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ウレタン系塗料を使った塗装の基礎から応用までわかると、塗装業者の言いなりにならず、あなた自身でウレタン系塗料が必要かどうか見極めることができるようになります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
屋根・外壁塗装においてウレタン系塗料で塗装されるケースはとても多いです。
塗装業者さんから見積もりを出されたり、話を聞いたりした際には必ず話題に上がるのも「ウレタン」か「シリコン」か「ラジカル」になります。
このページでは「ウレタン」の特徴を徹底的に解明していきますが、シリコン塗料やラジカル塗料もご確認いただくと、より比較ができるのでお勧めです。
ウレタン系塗料を使った塗装について、一緒に見ていきましょう。
塗装工事の相談、または、信頼ある業者さんを選んで塗料の不安を解決されたい場合は、0120-929-609(相談受付24時間)に電話をかけて頂き、電話口で「外壁塗装の相談がしたい」とお伝え頂ければ嬉しいです。※ 事前に情報を伝えた上でご相談されたい場合はフォームをご利用ください。
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屋根や外壁で使う「ウレタン系塗料」とは
一般的にウレタン系塗装に必要な塗料は、塗料の主成分(樹脂)がウレタンのものです。
※ウレタンとは、合成ゴム・断熱材などに利用されるポリウレタンのことを指します。
場所や部位を問わず利用できることから、以前は利便性がよく使いやすい塗料として、定番でした。
令和の時代では、ウレタン系塗料より耐久性のレベルがひとつ高い、シリコン系塗料の価格が下がってきたので業界的にはシリコン系塗料が一般的になっています。
しかし、ウレタンにはウレタンの良さもあるので、一概に「シリコン系塗料のほうがよい」とは言い切れないのが現実です。
今でも、比較的安価な上に汎用性が高いウレタン系をお勧めする職人さんがいるほど、根強い人気のある塗料となっています。
ウレタンの特徴を知るためにはまず価格から!そのため、金額相場を下記の表で確認してみましょう。
ウレタン塗装で使われるウレタン系塗料の特徴!
樹脂が柔らかく密着性が高いです。また塗料の中では比較的安く、防汚性や施工面で優れています。
ウレタン系塗料の平米単価相場と30坪の場合の費用相場
まずは、ウレタン系塗料の平米単価相場と、30坪のお家に塗装する場合の費用相場を確認してみましょう。
外壁塗装 | |
---|---|
ウレタン系塗料の平米単価相場 | 1,800~2,000円/㎡ |
屋根塗装:屋根トタン | |
ウレタン系塗料の平米単価相場 | 1,800~2,000円/㎡ |
屋根塗装:屋根コロニアル | |
ウレタン系塗料の平米単価相場 | 1,500~2,000円/㎡ |
屋根塗装:瓦屋根(セメント) | |
ウレタン系塗料の平米単価相場 | 1,800~2,000円/㎡ |
こちらが、外壁塗装・屋根塗装でウレタン系塗料を使った場合の平米単価相場です。
屋根に関しては外壁と素材が違うため、単価も違ってくるので、気を付けましょう。
表の中に「平米単価相場」と書いてありますが、1㎡(1m×1mの面積)でかかる金額を指します。
次に、平均的な30坪のお家の外壁と屋根、それぞれをウレタン系塗料で塗装する場合の費用相場を見ていきましょう。
外壁を塗装するときの費用相場は20〜24万円ほどです。
屋根の場合は、トタンなら27〜33万円、コロニアルなら27〜37万円、瓦屋根(セメント)は34〜37万円ほどかかるとされています。
※各メーカーさんから、たくさんのウレタン塗料が販売されており、各塗料で値段も異なるため「ウレタン系塗料」として相場で記載したものです。
ウレタンとシリコンで単価相場の比較! ウレタン:1,800~2,000円
シリコン:2,500~3,500円
ウレタンよりシリコンの方が高品質のため、1,000円ほど金額の開きがあります。
ウレタン系塗料を使った塗装のメリット
