あなたのお家の室内に雨染みが出来ても、
「ポタポタ垂れてきているわけじゃないし…」
このように思って、 4コマ漫画のお父さんのように放置しようとするかもしれませんが、 お母さんが一喝する通り、そのままにしておくのは危険かもしれません。
お家の雨漏りを悪化させたり、大規模な工事になったりしないよう、 時間差で発生する雨漏りについて、私と一緒に詳しく見てもらえると嬉しいです。
4コマ漫画を通じて、時間差で起きる場合の雨漏りについて知ることができます。 外壁塗装コンシェルジュ アドバイザー
お部屋に雨染みを発見!本当に雨漏りし始めたのはいつ?
あなたがお家の雨漏りに気付くのは、 お部屋や廊下など、室内に雨染みが出来ているのを見つけた時だと思います。
雨漏りの状態がもっと酷い場合は、雨染みから水滴がポタポタと垂れて、 したたる音によって雨漏りに気が付くかもしれません。
しかし、あなたに覚えておいてもらいたいのは、 「雨染みができたタイミング=雨水が侵入し始めたタイミング」とは限らないという事。
雨漏りは、お家の様々な部分から起こる可能性がありますが、 分かりやすいように屋根で考えてみましょう。
雨水の侵入経路
屋根からの雨漏りといっても、屋根材の種類や作りによって、釘浮きや屋根材のズレなど、 細かく分ければ何十通りもの原因が考えられますが、雨水は侵入口から、重力に従って真下に落ちるイメージがあると思います。
しかし、侵入口から真下に雨水が落ちるのは、 垂直な骨組みを伝う場合か、大量の雨水が一気に侵入する場合。
さらに、もし屋根の真ん中から侵入した雨水が、そのまま真下に垂れたとしても、屋根の内部に取り付けられている断熱材の上に落ち、 垂れてくる雨水が増えて断熱材の端に伝うことによって、初めてお部屋の天井や壁に染み出てくるんです。
雨水の侵入口は、初めは小さいことが多く、少しずつじわじわと雨水が侵入してくるため、 ポタポタと真下に垂れにくく、骨組みを伝って屋根の端へ垂れていきます。
お部屋の雨染みは、天井と壁の境目にできる事が多いですが、 屋根の内部にある斜めの骨組みを伝って、雨水がどんどん端へと流れていくから。
天井の中心などに雨染みができる場合は、断熱材がなかったり、 断熱材の継ぎ目に雨水が行きわたっていると考えることができます。
雨水が天井や壁に染み出てくるまで
屋根の内部に侵入した雨水は、骨組みを伝ってじわじわと下の方へ落ちていき、 最終的に天井や壁へ行きつきます。
しかし、侵入口から天井や壁までの道のりで、 次のような弊害があることによって、 あなたは雨水の侵入に気付くのが遅れてしまうんです。
骨組み
屋根の内部には、骨組みとなる垂木(たるき)という角材が、垂直・水平・斜めと、様々な方向組まれています。
垂木は木材なので、雨水が垂木を伝っていくうちに吸収されていき、 雨が降るたびに垂木が雨水を吸うと、屋根の内部に湿気が溜まり、カビが発生するだけでなく、 酷い場合は垂木が腐ってしまうんです。
また、垂木が吸収しきれなかった雨水は垂木を伝って下へ落ちていき、 やっと天井へ行きつきます。
断熱材
昔のお家には断熱材がありませんでしたが、今のお家は屋根や外壁の内部に、断熱材が入れられていることがほとんどです。
屋根裏に取り付けられている断熱材は、天井にくっついていることが多いですが、 断熱材によって雨漏りに気が付きにくい場合もあります。
侵入口から真下に雨水が垂れても、断熱材の上に落ちれば、天井には染み出さないので分からないですよね。
しかし、断熱材の上にどんどん雨水が溜まれば、断熱材の継ぎ目から天井へ降りていき、やっと染み出てきます。
見えている雨染みは氷山の一角かもしれません
このように、お部屋の天井や壁に雨染みが現れる頃には、 屋根裏に雨水や湿気が長い間溜まっている可能性があります。
そのため、あなたがお部屋で雨染みを見つけたら、
「まだ雨漏りし始めたばかり」と思うのではなく、
「けっこう前から雨漏りし始めているのかも…」
このように考えてほしいです。
もちろん、雨水が侵入してからすぐに雨染みができることもありますが、 屋根の中を透かして見ることはできないので、もしかするとかなり傷んでいるかもしれません。
あなたとご家族の暮らしを守る、大切な屋根なので、 「染みだけだし…」と思って見た目だけで判断せず、まずは業者さんにお家の状態を見てもらうのがオススメです。
雨染みではなくても、雨漏りを見つけたら早めに相談!
