学校や職場では教えてもらえない、塗装工事を安くする方法を学ぶことができます。
外壁塗装コンシェルジュ 塗装工事のアドバイザー
あまり教えてもらえない事なのですが、塗装工事は「屋根」と「外壁」を同時に塗装することで、費用を抑えることができます。
塗装工事は、約10年周期で行われる、お家にとって大切なメンテナンスのひとつです。
定期的に行う必要があるということは、そのぶんお金もかかるという事になるため、少しでもかかる費用を安くして、そのぶん普段の生活に回したいですよね。
あなたのご家庭の負担が少しでも減らせるように、一緒に必要な情報を見て頂けると嬉しいです。
- 目次
- 屋根と外壁を同時に塗装するとお得なワケとは?
- 「屋根」と「外壁」を同時に塗装するには、まず何をしたらいい?
- 実際に、屋根と外壁を同時に塗装した場合、どんなことが行われる?
- 屋根と外壁の同時塗装は、誰に依頼すればいいの?
- 外壁と屋根を同時に塗装した工事の事例
- 最後に…
塗装工事の相談、または、信頼ある業者さん選びに不安を感じている場合、0120-929-609(相談受付24時間)に電話をかけて頂き、電話口で「塗装工事の相談がしたい」とお伝え頂ければ嬉しいです。※ 事前に情報を伝えた上でご相談されたい場合はフォームをご利用ください。
※ ご利用無料 / どんな小さな事でも相談可(全国対応) / 累計1万人のご利用実績あり(2024/11/21現在)
屋根と外壁を同時に塗装するとお得なワケとは?
屋根と外壁の塗装工事を同時に行うことで費用が安くなる理由としては、別々にすると足場を2回建てなければならないところ、1度で済むため、足場代が減らせるからです。
足場というのは、建物工事を行う際に、お家の周りを囲うように建てられる鉄パイプの仮設足場のことです。
屋根も外壁も、それぞれ塗装をするためには足場が必要となり、足場代だけでも約30坪ぐらいのお家だと10~20万円ほどかかります。
もう少し具体的に知るために、以下のシミュレーションを見てみましょう。 ※ 新築・約30坪・外壁はサイディング・屋根はスレートのお家でシミュレーション。
別々で工事をした場合
工事箇所 | 築10年 | 築20年 | 築30年 | 合計 |
---|---|---|---|---|
屋根 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 330万円 |
外壁 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
同時に工事をした場合
工事箇所 | 築10年 | 築20年 | 築30年 | 合計 |
---|---|---|---|---|
屋根・外壁 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 300万円 |
これは、築10年ごとで塗装工事を「別々」に行った場合と、「同時」に行った場合のシミュレーションになりますが、30万円ほどの差が出てきています。
「たった30万円」「30万円も!?」と感じ方は人それぞれだと思います。
しかし、30万円もあればご家族でリッチな旅行に行けたり、好きなモノにお金を使えたりするはずです。
ちょっとした進め方の違いで、これだけの金額の差が出てくるのであれば、屋根と外壁を同時に塗装するメリットについて、なんとなく分かって頂けたかと思います。
上のシミュレーションでは、足場代を約10万円で計算していますが、建物が大きくなればそのぶん、足場代も高くなっていくため、一度に全てを塗装することが費用を安くする方法だということを、覚えておいてもらえると嬉しいです。
実は、同時塗装のメリットを知らない方が多いです。あなたのご近所さんで塗装をしている方も、別々に塗装をしている場合があるので、塗装工事で覚えておきたい知識の1つになります。
同時に塗装をすると値引きがされやすい?
