外壁塗装の全体像を簡単に把握しておくことで、初めての塗装工事が進めやすくなります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
あなたのお家で外壁塗装を行なった経験がないと、「外壁塗装」と聞いてもあまりピンとこないかもしれません。
外壁塗装は、外壁に特殊なペンキを塗って、お家の美観を保ったり、傷みに強くして寿命を延ばすための大切な工事ですが、あまりイメージが掴めないと、外壁塗装について考えにくいですよね。
どんな流れで進んでいくものなのか、工事だけでなく見積もりや業者選びなども含めた、全体像を確認していければと思うので、お家の工事を無事成功させるためにも、まずは概要を知るところから初めてみましょう。
- 目次
- 外壁塗装の全体的な流れは?
- 【STEP1】下準備
- 【STEP2】業者探し
- 【STEP3】現地調査
- 【STEP4】見積もり
- 【STEP5】じっくり考える
- 【STEP6】塗装業者と契約
- 【STEP7】外壁塗装工事
- 【STEP8】工事後
- 最後に…。
外壁塗装の全体的な流れは?
外壁塗装は、あなたと塗装業者さんが一緒になって行う、お家の大切なメンテナンスですが、簡単に表すと下記のような流れで進めることになります。
1.事前にできる準備
↓
2.塗装業者を探す
↓
3.塗装業者を選ぶ
↓
4.外壁塗装工事
さらに、もう少し細かく分けると、下記のようなステップを踏んで進めます。
ステップ | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
STEP1 | 下準備 | 塗装業者さんを探し出す前に、まずはあなたの方で準備をしておくと、その後のステップをスムーズに進めることができます。 |
STEP2 | 業者探し | 適正価格で、あなたのお家に合った外壁塗装をしてくれる優良業者さんを探します。 |
STEP3 | 現地調査 | 塗装業者さんを呼んで、あなたのお家の状態を詳しく調べてもらいます。 |
STEP4 | 見積もり | 塗装業者さんが、現地調査で分かったことを元に見積書を作って提出してくれます。 |
STEP5 | じっくり考える | 見積書をもらったら、見積もり内容や塗装業者さんに納得できるか、家族みんなで考えます。 |
STEP6 | 塗装業者と契約 | 塗装業者さんを選ぶことが出来たら、契約を交わします。 |
STEP7 | 外壁塗装工事 | メインとなる外壁塗装工事を行います。一般的な工事期間は1~2週間。 |
STEP8 | 工事後 | 工事が終わったら、残りの手続きや確認をしっかり行なっておきます。 |
こうして見ると、「道のりが長くて大変そう…。」と思ってしまうかもしれませんが、あせらず一つ一つのステップをしっかり踏んでいくことで、外壁塗装の成功につながります。
今のお家でこれからも安心して暮らしていくための、大事なメンテナンスとなるので、何となくで行わずに、ご家族との未来を考えながら進めていきましょう。
【STEP1】下準備
お家の外壁塗装を行うために、まずは工事をしてくれる業者探し!といきたいところですが、あなたの元で事前にできる準備をしておくことで、その後のステップをスムーズに進めることができます。
- お家のセルフチェック
- 簡単に知識を付けておく
塗装業者さんを探す前に、これらを行っておいたり、もし火災保険や助成金などを利用したい場合は、それぞれの準備もしておくのがオススメ。
あなたが、外壁塗装の事はまだ何となく頭にあるだけ…という場合、まずはここから始めてみてほしいので、下準備について私と一緒に詳しく見ていけると嬉しいです。
お家のセルフチェック
あなた自身が、お家の状況を知っておくことは、塗装業者さんを探す上でも大切になってきます。
専門的なことは分からないと思うので、あなたが分かる範囲で大丈夫です。
- 築年数
- お家に起きている劣化・不具合
- 外壁の種類(モルタル・サイディング・トタン等)
- 屋根の種類(瓦・スレート・金属など)
- お家の工事経験
上記の項目について少しでも把握していると、業者探しもスムーズに進めることができます。
お家の状況が分からないまま塗装業者さんに連絡をして、いざ建物調査に来てもらうと、使われている外壁の種類に対応できない業者さんだった…という場合も。
お互いの時間を無駄にしないためにも、できる限りお家のことを知っておき、外壁や屋根の種類が分からなければ、特徴だけでも把握しておくようにしましょう。
また、お家に起きている劣化や不具合は、次の項目を確認しておくのがオススメ。
ひび割れ | 外壁にひび割れが起きているか見ておき、もしあれば、範囲や何か所くらいで起きているのか簡単に把握しておきましょう。 |
---|---|
剥がれ | 外壁が剥がれてしまっている場合も、ひび割れと同じようにどのくらいの規模なのか見ておいてほしいです。 |
色あせ | 色あせは、均一ではなくマダラに起きやすく、外壁を遠目で見てみたり近くに寄っても見てみるのがオススメです。 |
チョーキング | 外壁を触ると手に白い粉が付く現象を、チョーキングと言います。劣化により塗装の顔料が分離して表面に出てきてしまっている状態です。 |