最近は、シリコン系塗料の人気に押され気味のウレタン系塗料ですが、メリットはたくさんあります。
どの塗料を選べばいいのか検討するための情報として、ウレタン系塗料のメリットを見てみましょう。
1. 樹脂の柔らかさによる密着度の高さ
ウレタン系塗料の一番のメリットは、樹脂が柔らかいことです。
ほかの塗料と比べて塗膜が柔らかいと、密着性に優れ、時間とともに形が変わってしまう木材にも対応でき、ひび割れの発生を抑える機能が高いと言われています。
また、光沢があり、高級感ある仕上がりになるので、高級家具やフローリングの仕上げ材としてもよく使用されているのです。
2. 使用する場所を比較的選ばない万能さ
塗料は、2液型のほうが、耐久性に優れ、使用範囲が広いと一般的に知られています。
硬化剤を混ぜるとすぐに化学反応が起こり、硬化が始まって、三次元の網目構造が形成されて綿密な塗膜を作り出すのです。
硬化剤の割合を増やすことで、網目構造がより綿密になり塗膜の性能は更に向上します。
密着度や弾力性を高めたい場合には、硬化剤の分量を多くすることで、ちょっとした動きにも対応ができ、傷つきにくい丈夫な塗膜を形成することが可能です。
逆に、硬化剤の量を少なくすると、速乾性が高くなります。
乾くのが早いため作業効率がよく、小さな部分の補修にも有効でき、適切な下地との組み合わせた速乾ウレタンは細部の塗装にも適しているため、塩ビ製の雨樋や壁面の剥がれなど、小さな範囲の補修にも使用することができるのです。
硬化剤の量を変更することで、さまざまな場所に適用できるという意味では、無駄が少ないと言えます。
3. 種類が多い
ウレタン系塗料は、現場で長く親しまれている塗料ということもあり、国内外の各メーカーが生産しているため、色や種類が豊富です。
戸建ての外壁に使える塗料としては、塗る必要がある場所、それぞれの条件にあったものを探すことができる場合もあります。
ウレタン系塗料を使った塗装のデメリット
さまざまなメリットがあるウレタン系塗料ですが、もちろんデメリットもあります。
求めている塗料の性質に合わなければ、無駄な工事になる可能性もあるため、しっかりとデメリットを覚えましょう。
1. 一般的なシリコン系塗料に比べて耐久年数が劣る
一番安価なアクリル系塗料に比べると耐久年数は長いのですが、平成時代の主流であったシリコン系塗料や、それ以上のランクの塗料に比べると、どうしても耐久年数が短くなってしまいます。
一般的にはウレタン系塗料の耐久性は6~10年が目安となり、ほかの上位塗料に比べると、次の塗替えまでの年数が少し短くなってしまうのです。
逆に建て替えや引っ越しなどの予定があり、10年以上の耐久性を必要としない場合や、こまめに塗り替えて常に新しい状態にしたいといった場合には、低価格で性能も安定しており、バリエーションも豊富なので最適な塗料とも言えます。
なお、1液型のシリコン系塗料と比べると、2液型のウレタン系塗料のほう方が高強度なので、使うのに適している場所が多いです。
2. 紫外線によって変色しやすい
お家の外壁は、日々紫外線にさらされることになりますが、ウレタン系塗料は紫外線による変色が、シリコン系塗料に比べて起きやすいと言われています。
紫外線の量、湿度、温度、雨などの接触する物質によって劣化の具合は異なりますので必ず生じるとは言えません。
しかし、黄色く変色しやすい傾向があります。
3. 水に反応しやすい
2液型のウレタン系塗料で使用する硬化剤は、水と反応しやすい傾向があります。
そのため、塗装時の湿度が極端に高いと、硬化剤が水分と結合してしまい塗膜性能が落ちてしまうことがあるのです。
ただし、ウレタン系塗料でなくても、雨の際には塗料が薄まってしまったり、雨水が落ちて見た目が汚い仕上がりになってしまったりするため、一般的に雨の日に塗装作業は行いません。
※ 塗装工事に雨は天敵です。
「気温が低い日や湿度の高い日の作業は避けたほうがよい」と、塗料メーカーも注意事項として記載しています。よって、ウレタン系塗料だけのデメリットとは言い難いかもしれませんが、気温と湿度にも注意する必要があるのです。
4. 揺れに弱い