同時に塗装をすると金額も高くなるし、値引きをしてくれるんじゃないか?というイメージを持たれるかもしれません。
しかし、あまり過度な値引きを期待してはいけません。
たしかに、屋根や外壁単体の塗装工事の金額より、少しでも工事金額が高い同時塗装のほうが、業者さんの利益は増えます。
そのため、同時に塗装を頼むと業者さんによっては値引きを入れてくれる場合もあります。
ここで気を付けたいポイントとしては、戸建て住宅の塗装工事であれば、高くても値引きは10万円以内ということです。
優良業者さんの多くは、適正な価格で自社にも利益が入るギリギリで見積もりを作ってくれているので、出された見積もりから大幅な値引きをしたら、考えていたプランの適切な工事ができなくなります。
最大限がんばってもらっても、1割いくかのレベルです。
屋根・外壁の同時塗装は、100万円前後が相場といわれているので、10万円以内といった金額が最大限の値引きであり、それ以上の値引きは工事プランを根底から覆すことになるので、手抜きや不正が発生しやすくなります。
金額が高くなると値引きがされやすくはなりますが、値引き額に気を付けて、優良業者か悪徳業者かを見極めてほしいです。
屋根と外壁の塗装をする際の費用相場
「同時に屋根と外壁の塗装をした場合は安くなるんだ」という印象を持って頂けたら嬉しいです。
しかし、安くなることは分かったけど、そもそも塗装工事の金額ってどれくらいなの?という不安もあると思います。
ここで塗装工事の費用相場例を見てみましょう。
お家の状況・選んだ業者さんによって、金額が変わってくるので、あくまでも相場といった視点で見てください。
例えば、
- 屋根材に発生している症状(剥がれ・欠けなど)
- 外壁材に発生している症状(ヒビ・剥がれなど)
- 業者さんの組織体制・仕入れ先・技術
他にも、あなたのお家の立地状況、日陰の有無、気候の違いなど、全国を見渡しても、同じ状況のお家はひとつもありません。
塗装工事は完全にオーダーメイドで見積もりを取る必要があり、決まった定価が出せないため、相場といった費用例でお伝えさせて頂きます。
築年数別の費用相場
下記の費用相場は、私たち外壁塗装コンシェルジュに加盟頂いている優良店さんが出したお見積りを元に、相場を算出したものになります。
築年数 | 平均費用 |
---|---|
築6~10年 | 1,133,892円 |
築11~15年 | 1,310,160円 |
築16~20年 | 1,205,942円 |
- 同時塗装の費用相場例をもっと見たい方
- 【外装塗装の相場】271人の実例を元にしたリフォーム平均!
地域ごとで違う同時塗装の費用相場
下記の表は、政府統計の総合窓口「e-Stat」で公表されている、お家の平均延べ床面積を参照して相場を概算し、独自に出した相場です。
平均延べ床面積が広い
地域 | 平均費用 |
---|---|
富山県 | 1,147,075円 |
福井県 | 1,125,745円 |
山形県 | 1,102,345円 |
石川県 | 1,085,065円 |
新潟県 | 1,081,420円 |
- 同時塗装の費用相場例をもっと見たい方
- 発表します!都道府県別「外壁塗装の相場ランキング」
人口が多い地域
地域 | 平均費用 |
---|---|
横浜市 | 1,039,772円 |
大阪市 | 1,100,117円 |
名古屋市 | 1,238,965円 |
川崎市 | 1,087,157円 |
神戸市 | 1,137,580円 |
さいたま市 | 1,109,755円 |
広島市 | 1,172,005円 |
千葉市 | 1,152,767円 |
世田谷 | 1,150,742円 |
堺市 | 1,091,140円 |
「屋根」と「外壁」を同時に塗装するには、まず何をしたらいい?
