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あの価格は高すぎ…?一戸建ての外壁塗装の本当の費用相場【30坪編】

私達にご相談頂いた30坪前後のお家に暮らしているお客様の、外壁塗装の費用相場は60〜90万円、屋根も合わせると80〜120万円となっています。
外壁塗装コンシェルジュ サービス責任者

あなたのお家で外壁塗装をしようと思った場合、「我が家はいくら?」と金額が気になると思いますが、建物工事の中でも外壁塗装は値段がわかりづらい工事の一つとされています。

それは、業者さんごとで得意なことが違ったり、雇っている職人さんの熟練度、材料の仕入れ方もそれぞれ違うため、たとえ3社で見積もりをしても、値段が完全に一致することはなく、業者さんごとで変わってしまう金額が不明瞭な工事なんです。

外壁塗装の工事前に費用相場を知るという事は、塗装工事の失敗を防ぎ、あなたが悪徳業者に騙されない知識を身につけるということ。

30坪だけでなく、40坪・50坪などの建坪別と、塗料別でも参考費用を出しているので、初めて外壁塗装をするあなたのお役に立てれば嬉しいです。

30坪の場合、費用相場がどのくらいなのか、お金事情を詳しく知っておきたい場合は、このまま読み進めて頂けると、必要な知識が身につくのでオススメです。

30坪の外壁塗装の相場

外壁塗装の相場は30坪だといくら?

30坪前後のお家であれば、外壁のみ60〜90万円、外壁と屋根だと80〜120万円ほどが、塗装工事の費用相場となっています。

相場といっても、各塗料で費用も変わってくるため、外装塗装(外壁はサイディング)を行った場合の費用例を以下の表で見てみましょう。

表の中にアクリル・ウレタン・シリコンなど書かれていますが、これらは塗料のグレード(品質)のことで、グレードが高くなるにつれて長持ちするため、その分費用が高くなるのです。

先に塗料情報を確認されたい場合は、「塗料の種類」から見てもらうのがオススメです。

外壁塗装のみ(※ 基本の3回分の塗装のみ)
アクリル約20万円ウレタン約25万円シリコン約30万円
ラジカル約35万円フッ素約40万円無機約50万円
外壁塗装 + 塗装以外の足場・洗浄・補修・シーリングなども含む
アクリル約60万円ウレタン約65万円シリコン約70万円
ラジカル約75万円フッ素約80万円無機約90万円
外壁塗装 + 屋根・付帯・ベランダなど全体的な工事を含む
アクリル約90万円ウレタン約95万円シリコン約100万円
ラジカル約105万円フッ素約110万円無機約120万円
472回分の塗装工事を元に割り出した相場で計算した費用です。

まずは簡単な費用例を見て頂きましたが、いかがですか?

30坪のお家を想定した費用なので、40坪や50坪など他の延坪での費用を知っておきたい場合は、10坪の増減ごとに、10万円を足し引きすることで、概算金額がすぐに出せます。

しかし、この金額はあくまで費用例なので、あなたが初めて外壁塗装をするための知識としては、まだまだ足りません。

塗装工事とは塗料の誤魔化しや施工の手抜きがプロでも見つけづらいため、「不正がしやすい工事」とされています。

それだけ必要な知識を身につけ、業者選びを慎重にしないといけない工事なのです。

ここからはもう少し詳しく費用の例を見ていきたいと思います。

坪数ごとの金額について、このページは延坪(階数分の坪数の合計)が30坪の場合で情報を記述しています。
30坪 → 10坪の3階建て、延坪は30坪(10+10+10)。
30坪 → 15坪の2階建て、延坪は30坪(15+15)。
30坪 → 30坪の1階建て、延坪は30坪。

30坪の場合:外壁塗装のみの費用相場

外壁の例:外壁の塗装面積118.8㎡・ラジカル系塗料・サイディングボード・2階建て※ ラジカル系は、一般的なシリコンよりワンランク上の塗料で、現在主流になりつつある塗料です。

※表は横スクロールすると見れます。
項目面積平米単価合計
外壁塗装
足場223.5㎡(30坪)600円134,100円
飛散防止ネット223.5㎡(30坪)150円33,525円
高圧洗浄118.8㎡(30坪)200円23,760円
養生118.8㎡(30坪)350円41,580円
シーリング:打ち増し118.8㎡(30坪)※ 実際はmで測ります。750円89,100円
下地補修20,000円
下塗り(シーラー)118.8㎡(30坪)700円83,160円
ラジカル系塗料118.8㎡(30坪)1,750円
※ 中塗り
207,900円
ラジカル系塗料118.8㎡(30坪)1,750円
※ 上塗り
207,900円
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費20,000円
合計861,025円

以前は木造のモルタル外壁が多かったですが、2000年になってからはサイディングボードの外壁が多くなっています。サイディングボードの外壁塗装のみだと、100万円以下の金額を目安にすると分かりやすいですね。
相場も大事ですが、塗装工事は他にも必要な知識があるため、あなたが悪徳業者に騙されないよう無料で公開している悪徳業者に騙されないための電子書籍も見て頂ければ嬉しいです。

30坪の場合:外壁塗装と屋根塗装の費用相場

外壁の例:外壁の塗装面積118.8㎡・シリコン塗料・サイディングボード・2階建て

屋根の例:屋根の塗装面積69㎡・シリコン塗料・コロニアル屋根 ※住宅が密集している場合は屋根面積が狭く、広い土地がある場合は屋根面積が広い場合が多いです。

※表は横スクロールすると見れます。
項目面積平米単価合計
足場223.5㎡(30坪)600円134,100‬円
飛散防止ネット223.5㎡(30坪)150円33,525‬円
高圧洗浄187.8㎡(外壁と屋根)200円37,560円
養生118.8㎡(30坪)350円41,580円
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費20,000円
小計266,765円
外壁塗装
シーリング:打ち増し118.8㎡(30坪)※ 実際はmで測ります。750円89,100円
下地補修20,000円
下塗り(シーラー)118.8㎡(30坪)700円83,160円
シリコン系塗料118.8㎡(30坪)2,500円
(中塗り・上塗りの合計2回)
297,000円
小計489,260円
屋根塗装
タスペーサー69㎡300円20,700円
下地補修20,000円
下塗り69㎡600円41,400円
中塗り・上塗り69㎡2,200円151,800円
小計233,900円
足場工事・外壁塗装工事・屋根塗装工事の合計
合計989,925‬円

