このページで分かること・身につくこと汚れが気になる外壁を、キレイに洗浄するタイミング・方法・費用などが分かります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
新築の頃はキレイだったのに、それから数年後に改めて見ると、汚れが酷くなっていることもあります。
ご近所さんのお家と比べても汚く見えてしまったり、ご近所さんから「〇〇さんのお家の外壁って汚いね」と思われているかと思うと、不安ですよね。
また、単なる汚れであればいいですが、外壁に塗ってある塗料の効果が切れると、お家の寿命を短くすることにも…。
あなたがお家を買った時みたいな、キレイな外壁にできるよう、お力になれればと思っています。
流れとしては、
- STEP1:汚れる原因
- STEP2:状態の確認
- STEP2:洗浄の必要性
- STEP4:方法と費用
このような順番で、分かりやすくお伝えできるようがんばりますので、見て頂けると嬉しいです!
STEP1:外壁は何で汚れるの?
一生キレイな状態でいてくれることを、本当は希望したいですが、外壁には汚れてしまう原因がたくさんあります。
- 紫外線
- 雨
- 風
- ホコリ
- 細菌
- 排気ガス
など、外的な汚れと戦ってくれているのが外壁。
上記のような直接的な原因ではなく、家同士が近くて日陰になりやすい、湿気が生まれやすい。
雨が多い地域、日照りが多い地域など、環境によっても変わってきます。
実は、普段当たり前のように暮らしているお家ですが、外壁があることで建物内の安心が作られており、快適な暮らしには外壁の存在がかかせないんです。
STEP2:どんな状態だと外壁を洗浄したほうがいい?
外壁が単純に汚れているだけならいいですが、もし外壁に塗られている塗料の効果が切れてしまっているのであれば、洗浄以外の方法で外壁面をキレイにする必要があります。
外壁がどんな状態であれば洗浄で済ませられるのか、目安を確認をしていきたいと思います。
築年数 | 状態 | 詳細 |
---|---|---|
築0~5年 | 良好 | 塗装の効果が十分発揮されているころなので洗浄も不要。 |
築5~7年 | 洗浄を考えてもいい目安 | ・外壁に汚れが付いてきた |
築7~9年 | 洗浄が必要なレベル | ・外壁の汚れが目立ってきた ・多少ヒビ割れがでてきた |
築9年以降~ | 洗浄ではなく塗装が必要なレベル | ・汚れ以外にもカビやコケなども出てきた ・ヒビ割れの溝が大きくなってきた ・手で触ると粉状のものが付く(チョーキング化) ・コーキングが剥がれてきた ・塗装が剥がれてきた |
上記は、築年数から考えた外壁の洗浄タイミングになります。
外壁に塗られている塗料の効果が切れるのは10年前後が多いため、築10年前後をメンテナンスの時期と考えることが多いです。※ 使用されている塗料によって違ってきますが、新築時にはウレタン・シリコン系が多いため、10年前後しか保てません。
外壁に出ている症状が、洗浄で済む場合はまだ、塗料の効果が継続している証拠ですが、色々な劣化症状が出始めると、塗料の効果が切れたことを示しているため、その状態で洗浄だけをしてしまうと、既存の塗装も剥がしてしまって、さらに汚くなってしまうことも。
どこまでが洗浄で対応でき、どこからが洗浄ではダメなのか、上記の表を目安にしてもらうといいかもしれません。
チョーキングって何??チョーキングとは、外壁に塗られている塗料が、現在の状態を保てなくなって粉状になってしまう現象。外壁塗装の時期を知らせてくれる分かりやすい症状でもあります。
STEP3:なんで外壁を洗浄する必要があるの?
「外壁が汚れてたって、まぁ大丈夫でしょ?」と思われるかもしれませんが、洗浄は外壁にとって大切なもの。
汚れが付いたとしても、今すぐどうにかなるわけではないですが、汚れを放置することで、お家に対してデメリットがはたらくため、洗浄を考える必要があるんです。
あなたに覚えてもらいたい、外壁を洗浄する理由が2つあるので、見てもらえると嬉しいです。
1つ目:劣化を防ぐため
外壁に付いてしまう「汚れ」・「コケ」・「カビ」をそのままにしておくと、その部分から劣化が早まっていきます。
劣化を引き起こす症状をそのままにしておくと、外壁に塗られている塗料が本来持っている耐久度が短くなってしまう…。
普段はあまり気にしませんが、実は外壁に塗られている塗料には、汚れ・コケ・カビなどを防ぐ効果が入っており、毎日毎日あなたのお家を外的な汚れから守ってくれています。
そして、外壁に塗料を塗る工事は「外壁塗装」と呼ばれており、30坪前後のお家であれば、100万円前後のお金がかかる。
もし、劣化のスピードを速める状態を放置していた場合、大きなお金がかかる工事の時期が早まることで、将来的な負担が大きくなることが予想されます。
劣化を早めに発見し、早めに洗浄などで対処することで、お家の状態を健康に保つことができるようになります。
将来的な負担が大きくなるとは?
