うという点です。また、2液型はたくさんの量のコーキング(シーリング)をする場合に適しており、1液型に比べて価格が安いですが、しっかりしたコーキングの知識がなければ扱うことはできません。コーキング工事は、コーキングについての知識をきちんと持っていたり、経験の豊富な優良業者さんを選んで工事をお願いしましょう。

コーキング材(シーリング材)の基材

基材とは、製品や物のもとになる材料のことで、基材ごとのコーキング材(シーリング材)は、大きく4つに分けることができます。

シリコン系

シリコン系のコーキング材(シーリング材)は、ホームセンターなどでも売られていて価格も安く手に入るコーキング材。

耐熱性や耐水性など優れた耐久力を持っていますが、上から塗装をするとすぐに塗装が剥がれてしまうので、コーキングのあとに外壁の塗料を塗る場合は、シリコン系のコーキング材は適していません。

変成シリコン系

変成シリコン系のコーキング材(シーリング材)は、シリコン系のコーキング材に比べて耐久性が少し劣りますが、上から塗装をすることができるものです。

そのため、シリコン系に比べて外壁や屋根のコーキングに多く使われており、サイディング・ALCの外壁に使うコーキング材は、変成シリコン型であることがほとんどです。

ウレタン系

ウレタン系のコーキング材(シーリング材)も、変成シリコン系のコーキング材と同じように上から塗装をすることができて、価格も安くなります。

耐久力や弾力性も高く優れたコーキング材ですが、紫外線に弱いという欠点があるので、上から塗装をする工程で工事をすることが多いです。

アクリル系

アクリル系のコーキング材(シーリング材)の優れた点は、上から塗装ができるということに加えて、湿った場所にも使うことができるという点です。

ただ、ほかのコーキング材に比べて耐久性は劣ります。コーキング材の劣化現象には、年月が経つにつれてコーキング材の量が減ってしまう「肉やせ」という症状があり、アクリル系のコーキング材は、この肉やせがしやすい種類になっています。

コーキング(シーリング)で気を付けることは?

あなたのお家の外壁で、コーキング(シーリング)工事をするときに気を付けることはどんなことでしょうか。

コーキングは外壁と密接な関係にあるので、外壁塗装工事でコーキングを失敗してしまうと、それ以外がうまくできてもお家全体をしっかり守ることができません。

あなたやあなたの家族が安心した暮らしをするためにも、コーキングで気を付けることを一つ一つ確認していきましょう。

ブリード現象
コーキング(シーリング)をしてはいけない部分にコーキング
外壁塗装と一緒にコーキングを行ったが、先にコーキングがダメになってしまった…。
コーキングをしなくていいと言われてたが、外壁塗装後にコーキングが剥がれてきた…。

ブリード現象

ブリード現象とは、「可塑剤(かそざい)」と呼ばれる成分が年月と共に溶けて表面に染み出てくるの現象のことをいいます。

着色剤も一緒に影響している場合は、変色が起きたり表面がべたべたして汚れやすくなり、コーキング材(シーリング材)が黒ずんでしまうんです。

可塑剤ってなに?

可塑剤とは、材質を柔らかくする成分のことで、外壁に使われる塗料にも可塑剤が入っていることがあります。

プラスチックの消しゴムがベトベトになる現象も可塑剤が原因で、可塑剤が入っているものが別のものに触れると、可塑剤やそのほかの成分が触れた相手に移る現象は「マイグレーション」といいます。

ブリード現象を防ぐには?ブリード現象は、「ノンブリードタイプ」と呼ばれるコーキング材(シーリング材)を使ってコーキングをすることで防ぐことができます。以下は、ノンブリードタイプのコーキング材の一部です。

ノンブリードタイプのコーキング材
オート化学工業オートンイクシード
オートンサイディングシーラント
シャープ化学工業シャーピー ヘンセイシリコーン NB-LM
シャーピーシールLM-1 NB
コニシ株式会社ボンド MSシール
ボンド 変成シリコンコークノンブリードLM
セメダイン株式会社POSシールタイプⅡNB
POSシールマルチ
サンライズ株式会社SRシール NB50
サンスター技研株式会社ペンギンシール 2570TYPE1 NB
ペンギンシールPU9000typeNB
株式会社ダイフレックスハイフレックスUA-NEO
ハイフレックスSD-1C
横浜ゴム株式会社Hamatite SC-MS1NB-LM
Hamatite SC-PU2NB
日本ペイント株式会社ニッペ パーフェクトNBシール

コーキング(シーリング)をしてはいけない部分にコーキング

雨漏り修理の時に起きるトラブルで、屋根材同士の隙間を全てコーキング材(シーリング材)でふさいでしまうと、逆に雨漏りが発生してしまうんです。

どういうことかというと、屋根は雨水が内部に入らないように屋根材同士の間に隙間が作ってあり、この隙間から雨水が抜けていくことで屋根の内部に雨水が溜まることなく、雨漏りが起きるのを防いでくれます。

屋根材の隙間をコーキング材で全てふさいでしまうと、雨水の逃げ道がなくなって雨漏りの原因になってしまうので、間違った塗装工事や修理をされないためにも、知識や経験を持つ優良業者さんにお願いする必要があります。