屋根と外壁を同時に塗装するには、塗装するための流れを覚えておくのがオススメです。
大まかな流れとしては、
- 1番目:まず初めにどんな屋根・外壁にしたいかを考える
- 2番目:業者選び
- 3番目:塗料選び
この3ステップです。
それぞれ、あなたにとって大事なポイントがいくつも含まれているので、一緒に見ていきましょう。
1番目:まず初めにどんな屋根・外壁にしたいかを考える
本当は、塗装の前に決めておくべきことがほかにもあるのですが、「汚くなってきたから、塗装したい!」と、キレイにすることのみ考えていらっしゃる方が多くいます。
自分の希望が明確になっていないと、塗装業者の提案をそのまま受け入れてしまって、結局、満足いかない塗装になってしまうことがあります。
まず初めに、今の屋根と外壁の状態をどうしたいのかを考えることが重要だと覚えておきましょう。
「屋根を、外壁を、どういった状態にしたいか……」こう考えてしまうと、なかなか出てこないと思うので、私たちにご相談してくださった方々の塗装する上での希望を参考にしてみましょう。
- 新築時のようなキレイな家に戻したい
- 同時塗装で定期的に発生するメンテナンス費用を抑えたい
- 色をガラッと変えて気分を一新させたい
このような具体的な希望・基準を持つことで、どれくらいの予算にしたいか・どの塗料を使用するかなどが見えてきます。
また、具体的な希望があると、塗装業者側もあなたの本当の希望に沿った提案をすることができ、失敗しない満足のいく塗装に仕上がります。
あなたの希望が曖昧だった場合、何が起こる?
屋根と外壁を同時に塗装することで、費用を安くさせる目的は達成できますが、それは金額だけの目的達成です。
塗装を行いお家の保護をするということは、あなたの今後の暮らしを一緒に考える事でもあり、それを叶えるために業者さんが最適な工事プランを考えてくれます。
もし、あなたの希望が曖昧だった場合、何が起こるのでしょうか。
なんとなく塗装が終わって、ただただお金が減っただけ。
→金額にしか意識がいっていなかったため、不満が残りやすくなります。
塗装工事はしたけど業者まかせにしたから、何が塗られているか分からない。
→その後、何十年という生活に不安がのこり、ストレスを抱える日々になってしまいます。
これは大げさな表現かもしれませんが、外壁や屋根に対してどうしたいかの希望がなければ、安くなることだけにしか意識が向かず、結果的に不満足な塗装工事になる可能性が高いです。
希望が完全に叶うわけではなく、お家の状況や業者さんの技術にもよりますが、業者さんと塗装工事の方向性をすり合わせていくためにも、塗装を行う前に「塗装を行ってどういった状態にしたいのか」希望をしっかりと持つようにしましょう。
もし、どういった塗装をすべきか悩んでいらっしゃる場合は、私たちのような第三者機関である無料の相談窓口へ話を入れてみると、あなたの想いも固まってくるかもしれません。
ご家族やお友達に話す形でもいいので、塗装を行ってどういう状態にしたいかを考えてもらえると嬉しいです。
2番目:業者選び
屋根と外壁の塗装が成功するか失敗するかは、99%業者選びにかかっているといっても過言ではありません。
優良業者と悪徳業者ではっきりした違いが生まれてきます。
項目 | 優良業者 | 悪徳業者 |
---|---|---|
見積もり | 適正価格で見積もりを出してくれる | 金額を不当に操作して相場より高い見積もりを出してくる |
塗装 | キレイ・丁寧な塗装でその後約10年は保つ塗装にしてくれる | 塗装が雑で1〜2年ですぐ剥がれてきてしまう |
態度 | 礼儀正しく、好感が持てる | 態度が悪く気分を害する |
アフターフォロー | すぐに駆けつけてくれる | 無視をする、何回か連絡してやっと来る |
大げさな比較かもしれませんが、実際にこのような違いがあるため、塗装が成功するか失敗するかは業者選びにかかっていると言えます。
悪徳業者の実態を、協力加盟店さんから情報共有を頂いたので、「悪徳業者による手抜き工事の事例を公開。安心できる外壁塗装のためには?」という記事に書かせてもらっています。
悪徳業者の所業を追った記事になっているので、こちらを見てもらえると、いかに優良業者に塗装をお願いできるかが、塗装工事を成功に繋がるのかが分かって頂けると思います。
また、せっかく屋根と外壁の同時塗装で費用を削減できたとしても、悪徳業者の塗装ですぐに剥がれてしまったり、やり直しが発生すると、削減できた分の費用分はあっという間に消えてしまったりします。
怖い話になってしまい申し訳ありませんが、それだけ塗装業界では優良業者さんを選ぶことが絶対なのです。
3番目:塗料選び
塗料の種類によって、7年以上保つもの、15年も保つものなど耐久年数(効果が期待できる年数)が違います。
耐久年数が長い塗料を選ぶことで塗り替え回数を減らし、将来的な家のメンテナンス費用を抑えることも可能です。
また、暑さを防いでくれる遮熱・断熱の効果がある塗料や、防食性の強い塗料などもあり、どんな効果をつけたいのかによっても選ぶ塗料が変わります。
塗装をするために、あなたの希望が叶えられる塗料を選ぶことが大事です。
屋根と外壁で使われる塗料には系統がある?