カビ・コケ ・汚れ | カビやコケ、土ぼこりなどの汚れが外壁に発生していないか確認します。カビやコケは日陰になりやすい部分に発生しやすく、黒や緑に変色している場合が多いです。 |
サビ | お家の外壁まわりでサビている部分がないか見てみましょう。ポストや玄関灯、雨戸、雨樋の取付金具などの金属部分はもちろん、サビた脚立や自転車などが外壁に立てかけられていると、サビが外壁に移って汚れていることもあります。 |
サイディングの継ぎ目 | お家の外壁に継ぎ目がある場合、サイデイングと呼ばれる外壁材が使われていますが、継ぎ目部分にゴムのような弾力のあるコーキング材(シーリング材)という樹脂が詰められているはず。コーキング材がひび割れていたり、硬く弾力がなければ劣化のサインです。 |
雨漏り | 雨漏りが起きている場合は、下記のポイントを把握しておくと、業者さんも雨漏りの状況が分かりやすくなります。 |
・雨漏りし始めた時期 ・雨漏りしている場所 ・どの程度雨漏りするのか (雨染みが出来ている・2秒に一滴垂れる等) ・雨水が垂れる場合は、どんな時に症状が出るのか (小雨・横殴りの雨など) ・今のお家で雨漏り修理の経験があるか |
お家の劣化症状については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁の塗り替えサイン!?初めて塗装をしたい人が見逃しやすい5つの症状」
簡単に知識を付けておく
外壁塗装は専門的な工事になるため、初めてであっても工事経験があっても、難しくて一苦労です。
優良な塗装業者さんであれば、専門的な知識がなくても分かるように説明をしてくれますが、事前に少しでも、あなた自身で外壁塗装について知っておくのがオススメ。
下記の3つだけでも抑えておくと、塗装業者さんのお話が理解しやすくなったり、業者選びの負担も減らすことができます。
- 外壁塗装の相場
- 塗料の種類
- 悪徳業者の特徴
私と一緒に、3つの内容をここで簡単に確認しておきましょう。
外壁塗装の相場
約30坪の一般的なお家を外壁塗装する場合、約60~120万円が相場となっているため、100万円前後と覚えておくのがオススメ。
ただし、あなたのお家の傷み具合や、外壁の種類、行いたい工事内容などによっては、この相場どおりにならない可能性もあるため、塗装業者さんを呼んで、実際にあなたのお家を調査してもらう必要があるんです。
しかし、下準備の段階で相場だけでも知っておくと、費用面について考えやすくなったり、あまりにも高額・低額な見積もり金額を出してくる悪徳業者を見つけ出すことにも繋がります。
外壁塗装の相場については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「あの価格は高すぎ…だった?外壁塗装の本当の費用相場【30坪編】」
塗料の種類
外壁塗装はペンキを塗ってお家を強くキレイにする工事ですが、使う塗料にもいろいろな種類があります。
グレードと呼ばれる品質レベルで分類されており、お家の外壁塗装で一般的に使われるのは、下記のグレードの塗料。
塗料の種類(グレード) | 単価 | 次回の塗装までの期間目安 |
---|---|---|
シリコン系塗料 | 約2,500~3,500円 | 約7~12年 |
ラジカル制御型塗料 | 約3,500~4,000円 | 約8~13年 |
フッ素系塗料 | 約3,500~4,500円 | 約10~15年 |
無機系塗料 | 約5,000~5,500円 | 約15~20年 |
このように、金額の高い塗料ほど、塗装の寿命が長く期待できるため、次の外壁塗装までの期間が延び、長い目で見た時の工事回数を減らすことに繋がります。
しかし、あなたとご家族が、今後どのような暮らしをしていきたいのかによって、お家と塗料の相性は変わるため、塗料や外壁など「物」だけにとらわれず、「暮らし」という視点からも考えておくことが大切です。
塗料については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁塗装はあなた自身で「塗料を選ぶ時代」になりました。」
悪徳業者の特徴
外壁塗装は残念ながら、工事費用をだまし取る悪徳業者が潜む業界でもあります。
そのため、悪徳業者にだまされて大切なお金を奪われたり、お家を傷つけられないよう、特徴を知っておくことも大切。
- 訪問販売で突然お家にやって来る
- 10万円以上の大幅な値引きをする
- 不安をあおる・契約を急かす
- オリジナル塗料を勧められる
- 工事費用の支払方法が全額前払い
上記のような特徴がある場合は、悪徳業者の可能性が高く、手抜き工事をされたり、不正に高額な費用を奪われて逃げられてしまったり、大切なお家や車などを傷つけられてしまうなど、豊かな暮らしのための工事が、散々な結果となってしまいます。
少しでも怪しいと思ったり、不安を抱えた状態のまま、その場で即決して契約をしないようにしましょう。
悪徳業者については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「あなたも外壁塗装で悪徳業者にだまされてる?不安を解決できる全情報」
どんな暮らしがしたいのか
