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シリコン塗料の知っておきたい特徴を全て解説

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  • 更新 | 2016.05.09 公開
  • 塗料(36)

シリコン塗料での塗装について基礎から応用までわかることで、塗装業者の言いなりにならず、あなた自身でシリコンでの塗装が必要かどうか見極めることができるようになります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー:古賀(こが)

シリコン塗料は「人気」の塗料と言われてますが、どんな特徴をもっているのでしょうか。

シリコン塗料の特徴、またシリコン塗料で塗装された屋根・外壁の特徴も合わせて徹底解説していきます。

シリコン塗料と比較されることが多いウレタン塗料については『ウレタン塗料での塗装の特徴』も確認いただくと、違いがわかりやすいです。

シリコン塗料とは?

シリコン塗装とは?塗料の特徴を徹底解明

シリコン塗料とは、主成分である合成樹脂がシリコン系樹脂でできた塗料のことを言います。シリコン樹脂とはケイ素(Si)を核としたシロキサン結合を持つ無機化合物で、非常に安定した性質が特徴です。 ※シリコンとは、ケイ素を含む化学反応によって作られた人工加工物のことを指します。

シリコン塗料の種類

  • 水性(水性1液型)
  • 油性(溶剤1液型)
  • 油性(溶剤2液型)

上記のように3種類に分けられ、用途に応じて使い分けられます。

主な用途は戸建て住宅の塗り替えやカーテンウォール塗装、シーリング材、建設用保護材などです。また医療用カテーテルのような特殊用途、身近なところではシャンプーやファンデーションにもシリコン樹脂が使われています。

一般的に外壁塗料は、グレードに比例して価格が高くなります。比較的安価なアクリル塗料やウレタン塗料、ハイグレードなフッ素系塗料・遮熱塗料・光触媒塗料などがありますが、コストパフォーマンスの面で総合的に優れているのがシリコン塗料です。

水性と油性の違い

外壁塗装用の塗料は、そのままでは塗ることができません。

塗料を塗るためにも、塗料を液体で溶かして(または薄めて)から壁に塗って乾かし、溶かした液体を蒸発させることで密着させます。このときに、水で塗料を溶かすのが水性塗料、シンナーなどの溶剤で溶かすのが油性塗料(溶剤塗料)です。

一般的に油性塗料と呼ばれている塗料は、溶剤で溶かしているので正確には溶剤塗料のことになります。また、水性の反対という意味で油性塗料と呼ばれることが多いようです。

水性と油性の違いを詳しく確認する場合は『水性塗料と油性塗料はどっちがお得?』も合わせて見ていただくと、水性と油性の違いがより理解できます。

1液型と2液型の違い

1液型と2液型とは、塗料のグレードを表しています。1液型に比べ2液型は、少しコストが高くなりますが、その分耐久性に優れていたり使用範囲が広がったりと、塗料の性能が上がっています。

1液型と2液型の違いを詳しく確認する場合は『塗料を使用する前に知っておきたい1液型と2液型の特徴』も合わせて見ていただくと、1液型と2液型の違いがより理解できます。

弾性とは

塗料の中には、弾性がある塗料があります。この弾性とは文字どおり伸縮性がある塗料のことです。

なぜ伸縮性があると良いのかというと、例えばモルタル壁にはひび割れがよく起こりますが、弾性があることでひび割れを防ぐ効果があります。

しかし、この弾性塗料は間違った用途で使うと、塗膜が膨れ上がって汚い外壁塗装にもなりかねない代物です。また、サイディングボードは断熱材が入っているものが多く、その場合は熱がこもりやすく蓄熱によって塗膜の膨れが起こります。

弾性塗料はモルタル壁に使用。サイディングボードには使わないと覚えておくのがいいです。

耐久性(耐用年数)

塗料の種類耐久性(耐用年数)
シリコン塗料8~15年

シリコン塗料の耐久性は他の塗料と較べても非常に優れた塗料です。

耐久性のランキングで言えば、フッ素系塗料・遮熱系塗料 > シリコン系塗料 > ウレタン系塗料 > アクリル系塗料と、最高の耐久性(耐用年数)を誇るフッ素系塗料・遮熱系塗料よりも下になりますが、今まで主流だったアクリル塗料やウレタン塗料より上です。

耐久性はアクリル・ウレタンより長く、フッ素・遮熱よりは短いと言われ、一般的には8年~15年程度となっています。

シリコン系塗料の平米単価の価格相場

外壁塗装
シリコン系塗料の平米単価の価格相場2,500~3,500円/㎡
屋根塗装:屋根トタン
シリコン系塗料の平米単価の価格相場1,800~2,200円/㎡
屋根塗装:屋根コロニアル
シリコン系塗料の平米単価の価格相場1,800~2,500円/㎡
屋根塗装:瓦屋根(セメント)
シリコン系塗料の平米単価の価格相場2,300~2,500円/㎡