お家を購入される際、不動産屋さんか住宅メーカーさんから、購入した後には必ず定期的なメンテナンスをしなければ、安心した快適な暮らしはできないと聞いていると思います。
外壁に関してもメンテナンスが必要なので、もし50年ほどお住まいになるのであれば、2~3回の外壁塗装が必要になってくる。
2~3回だと200~400万円ほど必要になりますが、外壁の状態を悪くしていると、
- すぐにメンテナンスが必要になる
- 放置したことで大規模な修繕に発展する可能性がある
このような状態となり、将来的な負担が大きくなる場合があります。
「塵も積もれば山となる」というお話しと同じく、小さな汚れがいずれ大きな劣化に繋がることもあるため、外壁の洗浄を考えてもらえるといいかもしれません。
そうすれば、あなたのお家の寿命も長く、無駄なお金を払うことも無くなります。
外壁塗装の必要性は、「わからないだらけの外壁塗装、初めは「必要性」から確認。」にて詳しく書かせてもらっているので、合わせて見て頂けると嬉しいです。
2つ目:キレイに塗装をするため
今回は単純に、外壁が汚れているから洗浄だけしてキレイにしたいと思われているはずですが、このタイミングで少し外壁塗装のことも一緒に知ってほしいです。
洗浄をする意味としては、汚れを溜めずに劣化を防ぐことにありますが、塗装するためにも洗浄は大事な役割を持っています。
例えば、ものすごく汚れている外壁の上から、塗料を塗った場合はどうなるのでしょうか。
- 汚れが凸凹を作って塗装にムラができてしまう
- 汚れが剥がれた場合は塗装も一緒に剥がれる
これらが発生し、せっかく高いお金を出して塗装をしたのに、まったくの無意味に…。
洗浄とは、キレイな塗装をするために必要不可欠な存在であるため、汚れを落とすという行為は、外壁にとって大事なものであることを覚えてもらえると嬉しいです。
塗装はせずに、外壁だけを洗浄してくれる業者はいる?
外壁の洗浄は、単純に水洗いをするだけと思われがちですが、そうではありません。
こびりついた汚れを落とすには、水圧をかけて落としたり、カビ・コケなどが生えていれば薬剤を使用することもあります。
築7年以上経っているのであれば、そろそろ外壁に塗られた塗料の効果が弱まってくるタイミングなので、その状態で不用意に洗浄を行えば、既存の塗装が剥がれてしまう場合があります。
そのため、外壁の洗浄だけを行ってくれる業者さんは多くありません。
万が一、洗浄をしたせいで塗装が剥がれてしまったら、責任が取れないので…。
業者さんには頼めませんが、やはり外壁の汚れは気になりますよね?
次は、あなた自身で外壁の汚れを落とす方法を見ていきたいと思います。
STEP4:外壁を洗浄する方法と費用
外壁の汚れを落とすには、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 自分で市販の洗浄グッズを買ってキレイにする
- 外壁塗装のタイミングでキレイにする
汚れが目立ってきているということは、築年数もそれなりに経っている状態だと思うので、無理に洗浄してしまうと、既存の塗装が剥がれてしまう場合があります。
もし、「汚れが気になって、今すぐにキレイにしたい!」と思っておらず、「ちょっと汚れてきているな、洗った方がいいのかな?」という気持ちであれば、一度業者さんに外壁の点検をしてもらうのがオススメ。
汚れをキレイにするだけで大丈夫なのか、それとも外壁塗装が必要な状態なのか、しっかりと判断してくれます。
それでは、洗浄の方法と概算の費用を以下の表で、私と一緒に見てみましょう。
ご自身で外壁を洗浄する場合 | ||
---|---|---|
市販の洗浄液 | 1万円以下 | ・ホームケアシリーズ 外壁用 400ml ・アサヒペン 外壁洗浄剤 2L ・キエール コケ・カビ 400ml など、ご自身で外壁専用の洗剤を購入し使用頂くことでキレイにすることも可能です。 |
外壁塗装を行う場合(30坪を想定) | ||
機械で洗浄(高圧洗浄) | 2~3万円前後単価:200~300円 | 高圧の水を噴射して汚れを取り除きます。汚れだけでなく、前回塗装された古い塗膜(とまく)の除去にも役立ちます。トルネード噴射型もあり。 |
薬剤で洗浄(バイオ洗浄) | 5~8万円前後単価:500~800円 | コケ・カビの影響で汚れや黒ずんでしまっている場合に、薬剤を塗って細菌を根こそぎ取ってから、高圧洗浄を行います。 |
あなた自身で市販の洗浄液を買って使うのであれば、1万円も全部でかからないと思います。
上記では洗浄単体の費用を載せましたが、業者さんに洗浄をお願いする場合、建物全体をグルっと足場で囲う必要もあり、10~20万円ほどの足場設置・解体費用も別途かかってきます。
洗浄するだけで、なぜ足場が必要になるかというと、お家は大きいため、正直足を伸ばした程度では、外壁面全体に届きません。
そのため、仮設足場を設置して、お家の上まで洗浄する高さを用意する必要があるんです。
洗浄した場合、期間はどれくらい?個人:3~5日
業者:半日~1日(足場有りの場合は2~3日)
個人の場合は、脚立などを駆使して行ったりと非常に重労働。さらに、危険な作業も入ってくるため、きちんと安全を確保できなければ、個人での洗浄はオススメできません。
洗浄する際の水圧ってどれくらい?