耐久性は、そこまで長くないため、モルタルやコンクリート外壁の場合は、建物の揺れによってひび割れが起きやすいでしょう。
また、金属部分は、熱膨張によってひび割れが起きやすい傾向があります。
ウレタン系塗料を使った塗装はこんな方にお勧め
塗料には、それぞれ利点と欠点が存在しているため、逆に言えば「この塗料を選んだら完璧!」というものは存在していません。
その上で、塗料を決める基準は、予算・塗装範囲・付加機能、これらに加えて次のメンテナンスまでの期間などで決めるのがお勧めです。
1. 予算にこだわりたい方
ウレタン系塗料は比較的安い塗料なので、どうしてもお金のことを優先で決めなくてはいけない場合は、候補にぴったりです。
- お子様が受験を控えている
- 結婚資金を貯めている
- ほかのリフォームが優先
あなたのお家の状況によっても、さまざま事情が変わってくるはずです。
お金のことが最優先なのであれば、一般的に使われているシリコン系塗料ではなく、ワンランク下げたウレタン系塗料を選ぶのもよいでしょう。
ワンランク低い塗料ですが、その中でも2液型のウレタン系塗料を使えば、シリコンに匹敵する耐久性を求めることができます。
選ぶ塗料次第では、十分に効果を発揮するので安心してください。
2. 塗装範囲にこだわりたい方
ウレタン系塗料は、建物全体に塗れるほど、汎用性が高い塗料です。
- 外壁
- 屋根
- 付帯部分(雨樋や軒など)
- そのほか
同じ塗料で全体を統一したい場合は、お勧めの塗料となります。
3. 付加機能にこだわりたい方
長年親しまれてきたウレタン系塗料は種類が豊富なので、さまざまな付加機能がある塗料を選ぶことができるため、こだわりたい方にぴったりです。
- 木材の部分には弾性の高いもの
- 鉄の部分にはサビ防止が含まれたもの
- 外壁には断熱・光触媒・耐カビなどの機能が含まれたもの
部位に合わせて最適なものを選ぶことができます。
また、下塗りを変えることで、さらに効果を高めることができ、付加機能にこだわりたい方にお勧めです。
※ 下塗りとは、塗装面と仕上げ塗料の中間に塗る塗料で、両方を密着させる役割があります。
4. 耐久年数と予算とのバランスを考えたい方
「耐久年数はどうしても譲れない!だけど予算が厳しい……」
このような場合には、仕上がりが平らでツヤもあり、そして6~10年と比較的長持ちしてくれるウレタン系塗料がお勧めです。
また、耐久年数を重要視したい部分には、シリコンなどの品質が高い塗料を使い、雨樋や木部などの、あまり目立たない細部をウレタン系塗料にするなど、使い分けると費用を抑えることができます。
お金の面で非常に強い味方となってくれるでしょう。
ウレタン系塗料のことを色々見て頂きましたが、塗料はウレタン系だけでなく、ほかにもたくさんの種類があります。
ほかの塗料やお金(単価)についても確認しておきたい場合は、外壁塗装の適正価格は単価相場で判断できるも合わせて見て頂くと、もっと深く理解できるようになるのでお勧めです。
ウレタン系塗料の種類
- 水性(水性1液型)
- 油性(溶剤1液型)
- 油性(溶剤2液型)
上記のように3種類に分けられ、用途に応じて使い分けられます。
「水性?油性?……どういうこと?」と混乱してしまう方もいるのではないでしょうか。
実は、ウレタン系塗料には、水性と油性の2種類があり、それぞれで効果が変わってくるのです。
水性と油性で大きく差が出てくる場合もあるため、この2つの違いを、まずは見ていきたいと思います。
▼ 水性と油性の違い
外壁塗装用の塗料は、実はそのままでは塗ることができません。
塗料を買って「はい!それでは早速封を開けて、塗っていきますね!」とすぐに使うことはできず、一旦、前工程が必要となります。
その前工程とは、塗料を液体で希釈することです。
※ 塗料メーカーからも、規定の量で塗料を希釈してから使うように指示されています。
建築用の塗料は、塗料を液体で一旦希釈してローラー・刷毛などで伸ばしやすい状態にしてから、外壁・屋根に塗って乾かし、塗った塗料(希釈した液体)を蒸発させて塗装面に密着させるのです。
このときに、水で塗料を希釈するのが水性塗料、希釈剤やシンナーなどの溶剤で希釈するのが油性塗料(溶剤系塗料)となります。