外壁塗装は、工事をすることが目的ではなく、ご家族との暮らしを豊かにするための大切なメンテナンスです。
その場の事だけを考えるのではなく、これから家族とどのように過ごしていきたいのか、という部分まで考えておくと、外壁塗装の失敗を防ぐことができます。
例えば…
外壁塗装は行いたいけれど、今のお家はこの先10年も住まない予定
⇒塗料のグレードを下げて、必要最低限の金額で塗装がしたいな…。
開業して自宅の一部を店舗として利用したい
⇒お店のイメージに合った色の塗料を使いたいな…。
看板工事も対応できる業者さんがいたら助かるな…。
このように、お家一軒一軒で生活環境は違うので、事前にこれからの暮らしを思い描いておくと、外壁塗装についても考えやすくなります。
要望がはっきりしていれば、塗装業者さんもあなたの想いに応えてあげやすくなるため、建物だけを見るのではなく、「暮らし」の部分まで想像してみてほしいです。
火災保険を利用したい場合
実は、火災保険を使ってお家の工事を行える場合があり、雨風や台風などが原因でお家が破損した時に、申請することができます。
そのため、雨漏り修理や屋根工事で適用されることが多く、火災保険を利用してお家を修理したい場合、まずはあなた自身で、下記の項目を確認しておきましょう。
- 加入している火災保険の契約内容を確認
- 破損箇所の写真を撮っておく
- 破損時の状況や日時を把握しておく
火災保険については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「え!?屋根修理で火災保険が使えたの?あなたが何も知らず後悔する前に。」
助成金・補助金を利用したい場合
日本の各市区町村では、お家のリフォームを支援する助成金・補助金制度を設けている自治体があります。
ただし、耐震や省エネを目的とした工事でなければ適用されない事が多く、外壁塗装の場合は、遮熱・断熱効果のある塗料を使った工事が、適用されやすいです。
そのため、助成金・補助金を利用して外壁塗装を考えている場合、あなたのお家の地域に助成金・補助金制度があるかどうかを確認しましょう。
- 助成金・補助金制度に、外壁塗装が適用されるものはあるか
- あなたのお家が助成金・補助金制度の対象になるかどうか
- 助成金・補助金制度の受付期間
さらに上記についても確認をして、あなたが助成金・補助金を利用して外壁塗装ができる状況なのかを、事前に把握しておくのがオススメです。
外壁塗装の助成金については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁塗装で助成金が受けられる!その条件と方法を知る」
【STEP2】業者探し
下準備が出来たら、お家の外壁塗装をお願いする塗装業者さんを探します。
そうは言っても、初めての外壁塗装であれば、塗装業者さんをどうやって探せばいいのか分からないですよね。
業者探しは、下記のような方法が挙げられるので、あなたに合った探し方で塗装業者さんを見つけてみましょう。
探し方 | 特徴 |
---|---|
近所にある業者さん | あなたのお家の近くに外壁塗装ができる工事店があれば、近場でお願いしやすいですが、近いからといって優良業者さんとは限らないので、お話をよく聞いてから決めるのがオススメ。 |
知り合いの業者さん | あなたの知り合いに塗装業者さんがいれば、業者探しの手間もなくなります。 ただし、行なってほしい工事や使いたい塗料に、対応できるとは限らないので、あなたのお家に合っているかどうかをしっかり考えてみましょう。 |
ホームページ | 自社のホームページを構える塗装業者さんが増えているので、たくさんの業者さんについて簡単に知ることができます。 しかし、塗装業者さんの量が多すぎて、どう選べばいいのか分からなくなってしまう場合もあるため、施工事例の内容や、業者さんの評判などをしっかり確認することが大事です。 |
ハウスメーカーさん | あなたのお家を建てたハウスメーカーさんであれば、探す手間が省けて、アフターフォローとして行なってくれるので安心感もありますよね。 ただ、ハウスメーカーさんは実際の工事を下請け業者さんにお願いするため、工事金額が高くなりがちです。 |
訪問販売の業者さん | 訪問販売で外壁塗装の見積もりをしてもらった場合、業者さんのお話や見積もり内容に納得できれば、そのままお願いするのも一つの手です。 ただし、訪問販売は悪徳業者がよく使う手口の一つでもあるため、よく考えずにその場で契約してしまわず、納得できる内容かどうかじっくり考えてから決めるのがオススメ。 |
チラシの業者さん | お家のポストに外壁塗装のチラシが入っていれば、その塗装業者さんに見積もりをお願いしてみることもできます。 しかし、チラシの業者さんの中には悪徳業者も潜んでいるため、見積もりをしても説明や見積もり内容に納得できなければ、別の業者さんのお話も聞いてみましょう。 |
一括見積もりサイト | 外壁塗装の一括見積もりサイトを利用すると、手間を掛けずに見積もりを取ることができます。 ただし、中には手数料が掛かってしまうサイトもあるので注意しましょう。 |
塗装業者さんの探し方については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁塗装の業者の選び方はどうすれば?不安になる前に見るべき情報」
