このページで分かること・身につくこと外壁塗装のチラシはどんな業者が出しているのか、どんな点に気をつけて見ればいいのかが分かることで、失敗しない外壁塗装にすることができます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
「また外壁塗装のチラシ入ってたよ…」
「ちょっと考えてはいたけど、この業者に頼んで大丈夫かな?」
初めてのことなのに、チラシがいっぱい入ってくると、やらないといけないの?なんか急かされている気がする…このように不安な気持ちになりますよね。
外壁塗装は築10年前後で考えるのが目安となっているため、誰もが初めてだったり、たとえ経験していたとしても、お金や施工不良が発生しないか不安は尽きないと思います。
工事をお願いするのは、チラシの業者さんでもいいですが、中には悪いことを考えて、あなたのお金だけ獲っていこうとする悪徳業者が、チラシの業者さんに含まれている場合があるのを知っていましたか?
チラシは業者さんにとって、お客様と接点をもつための大事な集客ツールですが、悪いことを考えている業者さんもいることを、あなたにお伝えしたいです。
たとえチラシが入っていたとしても、あなたが「安心・納得」できる適正費用の外壁塗装を実現するための情報を、私と一緒に見ていければ嬉しいです。
チラシで塗装業者を決める前に知ってほしい3つの事
まず最初に、あなたへお伝えしたいことが3つあります。
大切なことなので、チラシの内容について詳しくならなくても、この3つだけは最低限あなたに覚えてもらいたいと思っています。
- 1つ目:チラシには嘘が書かれている場合がある
- 2つ目:悪徳業者もチラシを撒いている場合がある
- 3つ目:クーリングオフができない場合がある
これを見て「恐ろし…。」という気持ちを、少しは感じて頂けましたか?
本当はあまり怖がらせたくないのですが、チラシを入れてきた塗装業者さんと契約して、その後トラブルとなって私達へご相談いただく事も多いため、チラシでの依頼はトラブルがあるという事実を、あなたには最初に覚えてもらいたいと思って見て頂きました。
トラブルが発生した後では、私たちもどうしようもできない場合が多いため、非常に悔しい思いを何度も味わっています…。
チラシは塗装業者さんが行う一般的な集客方法の1つなので、お客様と接点を作る為に優良業者さんも利用している。
そのため、全ての塗装業者さんが「悪」という話ではなく、一部の悪い考えをもってチラシを使っている悪徳業者もいるという話です。
チラシで覚えておきたい3つのことを、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
1つ目:チラシには嘘が書かれている場合がある
チラシに書かれている嘘はどんなものか気になりますよね。
そもそも、外壁塗装の知識がない状態だと、その嘘にも気づくことができません。
外壁塗装全体の知識を身に付けるには、時間もかかるため、下記にはチラシに特化した形で、どんな嘘が書かれているのかを、あなたと一緒に見てみたいと思います。
嘘1:地域最安値・激安など異常な安さアピール
安さをアピールするのは、どの塗装業者さんも行っていますが、適正な工事が行えないような安すぎる金額が、チラシに書かれていることがあります。
外壁塗装というのは、約30坪のお家だと60~100万前後、屋根を合わせると100~120万前後が金額相場となります。
その後何十年と塗装をキレイに保つには、それなりの道具・作業・技術が必要となるため、お金はかかる工事。
適正な工事をするためには、適正な費用が外壁塗装には必要なのですが、適正さを壊して激安をアピールするチラシがあるんです。
例1:外壁塗装39.8万円!
例2:コミコミで49万円!
このように、外壁塗装の相場を分かっている側からすると、本当にこの金額でできるの!?と思うくらい安い金額で書かれているチラシがあり、これには以下のようなカラクリがあります。
チラシでアピールされている安さのカラクリとは?