一般的に油性塗料と呼ばれている塗料は、溶剤で希釈しているので、正確には溶剤系塗料のことになり、水性の反対という意味で油性塗料と呼ばれることが多いです。
水性と油性の違いを詳しく確認する場合は『水性塗料と油性塗料はどっちがお得?』も併せて見ていただくと、水性と油性の違いがより理解頂けます。
水性(水性系塗料)と油性(溶剤系塗料)で覚えておきたいこと
ウレタン系塗料を使う場合、水性(水性系塗料)か油性(溶剤系塗料)で迷う場合もあるかと思います。
ここで注意しておきたいのが、水性系塗料を溶剤で、または油性系塗料を水で薄めてしまうと、本来の効果が発揮できないため、すぐに剥がれる塗装となります。※ メーカーからの指示通りの希釈方法をしなくてはいけません。
耐久性は、溶剤系塗料のほうが強く、水性系塗料よりもやや長持ちする場合もあるほどです。
しかし、耐久性が高いということは、お値段も多少高くなるため、予算との相談になるかと思います。
塗装業者さんとしっかり話し合ったうえで、どちらのタイプを使うか決めて頂くのがお勧めです。
油性塗料を使うと臭いがします!
油性のウレタン系塗料を使う場合は、塗料を希釈して塗りやすくするため、シンナーが使われます。
ペンキ落としのスプレーやセメダインなどを使ったことがある方は、シンナーの臭いを嗅いだことがあるでしょう。
あの独特の臭いに、頭が痛くなった経験がある方もいるのではないかと思います。
ウレタン系塗料は油性が多いため、ウレタンを使う=シンナーとの闘いでもあるのです。
部屋を換気しても、なかなか臭いが取れない場合もあるので、どうしても我慢できない場合は、一時的に塗装工事の時だけ、友人宅やご親戚宅に行っていただく形がいいかもしれません。※ 塗料の中にシンナーが含まれており、乾燥して水分の蒸発と共に臭いもでてきます。
効果が高いぶん、それなりのデメリットがあるのです。
▼ 1液型と2液型の違い
1液型と2液型は、塗料に何を混ぜて使うのかの違いを表しています。
塗料には、ウレタン、シリコンなどのグレード、先ほど説明した水性、油性の違い、そして、油性の1液型と2液型の違いがあるのです。
1液型、2液型には、以下のような違いがあります。
1液型 → 薄め液やシンナーを入れて使う
2液型 → 主剤と硬化剤を混ぜてから、溶剤(シンナー)を入れて希釈して使う
1液型は塗料缶がひとつで済むのに対して、2液型は主剤と硬化剤の2缶が必要です。
主剤とは、塗料のベースになる、塗膜になる液体で、硬化剤は、硬化作用がある塗料を固める化学物質になります。
2液型は、この2つを混ぜ合わせる工程が必要で、扱いが難しいため、技術レベルの高い業者さんでないときちんと使いこなせません。
そのため、ウレタン系の2液型の塗料を選んだ場合は、必ず優良業者さんにお願いしましょう。
1液型に比べ、2液型の金額が少し高くなります。
しかし、そのぶん耐久性に優れていたり、使用範囲が広がったりと、塗料の性能が優れているとも言えるでしょう。
1液型と2液型の違いを詳しく確認する場合は、『塗料を使用する前に知っておきたい1液型と2液型の特徴』も合わせて見ていただくと、より理解頂けると思います。
ウレタン系塗料の2液型を選んだ場合の注意点! 2液型は扱いが難しく、混ぜ合わせには正確な計量が必要です。
しかし、悪徳業者の場合は、メーカーの指示通りに混ぜ合わせない場合がもあるため、地域密着の優良業者さんを選ぶ必要があります。
▼ 弾性(だんせい)の違い
弾性とは、伸縮性(伸びる性質)がある塗料のことで、ウレタン系塗料の中には弾性がある塗料がいくつか存在しています。
なぜ伸縮性があると良いのかというと、弾性があることでひび割れを防ぐ効果があるからです。
しかし、この弾性塗料は間違った用途で使うと、塗膜が膨れ上がって汚い外壁塗装にもなりかねません。
また、サイディングボードは断熱材が入っているものが多く、外壁と塗膜の間に熱がこもりやすいので、弾性塗料を使うと、蓄熱(ちくねつ)によって塗膜の膨れが発生する可能性があります。※ 蓄熱とは、熱を蓄えることです。
塗装した面が膨らんでいる外壁を見たことはありませんか?
