- | 中古住宅(2)
中古住宅を塗装工事するための期間や作業工程、注意点を知っておくことで、新たな住まいでの暮らしを安心してスタートさせることができます。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
もし、あなたが購入した中古住宅が、何年も塗装工事されていない状態の場合、メンテナンスせずそのまま住んでしまうのはオススメではありません。
中古住宅であっても塗装工事をすることで、建物の健康な状態を維持していくことができ、外観をあなた好みの色やデザインに変えることもできます。
しかし、実際に塗装工事をする場合、「工事に掛かる期間」は気になるところの一つだと思います。
とくに、塗装工事が完成してから中古住宅にお引っ越しするのであれば、できるだけ早く工事を終えて、新居での暮らしをスタートさせたいですよね。
ここでは、
- 中古住宅の塗装工事に掛かる期間
- 中古住宅を塗装する時の作業工程
- 中古住宅を塗装工事する必要性
- 中古住宅の塗装工事期間で気を付けること
これらを私からお話しさせていただければと思うので、購入した中古住宅を上手に活用できるよう、一緒に情報を見ていきましょう。
中古住宅の塗装工事に掛かる期間

塗装工事を済ませてから中古住宅に住み始めるのであれば、お引っ越しのスケジュールを立てるためにも、工事期間を把握しておきたいところですが、塗装工事は期間が変わる可能性が高い工事です。
一般的な戸建て住宅の場合、順調に工事が進めば工事期間は2週間前後になりますが、塗装工事は外での作業となるため、常に天気との戦いになり、工事期間が雨や台風などの悪天候とぶつかってしまうと、予定通りに進まなくなってしまいます。
また、塗装工事は気温や湿度によっても行うことができない場合があり、
- 気温が5℃以下
- 湿度が85%以上
このような環境では塗装をすることができず、この数値は、国や日本建築学会が発行する塗装工事の仕様書に書かれています。※参考資料:国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」
塗料は、空気が乾燥していたり気温が高い環境ではすぐに乾きやすいですが、上記の条件で塗装をするとなかなか乾かず、乾いても仕上がりが悪くなってしまうなど、適正な塗装をすることができない可能性が高いんです。
また、塗料は早く乾きすぎるのも良いことではなく、表面だけが早く乾燥することで気泡がプツプツと残る現象が起きてしまうため、適度な環境での塗装工事が大切になります。
このように、外壁塗装は天気や気温・湿度によって工事期間が変わりやすいですが、塗料をしっかり密着させたり、キレイに仕上げるためには、塗装できる適切な環境を把握している優良業者さんに、塗装工事をお願いするようにしましょう。
中古住宅を塗装する工事の流れ
中古住宅の塗装工事をする時は、塗装業者さんが事前に作業工程表を作ってくれますが、どんな工程で作業が行われるのか、ここで確認しておきましょう。
塗装業者さんの工事方法や、あなたが購入した中古住宅の状態によっては、工程が前後することもありますが、塗装業者さんとスムーズにやり取りするためにも、どのように工事が進むのか一緒に見ていければと思います。
STEP1:ご近所へのあいさつ回り

作業に掛かる日数:半日
建物に対する作業ではないものの、塗装工事をする上でとても大切になるのが、近隣にお住まいの方々へあいさつ回りをしておくことです。
塗装工事中は、
- 足場の組立・解体による騒音
- 塗料の独特な匂い
- 洗浄時の汚水や塗料の飛散を防ぐため、外に洗濯物が干せない
このように、お隣さんやご近所さんに対して迷惑をかけてしまうことがたくさんあり、人によって気になる度合いは変わっても、いつもの暮らしが普段と違う環境になってしまうことは、無意識にストレスとなる可能性もあります。
あいさつをしないまま塗装工事をするとクレームが入る可能性があり、一言あいさつしておくだけでも、塗装工事に対するご近所さんの気持ちは変わり、温かい目で見守ってくれるはずです。
基本的には、塗装工事の約1~2週間前に塗装業者さんがあいさつ回りをしてくれて、お隣さんには初日の作業前に改めてあいさつしてくれる業者さんもいます。
塗装業者さんへ任せきりにせず、お家の所有者となるあなたからも事前にあいさつ回りをしておくと、引っ越しのあいさつにもなって、ご近所付き合いを深めることに繋がるのでオススメです。
STEP2:足場・メッシュシートの設置