こちらが、外壁塗装・屋根塗装でシリコン系塗料を使った場合の平米単価の価格相場です。屋根に関しては、素材が違うので、単価も違くなっています。

自宅に合う最適な塗料を選んで塗装できた方の事例

体験者金額満足度
千葉県市川市S様860,000円97%
東京都葛飾区I様2,449,000円100%
広島県福山市O様3,045,000円80%
茨城県水戸市Y様1.200.000円80%
大阪府茨木市M様1,111,666円100%

シリコン系塗料の種類別の特徴

水性のシリコン系塗料

水性のシリコン系塗料には以下の特徴があります。

  • 低汚染
  • 高光沢
  • 防かび
  • 環境にも優しい
  • 高耐久

水性のシリコン系塗料でよく使われている塗料が『水性シリコンセラUV』になります。主に窯業サイディングボード・モルタルに使用され、低コストなのに高耐久で環境にも優しいとあって、外壁塗装では選ばれる率がとても高い塗料になります。

その他、水性のシリコン系塗料はたくさんあります。

メーカー別の水性のシリコン塗料

メーカー別の水性のシリコン塗料
日本ペイント・水性シリコンセラUV(1液型)
・パワーオーデフレッシュSi(2液型)
・スーパーオーデフレッシュSi(1液型)
・DANエクセル水性シリコン上塗(1液型)
・オーデフレッシュSi100Ⅲ(1液型)
・ハナコレクション100水性(1液型)
エスケー化研(株)・SKシリコンクリヤーW(1液型)
・SKセラミファイントップ
・セラミガード
・水性コンポシリコン(1液型)
・水性セラミシリコン(1液型)
・水性クリーンタイトSi(1液型)
・水性セラタイトSi
・エスケープレミアムシリコン
・水性弾性コンポシリコン
水性弾性セラミシリコン
関西ペイントアレスアクアシリコンACⅡ
スズカファイン水性シリコンユニ

この他にも様々な水性のシリコン系塗料を各メーカーで作られています。この表からもわかるように、1メーカーだけでも数種類の水性のシリコン系塗料を出しています。

これは、外壁の各状況やお客様方の要望に応えるため、増えていった証でもあります。

油性のシリコン系塗料

油性のシリコン系塗料には以下の特徴があります。

  • 高耐久
  • 高光沢
  • 雨水に強い
  • 塗料密着が良い
  • アルミ建材やステンレス製品にも直接塗れる

メーカー別の油性のシリコン系塗料

メーカー別の水性のシリコン系塗料
日本ペイント・ピュアライドUVプロテクトクリヤー
・ニッペ ファイングラシィSi(2液型)
・ニッペ 高弾性ファインシリコンフレッシュ(2液型)
・ニッペ ファインシリコンフレッシュクリヤー(2液型)
・ニッペ ファインシリコンフレッシュ(2液型)
・ニッペ ファインシリコンフレッシュ FRP貯水槽外面塗装システム(2液型)
・ハナコレクション200UVファイン(2液型)
・ニッペ ファインSi(2液型)
・ニッペ 1液ファインシリコンセラUV(1液型)
・ハナコレクション100ファイン(1液型)
エスケー化研(株)・一液マイルドシリコン(1液型)
・クリーンSDトップ
・クリーンエレガントップシリコン
・クリーンマイルドシリコン
・クリーンマイルドシリコンCR
・弾性クリーンマイルドシリコン
・セラタイトSi
・リリカタイトエナメル
・弾性リリカタイトエナメル

シリコン系塗料の実力とは

シリコン系塗料は耐用年数も長く、コストパフォーマンスも抜群です。では、外壁塗装を検討する際に、どのように塗料を選べばよいのでしょう? 

ウレタン塗料やシリコン系塗料などはよく耳にしますが、最近では光が当たることで汚れを分解してくれる光触媒塗料や快適な室温に保ってくれる遮熱塗料など、さまざまな種類の塗料があります。価格帯も幅広く、それぞれのメリットやデメリットを見極めることは大変。

そんな数ある塗料の中で最も人気が高く、現在主流となっているのがシリコン系塗料です。シリコン系塗料にはどんな性質があり、どういう点が優れているのか、デメリットはどういう点なのかをご紹介します。

シリコン塗料での塗装は高機能!

シリコン塗料は約600℃に耐える高耐熱性があり(ただしアクリル樹脂と共縮合させたアクリルシリコン樹脂は、耐熱性が200℃に落ちます)、耐水性・対候性に優れ、汚れを寄せつけない特性をもつなど耐久性に優れています。

また、外壁塗料の美しい光沢は経年劣化によって失われていきますが、シリコン系塗料はウレタン塗料に比べて光沢保持率も優れているので、美しさが長持ちします。

費用が安いウレタン塗料は耐用年数が約6年と短いのに対し、シリコン系塗料は10~13年となっています。したがって、短い周期で塗り直しをしなくて済むシリコン系塗料の方が、長い目で見るとお得ということになります。