外壁塗装というのは、外壁面に対して塗料を塗るだけの工事ではありません。
- 足場の設置
- 外壁面の洗浄
- 塗料が付いてはいけない部分の保護
- 塗装
- 足場解体
上記は簡単な流れですが、外壁塗装という言葉には、外壁塗装をするために必要な全部の作業が含まれて「外壁塗装」となります。
しかし、チラシで悪さをする塗装の悪徳業者は、塗装の部分だけの金額をチラシに載せて、いかにも安いように見せかけるのが特徴。
優良業者 → 外壁塗装60万円~
悪徳業者 → 外壁塗装39.8万円!
金額だけを見れば悪徳業者の方が断然安いので、外壁塗装の知識をもっていない方は、自分がもっている「金額」という知識だけを元に判断するため、多くが安い金額の方へ流れていきます。
見せかけの金額でお客様を集め、実際に提案していくうちに「足場の工事も必要です。」「洗浄も必要です。」と追加されていき、結果的に通常の金額、もしくは異常に高い金額で契約してしまう場合もある。
チラシの怖いところは、その金額が何の根拠を持って出されているかが分からないという点です。
嘘2:コーキング工事が抜けている
嘘1の金額の安さアピールにも共通する内容なのですが、コーキング(シーリング)という工事も、チラシで嘘として扱われることのある工事です。
外壁の種類にはいくつかあり、
- モルタル
- サイディング(外壁の板)
- コンクリート
- タイル
この中でもコーキングが必要な外壁がサイディングになります。
サイディングとは、工場などですでに生産された外壁材が取り付けられた外壁なのですが、外壁全面を1枚のサイディングとして取り付けることはできません。
そのため、下記の図のように、複数枚のサイディングを外壁に取り付けていきます。
取り付けるのはいいのですが、サイディング同士の間には取り付けの性質上、どうしても隙間があいてしまうので、コーキングとよばれる樹脂を注入していきます。
お風呂やキッチンなどの隅に、何かゴムっぽいものが入れられているのを見た事はありますか?
これもコーキング(シーリング)であり、隙間を埋めるために、活躍してくれるものとなります。
サイディングでは特に、隙間が空いたままだと、その隙間から雨水が入りこみ、建物内部へ浸透して腐食が起きたりシロアリが発生したりと、トラブルの元になります。
コーキングは外壁塗装にとっても大事な工事の1つなのですが、チラシの中では「外壁塗装」という名称しか載っておらず、コーキングが含まれていないことが多々あります。
その場合は、あとで追加の費用が加えられ、結果的にチラシに書いてある金額よりも高い金額で契約をしてしまう…。
こういった嘘、または隠しが発生している場合もあるので、チラシには気を付けてほしいと思います。
2つ目:悪徳業者もチラシを撒いている場合がある
あなたの地域で外壁塗装の業者を探そうと思ったら、まずYahoo!やGoogleの検索フォームで調べてみると思います。
「地域名 × 外壁塗装業者」で探してみた場合、すぐに大量の塗装業者情報が見つかりませんか?
それだけ、あなたの地域を対象範囲としている塗装業者がたくさんいるという証拠。
ここで気を付けないといけないのが、塗装業者の全員がホームページを持っているわけではないということです。
ホームページはもっていないけど、チラシを使って集客をしている塗装業者も実はたくさんいる…。※ 優良業者であってもホームページを持っていない場合もあります。
※ 悪徳業者でもあってもホームページを持っている場合があります。
1社1社すべてを調べることは不可能なので、どうしてもチラシの安さに惹かれて、契約をしてしまう方もいます。
さらに私たちも長年、塗装業者とお付き合いはありますが、やはりどの業者さんも特徴があり、中にはお客様に対して悪い対応をする人がいることも、身をもって知っています。
だからこそ、チラシを撒いている中に、悪徳業者も潜んでいるとハッキリあなたに伝えることができるんです。
3つ目:クーリングオフができない場合がある
クーリングオフとは、一定の期間内であれば、契約した内容を解除できる制度のことです。
しかし、どんなものでもクーリングオフができるわけではなく、
- 訪問販売
- 電話勧誘販売
- 訪問購入
この3つが外壁塗装においては該当します。
あれ?なんかおかしいな?と思った方は、もしかしたら鋭い感性を持っていらっしゃるのかもしれません。
上記3つの中には、チラシが含まれておらず、チラシなどを見てあなた自身で連絡を取って自宅に来てもらったケースは、クーリングオフの対象にはならないんです。
状況にもよりますが、かなり高い範囲で適用ができない…。
これを知っている悪徳業者は、チラシを撒いて、お客様側から連絡してもらうことで、クーリングオフが適用できないようにしている場合があります。
チラシには、こういった危険性もあるため、ぜひ覚えてもらいたい内容となります。
チラシを撒いている塗装業者って信用していいの?