いきなり難しい情報をたくさん見ていただいたのでビックリされたかもしれませんが、上記が外壁と屋根を合わせて塗装した場合の見積もりの一例です。

30坪のお家の場合、外壁塗装だけだと60~90万円、外壁と屋根も一緒に塗装すると60~120万円が一般的にかかる費用相場です。

相場は一般的な金額だといっても、業者によって費用を出すための単価がそれぞれが違うため、合計の金額も多少違ってきます。
不正がなく適正な金額で見積書を出してくれる業者を見つけられるかがカギとなってくるので、相場の他にも業者選びも大切なことを知ってもらえればと思います。

外壁塗装の計算に必要な単価相場

外壁塗装を行う場合、相場を知ることは大切ですが、大まかな金額相場だけでなく、材料や工程一つずつにかかる単価相場の情報も重要です。※ 単価相場とは、外壁の面積1㎡分や、1箇所補修するための金額。

以下の表は、30坪の外壁塗装を行う場合の各材料・工程の単価相場です。

※表は横スクロールすると見れます。
項目単価相場の計算合計
足場600~800円 × 118.8㎡71,280~95,040円
高圧洗浄200~250円 × 118.8㎡23,760~29,700円
養生300~500円 × 118.8㎡41,580~59,400円
飛散防止ネット700~900円 × 118.8㎡11,880~21,384円
シーリング83,160~106,920円
下地補修10,000~20,000円
下塗り600~900円 × 118.8㎡71,280~106,920円
アクリル系塗料1,000~1,200円 × 118.8㎡118,800~142,560円
ウレタン系塗料1,800~2,000円 × 118.8㎡213,840~237,600円
シリコン系塗料2,500~3,500円 × 118.8㎡297,000~415,800円
フッ素系塗料3,500~4,500円 × 118.8㎡415,800~534,600円
※ 118.8㎡とは、概算で出した30坪の場合の外壁面積になります。

▼ 単価相場とは?単価相場とは、塗装工事の各工程・材料代に対して、1㎡あたりの値段と職人さんの人件費が加えられた価格。単価にも一般的な相場がありますので、単価相場を知ることで業者に騙されず、外壁塗装の適正な費用が分かるようになります。

▼ 1㎡(平米)とは? 1㎡(平米)とは、1m×1mの面積です。
約3.31㎡ → 1坪分
約2.14畳 → 1坪分
このように、坪数が分かれば大体の面積が確認でき、この数値を使って外壁面積を仮計算できます。

外壁塗装で3回分の塗装をするための費用相場

外壁塗装の費用相場を見ていただきましたが、外壁塗装を一塗りごとに分けた費用も覚えてもらいたいと思っています。

外壁塗装の基本である下塗り・中塗り・上塗りの費用相場も大切です。

  • 下塗り相場:約730円(1㎡分)
  • 中塗り相場:約1,000円(1㎡分)
  • 上塗り相場:約1,000円(1㎡分)

この相場は、2019/07〜2020/02の期間でご契約をされたお客様が選んだ、472回分の塗料の情報を元に相場を算出したものです。

外壁塗装は下塗りで塗装面を整え、中塗りと上塗りの2回分の塗装によって仕上げていきます。 ※ 通常中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。

上記の各塗りの相場に関しては、30坪であっても、40坪50坪であっても、戸建住宅であれば当てはめることができるので、この金額を覚えていただくと便利かもしれません。

というのも、何十社とある塗料メーカーそれぞれから自社開発の塗料が何百種類と発売されているので、塗料の多さに混乱し、簡単な計算ができなくなってしまう場合があるからです。

一般的な塗料関しては塗料別相場のページで詳しく説明しているので、詳しくはそちらをご覧ください。

塗装業者さんのリアルな値付け

各工程の人気塗料も覚えておきませんか?

472回分の塗装工事で、業者さんの提案によって、お客様がリアルに選んだ塗料の値段から、坪数別で費用相場を見てみたいと思います。

下塗り塗料(1回塗り分)
塗料名坪別(延べ床)費用相場
日本ペイント:パーフェクトフィラー20坪(約79.2㎡)69,300円
30坪(約118.8㎡)103,950円
40坪(約158.4㎡)138,600円
50坪(約198㎡)173,250円
アステックペイントジャパン:ホワイトフィラーA20坪(約79.2㎡)55,440円
30坪(約118.8㎡)83,160円
40坪(約158.4㎡)110,880円
50坪(約198㎡)138,600円
関西ペイント:ダイナミックフィラー20坪(約79.2㎡)51,480円
30坪(約118.8㎡)77,220円
40坪(約158.4㎡)102,960円
50坪(約198㎡)128,700円
※ 計算に使った単価相場は塗料別相場の情報を使っています。
中塗り・上塗り塗料(2回塗り分)
塗料名坪別(延べ床)費用相場
日本ペイント:パーフェクトトップ20坪(約79.2㎡)142,560円
30坪(約118.8㎡)213,840円
40坪(約158.4㎡)285,120円
50坪(約198㎡)356,400円
エスケー化研:プレミアムシリコン20坪(約79.2㎡)146,520円
30坪(約118.8㎡)219,780円
40坪(約158.4㎡)293,040円
50坪(約198㎡)366,300円
関西ペイント:RSシルバーグロスSi20坪(約79.2㎡)198,000円
30坪(約118.8㎡)297,000円
40坪(約158.4㎡)396,000円
50坪(約198㎡)495,000円
※ 計算に使った単価相場は塗料別相場の情報を使っています。

この他にもたくさんの塗料メーカーさんはありますので、塗料選びの際には各塗料の相場が分かる塗料別相場の記事を参考にすると良いでしょう。

一足先に、外壁塗装を済ませた先輩の費用例も公開中!