欠点としてはアクリルやウレタン塗料に比べて施工時に費用がかかること。また、やや付着性に劣るという点が挙げられますが、高級感や断熱性といった特別な機能を求めない方にとっては最適な塗料と言えるでしょう。

外壁塗装の塗料別の耐用年数もご確認される場合は、『外壁塗装の耐用年数を知っておくべき理由』も合わせてご確認ください。

シリコン塗料での塗装のメリット

1.手頃な費用と品質のバランス

一番のメリットは品質に対して価格が手ごろという点です。汚れが付着しにくい性質があるので、塗装したての美観が長持ちします。

フッ素系塗料のような高級感のある仕上がりとはいきませんが、防汚性に関してはフッ素系塗料と比べても優秀です。

また、湿気を通す性質(透湿性)により、塗膜のはがれや建物内部の結露も防ぐことができ、藻やカビを防ぐ効果もあります。高価なフッ素系塗料と比べてコストパフォーマンスの面で勝ることから、多くの外壁塗装業者で使用されています。

2.耐用年数の長さとコストパフォーマンスの高さ

単純な施工費用を比較すれば、シリコン塗料よりもウレタン塗料の方が安いのですが、ウレタン塗料の耐用年数は約6年、一方でシリコン系塗料の耐用年数は約10~13年です。

建坪30坪の場合、外壁塗装費用の目安はウレタン塗料が72.2万円、シリコン系塗料は78.6万円。この金額を耐用年数で割ってみると、1年あたりの外壁塗装費用はウレタン塗料が約12万円、シリコン系塗料が約6万円~7.8万円となります。

つまり、住宅にかかるライフサイクルコストとして考えると、圧倒的にシリコン塗料の方が安いのです。

また、シリコン塗料は塗る部分に合わせて塗料を使い分けることができるので、塗装箇所の環境に合わせた塗装ができることもメリット。このことも塗装後の外観を長持ちさせる要因の一つになっています。

シリコン塗料での塗装のデメリット

1.ひび割れなどが起こりやすい傾向にある

一番のデメリットは、ほかの塗料に比べてひび割れを起こしやすい点です。

また、ものをはじく性質があるため、次回重ね塗りをするときに密着が悪くなるという点や、低粘度のため顔料が沈澱しやすいこともあります。

そしてシリコン系塗料と一口に言っても、その種類は水性か油性、油性の中でも1液型と2液型があり、シリコン含有率の違いなど多種多様。同じシリコン系塗料でも価格はもちろん、耐久性や機能にも違いがあります。

2.1液型は密着性が多少劣る、2液性は耐久性が高い

先ほどもご説明しましたが、シリコン塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに異なった特性があります。

大手ハウスメーカーでよく使われる水性1液型は、使いやすい反面、耐久性や密着性が劣る傾向があります。油性の溶剤系1液型は水性より耐久性が高く、扱いやすいので現在主流になっています。

溶剤系2液型は耐久性・密着性ともに優れていますが、硬化剤を混ぜる必要があり、硬化剤を混ぜたら一定時間内に使い切らなくてはならないなど、手間がかかることから扱う業者が少ない傾向にあります。

いずれの種類についてもシリコン含有率によって耐久性や性能が大きく異なるので、シリコン塗料を選ぶ際にはシリコン含有率にも注目してみましょう。シリコン含有率が低いものは、耐久性が低いケースもあります。

シリコン塗料での塗装はこんな人にオススメ

1.耐久性とコストのバランスを重視する方

耐久性とコストのバランスを重視したい方にオススメです。シリコン系塗料の耐久年数は10~13年とされており、ほかの塗料の平均的な耐用年数より長く、塗装後のきれいな外観も長持ちします。

アクリルやウレタン系塗料に比べて価格は高いものの、優れた耐久性や品質を考えれば値ごろ感があります。断熱性や光触媒のような特別な機能を求めない方には最も適した塗料です。

2.長期的なコストを優先したい方

上記と同様、長期的なトータルコストを抑えたい方にもオススメです。

数ある塗料の中でアクリル、ウレタンに次いで3番目に安いのがシリコン塗料で、ウレタンに比べて1.5倍程度長持ちする点が魅力。コストパフォーマンスの面で最も優れた塗料がシリコン塗料と言えます。

3.光沢感のある外壁に仕上げたい方

光沢感のある外観にしたい方に向いています。光沢が長持ちし、色あせしにくい塗料なので、艶のある、オシャレで光沢のある見た目が長続きします。

反面、フッ素系塗料のように高級感のあるザラッとした質感には向いていませんので、仕上がりイメージに合わせて塗料を選択しましょう。

4.お掃除やメンテナンスの手間を減らしたい方

掃除やメンテナンスの回数を減らしたい方にもシリコン塗料が向いています。防汚性に優れ、汚れが付着しにくく、付着した汚れも簡単に落とすことができるので、お手入れの手軽さでもシリコン塗料がオススメです。

最後に…。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
シリコンについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、安心・納得の情報になれれば嬉しいです。

シリコンで塗装するにはどうしたら…

誰だって初めてのことには不安を覚えるものです。

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