チラシは塗装業者さんにとって、昔から行われている、お客様集めの方法の1つなので、あなたのお家にも何十、何百とチラシがポストに入っているかもしれません。
なぜこんなにも塗装工事のチラシが入ってくるかというと、
- デザインスキルがなくても作れる
- 地域を絞ってチラシを配布できる
- 簡易的なチラシであればお金はそこまでかからない
塗装業者さんにとっては、手軽に集客ができる大事なツールなので、好んで使われている背景があります。
また、大小・良悪を考えなければ、あなたの地域にも数社~数十社は存在しているので、その各社がチラシを撒けば、当然何回もチラシがポストに入ってくる。
今まで何回も捨てていたかもしれませんが、合計したら1冊の分厚い本になるくらいの枚数にはなっていると思います。
金額も5000枚くらい印刷すると、1枚あたり2~4円という安い金額がとても魅力的。※ 金額はラクスルさんの価格表から概算を計算。
※ 印刷のみの金額となります。
しかし、値下げや金額を安いことをうたっておきながら、「実際は費用相場よりも高かった・すぐに剥がれる塗装だった。」
こういったトラブルもあることから、チラシを見たからといってすぐに契約に踏み切ってはいけません。
まずは、相手のことを知ろう!
どんな業者がチラシを配っているの?
- 大手業者
- リフォーム業者
- 地元業者
- ホームセンター
- 営業会社
この中で特に気をつけないといけないのが、大手業者・ホームセンター・営業会社です。以下の表でそれぞれの業者の違いを見てみましょう。
塗装業者 | 費用の高さ | 費用が高い理由 |
---|---|---|
大手業者 | 高い | よく言われているマージンを大きく上乗せされるので外壁塗装の費用がグンと上がります。 |
リフォーム業者 | 高い | 紹介すると、塗装業者からマージンを受け取るため、費用が上がります。 |
地元業者 | 普通 | – |
ホームセンター | 高い | 紹介すると、塗装業者からマージンを受け取るため、費用が上がります。 |
営業会社 | 高い | 1件の契約ごとに塗装業者からマージンを受け取るため、費用がグンと上がります。 |
大手業者・ホームセンター・営業会社それぞれ、費用が高くなる理由として、以下の共通したことがあります。
- 2社以上が関わる
- マージンが発生する
このように、どの塗装業者が出しているチラシかを見極めなければあとで大損をする可能性も高いので、しっかりと何の業者が出しているチラシかを見極めましょう。
惹かれるチラシにはお金がかかっている
自分たちでチラシを作るのであればお金はかかりませんが、やはり人に興味を持ってもらえる良いチラシにするには、デザイナーに依頼する必要があります。
デザイナーへ依頼した場合は、2〜6万円前後が発生。
さらにそのチラシを、近隣のお家にポスティングするとなると、範囲と配る枚数にもよりますが5~10万円前後はかかります。
チラシを配るまで、人も動いているので合計で10~20万円は最低でもかかっているところをみると、チラシを配っている業者に外壁塗装を依頼した場合、チラシ代分の何%とかは、割り増しになっている可能性があります。
ポスティングとはビラやチラシを各ご家庭の郵便受けに投函すること。
どんなチラシを出す塗装業者が信用できるの?
お家のリフォームである屋根塗装・外壁塗装のチラシで、どんな内容が信頼できるのでしょう。
以下のチラシのチェックポイントを見てみましょう。
チラシをチェックするポイントは?