塗装の膨れは、剥がれの原因のひとつとされています。
ポイント! 弾性塗料はモルタル壁に使用し「断熱材が入っているサイディングボードには使わない」と覚えておくと便利です。
ウレタンの弾性塗料
ウレタン系塗料で、弾性の性質を持っている塗料はいくつかあります。
- エスケー化研:弾性ウレタンカラー
- 日本ペイント:弾性ファインウレタンU100
- 関西ペイント:アレス水性弾性ウレタン
ほかにも各メーカーさんから弾性のウレタン系塗料が発売されています。
膨れの原因は合わない塗料を使っただけではない?
膨れが起きるのは、外壁材に対して合わない塗料を使うことが原因のひとつです。
しかし、塗装面(外壁や屋根)に、さび・研ぎカス・汗・手の油・手アカなどの異物が残っている状態で上から塗料を塗ってしまうと、塗装面と塗膜の間に、異物のせいで隙間が生まれてしまいます。※ 塗膜とは、塗料が乾燥してできた膜のことです。
その隙間が起点となって膨れていくため、弾性の性質があるウレタン系塗料を使ったとしても、下地処理を丁寧でキレイに行っていれば防げる現象になります。
ウレタン系塗料の扱いも大事ですが、優良業者さんにお願いすることで、回避できることを覚えてもらえると嬉しいです。
▼ ウレタン系塗料の耐久性(耐用年数)
アクリル系塗料よりは耐用年数が長いとされるウレタン系塗料ですが、耐久性と塗り替え目安を見ていきましょう。
塗料の種類 | 耐久性(耐用年数) |
ウレタン系塗料 | 6~10年程度 |
6~10年程度の耐久性があれば、比較的長い間は効果が期待できそうです。
耐久性のランキングで言えば、
アクリル < ウレタン < シリコン < ラジカル < フッ素 < 無機
右へ行くほど耐久性が高くなっており、ウレタン系塗料は現在主流になっているシリコン系塗料より下になりますが、昭和の時代に主流だったアクリル系塗料よりは上です。
ウレタン系塗料の耐久性はアクリル系塗料より長く、シリコン系塗料よりは短いと言われています。
▼ メーカー別の屋根や外壁で使えるウレタン系塗料を紹介
ウレタン系塗料に詳しくなるために、塗料メーカー別で販売されている塗料を見ていきましょう。
下記では、主要メーカーのみ表にしていますが、本当はもっとたくさんの塗料が発売されています。
ウレタン系塗料を選ぶ場合は、優良な塗装業者さんと一緒に、どのメーカーの塗料がいいのか、じっくりと話し合ってもらうのがお勧めです。
水性塗料
日本を代表する塗料メーカー2社の、ウレタン系水性塗料をご紹介します。
メーカー別の水性のウレタン系塗料 | |
---|---|
日本ペイント | ・オーデフレッシュU100II(1液型) ・水性ファインウレタンU100(1液型) |
エスケー化研 | ・水性コンポウレタン(1液型) ・水性弾性コンポウレタン(1液型) |
油性塗料
次に、同じ日本ペイント、エスケー化研から出ているウレタン系油性塗料をご紹介します。
メーカー別の油性のウレタン系塗料 | |
---|---|
日本ペイント | ・ニッペ 低汚染形ファインウレタンU100(2液型) ・ニッペ 弾性ファインウレタンU100(2液型) ・ニッペ ファインウレタンU100(2液型) ・ニッペ ファインウレタンU100木部用クリヤー(2液型) ・ニッペ 1液ファインウレタンU100(1液型) |
エスケー化研 | ・エスケー一液NADウレタン(1液型) ・一液マイルドウレタン(1液型) ・クリーンエレガントップD ・クリーンマイルドウレタン ・クリーンマイルドウレタンCR ・弾性クリーンマイルドウレタン |
このほかにも各メーカーより、たくさんのウレタン系塗料が作られています。
大切な住まいの外壁と屋根を塗り替えるとき、おそらく最初に「どの業者に頼むか」について悩み、次に「使用する塗料の種類」について悩むかもしれません。