ここまで、屋根の場合を例に、雨漏りの時間差について見てもらえたと思いますが、 雨漏りが起きるのは屋根だけではありません。
外壁のひび割れ、窓枠と外壁の隙間なども、雨水が侵入して雨漏りしてしまいます。
また、ベランダも雨漏りしやすい部分の一つで、 ベランダの床には、雨水が染み込まず排水口へ流れるように、防水層が敷かれていますが、 防水層のひび割れや剥がれによって、下の階で雨漏り…というトラブルも。
ベランダに敷かれている防水層の種類によっては、 床の内部に雨水が溜まり、表面が膨れてくることもあるんです。
「これって雨漏り?」「もしかして雨水が溜まってる?」
お家の部位で、このように少しでも怪しいところを見つけたら、 早めに行動へ移すことが、安心できる暮らしへと繋がります。
悪化する前に雨漏り修理を行うことによって、 工事費用が高くなってしまうのを防ぎ、定期的なメンテナンスの必要性も実感できるはずです。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
時間差で起きる雨漏りについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の塗装工事に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、塗装工事に関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
- この記事を見てくれたあなたにオススメの記事
- 雨漏りで「選んではいけない修理業者」を見分けるコツ
- 雨漏りがしたら屋根修理が必要?流れを一から丁寧に説明
- 雨漏り修理は「火災保険で無料」になる可能性が高い
雨漏り修理で悪徳業者は選んでいませんか?あなたの大切な「お家」も「お金」も託すことになる。だからこそ、慎重に選んでほしいと思います。(無料診断中)
雨漏り修理がしたい…
誰だって初めてのことには不安を覚えるもの。
私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる雨漏り修理をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
適正な価格や工事内容で雨漏り修理ができる工事店選びから、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
「雨漏り修理の相談がしたい」とお伝えください。
ご利用無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中- 塗料(35)
- 基礎知識(90)
- 費用(36)
- 部位別(1)
- 色・カラー(11)
- メンテナンス(3)
- 業者(34)
- 塗装(29)
- お悩み・トラブル(27)
- 市区町村(186)
- 屋根(31)
- 悪徳業者(12)
- 外壁(29)
- 外壁塗装(124)
- 屋根塗装(30)
- アパート(19)
- 屋根工事業者(2)
- 詐欺(3)
- 足場解体(1)
- オススメ業者(3)
- 時期・季節(10)
- 屋根修理(20)
- 早見表(5)
- 耐用年数(6)
- 選び方(6)
- 価格(7)
- 見積もり(22)
- 住宅塗装(2)
- 相場(16)
- 地元業者(113)
- 付帯塗装(6)
- デザイン(1)
- コンクリート(1)
- 下地処理(10)
- ケレン(2)
- 助成金・補助金(2)
- 塗布量(2)
- 失敗(4)
- 相見積もり(4)
- 初めて(43)
- ガルバリウム(1)
- 訪問販売(4)
- 単価(5)
- オシャレ(2)
- 劣化の症状(8)
- メリット・デメリット(2)
- サイディング(10)
- リフォーム(21)
- 資格(2)
- 特徴(3)
- 坪(1)
- 保証・保険(6)
- 防水(4)
- アフターフォロー(1)
- 大手業者(2)
- 効果(2)
- 雨漏り(28)
- 見積書(3)
- 種類(1)
- 比較(2)
- 店舗(1)
- 工場(1)
- 塩害(1)
- DIY(1)
- トタン(1)
- インタビュー(1)
- 4コマ(29)
- 雨樋(7)
- 足場(4)
- 外装(1)
- 火災保険(2)
- 中古住宅(2)
- 保険(1)