作業に掛かる日数:半日~1日
塗装工事をするためには、お家の周りに足場を設置する必要があり、足場には以下のような役割があります。
- 職人さんの安全確保
- 職人さんの作業性を上げる
- 塗料の飛散を防ぐメッシュシートを張る
お家の塗装工事は、たとえ平屋(一階建てのお家)であっても届かない部分があり、常にはしごの上で作業するのはとても危険です。
足場があると職人さんはスムーズに工事を進めることができて、安全な状態は集中して作業できることに繋がるので、高品質な塗装工事のためにも足場は必要なんです。
飛散防止メッシュシートは細かい網目が空いているため、優れた通気性によって塗料を早く乾燥させたり、風が抜けることで強風時に足場全体が大きく揺れるのを防ぐことができます。
また、メッシュシートの網目はとても小さいので、高圧洗浄の水や塗料が飛散しても、メッシュシートが受け止めてくれます。
STEP3:高圧洗浄

作業に掛かる日数:1日
高圧洗浄機を使って、塗装をする外壁や屋根をキレイに洗浄します。
土やチリ、砂ボコリなどの汚れはもちろん、外壁や屋根に発生しているカビ・コケなども、高圧洗浄で浮かせて洗い流します。
もし、中古住宅が長い間メンテナンスされていない場合、外壁や屋根に塗られている塗料で出来た「塗膜(とまく)」という保護膜が、剥がれてきていたり、剥がれやすくなっている可能性があります。
その場合は、高圧洗浄で剥がれる塗膜をすべて剥がしておく必要があり、ここでしっかり剥がさないまま塗装をしても、またすぐに新しくできた塗膜が剥がれてきてしまうんです。
また、高圧洗浄は勢いが強く、周囲に水しぶきが飛ぶことになりますが、飛散防止のメッシュシートによってお隣さんへの飛散を防いでくれます。
さらに、お家のそばにあなたやお隣さんの車・バイクが駐車されている場合は、車やバイク専用のカバーを事前に被せて保護しておきます。
STEP4:下地処理

作業に掛かる日数:半日~1日
下地処理とは、塗装をする前に下地を整える作業のことで、主に以下のような作業が行われます。
- ひび割れ補修
- ケレン作業
ひび割れ補修は、ゴムのように弾力のある「コーキング材」と呼ばれる液体を注入することで、ひび割れ部分が密閉されて雨水の侵入を防いだり、クッション性によってひび割れの悪化も防ぐことができます。
ケレン作業とは、高圧洗浄で剥がしきれなかった古い塗膜を剥がす作業のことを指し、専用の研磨材や機械を使います。
高圧洗浄→下地処理というように、古い塗膜を剥がす作業は二つの段階を踏んで確実に行う必要があり、塗装を長持ちさせたり仕上がりを良くするためにも、それだけ大事な工程なんです。
また、中古住宅の塗装工事で鉄部も塗装する場合は、サビを取るためにケレン作業をおこなったり、鉄部の塗料をしっかり密着させるためには細かい傷を付けることが大切になるので、傷を付けるためにもケレン作業をおこないます。
STEP5:養生作業

作業に掛かる日数:半日
塗装工事における養生(ようじょう)とは、塗料を塗る必要のない部分を保護することを指し、一般的に、保護ビニールとマスキングテープが一体になっている養生テープを使います。
塗装の前はもちろん、必要に応じて別の工程でも養生することがあり、養生した後も強風などで剥がれると、その都度マスキングテープを使って補強します。
養生作業を雑に行うと、塗装する必要のない部分に塗料が付いてしまう恐れがあるので、このような塗装の準備段階となる作業であっても、丁寧に取り組むことができる優良業者さんを選ぶ必要があります。
STEP6:塗装作業

