- | 4コマ(29)
4コマに登場した外壁は、「サイディング外壁」という種類で、一見するとレンガ造りのように見えますが、レンガのようなデザインのサイディング外壁です。
ほかにも、石造り調やタイル調など、オシャレなデザインが豊富にあるサイディング外壁ですが、キレイで健康な状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
サイディング外壁は、外壁材そのものだけでなく、継ぎ目に入れられているコーキング材(シーリング材)のお手入れがとても大切。
あなたがサイディング外壁のお家にお住まいの場合、ご家族とこれからも安心して過ごせるように、サイディング外壁のコーキングについて、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
4コマ漫画を通じて、サイディング外壁のコーキング部分をメンテナンスする大切さについて知ることができます。外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
サイディング外壁は継ぎ目のメンテナンスが大事!
あなたのお家がサイディング外壁で出来ている場合、外壁をよく見てほしいのですが、「壁」の部分と「継ぎ目」の部分があると思います。
今回の4コマで言うと、かべみちゃんがプニプニと触っている部分が、サイディング外壁の継ぎ目。
あまり目立たないところですが、サイディング外壁にとって、この継ぎ目をメンテナンスする事は、サイディング外壁そのものの劣化を防いだり、外壁の内部に雨水が侵入するのを防ぐことに繋がるんです。
サイディング外壁の継ぎ目について、私と一緒に詳しく確認していきましょう。
サイディング外壁の継ぎ目にあるのは「コーキング材」
サイディング外壁の継ぎ目は、目地(めじ)とも呼ばれますが、目地にはゴムのように弾力のある樹脂が入れられており、コーキング材(シーリング材)といいます。
また、サイディング外壁に使われるパネル状の外壁材を、サイデイングボードと呼び、ボード同士の隙間にコーキング材が入れられているというわけです。
コーキング材の役割は、主に下記の2つ。
- サイデイングボードのひび割れを防ぐ
- 雨水がサイディングボードの裏側に侵入するのを防ぐ
それぞれの役割を、詳しく見ていければと思います。
サイディングボードのひび割れを防ぐ
サイデイングボードは、気温や湿度の変化によって、膨張や収縮を常に繰り返していたり、地震によっても少しずつ動いています。
そのため、サイデイングボードがぶつかり合うと、ひび割れが起きてしまい、崩れやゆがみの原因になることも…。
そこで、サイデイングボード同士の隙間に、弾力のあるコーキング材が入っていると、クッションの働きをしてくれるため、ボードのひび割れを防いでくれるんです。
雨水がサイディングボードの裏側に侵入するのを防ぐ
サイディングボードの裏側はどうなっているかというと、垂木(たるき)と呼ばれる棒状の角材と、防水シートが取り付けられています。
「防水シートがあるなら、雨水が入っても大丈夫じゃないの?」
このように考えるかもしれませんが、防水シートそのものが傷んでいたり、施工不良がある場合は、防水シートの継ぎ目から雨水が奥へ侵入してしまう可能性も。
また、垂木が間隔を空けて設置されていることによって、サイディングボードと防水シートの間に隙間が出来ていますが、これは空気の通り道を作り、湿気が溜まるのを防ぐための空間です。
しかし、サイディングボードの裏側に雨水が侵入すると、湿気が溜まってカビが発生しやすくなるため、垂木が腐ってしまうこともあります。
さらに、サイディングボードが水分を吸収して、反り返ったり割れたりといった劣化の原因にも…。
コーキング材が目地にきちんと入れられていれば、雨水の侵入を防ぐことができるので、様々な劣化を防止する大事な部分なんです。
サイディング外壁のメンテナンスは「塗装+コーキング」!
サイディング外壁は、目地のコーキング部分をきちんとメンテナンスすることが大切ですが、もちろん、サイデイングボードなど、全体のお手入れも必要。
あなたのお家が築10年以上経っていれば、外壁塗装を行なってほしい時期です。
塗装工事は、サイディング外壁のキレイな状態を保ったり、傷みを直して健康な状態を維持するための、大事なメンテナンスとなるので、これからも今のお家で安心して暮らすためには欠かせません。
そのため、サイディング外壁の塗装工事を行う時は、必ずサイデイングボードの目地部分も、一緒にメンテナンスを行なってほしいです。
サイディング外壁のコーキング工事で選んでほしい工法
お家のサイディング外壁に行うコーキング工事には、下記のように2種類の工法がありますが、私がオススメするのは「打ち替え工事」。
打ち替え工事 | 打ち増し工事 | |
---|---|---|
工事内容 | 現在の古いコーキング材をすべて取り除き、新しいコーキング材に入れ替える工事。 | 現在の古いコーキング材はそのままで、上から新しいコーキング材を被せる工事。 |
メリット | すべて新しいコーキング材になるため、次回のメンテナンス時期を延ばすことができる。 | 古いコーキング材を撤去しないため、工事金額は打ち替えよりも安くなる。 |
デメリット | 古いコーキング材の撤去や、必要なコーキング材が多いことから、打ち増しよりも工事金額は高い。 | 劣化して弾力が失われた古いコーキング材が、奥にそのまま残るため、数年後に打ち替え工事が発生する可能性が高い。 |
コーキング材は劣化すると、ひび割れや亀裂が起きたり、本来あった弾力が失われ、縮んで硬くなってしまいます。
打ち増しのように縮んだ分だけ空いたところを、新しいコーキング材で埋めることもできますが、サイデイングボードの目地に、健康なコーキング材が100%入っている状態ではなくなるため、全体的な機能は打ち替えよりも弱まってしまうんです。
そのため、金額は打ち増しより高くなりますが、あなたとご家族には、長く安心して今のお家で過ごしてほしいので、私からは打ち替え工事をオススメします。
また、外壁塗装の優良業者さんであれば、あなたの暮らしを想って、打ち替え工事で提案してくれるはずです。
ここまで見てくれたあなたへ。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
サイディング外壁のコーキングについてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の塗装工事に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、サイディング外壁のコーキングに関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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サイディング外壁でお悩みのあなたへ
あなたのお家がサイディング外壁で出来ていると、そろそろメンテナンスを行なった方が良いのか、どんな工事が必要なのか、分からないことが多くて不安になりますよね。
サイディングボードやコーキングに、もし心配な部分を見つけたのであれば、余計にあせってしまうと思います…。
私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる塗装工事をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
適正な方法や内容でサイディング外壁のメンテナンスができる工事店選びから、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
「外壁塗装の相談がしたい」とお伝えください。
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