【STEP3】現地調査
現地調査とは、塗装業者さんが外壁塗装の見積もりを作るために、あなたのお家を実際に調査すること。
下記のような道具を使って、外壁の面積を測ったり傷み具合を確認して、どの範囲にどんな工事が必要なのかを調べます。
カメラ | デジタルカメラを使う業者さんが多いです。地上からは見えない屋根の上を撮影するのはもちろん、外壁部分も劣化部分を撮影して、調査報告書や施工後のアルバムに載せてくれます。 |
---|---|
メジャー | 外壁やお家の各部位の面積を測るために使います。スケールやコンベックスとも呼ばれ、硬くて自由に曲がる金属製のメジャーを使う業者さんが多いです。 |
レーザー距離計 | レーザーを当てた所までの距離を測ることができるので、メジャーでは届かない長さ・高さを調べる時に便利です。 |
ハシゴ | 屋根やベランダの調査をするために、外からハシゴを掛けてのぼります。屋上と屋根が両方あるお家の場合は、一旦お家に上がらせてもらい屋上から屋根の調査をすることもあります。 |
メモ・方眼紙 | お家の構造や、面積・長さをメモするために使います。 |
ライト | 屋根裏など暗いところを照らすために使います。雨漏り調査で屋根裏を確認する時には必須です。 |
※ 外壁塗装コンシェルジュの加盟店さんにご協力いただき、現地調査の流れを撮影させて頂きました。
現地調査は、基本的にあなたも立ち会って行うのがオススメで、丁寧に調査をしてくれているか、実際に会ってお話しを聞いてみた感じなど、業者選びの判断材料をたくさん手に入れることが出来るんです。
しかし、あなたの予定が合わなかったり、普段忙しくて立ち合いができない場合は、立ち合いがなくても調査をしてくれる業者さんを探してみましょう。
外壁塗装の現地調査は、下記のように進められることが多いです。
- 業者さんに連絡して調査日時を決める
- 調査に来てもらう
- お家の状態を説明してもらう
優良な塗装業者さんかどうかを見極めるためには、現地調査の様子もしっかり見てほしいので、次のことに注意してみましょう。
最初の電話・メール連絡の対応
丁寧な受け答えができるかどうかも、業者選びで大切なポイントです。
基本的な礼儀やマナーが出来ていなければ、実際の調査や工事にも、それが反映されてしまう恐れがあります。
調査に掛ける時間
お家の現地調査は、一般的に30分以上かかるもので、お家や塗装業者さんによっては2時間ほど掛かる場合もあります。
しかし、5~10分程度で終わってしまうのであれば、丁寧に調査をしてくれていない可能性が高く、見積もりや工事の内容も同じようにされてしまう恐れがあるので、しっかりお家を見てくれているか確認しましょう。
また、屋根工事の見積もりを出してもらう場合は、屋根にのぼらなければ傷み具合も分からないため、しっかり屋根にのぼって見ているかどうかも見てほしいです。※お家の立地や造り、屋根の状態によっては、屋根にのぼっての調査が難しい場合もあります。
ただし、中には屋根にのぼらない調査方法(撮影ポール・ドローンなど)をとる塗装業者さんもいます。
現地調査については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「お家にも「健康診断」が必要なの?外壁塗装があなたに必要なお話」
訪問販売の屋根調査に要注意
訪問販売で来る業者さんの中には、悪徳業者が多い傾向があるため、訪問販売の業者さんを屋根にのぼらせると、逆に下記のようなトラブルが発生する場合もあります。
- わざと屋根を傷つけ、工事が必要な状況を作る
- 写真を撮る振りをして、まったく別の屋根の劣化部分を撮影した写真を見せる
- 傷んでいるのに必要な工事提案をせず、金額の安さで契約を誘う
このような不正が出来てしまうのは、悪徳業者が屋根にのぼると、上で何をされているのか見えなくなってしまうから。
すべての訪問業者さんが悪徳業者という訳ではありませんが、トラブルになる可能性は高いので、訪問業者さんはなるべく屋根にのぼらせないのがオススメです。
調査報告の内容
あなたが現地調査に立ち会えない場合、調査結果の報告を電話やメールでもらったり、後日お家に来てもらって直接説明してもらうことが多いです。
場合によっては、見積書の提出と一緒に調査報告をすることもありますが、いずれにしても詳しく説明してもらわなければ、あなたが不在の間にどんな調査をしていたのか不安ですよね。
調査報告書として、写真や文章で書面にして渡してくれる塗装業者さんもいるので、丁寧にお家の状態を報告してくれるかどうか、しっかり確認しましょう。
【STEP4】見積書を受け取る
塗装業者さんはお家の調査を行うと、調査結果を元に見積書を作ってくれます。
一般的に見積書を作る時は、様々な事を考えながら細かい計算をしていくので、作成に1~2週間ほど掛かりますが、現地調査をしてもらった日に、見積書の提出予定日を確認しておきましょう。
また、見積書をもらった時、まずは下記の事に注目してほしいです。
- 有効期限
- 見積もり内容の説明
その場で簡単に確認しやすい部分なので、2つのポイントを一緒に詳しく見ていければと思います。