建坪平米数お客様名項目費用
15~30坪50〜100㎡神奈川県横浜市S様邸外壁塗装/サイディング870,000円
東京都杉並区K様邸外壁塗装、屋根塗装/サイディング1,166,400円
茨城県水戸市T様邸外壁塗装/サイディング1,200,000円
31~45坪101〜150㎡東京都昭島市H様邸外壁塗装/サイディング1,130,000円
46~60坪151〜200㎡愛媛県東温市J様邸外壁・屋根の塗装/サイディング1,600,000円
兵庫県加古川市T様邸外壁・屋根の塗装/サイディング1,100,000円

外壁と屋根の塗装をしたときの費用相場が80〜120万円くらいなのですが、お家の傷み具合、希望の工事・塗料、建物の材質などが異なる為、中には120万円を超える場合もあります。

逆に、複数の優良な塗装業者さんで、比較検討をした結果、40万円以上も安くなった方々もいます。

きちんと優良業者を選んだことで、相場価格からさらに安い金額になった事例もたくさんあります。

多くの方が無料相談をきっかけに40万以上のマイナスに成功!
下がった金額お客様名項目
-615,000円東京都杉並区M様外壁・屋根・玄関ドア・ベランダ
-470,000円静岡県浜松市T様外壁塗装、屋根塗装・付帯部
-1,500,000円神奈川県横浜市S様外壁塗装、屋根塗装
-400,000円栃木県宇都宮市K様外壁塗装、屋根塗装
-840,000円千葉県柏市K様外壁塗装、屋根塗装
-1,020,000円静岡県藤枝市A様外壁塗装、屋根塗装
-682,886円大阪府高槻市O様外壁塗装、屋根塗装、防水工事
-800,000円京都府木津川市O様外壁塗装、屋根塗装
あなたのご近所さんは、あなたよりも安い費用で工事してるかも!
塗装工事を始める前の4つの教訓を見る。

いかがですか? 人気業者さんのみで比較したことで、費用を抑えた外壁塗装ができた方々の成功事例でした。

何も知識が無いままいきなり外壁塗装業者に見積もりを取ったり、闇雲に一括見積サービスで複数の見積もりを取ったりするのではなく、相場を知った上で見積もりを取ることが失敗しない外壁塗装にするための第一歩なのです。

外壁塗装はある程度は、知識や相場情報を持たないでも進める事ができます。

しかし、初めて外壁塗装をしようと思っているあなたは、お家に一体何が起こっているのか分からない状態であり、不安や精神的なストレスも抱えていると思います。

そこで、「外壁塗装をするなら一体いくらなのか」「どうしたらいいのか」「誰に相談したらいいのか」このような、あなたが今抱えている不安を解決できればと思い、相場情報をまとめさせて頂きました。

最近は相場を簡単に見れるサービスがたくさん出てきていますが、初めて外壁塗装をするあなたに知ってほしい事があります。

それは、

  • 相場を知るだけでは不十分
  • 外壁塗装はお金だけで判断してはいけない
  • 一人だけで進めると危険を察知できない

この3点を、まずは事前に知って頂ければと思います。

また、何かしらの相談サービスを利用しても、

「相場を知りたかっただけなのに無理やり業者を紹介された……。」
「相談だけでよかったのに無理やり業者を紹介された……。」

このような事が起こる可能性もあるため、相場を確認頂いた上で、あなただけで外壁塗装を進めていくのか、またはどこかの相談サービスを利用するのか、初めての外壁塗装で失敗しないために、この情報を活用頂ければ嬉しいです。

外壁塗装はあなただけでなく、一緒に住むご家族にも影響を与えるので、まずは外壁塗装の相場は30坪だといくらになるか確認しておく必要があるのです。

外壁塗装への想い。 ご相談を頂く中で、外壁塗装に成功して笑顔を見せてくれる方もいれば、悪徳業者に騙されてしまって悲痛な思いを伝えることしかできない方もいます。 お家の塗り替えは一生に何度も行うものではないため、必要な知識が揃わない状態で進んでしまうことが多く、知識量の差を利用されて騙されてしまうんです。 私たちは、そんな大切なお家の塗り替えを安心して行ってもらえるよう相談窓口を開設していますので、まずは気になったことがあればどんな小さなことでもご相談頂けると嬉しいです。
外壁塗装コンシェルジュ サービス責任者

94社の塗装業者に聞いた30坪の費用相場

約30坪の外壁塗装をした場合に費用相場が80〜120万円になる事を突き止めたのは、私たちが独自に集めた見積もりやデータの結果からですが、塗装業者もこの金額が本当に外壁塗装の費用相場だと考えているのか、気になりますよね?