作業に掛かる日数:1~3日
STEP6にしてようやく塗料を塗る工程になりますが、ここまでの工程を丁寧に行わなければしっかり塗装をしても、塗料の持つ効果を発揮できなくなってしまいます。
屋根や外壁塗装では、下塗り→中塗り→上塗りというように3回塗り重ねていくのが一般的で、一回塗るごとにきちんと乾燥させてから次の塗装に移ります。
使う塗料の種類によっては2回塗りになったり、屋根・外壁の状態を見て4回塗りにする場合もあり、このような塗料の扱い方は、職人さんの経験が豊富であることはもちろん、あなたの暮らしを想って工事できる塗装業者さんかどうかでも変わります。
塗料を適切に扱える優良業者さんを選びましょう
塗装工事で使われる塗料は、以下のようにたくさんの数値が各塗料によって決められています。
決められている数値 | 内容 |
---|---|
塗り回数 | 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本ですが、塗料によっては2回塗りと決められている製品もあります。また、屋根材や外壁材が酷く傷んでいる場合は塗料が吸い込まれやすい為、下塗りを2回にして中塗り・上塗りが吸い込まれないようにします。 ⇒詳しい内容はこちら |
乾燥時間 | 塗料を塗ってから次の塗料を塗るまで、どのくらい乾燥させる必要があるのか決められています。下塗り・中塗り・上塗りで乾燥時間が違う製品もあり、塗装する環境によっても乾きやすさが変わるため、職人さんの知識や技術も必要になります。 |
塗る量 | 1㎡あたりに塗るべき量が決められており、多すぎると厚みが出すぎてすぐに剥がれてしまい、少なすぎると塗料の持つ機能を発揮できなくなってしまいます。 ⇒詳しい内容はこちら |
希釈(きしゃく)の割合 | 塗料は必ず何かと混ぜて使われます。水や専用のシンナー、硬化剤など、製品によって混ぜるものが違い、混ぜる割合も変わることがあります。屋根材や外壁材の傷み具合によっては、塗料の膜をしっかり作るために水やシンナーを少なくすることもあります。 |
職人さんはこれらを守って塗装をする必要がありますが、屋根や外壁の状態によっては、規定の数値を変えた方が良い場合もあり、優良業者さんはお家一軒一軒に対して、臨機応変に対応することができるんです。
しかし、手抜き工事をする塗装業者さんは、きちんとした理由もなく規定と違う数値で塗装してしまうこともあり、理由なく規定の量を変えると、本来よりもすぐに塗装が劣化してしまう可能性が高くなります。
悪い業者さんの場合は、自分たちがお金を儲けるために、規定よりも塗り回数を減らしたり、必要以上に水で薄めたりすることもあるので、塗料を適切に扱える優良業者さんを選ぶことがとても大切です。
スレート屋根塗装は縁切り作業が必要
あなたが購入した中古住宅の屋根がスレートという種類の場合、縁切り(えんぎり)という作業が必要になります。
スレートとは、コロニアルやカラーベストとも呼ばれており、セメント製の薄い板で出来た、現在多くのお家で使われている屋根材です。
しかし、スレートは塗料を塗ると屋根材どうしの隙間が埋まってしまう恐れがあり、屋根材に適度な隙間がないと雨水がキレイに流れず、一箇所に溜まって雨漏りする可能性があるんです。
屋根材の隙間を塗料で埋めないためには、縁切りという作業が必要で、昔は専用のカッターを使って一つ一つ切り込みを入れていましたが、現在はタスペーサーという縁切り専用の部材を差し込むことで、縁切りすることができます。
約30坪のお家に対して100個近くのタスペーサーを使いますが、雨漏りを防ぐためにも縁切りは大事な作業です。
STEP7:手直し・点検

作業に掛かる日数:半日~1日
ここでは、細かい部分の塗装をしたり、塗りムラや塗り残しがないかチェックしていきます。
塗装作業では基本的にローラーを使って塗料を塗りますが、ローラーでは入り込めない溝や細かいところは、刷毛を使って塗装します。
優良業者さんの場合、普段の生活では見えないようなところもしっかり塗装してくれますが、手抜き工事をする業者さんは、手直しや点検自体を省いてしまうことも。
あなたと塗装業者さん、お互いが納得できる仕上がりにするためにも、一緒にお家をぐるりと点検するのがオススメです。
STEP8:足場の解体・最終点検