塗装業者さんが洗浄する場合は、高圧洗浄機を使って外壁を洗浄していきます。
しかし、高圧洗浄機といっても、どんな違いがあるのか分かりずらいですよね。
水圧に関して、簡単に比較できる表を以下に用意したので、水圧にどのくらい差があるのか、見てもらうと分かりやすいかもしれません。
比較対象 | 水圧 | 参考機械 |
---|---|---|
一般の水道 | 約1.5kgf/cm2 | |
コイン洗車場の洗浄機 | 約80kgf/cm2 | |
高圧洗浄機(家庭用) | 約70~140kgf/cm2 | ケルヒャー :AJP-1310 水圧:70kgf/cm2 ヒダカ :HK-1890 水圧:90kgf/cm2 クランツレ :K-1122TST 水圧:100kgf/cm2 ケルヒャー :G7.10M 水圧:140kgf/cm2 |
高圧洗浄機(業務用) | 約150~200kgf/cm2 | ワグナー :WZ 13-150 ECO II 水圧:150kgf/cm2 フルテック:HK-1890 水圧:160kgf/cm2 セイワ :JC-2016GO 水圧:196kgf/cm2 |
一般の水道でも、勢いはあると思いますが、塗装業者さんが普段使っている高圧洗浄機は、その100倍くらいの強さ。
ここまで水圧が強くなければ、キレイにできないという意味でもあるので、外壁の汚れを洗浄するのは大変なんです。
あなた自身で外壁を洗浄する際に気をつけること
塗装工事ではなく洗浄で大丈夫な状態であり、業者にお願いしない場合は、以下の2点に気を付けて洗浄を行ってほしいと思います。
- 1つ目:塗装を剥がさないようにする
- 2つ目:高温のスチーム洗浄機を使わない
それぞれを詳しく見ていただき、外壁に優しい洗浄を行ってもらえると嬉しいです。
1つ目:塗装を剥がさないようにする
汚れがとれないからと言って、ゴシゴシこすったり、無理に汚れをとろうとすると、既存の塗装を剥がしてしまう恐れがあります。
もし、塗装を剥がしてしまったら、その部分から劣化が早まるため、気を付けなければいけません。
軽い汚れなら専用の薬剤と柔らかいタオルやブラシなどを使えば落とせるので、無理に汚れを落とそうとすることはだけは避けてほしいと思っています。
2つ目:高温のスチーム洗浄機を使わない
高温のスチーム洗浄機を使ってしまうと、外壁に負担をかけてしまい、高温によって塗装が剥がれてしまう恐れもあるため、使用は避けてほしいです。
たしかに高温のスチーム洗浄機は、いろんな汚れを落としてくれますが、それが外壁にも当てはまるかといえば違ってきます。
外壁には外壁の汚れの落とし方があるので、無理にキレイにしようとはせず、優しく洗浄しましょう。
もし、あなた自身で汚れを落としてみたけどキレイにならない、または洗浄するために外壁を見たら、思いのほかヒビ割れや剥がれがあった。
このような状態であれば、そのまま洗浄を進めるのではなく、一旦外壁のプロである業者さんに無料点検をしてもらうのがオススメです。
最後に…。
外壁を洗浄するための情報を見ていただきありがとうございます。
外壁塗装業者のチラシついてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?どんな小さなことからでもご相談を無料でさせていただいているので、お気軽に以下の塗装・修理のご相談フォームにてご連絡くださいね。
外壁をキレイにしたい…
外壁が汚れてくると「このままでいいの?」「洗った方がいいの?」と不安になってしまいますよね。
いつもなにげなく視界に入っているあなたのお家の外壁は、毎日毎日、外的な汚れの原因と戦ってくれています。
その汚れが原因となって、外壁からお家の劣化が始まることもあるので、どのような状態なのか、外壁のプロに見てもらうのがオススメです。
私たちは年間4,800人ほどのご相談が入り、外壁の不安・悩みの無料相談や、ご希望を頂ければ優良業者さんのご紹介なども行っているので、お気軽にご相談ください。
あなたのお力になれると嬉しいです。
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