外壁塗装コンシェルジュの加盟店となる際の審査で回答された、業者さんが思う費用相場の集計があるので、その情報も見てみたいと思います。

塗装業者の生の声を聞く事で、本当の費用相場について知ることができるため、私と一緒に必要な情報を見て頂ければ嬉しいです。

費用相場回答数
屋根塗装
20万円以下20社
20〜40万円62社
40〜60万円10社
60〜80万円1社
80万円以上〜1社
合計94社
外壁塗装
60万円以下22社
60〜100万円61社
100〜120万円7社
120〜150万円4社
150万円以上〜0社
合計94社
外壁塗装と屋根塗装
60万円以下1社
60〜100万円40社
100〜120万円39社
120〜150万円12社
150万円以上〜2社
合計94社
※ 2017年10月〜2018年10月の間に審査をした94社の回答。
※ 回答してもらった塗装業者全員が加盟店となっている訳ではありません。

塗装業者の回答としては、以下の金額相場が多くなりました。

  • 屋根塗装は20〜40万円
  • 外壁塗装は60〜100万円
  • 屋根と外壁塗装は80〜120万円

このような結果となり、塗装業者の多くも、外壁塗装は60〜120万円前後の金額だと感じているといえます。

そのため、もし30坪前後のお家で120万円を超えるような塗装工事の見積もりを出された場合は注意する必要があるでしょう。

もちろん劣化が酷くて修理費用が大きくなるケースもありますが、金額が高ければ悪徳業者の可能性も捨て切れません。

「自分は騙されない!」と思っているほど危険であり、私たちのもとに毎日のように訪問販売の業者・見積書の診断依頼がきている為、声を大きくして「危ないよー!」とみんなに言いたいくらいの気持ちです……。

あなたが騙され、高額な支払いによって家計が苦しくならないよう、せめて費用相場だけでも、覚えていただけると私も安心できます。

なぜ?「費用相場」で金額を伝えている理由とは。

外壁塗装に関係する、色々な金額や単語を見て頂きましたが、「外壁塗装は○○○万円!」こういった、定価や決定的な金額を書いてはいません。

これには理由があり、外壁塗装の業界では、どのお家の状態も「一軒一軒違う」という見方をするので、例え建売で同じ時期に購入したあなたとお隣さんのお家でも、状態や必要な工事も違うためです。

さらに外壁塗装というのは「足場工事」「外壁塗装工事」「シーリング工事」「屋根塗装工事」「防水工事」「付帯塗装工事」など複数の工事を行うため、工事の組み合わせによって金額相場が変わってきます。

そこで、分かりやすく組み合わせによって金額相場が変わる表を作ってみました。

※表は横スクロールすると見れます。
合計足場外壁シーリング屋根防水付帯
40万円
50万円
90万円
100万円
120万円
※ 合計金額は費用相場の例となります。

外壁塗装をする際は、外壁・屋根だけを塗装するのではなく、そのほか防水(ベランダ・屋上など)や付帯(雨樋・軒など)も一緒に直すことが多く、工事箇所が増えることで費用も高くなります。※ 特に築年数の違いによって、工事すべき箇所が変わってきます。

お家ごとで発生している症状や希望の工事内容が異なると費用が大きく変化するため、費用相場といった金額幅でお伝えてしているのです。

シーリング工事、防水工事、付帯塗装工事とは? シーリング工事とは、サッシなどの開口部やサイディングボードと呼ばれる板状の外壁材の間に注入する建材で、雨漏りを防ぐために隙間を埋めるための工事。
防水工事とは、ベランダ・バルコニー・屋上から雨水を侵入させないための工事。
付帯塗装工事とは、雨樋(あまどい)や軒(のき)など外周部分の工事。
外壁塗装とは、これらの工事も含むことを覚えておきましょう。

その他、費用相場として外壁塗装の金額を伝えている理由として、以下の理由も見てもらえればと思っています。

建物の階数によっても費用が変化する?

外壁塗装は塗装する範囲が広ければ広いほど、費用が増えていきます。

範囲が広いということは、坪数が大きいか、建物の階数が高くて外壁の範囲が広くなっているという事です。

以下の表は階数の違いによる単純計算した、外壁塗装の費用相場の例になります。

※表は横スクロールすると見れます。
階数坪数塗装範囲金額
1階建て30坪90㎡〜40万円〜
2階建て30坪115㎡〜50万円〜
3階建て30坪140㎡〜60万円〜
※塗装面積の広さの違いによる単純計算した費用相場になります。

同じ30坪の建物であっても、階数が違うことで塗装する面積の広さも異なるので、費用相場が変わってきます。

これまでお伝えしてきた費用相場は2階建ての一般的なお家の場合を例にしているものです。

そのため、あなたのお家が30坪であったとしても、建物の階数が3階以上の高さであれば、その分外壁面積が広くなっている事で、外壁塗装の費用も上がると考える必要があります。

建物の仕様によっても費用が変化する?

建売などで一見同じような建物だとしても、間取りやデザインが多少違う場合は外壁の面積もそれぞれのお家で変わってきます。

  • 建物が正方形か複雑な形かによっても外壁の面積が変わる
  • 窓の多さと広さによって塗るべき外壁の面積が変わる

「お隣さんも30坪で80万円だったから私の家も80万円かな」などと事前に金額を知っていたとしても、単純に費用を計算できないのが外壁塗装の特徴です。

建物の築年数によっても費用が変化する?

どのお家もそうですが、建築されている時から劣化が始まっているといわれています。

劣化が起こり外壁の塗装が剥がれてくると、外壁塗装が必要となってくるので、劣化が大きければ大きいほど、塗装や直すべき部分が増えていきます。

そのため、築年数によって以下のような費用相場の違いが生まれます。

※表は横スクロールすると見れます。
築年数坪数費用補修箇所
築10年30坪50万円〜外壁・付帯(数カ所のみ)
築20年30坪60万円〜外壁・屋根・付帯(部分的)・ベランダなど
築30年30坪70万円〜外壁・屋根・付帯(広い範囲)・ベランダなど
築40年30坪80万円〜外壁・屋根・付帯(全体的)・ベランダなど
※築年数からくる劣化具合によって単純計算した費用相場になります。

築年数が高くなれば高くなっていくほど、建物へのダメージがより大きくなっている状態になるので、その分補修する範囲が広くなるため、費用も増えていきます。

特に、外壁部分ではなく外壁周りの付帯部分(特に木部)が、築年数を追うごとに劣化が酷くなっていくので、築年数が高ければ費用も高くなるため、単純に30坪だから◯◯◯円になる、ということが言えないのです。

塗料のグレードによっても費用が変化する?