作業に掛かる日数:1日
最後に足場を解体しますが、足場をあやまってお家やお隣さん、車などにぶつけてしまうと、傷がついて塗装工事が台無しになってしまいます。
そのため、最後まで気を抜かずに作業してくれる優良業者さんを選ぶことが大切になるんです。
塗装業者さんによっては、足場の組立・解体作業を足場専門業者さんにお願いすることもありますが、優良な塗装業者さんは自分たちがお付き合いする足場屋さんも、優良な会社を選んでいるはずです。
あなたが優良な塗装業者さんを選ぶことは、優良な足場屋さんを選ぶことにも繋がり、塗装工事全体の質を上げることができます。
最後に、ゴミが落ちていないか、お家が傷ついていないかなど確認をして、塗装工事は終わりです。
中古住宅は塗装工事が必要?
あなたが購入した中古住宅が、何年も塗装工事をしていなかったり、外壁や屋根の劣化が見られる場合は、塗装工事を検討してほしいです。
中古住宅を塗装工事する必要性について、もう少し詳しく見ていきましょう。
そもそも塗装工事ってなに?
塗装工事は、お家の屋根や外壁といった外装部分に、専用の塗料を塗って保護する工事のことです。
お家は水や湿気に弱く、屋根材や外壁材が湿って腐食すると傷んでしまい、雨漏りになる恐れもありますが、塗装工事をしてお家の表面を保護することで、お家の中へ雨水が侵入するのを防ぐことができるんです。
また、塗装工事は雨水の侵入を防ぐほかに、紫外線による劣化を抑えてくれたり、塗料によってはカビやコケなどの繁殖を防ぐこともできます。
塗装工事はただペンキを塗るだけの工事と、軽く考えてしまうかもしれませんが、お家を守るためにはとても大事なものです。
また、お家の色やデザインを変えることができる点も塗装工事のメリット。
塗装工事は10年ごとに行うのが一般的なので、お家の雰囲気を定期的に変えて、新たなマイホームでの暮らしをもっと楽しむことができます。
中古住宅を塗装工事しないままだとどうなる?
中古住宅を購入するだけでも大きなお金が掛かりますが、お家の傷みまでしっかり直しておくことで、新居での暮らしを安心してスタートさせることができます。
あなたの購入した中古住宅が塗装工事済みの場合は、劣化していなければそのままでも大丈夫かもしれませんが、塗装工事をしていない中古住宅を購入した場合は、これからの暮らしのためにも塗装工事をしてほしいです。
あなたが購入した中古住宅を塗装工事しないままだと、どんなことが起こるのか、一緒に確認していきましょう。
お家の劣化が酷くなる
前回の塗装工事から10年以上経っていたり、塗装工事を一度も行っていない中古住宅の場合は、屋根や外壁がすでに劣化している状態なので、そのまま住んでいると傷みがどんどん深刻になっていきます。
屋根や外壁の塗装は、塗料が固まって出来ている「塗膜(とまく)」という薄い保護膜で作られていますが、塗膜が劣化すると以下のような現象が起きます。
- ひび割れが起きる
- 塗膜が剥がれて下地がむき出しになる
- 色あせてまだらになる
- 塗料の顔料が分離して表面に粉が吹く
- カビ・コケが生えて緑色や黒色に変色する
- 汚れが付きやすくなる
- ツヤがなくなる(元々ツヤがあった場合)
あなたが中古住宅を購入した時点で、すでに屋根や外壁が上記のような劣化現象に見まわれている場合は、そのまま放置しておくとお家全体がどんどん黒ずんでしまい、下地の傷みから雨漏りが発生してしまう恐れがあります。
深刻な劣化を引き起こしてから塗装工事をすると、事前に塗装工事をしておくよりも工事金額が高くなってしまう可能性が高いので、せっかく購入したお家で長く安心して暮らすためにも、お家の健康状態を保っておくことが大切なんです。
外観の悪いお家に住むことになる
劣化が進んでいる状態のお家は、カビ・コケの繁殖や汚れの付着、色あせなどによって、見た目が悪くなってしまいます。
とくに、屋根は普段あまり見えないものの、外壁は地上からお家を見た時に一番広い面積を占めているので、お家そのもののイメージに直結し、周りの景観を損ねたり、気持ちのいい暮らしとは遠ざかってしまうかもしれません。
カビが外壁に発生すると黒く汚れてしまい、掃除をしてキレイにできたとしても、菌が根を張っているとまた繁殖してしまう可能性があり、アレルギーを発症してしまうなど人体に悪影響を及ぼすこともあるんです。
また、コケが発生した外壁は緑色になって、お家に不衛生なイメージが付きやすくなり、外壁の色あせは均一ではなくまだらに起きることが多いので、キレイな外観のお家とは言えなくなってしまいます。
現在の塗装工事に使われる塗料は、カビやコケの繁殖を防ぐ機能や、汚れに強い機能が備わっている製品が増えており、色あせの原因となる紫外線に強い塗料も人気を集めています。
購入した中古住宅で気持ちよく生活するためにも、外壁塗装をしてキレイなお家にしておくのがオススメです。
塗装工事がされていないお家は好みの塗装ができる
中古住宅でも、10年以内に適切な塗装工事がおこなわれていた場合は、新たに塗装工事の必要がなくお金が掛かることもありませんが、色やデザインはあなたの好みにできません。