屋根と外壁を同時に塗装するのであれば、屋根と外壁に対してそれぞれ使う塗料を決める必要があります。
下記表のグレードとは、塗料の品質ランクになるので、グレードが高くなれば高くなるほど、金額も上がっていきます。
また、費用に関しては、約30坪ほどのお家の屋根と外壁を、同時に塗装した場合の参考相場となっています。
塗料の違いで10万円以上も差が出てくるので、塗装工事において塗料選びも金額を左右するポイントだと覚えてください。
グレード | 塗料 | 費用相場(屋根・外壁の同時塗装) |
---|---|---|
グレード1 | アクリル系 | 70万円~ |
グレード2 | ウレタン系 | 80万円~ |
グレード3 | シリコン系 | 90万円~ |
グレード4 | ラジカル系 | 95万円~ |
グレード5 | フッ素系 | 100万円~ |
グレード6 | 無機系 | 110万円~ |
「いきなりどんな塗料を選べばいいのかなんて分からない……」こういったお気持ちが正直なところだと思います。
そのため、塗装工事が初めてでも、どんな塗料を選べばいいのかシミュレーションできるので、塗料選びに迷った場合は、「あなたにピッタリ合う塗料選びシミュレーション」をご活用頂けると嬉しいです。
実際に、屋根と外壁を同時に塗装した場合の工事の流れ
屋根と外壁の同時塗装では実際にどんなことが行われるのか、塗装の工程について順を追って見ていきたいと思います。
悪徳業者の場合は、基本の工程(ルール)を完全に無視して、よりお金(人件費・材料費など)が掛からない方法で塗装しようします。
あなた自身で、きちんと工程を知っておけば防げることもあるので、ぜひ覚えてもらいたいです。
- 目次
- 工程1:屋根と外壁の劣化状態を調べる(現場調査)
- 工程2:塗装を行うために欠かせない足場の設置
- 工程3:塗装の前の洗浄
- 工程4:周りを汚さないための養生
- 工程5:下地処理
- 工程6:塗装の開始
- 工程7:塗装の確認・直し
- 工程8:足場の解体・片付け
- おまけ:屋根と外壁を同時に塗装した場合の日数はどれくらい?
工程1:屋根と外壁の劣化状態を調べる(現場調査)
あなたのお家の屋根材の割れ・汚れ具合などの確認、外壁のヒビ割れや以前どんな塗装が行われていたのかを確認します。
悪徳業者の場合は数分、5~10分前後しか確認してくれませんが、優良業者さんであれば、屋根と外壁を一緒に見るため、30分~1時間はじっくり見てくれるはずです。
そして、きちんと調査した上で、あなたに「調査報告書」とそれに基づいた塗装プランの「見積もり」を提出します。
ポイント! きちんと調査が行われなかったことによって、劣化症状の見逃しなどが起き、追加工事に発展する場合もあります。最初からじっくりと調査をしてくれる業者を選びましょう。
工程2:塗装を行うために欠かせない足場の設置
鉄パイプなどで組まれる足場ですが、なぜ必要なのか知らない方も多いです。
安定した足場があるからこそ、キレイな塗装が可能になります。
例えば、足元がグラグラして踏ん張りが効かない場所では立つのすら難しく、そんな状況下では精密な塗り替えが行えません。
足場は、キレイな塗装をするための必需品であるため、必要なものだと覚えてもらいたいです。
ポイント! 悪徳業者は「足場代を無料にします」「近所で工事しており、そこから移動するだけだから足場代掛からない」とあなたを騙そうとしてくる場合もあるので、気を付けましょう!