外壁塗装で使われる塗料にはグレードと呼ばれる品質の違いを示すものがあります。

グレードによって効果が保てる期間が違うため、効果が長持ちする高いグレードの塗料を使用することで費用も上がります。

効果が保てる期間は耐用年数・耐久性・寿命などとも言われたりしますが、次の塗り替え目安の時期だと覚えておくと分かりやすいです。

以下の表でグレードの違いによる費用相場の変化を見てみましょう。

グレード塗料の系統次の塗り替え時期費用相場
グレード1アクリル2~3年後40万円〜
グレード2ウレタン5~7年後50万円〜
グレード3シリコン7~12年後70万円〜
グレード4ラジカル8~13年後70万円〜
グレード5フッ素10~15年後90万円〜
グレード6無機15~20年後100万円〜

このように、塗料のグレードが変われば費用相場も変わります。

使用する塗料は、あなたのお家の状況だけでなく、将来的に何回外壁を塗装したいかにもよって選ぶべき塗料が変わるため、慎重に選ぶ必要があります。

使用する塗料の色数でも費用が変化する?

「あそこの部分はブラウン系にして、こっちはベージュ系にして……。」

お家の色をあれこれ考えるのは楽しい時間ですが、イメージが膨らみすぎてしまって色数が5つや6つなどたくさんになってしまうのは避けた方が良いでしょう。

色数が増えるということは、塗料の費用も上がるということなので、まずは以下の例を見てみてみましょう。

パターン外壁雨樋合計
パターン1ベージュ70万円
パターン2ベージュダークブラウン80万円
パターン3ベージュ・ブラウンダークブラウン90万円

上記は単純に何色使用したかをもとに費用をシミュレーションしたものですが、色数が多くなればそれに合わせて色を用意する必要があるのと、好みの色を出すために「調色」といった色を整える工程も必要なケースがあります。

色を複数用意するということはそれだけお金にも影響してくるということを、あなたに覚えてもらえればと思います。

関わる会社の数によっても費用が変化する?

あなたがどこかの塗装業者に外壁塗装をお願いした場合、当然依頼した塗装業者だけで工事を行ってくれる、と思いますよね?

実は、塗装業者といっても専門性がかなり細かく分かれているため、以下のようなことが起こります。

  • 外壁は依頼したA業者
  • シーリングは他社のB業者
  • 屋根は他社のC業者

このように、依頼した業者は1社だけですが、依頼された業者がさらに別の協力業者へ依頼して、チームを組んで塗装工事を行うことが多いです。

関わる会社が多くなるということは、それだけ人が動く。

人が動けば人件費が増えるということになります。

外壁塗装というのは、関わる会社の数によっても費用が変わってくることを覚えておいてもらえればと思います。

会社規模によっても費用が変化する?

外壁の塗り替えを主に行っている会社には、大まかに分けると以下の3タイプが存在しています。

  • 大手工務店
  • 大手塗装会社
  • 地元密着の塗装業者

大手工務店・大手塗装会社の場合には、依頼を受けた会社が下請けを雇って、安い費用で塗装をさせる場合があります。

下請けに依頼を流すという形になると、あなたが依頼した塗装会社は「元請け」となって中間マージン(仲介料)をとって下請けに回すため、下請け業者が工事を行う際に費用が足らなくて適切な工事ができなくなってしまう場合もあります。

逆に地元密着の塗装業者というのは、地元の人たちみんなに喜んでもらえるよう、長いお付き合いを信条としていることが多く、親切丁寧に塗装をしてくれるでしょう。

下請けを雇うのではなく、代表自らが塗装、または自社職人を抱えながら少人数で現場に入るケースが多く、中間マージンが発生することなく費用も抑えられる可能性が高いです。

確かに名の通った大手だと安心できますが、地元密着の塗装業者の方がホームドクターとしてお付き合いしていけるので、地元密着の塗装業者をオススメしています。

土地の環境によっても費用が変化する?

「外壁塗装なんて、どこでやっても同じでしょ?」と思われるかもしれませんが、寒い地域・熱い地域・雨が多い地域・晴れが多い地域・川が近い地域・海が近い地域など、立地や環境ごとに適した塗料が変わるため、住んでいる土地の環境によっても費用が変わってきます。

例えば、気温が熱い地域であれば「遮熱」と呼ばれる暑さを和らげる効果のある塗料を使用した方が、快適に生活できるようになります。

他にも海に近ければ塩害の被害を受けやすいので、塩害に強い塗料を使用した方が長持ちします。

このように、あなたのお家が建っている土地の環境によっても使用する塗料が変わり、効果も値段も変わるため、結果的に外壁塗装の費用も変わるのです。

悪徳業者を選んでしまうと高額費用になる?

あなたが外壁塗装をしようとすると、おそらく一度は「悪徳業者」という言葉を目にするかと思います。

外壁塗装というのは専門的な国家資格無しで行える工事であるため、技術レベルが低い状態でも仕事として請け負えてしまいます。

また、外壁に対して塗装の剥がれやヒビ割れが突然でてくると不安や心配になる方が多く、見積もりが曖昧であっても必要性にかられてしまい、詳しいことを確かめないまま悪徳業者の手口である大幅値下げをされて、そのまま契約してしまう方も多いのです。

もし、悪徳業者と契約した場合は、通常の1.5~2倍ほどの費用になってしまう可能性が高いことを覚えておきましょう。

例として、約30坪の外壁塗装であれば60~120万円が相場なので、約30坪で150万円や200万円以上の金額になっている場合は必ず何かしらの理由があるため、根拠をもってその金額の適正さを確認できるまでは契約してはいけません。

悪徳業者を選んでしまった場合は、金額の損失だけでなく、手抜き工事になる可能性も高いので、あなたの大切なお家の寿命を縮める結果にもなること、必ず覚えておいてほしいです。

定価や決まり切った金額で提案されたら注意が必要!?