ポイント1.有効期限
外壁塗装の見積書には、有効期限が設けられていることが多く、優良業者さんであれば1ヶ月~3ヶ月ほどが一般的ですが、1ヶ月に満たない有効期限で提示してくる業者さんには注意が必要。
そもそも、外壁塗装の見積書に有効期限がある理由は、現地調査を行ってから長期間空くと、お家の状態が変わる可能性があるからです。
見積もりをしてから契約・工事を行うまでの間に、暴風雨などで今までになかった破損が生まれると、現地調査・見積もり作成をやり直す必要があり、追加工事が発生してしまうことに。
しかし、だからと言って1~2週間しか有効期間をもらえないと、大切なお家のメンテナンスにも関わらずあせって考えることになり、外壁塗装の失敗に繋がります。
見積書の有効期限が1ヶ月未満の場合、契約を急かす悪い業者の可能性が高いため、あなたの気持ちに余裕をもって考えさせてくれる優良業者さんを選んでほしいです。
見積書の有効期限については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「なぜ?外壁塗装の見積書に「有効期限」が書かれている理由」
ポイント2.見積もり内容の説明
見積書を提出してもらう際には、塗装業者さんが内容を説明してくれるはずなので、あなたが理解できるようにお話ししてもらう必要があります。
優良業者さんは、出来る限り専門用語を使わず、誰にでもわかるように解説してくれますが、それでも分からないところは出てくるはず。
そのため、必ず質問して疑問や不安点を無くすことで、納得できる見積もり内容かどうかを判断していくことができます。
もちろん、この後じっくり考えていく最中にも、分からないことはどんどん出てくると思うので、まずは見積書をもらった時点での、あなたの中に生まれた疑問や不安を塗装業者さんにお話ししてみましょう。
【STEP5】じっくり考える
見積書をもらって、塗装業者さんから説明も受けたら、あなたとご家族で下記の内容をじっくり考えてみましょう。
- 塗装業者さんの対応
- 見積書の書き方
- 見積もり金額
- 塗装業者さんの人柄
- 保証・支払方法
- 打ち合わせを重ねる
どのように考えていけばいいのか、一つ一つ一緒に見ていければと思います。
塗装業者さんの対応
塗装業者さんがどんな対応をしてくれたのか、最初に現地調査の日取りを連絡し合ったところから、思い返してみましょう。
「いいな」と思ったところは? | 「よくない」と思ったところは? | |
---|---|---|
例 | ・礼儀やマナーがきちんとしていた ・説明が丁寧で分かりやすかった ・小まめに連絡してくれる ・細かい気配りをしてくれた ・質問に根拠をもって答えてくれた ・他社との比較も勧めてくれた ・家族や今後の暮らしも考えてくれた …etc | ・言葉遣いが悪く横柄な印象 ・遅刻をしてきた、謝罪の姿勢がない ・連絡しても日が経ってから返事が来た ・専門用語ばかりで、解説もなかった ・質問しても、ごまかされている気がする ・急かしてくる感じがした ・他社の悪口を言っていた …etc |
見積書の書き方
見積書の内容は、工事内容にそのまま反映されるため、あなたにも分かるように詳しく書いてもらう必要があります。
一つの作業に対して、数量や単価、使う材料などが細かく書かれていると、何がどのくらいの範囲に、いくら掛けて行われるのか、お家に行われる作業の詳細を知ることに繋がるんです。
悪い見積書の例
内容 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
足場・ネット工事 | 一式 | 300,000円 | |
洗浄工事 | 一式 | 33,500円 | |
外壁塗装工事 | 一式 | 850,000円 | |
付帯部塗装工事 | 一式 | 300,000円 | |
諸経費 | 一式 | 500,000円 | |
雨樋塗装 | サービス | ||
合計 | 1,533,500円 |
良い見積書の例
内容 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
【仮設工事】 | |||
足場(設置・撤去) | 253.8㎡ | 500円 | 126,900円 |
飛散防止ネット | 240.4㎡ | 150円 | 36,060円 |
【洗浄工事】 | |||
高圧洗浄 | 215.0㎡ | 150円 | 32,250円 |
【シーリング工事】 | |||
外壁目地シーリング打ち替え | 110.2m | 900円 | 99,180円 |
【外壁塗装工事】 | |||
下塗り | 156.3㎡ | 750円 | 117,225円 |
中塗り | 156.3㎡ | 1,200円 | 187,560円 |
上塗り | 156.3㎡ | 1,200円 | 187,560円 |
【下地処理】 | |||
ケレン作業 | 一式 | 13,000円 | |
諸経費(産廃処理・交通費・通信費等) | 一式 | 30,000円 | |
小計 | 829,735円 | ||
消費税(10%) | 82,973円 | ||
端数値引き | -2,708円 | ||
合計 | 910,000円 |