工程3:塗装の前の洗浄
塗装をする前に、高圧洗浄やバイオ洗浄と呼ばれる、屋根と外壁をキレイにする作業を行います。
塗装面をキレイにしておくと、塗料の密着度が高まります。
また、以前に塗装されている塗料を剥がす目的もあるので、洗浄は重要な工程のひとつです。
ポイント! 強い水圧で洗浄を行うため、強度の弱い屋根材は割れてしまう場合があります。また、洗浄後は十分に乾燥させないと塗装の質が落ちるので、乾燥も大事です。
工程4:周りを汚さないための養生
塗料は一度ついたらなかなか落ちません。
そのため、塗装面以外に塗料がついてはいけない車や植木など、あなたの大切にしているものを保護シートでカバーします。
洗浄では汚れが飛び散る場合もあり、洗浄時に保護シートを被せる場合もあります。
ポイント! 塗装で多いクレームのひとつに、塗料がお隣さんの家や車、または通行人についてしまってトラブルが発生する場合があります。養生の丁寧さが無用なトラブルを防ぐので、優良業者さんへお願いするのがオススメです。
工程5:下地処理
最初の調査をしていた際に発見した、屋根と外壁に見られる劣化症状を補修します。
例えば、ヒビ割れを埋める・割れた屋根材の取り替え・金属部分のサビ取りなどを行い、塗装面をキレイにします。
劣化症状をそのままにして塗装を行ってしまうと、劣化している部分から塗装が剥げてしまうことになるので、下地処理は大切な工程です。
ポイント! 下地処理が丁寧に行われてないと、剥がれる原因となります。細かい部分ですが、こういった細かい作業も手を抜かずに行ってくれる業者さんを選んでほしいです。
工程6:塗装の開始
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。
下塗り専用の塗料、中塗り・上塗り専用の塗料と、それぞれ塗る塗料も違います。
流れとしては、仕上げ用の中塗り・上塗り塗料を密着させるため、最初に下塗り塗料を塗ります。
下塗り塗料が十分に乾いた後、中塗り・上塗りで塗装の仕上げを行います。
塗料が塗られると塗膜(塗装の層)が作られますが、三層の塗膜があることで、長持ちの塗装にすることができるのです。
ポイント! 中塗りと上塗りでは同じ塗料が使われますが、同じ色で塗り替えられる場合は塗り残しが発生する可能性もあります。 塗り残しが不安な方は、業者さんに頼めば中塗りと上塗りで少しだけ違う色を使って塗装してもらえます。
工程7:塗装の確認・直し
塗装が一旦完了した後は、あなたと業者さんが一緒になって、全体をチェック。
塗装の確認をお客様と一緒にしない業者もいます。
塗装が完全に終わった後だと、直してくれない場合もあるので、十分注意しておきましょう。
必ず、あなたと業者さんが一緒に見て回る時間を作ってください。
ポイント! 一緒に確認せずに、足場の解体をしてしまった場合は、塗装漏れが発覚しても、直しができません。 また、再度足場を組む必要が出てくるので、足場代が別途10万円〜とかかってしまうこともあります。必ず一緒に塗装面を確認することを覚えておきましょう。
工程8:足場の解体・片付け
最後に足場を解体して、養生のために付けたマスキングテープ・保護シートなどを外して完了です。
塗装工事を行うと、ゴミが大量に出るので、最後までしっかりと清掃をしてくれる業者さんを選びましょう。
おまけ:屋根と外壁を同時に塗装した場合の日数はどれくらい?