様々な状況の違いによって、外壁塗装の費用が変わってくる事を見て頂いたのですが、以下の場合も十分気をつけてほしいと思っています。

  • 外壁塗装○○万円ポッキリ!!
  • シリコンプラン○○万円!!

このように定価や決まり切った金額で外壁塗装を販売しているからと言って、「悪徳業者である!」とは言い切れませんが、これまで説明してきた通り、外壁塗装はお家ごとで状況、または予算や希望の工事内容も変わってくるものです。

その為、最初からプランやパックで提案を受けるのではなく、きちんとお家を隅々まで見てもらい、その状況に合う見積もりを受け取ることをオススメします。

悪徳業者が出してくる30坪の費用とは?

「悪徳業者」か「優良業者」かを見極めるため、以下のチェックポイントを活用してもらえると嬉しいです。

  • 外壁の塗装のみで150万円を超える
  • 外壁と屋根の塗装で200万円を超える
  • セラミック塗料で150万円を超える
  • 訪問販売で150万円を超える
  • オリジナル塗料で150万円を超える
  • 外壁と屋根の塗装で60万円以下
  • 10万円以上の値引きをされる

このリストは、私達がお客様からご相談頂いた、悪徳業者の手法をまとめたもの。

30坪ほどのお家であれば、お家の状態にもよりますが150万円は超えないことが多いので、この金額を目安にしてほしいと思っています。

そしてもう1つが、訪問販売によって150万円を超える場合、60万円を下回る場合は危険信号です!

もちろん、訪問販売をしている塗装業者さんが、全員悪徳か?というとそれは間違いで、きちんと熱意と信念を持って訪問販売をしている方もいます。

ところが、消費者センターにも多くの相談が入っている通り、訪問販売の危険性が高いというのは事実。 ※ 国民生活センターに訪問販売の相談が、2018年には7209件もありました。

この、悪徳業者が出す30坪の場合の費用を覚えておいていただくことで、未然に被害を防ぐことができるでしょう。

足場の組み立て方でも費用が変化する?

足場の組み立て方でも、費用が変わってきます。

足場とは、お家の周りに鉄パイプ等を使って作る、職人さんが安定した状態で作業をするための仮説スペースであり、命をまもるための大事なものです。

組み立てには細心の注意を払いますが、外壁の面積とぴったり同じ大きさで作ろうと思うと、足場が外壁にぶつかってしまったり、職人さんが塗装しずらい状況になったりします。

そのため、足場は必ず外壁から0.5~1mほど離して組み立てます。

1mはお家の状況によっては離しすぎだったり、スペースがない場合もあるので、0.5~0.6mほど離すのが一般的でしょう。

30坪前後であればお家の大きさが横4~6m、縦7~9m、高さ6~8mぐらいだと仮定もできるため、この数値を使って計算してみたいと思います。※ 正方形の戸建てはあまり見かけないため、長方形の戸建てをイメージした数値です。

0.2m離した場合
= 4.4(縦4m+0.2m+0.2m) × 2(2面分) + 8.4(横8m+0.2m+0.2m) × 2(2面分)
= 8.8(縦m) + 16.8(横m) × 7(高さ6m+1m)
= 179.2㎡(足場面積)
= 179.2(足場面積) × 700円(足場の単価)
= 125,440円(足場の費用)

0.5m離した場合
= 5(縦4m+0.5m+0.5m) × 2(2面分) + 9(横8m+0.5m+0.5m) × 2(2面分)
= 10(縦m) + 18(横m) × 7(高さ6m+1m)
= 196㎡(足場面積)
= 196(足場面積) × 700円(足場の単価)
= 137,200円(足場の費用)

1m離した場合
= 6(縦4m+1m+1m) × 2(2面分) + 10(横8m+1m+1m) × 2(2面分)
= 12(縦m) + 20(横m) × 7(高さ6m+1m)
= 224㎡(足場面積)
= 224(足場面積) × 700円(足場の単価)
= 156,800円(足場の費用)

面積に対して、それぞれ600~800円前後の足場の単価で計算して費用を出すため、足場の費用を詳しく確認するには、外壁からどのくらい離したのかを確認頂くと、見積もりの適正さだったり、各社の違いも分かると思います。

完成が遅れたら費用は変化する?

30坪前後のお家であれば、10~14日(2週間前後)の期間が外壁塗装には必要です。

塗装工事では、洗浄や塗装だけでも1回ごとに乾かさなければいけないため、時間がかかる工事。

さらに、雨や風、気温によっては塗装ができない状況も多いため、予定していたスケジュールよりも遅延する場合もあります。

天候による遅延であればまだ許せますが、業者さんが全然作業を進めてくれなかったり、工程表通りの動きをしてくれない場合など、お客様から聞いた話だと1ヶ月も2か月も遅延することもあるようです。

そこまで遅れたら…さすがに減額を要求したくなりませんか?

実は、契約書の中で「遅延に関する損害金」の項目がきちんと入っていれば、遅延を理由に減額を求めることもできますが、契約書の中に含まれていなければ減額するのは難しいです。

優良業者さんに依頼をしていれば、無駄な遅延もなく進めてくれますが、悪徳業者に頼んでしまっていた場合はスケジュールが伸び伸びになることもあるため、契約書の中身を事前に確認してからの契約がおすすめです。

遅延に関する損害金の詳しい解説は、弁護士である小栗先生に書いて頂いた記事もあるので、こちらの記事も見て頂ければ嬉しいです。

塗装業者さんとの相性が悪いと費用が変化する?