このように比べてみると、見積書は内訳をしっかり書いてもらう方が安心ですよね。
大まかな書き方の見積書であなたが納得しても、工事が始まってから、「見積もり範囲に含まれている・含まれていない」というトラブルが起きる可能性もあるため、出来るかぎり書面として細かく記載してもらうのがオススメです。
見積書の書き方については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「見積書に不明な費用が載っているのですが・・・」
見積もり金額
外壁塗装に掛かるお金の部分は、とっても大事なところですよね。
塗装業者さんからの説明に根拠があれば、見積もり金額にも納得できるはずですが、安いという理由だけでは決めないようにしてほしいです。
塗装業界には、工事費用をだまし取る悪徳業者も潜んでおり、金額を安く見せて契約を誘う手口を使ってくることが多いため、金額だけに目を向けるのではなく、塗装業者さんのお話もしっかり聞くようにしましょう。
大幅値引きに注意
外壁塗装の悪徳業者は、10万円以上の大幅な値引きをすることがありますが、一般的に、高額な値引きは簡単にできるものではありません。
大幅値引きをすると、最低限の利益を得ることが難しくなり、会社が成り立たなくなってしまうため、優良業者さんは値引いても10万円以内に留めることが多いです。
見積もり金額については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「信用して大丈夫?外壁塗装の安い見積もりに隠された罠」
塗装業者さんの人柄
あなたと塗装業者さんの、価値観や人間性が合うかどうかも大切なところ。
- 自然に話しやすい
- 質問しやすい
- 馬が合う
このようなところで塗装業者さんとの相性が合うと、工事に入ってからはもちろん、工事後も気軽にお家のことを相談することができます。
「我が家の外壁塗装をお願いしたい」と心から思えるかどうか、あなたの中で、またご家族とも一緒によく考えてみましょう。
保証・支払方法
外壁塗装では、自社の保証を付けてくれる業者さんがほとんどなので、保証内容をしっかり確認しておきましょう。
期間が長すぎる保証には注意が必要で、外壁塗装に10年以上の保証が付く場合、名ばかりの保証となっている可能性があるため、保証が適用される条件をよく確認しておくのがオススメです。
また、工事費用の支払いについても確認しておく必要があり、ローンやクレジットに対応していない塗装業者さんもあるため、あなたが希望する支払い方法に対応しているか聞いておきましょう。
さらに、工事費用を支払うタイミングにも注意してほしいのですが、業者さんごとで下記のように支払う回数が変わってきます。
- 工事前・工事中・工事後
- 工事前・工事後
- 工事後に全額支払い
優良業者さんの多くは、工事後に全額支払いの形を取りますが、工事の前に全額支払いをさせる業者は、お金だけ受け取って逃げてしまう悪徳業者の可能性も。
工事内容や金額に意識がいってしまいがちですが、金額の「支払い」という点も、しっかり確認しておくことが大切です。
外壁塗装の保証・支払については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「知っておきたい外壁塗装の保証内容」
「外壁塗装の費用を支払うタイミングを知りたいのですが・・・」
打ち合わせを重ねる
外壁塗装の見積もりを考える時は、塗装業者さんと会ってお話しする機会を、何回か設けるのがオススメ。
「この業者さんにはお願いしたくないな…。」と、初めの時点で思った場合は別ですが、良いのか悪いのか、まだよく分からないという場合は、塗装業者さんと何回かお話ししてみてほしいです。
打ち合わせを重ねることには、下記のような意味があります。
見積もり内容を見直していく
見積書は、初めにもらった内容のまま工事にも適用されるわけではありません。
塗装業者さんが最初に作ってくれる見積書は、あくまでお家の調査を元に作った提案段階なので、その提案をあなたが受けて、工事の内容に対して相談したり要望を加えていきます。
そのため、見積もり内容はあなたと塗装業者さんとで、一緒になって作り上げていくものなんです。
当然、見積もり金額も変化していくため、最初に出された見積もり金額が全てと考える必要はありません。
お互いを知っていく
塗装業者さんは、あなたと同じように「人」なので、お互いの価値観や考え方は、お話しを重ねるほど知ることができます。
何回かお話ししてみて「この業者さんはちょっと違うかも…。」と思ったり、「我が家の暮らしをこんなに想ってくれるんだ」というように、良くも悪くも、初対面では気づけなかった業者さんの本質がどんどん見えていくんです。
見積もり内容の相談をしつつ、業者さんの人柄も見るようにしましょう。
決め手に掛けるなら相見積もり
とりあえず塗装業者さん1社にお家を見てもらい、見積もりを出してもらったけれど、
「金額や工事内容が適正かどうかわからない…。」
「質問しても不安が残っている…。」
「提案内容に納得できない」
このような状態で止まってしまった場合は、ほかの塗装業者さんにもお話を聞いてみてほしいです。
業者さんの比較をしてみると、悪徳業者の不正な見積もりに気が付くことができたり、お家の状態やあなたの要望に合った提案をしてくれる業者さんに、出会いやすくなります。