外壁塗装と一緒にコーキングを行ったが、先にコーキングがダメになってしまった…。

外壁塗装で使われる塗料の耐用年数と、コーキングの耐用年数に違いがあったため、発生したトラブルです。

例えば、塗料の耐用年数が10年前後保てるものを使って、コーキング材が5年しか保てないものを使えば、先にコーキングがダメになってしまうのは当然の話です。

コーキングがダメになると、そのままにしておけないので、コーキングだけ新しく行うか、改めて外壁塗装をする必要も出てきてしまいます。

コーキング材は外壁塗装で使用する塗料と、同じくらいの耐用年数のものを選びましょう。

コーキングをしなくていいと言われてたが、外壁塗装後にコーキングが剥がれてきた…。

外壁塗装業者に、コーキングの状態は問題ないので、塗装だけ行うだけで良いと言われても、信用してはいけません。

外壁塗装を行うタイミングは築10年前後なので、見た目は悪くなくてもコーキングは10年分の劣化を溜めています。

見た目で悪いところがなかったとしても、コーキングは年月が経てば劣化をしているということを覚えていただき、必ず打ち換えを行ったりコーキングをし直しておく事がオススメです。

コーキングはDIYできる?

コーキングの補修工事は、主に目地のコーキング材を入れ替える工事となり、古いコーキングを剥がして、その部分に新しいコーキング材を注入します。

一見すると簡単そうにも思える工事であるため、DIYでやってしまおうとする人も中にはいますが、実はコーキングの補修工事にはかなりの腕が必要とされます

サイディングボードが用いられている住宅は、ボードとボードの間の目地のすべてにコーキングが施されているものなので、広い範囲になればなるほどコーキング部分の補修工事の費用が高くなりがちです。

それを個人でやろうとすればかなり大変な作業となります…。

また、コーキング材には、注入した後に乾燥させるだけで良いものと、凝固剤を混ぜ合わせて固めるタイプのものとがあるのですが、耐用年数が長くて丈夫なのは後者のコーキング材。

ただ、凝固剤との撹拌(かくはん)の仕方や注入のやり方など、高度な技術が必要とされる工事となるため、やはり素人がDIYでできるようなものではありません。

たとえ注入した後に乾燥させるだけのタイプのコーキング材だったとしても、注入の仕方が粗雑であったり乾燥時間を守らなかったりすると、かえってコーキングに重大な障害が発生することもあります。

コーキング(シーリング)で失敗しないためには?

コーキング(シーリング)は、外壁材同士を密着させたり、ひび割れ補修やひび割れ防止など、あなたのお家を守る上で大きく活躍してくれます。

そのため、コーキングは重要な工事と言えますが、コーキングを間違った方法で行ってしまったり、あなたのお家の外壁に合わないコーキングをしてしまうと、お家を守るための工事だったはずが、逆に傷つけてしまうことになってしまいます。

あなたのお家のコーキングを失敗しないためには、優良業者さんにお願いすることがとっても大切です。

コーキングを失敗しないためにはどんな塗装業者さんを選べばいいのか、確認していきましょう。

地域密着型の塗装業者さんを選ぶ

なぜ、地域密着型の塗装業者さんが良いかというと、そもそも地域に密着できるということは、その地域で悪い噂もなく何年も営業が出来ているということです。

地域密着型の塗装業者さんは、ほとんどが近所の口コミや紹介でお客様からの依頼を受けているので、丁寧で適切な工事ができる、地域密着型の塗装業者さんを選ぶようにしましょう。

知識や経験が豊富な塗装業者さんを選ぶ

コーキング(シーリング)工事は一見単純な作業に思えますが、実際には多くの知識や高い技術が必要なので、実際にコーキングの経験を積んできた職人さんのいる塗装業者さんを選びましょう。

知識や経験が多い塗装業者さんにお願いすることで、高い技術はもちろん、あなたのお家の外壁に合ったコーキングをしてくれます。

施工管理がきちんとできる塗装業者さんを選ぶ

コーキング(シーリング)は、コーキング材の選び方はもちろん、コーキング中の温度管理や材料の相性・混ぜ方など、材料や道具の管理がとても大切です。

工事の管理がきちんとできる塗装業者さんを選ぶことで、コーキング材の機能を最大限に発揮させたり、長持ちできるコーキングにすることができます。

納得できる説明をしてくれる塗装業者さんを選ぶ

コーキング(シーリング)では、あなたのお家の状態や塗装業者さんの考え方によって、意見が分かれるものがいくつかあります。

昨今ではノンブリードタイプのコーキング材が勧められることが多いですが、ノンブリードタイプではないコーキング材を勧めてきたり、洗浄・コーキング・塗装の順番が塗装業者さんによって違うこともあります。

コーキング工事や外壁塗装の相見積もりをする時に、塗装業者さんによって提案が違う場合は、その提案をしてくれた根拠を説明してもらいましょう。

あなたの暮らしを想って勧めてくれる優良業者さんもいれば、自分たちだけが得をするためにその提案にしているような悪い業者さんである可能性もあるので、あなたが納得できる理由を話せる塗装業者さんを選びましょう。

最後に…。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
コーキングについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の塗装工事のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、コーキングの安心・納得の情報になれれば嬉しいです。

かべぬりコンさんコーキングで失敗しないにはどうしたら…

誰だって初めてのことには不安を覚えるものです。

私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる外壁と屋根の、塗装をお手伝いできればと思っています。外壁塗装コンシェルジュとは

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外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー:糸嶺(いとみね)