「ん?相性が悪いと費用が変化?分からないぞ?」と思われたかもしれませんね。

身近なことに例えてみると、好きな人のお願い事は親身に対応したいけど、大っ嫌いな人のお願い事なんて聞きたくないですよね。

この話と一緒で、塗装業者さんも人であり、いくらお金を積まれても外壁塗装をしたくない場合があります。

特に地域密着の塗装業者さんや、お客様と一緒になって、お家をメンテナンスしたいと思っている、熱い心を持つ業者さんほど、このような傾向があるかもしれません。

見積もりを出さず、先にお断りをしてしまう業者さんもいますが、見積もりを依頼された手前、断るのは気が引けるけど「このお客様の塗装工事をするのは嫌だな」と思っていると、通常よりも高い見積もりを出してくる場合も。

関係値が良い:外壁塗装70万円(相場の範囲)
関係値が悪い:外壁塗装150万円(相場以上)

上記は仮の金額ですが、お客様側と塗装業者側の関係値でも、費用が変化する可能性があります。

費用の変化には様々な要因がありますが、人間関係でも変わる場合があることも覚えて頂ければと思います。

建坪別の費用相場を見てみよう

30坪の費用相場をお伝えしてきましたが、30坪以外の費用も参考に知っておくと、より外壁塗装の相場について詳しくなります。

以下の表は、2013年11月〜2018年8月までに当サービス内で承った戸建の外装塗装271人の見積もり事例から算出した費用相場と平均金額です。

坪数(平米数)費用相場平均金額
15坪以下(~50㎡)100,000円100,000円
15~30坪(51~100㎡)680,000円〜1,410,000円1,048,020円
31~45坪(101~150㎡)632,448円〜2,860,000円1,146,018円
46~60坪(151~200㎡)781,704円〜2,082,024円1,294,673円

15坪から50坪の間が、一般的な戸建ての範囲だと言えるので、外壁塗装をするならば100万円前後が金額相場だと考えておくと分かりやすいと思います。

外壁塗装では塗料選びも非常に重要となるので、塗料別の見積もり事例も以下の表で一緒に確認してもらえると嬉しいです。

建坪別の塗料の見積もり事例

※表は横スクロールすると見れます。
坪数塗料メーカー塗料名塗料系統金額
30坪キクスイロイヤルシリコンシリコン785,624円
エスケー化研一液マイルドシリコンシリコン902,000円
スズカファインウォールバリアCRウレタン1,080,000円
35坪アステックジャパンシリコンフレクスIIシリコン1,175,000円
日本ペイントパーフェクトトップラジカル930,334円
40坪関西ペイント2液セラMフッソフッ素821,650円
45坪日本ペイントピュアライド UVプロテクト4Fクリヤーフッ素1,015,200円
50坪KFケミカル株式会社KFワールドフロングランツ無機995,500円
※当サービスでお見積もり依頼を承ったお客様の費用例となります。
※ この他にもたくさんのメーカーや塗料の種類があります。

一般的な一戸建ての建物であれば、メーカーや塗料が違かったりしても、建坪が30〜50坪前後だと100万円を目安(相場)として考えることができます。

そのため、150万円や200万円を超えるような外壁塗装の見積もりは、私たちはあまり見ることがないので、このような高い金額の見積もりを受け取った場合は注意が必要です。

外壁塗装以外の工事がプラスされての150万円であればいいのですが、外壁塗装のみだけで150万円といった金額になっている場合は、悪徳業者の可能性もあるので、悪徳業者の特徴を示す項目を「トラブルが多い!?外壁塗装を訪問販売で選んでいけない理由」のページで確認してもらえると嬉しいです。

30坪の外壁塗装の費用を計算するための4つの計算式

外壁塗装の費用を出すための計算式が存在しています。

  • 計算式1:外壁の面積
  • 計算式2:足場の面積
  • 計算式3:塗料の使用量
  • 計算式4:費用の計算の仕方

それぞれの計算式が分かると、あなた自身で費用の計算ができるようになるので、塗装業者が出してきた見積もりが適正か分かるだけでなく、相場として覚えていた大まかな金額がしっかりとした金額イメージにも変わります。

計算式といっても、難しいことはなく簡単に分かるので、私と一緒に見てみましょう。

計算式1:外壁の面積の求め方

外壁塗装の費用に大きくかかわるのが、塗装をする範囲、すなわち外壁の面積になります。

外壁面積の求め方にはいくつかありますが、一番分かりやすいとされている以下の方法を覚えておきましょう。

計算式
延坪 × 3.3(1坪=3.3m2) × 係数(1.2~1.7)=外壁の面積

外壁塗装工事の場合の係数は1.2~1.7くらいの範囲とされていますが、実際には一般的な1.2を当てはめておきましょう。

※表は横スクロールすると見れます。
延坪1坪係数面積
30(坪)3.31.2118.8㎡

この計算式を使うと、簡単に外壁の面積を求めることができるのですが、一つ注意をしなければいけません。

それは、この計算式が建物を正方形に近い場合を想定した計算式だからです。

実際のお家は、もう少し複雑な形をしていますが、面積を簡単に割り出すための計算式として、非常に役立ちます。

30坪の外壁面積を算出する際の注意事項!外壁面積を計算する際に忘れがちなのが、窓などの開口部の範囲を減らすのを忘れてしまうことです。
当然、窓などは塗装をしないので外壁塗装をするための範囲から外さないといけないのですが、窓など開口部もそのまま塗装の範囲に含めてしまっている業者がいます。
しっかりと、窓などの分は減らした面積を算出してもらいましょう。※ 相場を出す際、もちろん開口部は外して計算されています。

計算式2:足場の面積

外壁塗装に欠かせないのが足場の面積ですが、足場は外周周りに組み立てる必要があるので、外壁面積よりも大きめに設定しなければいけません。

計算式
外壁面積 × 1.3倍=足場の面積

外壁の面積係数足場の面積
118.8㎡1.3154.44㎡

中には、このページで紹介させてもらっている費用相場の事例と同じく、外壁面積と同じ面積で足場を計算する場合もあります。

しかし、外壁の周りギリギリに足場を建てる事は難しいので、実際は外壁面積よりも少し広く計算して、足場の面積を算出します。

計算式3:塗料の使用量の求め方

外壁塗装の費用に大きくかかわる3つ目が、塗料の使用量(塗布量)の求め方になります。

例として、塗料メーカー最大手である日本ペイントさんの「パーフェクトトップ」といった塗料の使用量を見てみましょう。

使用量(kg/m2/回)1缶当たりの塗り面積(m2/回/缶)
0.11~0.1788~136(15kgの場合)