屋根と外壁の塗装を行った場合、1~2週間前後はかかります。
このように時間がかかるのも、洗浄や塗装をした後は必ず乾燥をさせる時間を取る必要があるからです。
どちらも天気が良く、気温が高い日は乾きやすいですが、天候が悪い日や気温が低い日は乾きにくくなります。
洗浄後は最低でも24〜48時間、塗装後は2〜8時間以上乾かすのが一般的です。
また、塗料によっても乾燥までにかかる時間が変わります。
万が一、十分な乾燥をせずにそのまま作業を行ってしまうと、塗装が剥がれる原因になるので注意しなければいけません。
ポイント! 雨が降った時、また気温が5度以下か湿度が85%を超える場合は、塗料が乾燥しないので、塗装は行えません。 これらの場合でも強行して塗装をしようとする業者も多いので、注意が必要です。
屋根と外壁を同時に塗装した場合の流れと期間を見て頂きましたが、ちょっと駆け足だったので、「見てきたけど分からない……」という印象かもしれません。
このページでは同時に塗装する流れを見て頂きましたが、「屋根」「外壁」別で、もっと詳しい流れを知りたい方は、以下の各ページで確認頂けると嬉しいです。
より詳しい工程に関しては以下のページにてご確認ください。
外壁塗装:外壁塗装の工程と期間
屋根塗装:屋根塗装の工程と期間
屋根と外壁の同時塗装は、誰に依頼すればいいの?
屋根と外壁の同時塗装を仕事にしている人たちは世の中たくさんいますが、塗装を依頼する際に気をつけなければいけないことがあります。
気をつけるポイントを3つに分けて見てもらいたいと思います。
ポイント1:大手業者には依頼しない
ハウスメーカーやリフォーム会社など、大手業者に依頼をすれば安心かもしれませんが、会社が大きいからこそ余計な費用がかかる場合があるのです。
費用が高くなる原因としては、大手業者自身が塗装をする訳ではなく、高い確率で下請け・孫請けの塗装業者が塗装を行うからです。
その場合、
- 中間マージンで費用が高くなる
- 施工不良があった場合、大手と下請けで責任の所在が不明瞭になる
大手なので安心といった印象があるかもしれませんが、本当に塗装してくれる人は誰なのかを確認するようにしましょう。
せっかく同時塗装を選び、費用が安くなる方向で進めようとしてくれているのに、中間マージンなどの影響で、結果的に高くなる場合があります。
大手業者もいいですが地元密着の優良業者も視野にいれて選ぶようにしましょう。
ポイント2:訪問業者には依頼しない
突然あなたのお家にやって来る、訪問販売で屋根・外壁の無料調査をしてくる業者には気を付けてください。
この場合は、営業に力を入れている利益重視の塗装業者のため、塗装の質が悪かったり安い下請けに塗装をさせたりすることが多いです。
また、中には悪徳な業者もいて「今すぐにやらないと危険!」「50万円も値引きしますよ!」「今なら足場代を無料します!」こういったお金に関しての魅力的な言葉を使って、契約を急がせてくる場合もあります。
訪問販売の場合は、相場よりも高い金額で塗装を行うことも多く、気をつけなければあなた自身が損をします。
本当に悪徳業者なんかいるの?と思われたかもしれないので、公開している悪徳業者の被害事例をぜひ見てほしいと思います。
- 一緒に見ておきたい記事
- こんな外壁塗装の訪問販売トークに気をつけろ
ポイント3:屋根と外壁両方の塗装が得意な業者に依頼する
屋根と外壁の塗装をするのだから、両方が得意な塗装業者に依頼するのは当たり前だと思われますが、実際にこれができている方は少ないです。
屋根塗装業者も外壁塗装業者も塗装のプロではありますが、屋根と外壁では構造も塗装面の材質も違うので、それぞれ専門的な知識が必要不可欠です。
塗装だから一緒と思い込み、屋根塗装業者が知識もなしにそのまま外壁の塗装を行うこと、そして、この逆もあり得ます。
必ず屋根と外壁の両方の専門的な知識を持つ塗装業者に依頼しましょう。
結局、どんな業者に依頼すれば安くなるの?