また、見積もり内容だけでなく、いろいろな塗装業者さんとお話ししてみることで、価値観や人間性といった相性の良さも比べることが出来るんです。
1社の見積もりで、何となく決めかねている場合は、相見積もりをして少し視野を広げてみましょう。
外壁塗装の見積もりについては、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「選択間違えは負け組に?外壁塗装の正しい見積もりのやり方を公開」
【STEP6】塗装業者と契約
あなたが、「この業者さんになら、我が家の工事をお願いしたい!」と思える塗装業者さんを選ぶことができたら、契約を交わします。
その際は、下記のような必要書類の確認をしっかり行わなければ、トラブルに繋がる恐れがあるため、一緒に見ていきましょう。
契約書
外壁塗装の契約書は、「○○工事請負契約書」というような名前がほとんどですが、契約書に関して下記の項目に注意してほしいです。
契約書を発行してくれるか
塗装業者さんと外壁塗装の契約を交わす時は、必ず契約書を作ってもらいましょう。
契約書には、あなたがどのような条件で業者さんにお金を払うのか、塗装業者さんがどのような条件であなたのお家を工事するのかなど、お互いの取り決め事項が記載されます。
そのため、契約書が発行されないまま工事を進めてしまうと、「約束と違う!」というトラブルが起きた時、証明するものがなくなってしまうため、形として残しておく必要があるんです。
契約書の内容を確認
契約書の内容をよく読んで、納得できない部分や、疑問に思う点がないか確認してほしいです。
塗装業者さんと一緒に契約事項を見ていき、分からないことや不安なことは質問して、しっかり解決しておきましょう。
契約書に書かれている事に対して、お互いの認識が食い違っていないかを確認するためにも、慎重にお話しを進めていくことが大切になります。
クーリング・オフの内容を確認
クーリング・オフとは、法律で消費者を守るために設けられている制度で、契約をしてから8日以内であれば、契約の取り消しができます。
もしもの時のために、「クーリング・オフができる」という内容がきちんと記載されているかどうか、確認しておきましょう。
外壁塗装のクーリング・オフについては、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁塗装のクーリングオフはどうすれば?分かりやすく丁寧に教えます」
保証・支払方法の確認
外壁塗装工事に付く保証内容や、支払い方法などが記載されているかどうか、また、打ち合わせ通りの内容になっているかどうかも、しっかり確認してほしいです。
工事後、トラブルがあった時に頼りになるのは契約書なので、細かいところまでよく見ておきましょう。
工程表
工程表とは、外壁塗装工事のスケジュール表のことで、塗装業者さんによって工程表が発行されるタイミングは変わる場合がありますが、契約の際、一緒に作って持ってきてくれることが多いです。
一般的にゆとりを持ったスケジュールで組まれますが、外壁塗装は天候に左右されるため、工程表どおりに進まないことも。
順調に進めば、2週間前後で工事は終わりますが、2、3日で終わってしまうような業者さんは、必要な工程を不正に省いている可能性があるため、注意してほしいです。※ 一般的に職人さん1~2人で行われ、その場合の工事期間目安が2週間前後となります。
工事前・工事中の注意事項を確認
外壁塗装の工事期間中は、普段と違った生活になる可能性が高いので、工事の間に気を付けることなどを事前に聞いておきましょう。
- ご近所へのあいさつ回りはどのように行ってくれるのか
- 車などがある場合は、そのまま普段の駐車スペースに留めておいて大丈夫か
- お家の周りはどこまで片づけておいた方がいいのか
- 工事中、洗濯物が干せる期間はあるか
- 工事中、換気をしても大丈夫な期間はあるか
塗装業者さんにお家の塗装工事をお願いするので、あなたの方も、業者さんが作業しやすいように準備をしておく必要があります。
工事をスムーズに進めるためには、塗装業者さんへ任せきりにせず、あなたと業者さんが協力することが大切なんです。
外壁塗装の契約については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「トラブルを防ぐ?外壁塗装の契約で注意すべき6つのこと」
【STEP7】外壁塗装工事
いよいよ工事の段階に入りますが、一般的に下記のような流れで進められます。
【1】 | あいさつ回り | 期間の目安:半日 |
---|---|---|
作業に入る前に、ご近所さんへあいさつ回りを行います。工事初日の1~2週間前に済ませたり、前日や初日に改めてあいさつをする塗装業者さんもいます。ご近所トラブルを防ぐためにも、あいさつ回りはとても大切な工程です。 | ||
【2】 | 足場工事・メッシュシートの設置 | 期間の目安:半日~1日 |
塗装業者さんが作業しやすいように、鉄パイプや鉄板で出来た部材で、お家の周りに足場を作り、メッシュシートを張って塗料の飛散を防ぎます。組み立て時に大きな音が鳴り、お家の見た目もガラリと変わりますが、適正な塗装工事のために大事な準備です。 | ||