チラシのチェックポイントとして、以下の内容を確認してほしいです。
- 安さだけがうたわれていないか
- 安いのであればその根拠は書いてあるか
- 地元地域の業者が出しているチラシか
- 大手業者やハウスメーカーのチラシではないか
安さをうたっているのであれば、安さの根拠があるはずです。必ず根拠がある安さを選びましょう。
他の遠い地域の塗装業者が出しているチラシであれば、移動代で費用が高くなったり、チラシ業者がいる地域で風評などで仕事ができない状態になっている場合もあります。
チラシは、必ず地元の業者であることかを確認しましょう。
大手業者やハウスメーカーなどが出しているチラシであれば、必ず下請け業者が塗装することになります。
マージンで費用が割高にもなり、下請けの塗装の質の悪さなどから失敗する塗装にもなるので注意してください。
最後に…。
チラシを判断するための情報を見ていただきありがとうございます。
なんども塗装工事のチラシが入ってきて不安だと思いますが、このページの情報で少しでも不安が解消できれば嬉しいです。
外壁塗装業者のチラシついてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?どんな小さなことからでもご相談を無料でさせていただいているので、お気軽に以下の塗装・修理のご相談フォームにてご連絡くださいね。
- 他の人も気になって見ている記事
- みんなはどうやって選んでる?外壁塗装業者の決め手や絞り方を大公開
- 優良な屋根業者に来てほしい!選び方・探し方・注意点まで徹底解説
- おすすめの”外壁塗装業者”は一人一人違う!どこに頼めばいいか、選び方を公開しました。
- 地元業者と大手業者のメリット・デメリット
チラシの塗装業者に頼んでいいの?
チラシが入っていると心配になるかもしれませんが、まずはゆっくりと、あなたの気持ちを落ち着かせてもらえればと思っています。
外壁塗装は数十年に1度のものなので、車などと同じく大きなお金がかかるお買い物。
だからこそ、本当に頼んでいい業者なのかを見極め、あなたやご家族も安心できる優良業者を選んでほしいと思います。
2019年11月の時点で、1万人以上の方からご相談を頂いてるため、不安や心配が1つでもあれば、私たちがお力になれるかもしれません。
無料でご相談ができるため、1人で悩むのではなく、私たちが一緒になって悩み考え、そして解決のお手伝いができれば嬉しいです。
ご利用無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中- 塗料(35)
- 基礎知識(90)
- 費用(36)
- 部位別(1)
- 色・カラー(11)
- メンテナンス(3)
- 業者(34)
- 塗装(29)
- お悩み・トラブル(27)
- 市区町村(186)
- 屋根(31)
- 悪徳業者(12)
- 外壁(29)
- 外壁塗装(124)
- 屋根塗装(30)
- アパート(19)
- 屋根工事業者(2)
- 詐欺(3)
- 足場解体(1)
- オススメ業者(3)
- 時期・季節(10)
- 屋根修理(20)
- 早見表(5)
- 耐用年数(6)
- 選び方(6)
- 価格(7)
- 見積もり(22)
- 住宅塗装(2)
- 相場(16)
- 地元業者(113)
- 付帯塗装(6)
- デザイン(1)
- コンクリート(1)
- 下地処理(10)
- ケレン(2)
- 助成金・補助金(2)
- 塗布量(2)
- 失敗(4)
- 相見積もり(4)
- 初めて(43)
- ガルバリウム(1)
- 訪問販売(4)
- 単価(5)
- オシャレ(2)
- 劣化の症状(8)
- メリット・デメリット(2)
- サイディング(10)
- リフォーム(21)
- 資格(2)
- 特徴(3)
- 坪(1)
- 保証・保険(6)
- 防水(4)
- アフターフォロー(1)
- 大手業者(2)
- 効果(2)
- 雨漏り(28)
- 見積書(3)
- 種類(1)
- 比較(2)
- 店舗(1)
- 工場(1)
- 塩害(1)
- DIY(1)
- トタン(1)
- インタビュー(1)
- 4コマ(29)
- 雨樋(7)
- 足場(4)
- 外装(1)
- 火災保険(2)
- 中古住宅(2)
- 保険(1)