屋根と外壁を同時に塗装して費用を安くするには、地域に密着した地元の業者さんに依頼するのをオススメします。
地元の業者であれば、少数精鋭で自社だけで塗装を行っている場合が多いので、以下のメリットがあります。
- 中間マージンが発生しない
- 自社施工で責任を持って対応をしてくれる
- 何かあったらすぐに駆けつけてくれる距離
- 地元で悪い評判があった場合は仕事を続けられていない
これらの理由から、地域密着の塗装業者さんをオススメしています。
外壁と屋根を同時に塗装した工事の事例
ここでは、外壁と屋根を同時に塗装した工事事例をご紹介します。実際にかかった費用や日にちなども見ていくので、同時に工事するのを考えている方はぜひ参考にしてください。
築15年、1戸建ての外壁と屋根塗装の事例
住宅の種類 | 戸建て | |
費用 | 106万円 | |
施工日数 | 16日間 | |
築15年の1戸建てのお家を、フッ素塗料を使い、外壁、屋根を同時塗装した事例です。 フッ素塗料はウレタンやシリコンなどほかのグレードに比べると割高ですが、そのぶん長持ちするので費用対効果が良いです。 光沢が長持ちすると知られており、ツヤがあって、重厚感ある見た目に仕上がりました。 外壁塗装には2週間、屋根塗装には2日間をかけ、施工費用は足場や高圧洗浄、コーキングの打ち替え、打ち増し、塗装3回などを含めて、合計106万円でした。 |
築30年、1戸建ての外壁と屋根塗装の事例
住宅の種類 | 戸建て | |
費用 | 105万円 | |
施工日数 | 17日間 | |
築30年の1戸建てのお家を、外壁にシリコン塗料、屋根に遮熱塗料を使い、同時塗装をした事例です。 見た目のキレイさだけでなく、実用性や耐久性を見込み、塗装箇所にあった塗料を選ばれています。 施工日数は17日間で、全体の施工費用は約105万円です。 |
築12年、1戸建ての外壁と屋根塗装の事例
住宅の種類 | 戸建て | |
費用 | 106万円 | |
施工日数 | – | |
外壁にアクリルシリコン樹脂の塗料、屋根にフッ素塗料を用いた、築12年、約30坪のお家です。 耐用年数と必要な機能性を兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れた塗料を選ばれています。 施工費用は、だいたい106万円で、契約日から2ヶ月ほどで施工が終了しています。 |
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
屋根と外壁の同時塗装についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか? どんな小さなことからでも無料相談ができるので、お気軽に以下の外壁塗装に関するご相談フォームにてご連絡ください。
あなたにとって、塗装工事に関する安心・納得の情報になれば嬉しいです。
あなたの塗装の不安、教えて頂けませんか?
私達は今まで1万人以上(2019年11月25日時点の数値)の方からご相談を頂いており、中には「金額の安さだけ」「値引き額の高さ」で選んだ業者によって、悲しい想いをされている方を多く見てきました。
たしかに、屋根と外壁を同時に塗装することで、費用を抑えることは出来るのですが、それも選んだ業者さんの方針・技量次第だということを覚えてもらいたいです。
あなたと塗装業者さんの間には、初めから大きな知識量の差が存在しているため、その差を利用して悪いことを考える方も中にはいます。
大切なお家とお金を無駄にしないため、せめて1社だけでなく2~3社の、優良業者さんのみからお見積りをとって、あなたにピッタリな業者さん選びをしてもらいたい。
無料の相談、業者さん選びでもお力になれることはありますので、1つでも不安を持たれている場合は、ご連絡を頂けると嬉しいです。
ご利用無料 / どんなに小さな事でも相談可能 / 365日受付中
- 塗料(35)
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