遮熱・無機といった特殊な機能を持っている塗料もあり、それぞれ価格や耐久性の面でも違いがあるため、「どれを選べばいいの?」と迷いに迷ってしまう方も中にはいます。
ウレタン系の塗料を発売しているメーカーや商品名が少しでも分かっていれば、選ぶ苦労が減るので、この表の情報を活用頂ければ嬉しいです。
▼ ウレタン系塗料の施工のしやすさ・期間
ウレタン系塗料は、昔から使われており、外壁だけでなく家の外周にも使える汎用性があります。塗装業者さんであれば必ず使用経験があるといっても過言ではありません。
施工がしやすいからこそ、ここまで塗装業者さんの中で人気の塗料となっています。
工事の期間としては「ウレタン系塗料だから」ということもなく、一般的な30坪ほどのお家を塗装すると、季節や天候にもよりますが12~17日程度は必要です。
ウレタン系塗料で塗装工事をする際の業者の選び方を知ろう
ウレタン系塗料の特徴や種類についてご紹介してきました。
しかし、実際に塗装するのは業者さんがほとんどです。
以下では、実際に塗装工事してくれる業者さんの選び方について解説します。
相見積もりを取って比べる
塗装工事の際には、必ず相見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりとは、同じ条件の見積もりを1社だけではなく、2〜3社から取ることを指します。
1社からの見積もりだと、それが高いのか安いのかわかりません。
数社参考にすると、相場が分かり選びやすくなります。
評判をチェック
ネットを使い、業者のホームページやクチコミをチェックしてみましょう。
技術力に定評があり、評判が良い業者のホームページには、その業者が手がけた施工の事例や、お客様の声などが紹介されています。
併せて、業者が持つ資格や都道府県からの許可証があるのかといった点も調べるとよいでしょう。
保証やアフターフォローの内容をチェック
保証やアフターフォローについても注目しましょう。
塗装の保証には、塗装会社の保証、塗料メーカーの保証、リフォーム瑕疵保険などがあります。
業者によって、加入している団体や保証内容が違う場合があるため、必ずチェックするようにしましょう。
また、施工後に定期点検をしてくれるかも重要です。契約する前に必ず確認してください。
屋根・外壁塗装に不安を感じているあなたへ
ウレタン系塗料で塗装する場合についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでも無料で相談できるので、お気軽に以下のご相談フォームよりご連絡ください。
塗料選びは難しい知識がたくさんあって、塗装業者さんまかせになることも多いのですが、大事なお家のことです。
この記事で必要な情報を覚えて頂き、安心・納得の塗装工事を進めて頂けると嬉しいです。
あなたの不安、教えて頂けませんか?
ウレタン塗料を選ぶか、その他の塗料を選ぶか、何を選べば正解か分からず不安にもなりますよね。
しかし、塗料選びも大事ですが、塗料を扱う業者さんの技量が大きく関係してくるため、悪徳業者を選ばないようにしてほしいです。
私たちは、お家のことで不安・悩みを抱えている方のご相談やアドバイス、ご希望を頂いた場合は60項目以上の審査を通過した信頼ある業者さんのご紹介もできます。
累計1万人以上(2024/11/21現在)の方々から、お問い合わせフォームや0120-929-609(相談受付中)でご相談を頂いているため、不安・悩みが1つでもあれば「家の修繕で相談がしたい」と、お気軽にご連絡ください。
不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てられれば嬉しいです。
相談・調査・キャンセルも無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中
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