【3】 | 高圧洗浄・養生 | 期間の目安:1日 |
高圧洗浄で、外壁に付着した汚れを浮かして洗い流しておくと、その後に塗る塗料がしっかり密着してくれます。養生は塗装する必要のない部分をビニールシートで保護する作業のことで、塗料の飛散を防ぐために大事な工程です。 | ||
【4】 | 下地処理 | 期間の目安:半日~1日 |
下地処理も、高圧洗浄や養生と順番が前後する場合もありますが、古い塗装を剥がしたり、素材によってはわざと細かい傷をつけたりすることで、塗料の密着性を高めます。塗れば見えなくなってしまう工程ですが、塗装を長持ちさせるための大切な作業です。 | ||
【5】 | 塗装・手直し | 期間の目安:1~3日 |
いよいよ塗料を塗る作業に入り、一般的に塗料は3回塗り重ねていきますが、使う製品や外壁の種類、傷み具合によっては2回塗りや4回塗りになる場合もあります。また、塗料を1回塗るたびに、しっかり乾かしてから次の塗料を塗らなければ、すぐに剥がれる原因となるため、きちんと工程を守りながらも、天気や気温・湿度を読んで臨機応変に対応できる、優良業者さんを選んでほしいです。 | ||
【6】 | 足場解体・掃除・点検 | 期間の目安:1日 |
足場を解体して、最後に掃除と点検をすれば工事完了ですが、足場の解体前に、塗装業者さんと一緒に塗り漏れなどがないか確認しておきましょう。お家の周りから足場がなくなると、キレイに生まれ変わったお家全体をようやく見ることが出来るので、気持ちも晴れやかになるはず。 |
上記は外壁塗装の大体の流れとなり、工程は業者さんや工事内容によって前後することがありますが、工事期間という点でも、上に書かれている日数より長くなったり短く済む可能性があります。
外壁塗装は一般的に2週間前後かかりますが、天気や気温、湿度によって進み具合は大きく変わってくるため、天候に左右されることも頭に入れておきましょう。
外壁塗装工事の工程については、下記の記事も参考にしてもらえればと思います。
⇒「外壁塗装の工程と期間には守るべきルールがある」
【STEP8】工事後
長かった工事が終わり、塗料のニオイや足場の組まれたお家など、普段とは違う環境から解放されて、キレイなお家に一安心できるところだと思います。
しかし、まだ気を抜かずに最後のステップをしっかり踏んでおきましょう。
保証書を受け取る
保証書は一般的に、工事が終わってから塗装業者さんが発行して渡してくれます。
打ち合わせや契約の内容通りに保証書が作られているかどうか確認して、きちんと保管しておきましょう。
保証期間内に、適用条件となる劣化がお家に起これば、保証書を使って工事をすることができます。
施工アルバムを受け取る
すべての塗装業者さんが行うサービスではありませんが、業者さんによっては、工事前から工事後までの工程写真をまとめた、施工アルバムを作って渡してくれます。
塗装前・塗装後の比較写真や、作業工程の写真と一緒に、作業内容などが記載されていることが多いですが、お家の思い出として保管できるだけではありません。
次回の塗装工事を行う時に、前回行った工事内容・工事個所がすぐわかるため、塗装業者さんの現地調査や見積もり作成がスムーズに進められるんです。
工事費用の支払い
契約どおりの方法で、工事費用の支払いを行いますが、工事前や中間に費用の何割かを支払う形であれば、その都度お金を支払います。
優良業者さんは、「自分たちが適正な塗装工事を行なって、初めて費用を頂ける」というように考えるため、工事後に全額支払いという形式の会社が多く、あなたにとっても工事後に全額支払う形の方が安心ですよね。
しかし、地元の小さな業者さんの中には、工事前や工事中にも、費用を支払ってもらうところがありますが、工事前に費用の全額が業者側に渡ってしまうような支払方法は、逃げられてしまう可能性もあるため注意しましょう。
最後に…。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
外壁塗装の全体像をご紹介させて頂きましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の外壁塗装に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、外壁塗装の全体像に関する安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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適正な価格や工事内容で外壁塗装がしたい…
誰だって初めてのことには不安を覚えるもの。
私たちのような中立の立場である無料サービスを活用いただき、アドバイス・サポートで安心できる外壁塗装をお手伝いできればと思っています。※外壁塗装コンシェルジュとは
適正な価格や工事内容で外壁塗装ができる工事店選びから、見積もり金額の適正診断など、全て無料で承らせていただいているので、お気軽に連絡をいただければ嬉しいです。
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