外壁塗装では、塗られる塗料に適量が存在しています。少なすぎてもダメ、多すぎてもダメ、適量を守ることで、本来の外壁塗装ができるようになります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
外壁塗装の塗料には適量が存在しており、これを塗布量と呼びます。
メーカーから指定されている塗布量を守ることで、本来の外壁塗装ができるようになりますが、もし塗布量を守らないで塗装をすると、すぐに剥がれる塗装にもなります。
適切な塗布量と膜厚の関係性で変わる耐久性
塗布量って何?
外壁塗装における塗料の「塗布量」とは、塗料本来の性能を発揮させるために必要な標準使用量のことです。塗料は適切な塗布量を使用して塗装を行うことで、外壁に適した厚さの塗膜を形成し、期待通りの耐久性を確保することができます。ここでは、適切な塗布量と膜厚の関係性について解説します。
塗料は薄く塗っても大丈夫?
外壁の塗装工事において、適切な塗布量を守ることは必須です。塗料は適正な塗布量を使用することで塗膜の厚さを保つことができ、メーカーが提示する耐久性を発揮します。たとえ高級樹脂塗料を使用しても、塗布量を守らずに適正な膜厚を確保できなければ、期待通りの耐久年数を保持することができなくなります。
塗料ごとに定められている塗布量
塗料には様々な種類がありますが、全ての塗料には基本塗布量があり、外壁1 平方メートルあたりの使用量がメーカーによって規定されています。例えば、「1回塗りの場合、1平方メートルあたりに0.3~0.35キログラムの塗料が必要」というように、塗料缶やカタログなどに記載されています。外壁塗装工事に際しては、この基本塗布量をもとに、必要となる塗料缶の数を計算して用意します。
住宅の外壁塗装の施工は、機械ではなく職人が行う手作業だからこそ、客観的な基準が必要とされるのです。
塗布量の基準は明確なのか?
塗布量には「1 平方メートルあたり0.12~0.14キログラム」のように、幅があることがほとんどです。必要量に幅が設けられているのは、外壁の凸凹や劣化による吸い込みなどにより使用量が異なるためです。基本塗布量はあくまでも目安であり、紫外線や雨風の影響を強く受ける場所は、下地の吸い込みが多くなり、下地調整に多くの塗料が必要となります。
適正な塗布量を計算するためには、塗装面積を正確に把握するほか、下地の凸凹や劣化の状態など外壁の状況も考慮する必要があります。
塗布量を守らずに塗装するとどうなる?
メーカーの提示よりも少ない塗布量で塗装を行うと、塗膜が薄くなってしまい、外壁の耐久性を確保することができなくなります。本来なら10年はもつべき外壁塗装が2~3年で剥がれてくるなどのトラブルが発生してしまいます。必要な塗布量を使用しないと、塗料の性能が十分に活かされないので、外壁塗装において塗布量を守ることは重要です。
塗料には決まった希釈率があります
外壁塗装における「希釈」とは、塗料に水やシンナーを混ぜることです。混ぜる物質のことを「希釈材」と呼び、水性塗料では水、油性塗料ではシンナーのことを指します。「希釈率」とは、塗料に対してどのくらいの希釈材を混ぜるかの割合のことです。
希釈率にもメーカーが塗料によって定めている規定があり、この規定を守ることが大切です。希釈率を守らずに規定よりも薄めたもので塗装をすると、塗膜が薄くなり剥がれやすくなるなど耐久年数が低下してしまいます。
要注意! 希釈率を守らない業者もいる!?
塗料の希釈率を守らずに、規定より薄めて使用する業者には要注意です。規定以上の希釈率で塗料を薄めることは、業者にとって利益になるためです。塗料を薄めると少ない塗料で多くの面積を塗ることができるうえ、塗料の粘りも弱くなるので早く塗ることができます。材料費も人件費も安くすることができるので、業者の利益につながります。
悪徳業者による被害を防ぐためには、塗料メーカーのホームページなどを参照して正確な希釈率や塗布量を調べてみたり、どのくらいの塗料缶を使用するのか業者に尋ねてみたりして、適切な塗布量を守っているかを確認してもよいでしょう。
どんなに高級で優れた塗料を使用しても、塗装業者が塗布量や希釈率の規定を守ってきちんと塗装しなければ、外壁の耐久性を保持することができません。そのため、信頼できる優良な外壁塗装業者に依頼することが重要なのです。
最後に…
塗布量についてまとめて書いてきましたが、分かりづらいところはありましたでしょうか?不明点等あれば以下の塗装の無料相談フォームまたはお電話で気軽に私たちへご相談くださいね。
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