もし、塗装工事が済んでいない中古住宅を購入したのであれば、お家の色やデザインを自由に選ぶことができて、あなたの希望する塗料を使った塗装工事ができます。
塗装工事に使われる塗料は品質レベルごとに分類されており、以下のようにそれぞれ名称があります。
アクリル < ウレタン < シリコン < ラジカル制御型 < フッ素 < 無機
上記のようにアクリル系塗料が一番品質レベルの低い塗料で、無機系塗料が最高品質の塗料となりますが、次に塗装工事が必要となるまでの期間(塗装の寿命)が長いほど、品質レベルが高いということになります。
塗装工事は定期的に行うことで、お家の健康状態を維持できるため、購入した中古住宅でこれからどんな暮らしをしていきたいのか、あなたのライフプランに合わせて、塗料を選べるということになります。
長く住み続けたい場合は、次回の塗装時期を遅らせるために、品質レベルの高い塗料を選んだり、10年以内に手放す予定がある場合は、高すぎない品質レベルの塗料を選ぶなど、今後のメンテナンス計画が立てやすくなるんです。
中古住宅を好みの外観にすれば気持ちのよい暮らしにも繋がるので、見た目という点でもライフプランという点でも、中古住宅の外壁塗装はあなたにぴったりなお家へと変えることができてオススメです。
中古住宅の塗装工事期間で気を付けることは?
購入した中古住宅を塗装工事する場合、塗装工事の期間について、あなたに気を付けてほしいことがあります。
- 工程表をもらう
- 作業報告をきちんとしてもらう
この2つは、工事期間を必要以上に延ばさないようにしたり、適正な塗装工事をしてもらうためにも大切なので、私と一緒に詳しく確認していきましょう。
塗装工事の工程表をもらう
工事のスケジュールとなる工程表を塗装業者さんに作ってもらうことで、いつ、何の作業を行うのか知ることができますが、天候が崩れてしまうと工程表どおりには進められなくなってしまうため、塗装工事が順調に進んだ場合の工程表となります。
優良業者さんの場合、あなたからお願いしなくても工程表を作って渡してくれることがほとんどですが、もし工程表をもらえなかった場合は作ってもらうようお願いしたり、契約をする前に、工程表を作ってもらえるか確認しておきましょう。
塗装工事がどうやって進められるのか、大まかなスケジュールと工事期間を把握しておくことで、お引っ越しなどの予定も立てやすくなり、作業工程を知っておくと、手抜き工事がされていないかを判断する基準にもなります。
もし、もらった工程表で分からないところがあれば、塗装工事が始まる前に塗装業者さんへ確認しておくのがオススメです。
あなたが暮らすことになるお家にどんな工事をしてもらうのか、把握しておくことはとても大切で、見積書と照らし合わせながら塗装業者さんと一緒に確認すれば、不明点や不安を残さずに塗装工事をお願いすることができます。
作業報告をきちんとしてもらう
工事期間中、塗装業者さんへ作業の進捗を毎日確認することは、順調に塗装工事を進めるためにも大切です。
塗装業者さんへ全て任せきりにしてしまうのではなく、工事は順調に進んでいるのか、今日はどんな作業が終わって明日は何をするのかなど、あなたも状況を把握しておくことで、お互いが納得して進めることができ、あなたの安心にも繋がります。
できるだけ、塗装工事が行われている中古住宅を、塗装業者さんと一緒に見ながら報告してもらうようにしましょう。
塗装業者さんと会うのが難しいときは?
あなたが中古住宅に住み始めている場合は、作業風景を実際に見る機会があるかもしれませんが、まだ中古住宅に住んでいない状態で塗装工事をお願いする場合、毎日塗装現場へ足を運ぶのは大変かもしれません。
塗装業者さんと毎日会うのが難しい場合は、一般的に以下のような方法で作業報告してくれることが多いです。
- 電話
- メール
- メッセージアプリ
- 交換日記
メールやメッセージアプリでの作業報告は、写真を添付することができるので、作業風景の写真も一緒に送って、分かりやすく伝えてくれる優良業者さんもいます。
また、電話やメール、メッセージアプリでのやり取りが難しい場合は、交換日記を設けている塗装業者さんもいて、作業報告が書かれたノートを毎日ポストなどに入れてくれます。
交換日記なので一方通行にならず、ほかの報告方法と同じように、あなたからも塗装業者さんへの質問や要望を伝えることができるので、もらった報告内容で分からないことや要望があれば、不安を残さないようしっかり伝えておきましょう。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
中古住宅の塗装工事期間についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の塗装工事に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、中古住宅の塗装工事期間に関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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