各塗料メーカーでは、必ず1㎡や1kg当たりに塗られる塗料の量を、指定しています。

この使用量を使ってどのぐらいの量の塗料が必要か、必要な塗料の量が分かれば、実際にかかってくる費用も分かってきます。

それでは実際に塗料の使用量から費用を計算する式から見てみましょう。

手順1
塗布量(使用量) × 外壁面積 = 外壁を塗るのに必要な量

手順2
外壁を塗るのに必要な量 ÷ 約1缶分の量(kg) = 必要な塗料缶(塗料の量)

手順3
必要な塗料缶 × 値段 = 塗料代金

まずは外壁を塗るために必要な量を計算し、必要な塗料缶の個数を求めて、最後に塗料缶の数と値段をかければ、あなたのお家の塗料代金が分かります。

この計算式はあくまでも必要な塗料代金だけなので、各業者によって職人さんの人件費が加えられます。

例として、パーフェクトトップを使って計算をしてみましょう。

手順1:必要な塗料の量を確かめる
塗布量外壁面積外壁を塗るのに必要な量
0.11118㎡12.98kg
手順2:必要な塗料缶がいくつになるか確かめる
外壁を塗るのに必要な量 約1缶分の量(kg)必要な塗料缶(塗料の量)
12.98kg15kg0.86缶(約1缶)
手順3:塗料代金を求める
必要な塗料缶(塗料の量)塗料1缶の値段塗料代金
0.86缶(約1缶)14,000円(Amazon価格で1回塗り分)14,000円

このような形で、塗料の代金を知る事ができるようになります。

外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りといって3回塗りが基本となるため、少なくても塗料缶が3缶分は必要となります。

また塗料によって使用量が違ってくるので、パーフェクトトップの場合は1回塗り分で1缶で大丈夫ですが、他の塗料の場合は1缶では足りない可能性もあります。

塗料の使用量に関しては「塗料によって「塗れる量がちがう!」外壁塗装の塗料代を安くするには?」も参考に見て頂ければと思いますが、上記の塗料料金を相場として覚えてもらえると分かりやすいと思います。

計算式4:費用の計算の仕方

外壁塗装の費用に大きくかかわる4つ目は、費用の計算の仕方になります。

ページの最初に、それぞれ費用を計算した価格表を載せていたのですが、見ていただけていましたでしょうか…?

費用の計算の仕方は見積もりを比較する時に、何度も使うことになる計算式なので、覚えていただくのがオススメです。

計算式
単価 × 数量 = 金額

項目単価数量金額
足場600円118.8㎡71,280円
養生300円118.8㎡35,640円

項目→何の工事か
単価→設定されている金額
数量→工事の範囲
金額→単価×数量で割り出された金額

見積もりは、単価×数量の計算を頻繁に使うので、あなたも何度も使うことになるはずです。

こういった細かい計算を行っていき、適正な費用を出しますが、そもそも単価や数量の値が間違っていたり上乗せされていると、費用も高くなっていきます。

そのため、単価も相場の範囲内であり、数量が間違っていないか正確な測定をしてくれる業者を選ぶことが重要となっています。

外壁塗装工事のお支払いのタイミング

外壁塗装の相場や見積もりの算出に関して、私と一緒に見てもらってきましたが「外壁塗装工事の費用相場は分かった、これでもう安心だ!」と思うのは、まだ早いかもしれません。

実は、外壁塗装を行う前に知っておきたい情報には、「お金を支払うタイミング」といった大事なものがあります。

支払うタイミングは、非常に重要な情報となるので、こちらも忘れず以下の4つのタイミングを確認しておきましょう。

  • パターン1:工事前に全額支払い
  • パターン2:工事前に50%、工事後に50%の支払い
  • パターン3:工事の前に20%、工事中に30%、工事後に50%
  • パターン4:工事完了後に全額支払い

パターン1:工事前に全額支払い

支払いの中で一番気をつけないといけないのが、工事前に全額支払うパターンです。

全額支払いを工事前に要求する業者は、悪徳業者である可能性が100%であり、お金だけを受け取って実際に工事にはこないといったケースもあるため、絶対に契約をしてはいけません。※ 金額が20万円に満たない場合など、少額工事の場合は全額前払いの場合もあるので注意が必要です。

パターン2:工事前に50%、工事後に50%の支払い

パターンとして多いのが、工事前と工事後に半分ずつお支払いするパターンです。

塗装工事を依頼したお客様の立場から見ると、全額工事後が当然じゃないか?と思われるかもしれませんが、技術や知識はあるのに材料の在庫が抱えられなかったり、工事の依頼をもらってから材料を買い付けする塗装業者さんもいます。

このような業者さんの場合は、最初に工事金額の半分をもらって材料を用意して、工事が完了したあとにもう半分受け取るといった方法が行われることが多いです。

塗装工事の大手などは、潤沢な資金があるのでこういった方法はあまりとられないかもしれないですが、地域密着型の小規模な業者さんの場合はこのような支払いパターンになる場合もあるので覚えておきましょう。

パターン3:工事の前に20%、工事中に30%、工事後に50%

工事前・工事中・工事後の3つに分けて支払うパターンもあります。

全額でお支払いができない場合や、きちんと途中途中の工事内容を確認してから支払いたいなど、あなたの状況によってメリットがある支払いパターンです。

パターン4:工事完了後に全額支払い

やはり塗装工事と言えば工事完了後の全額支払いです。

当サービスに加盟頂いている多くの外壁塗装業者さんも、お客様のことを考え、工事がきっちりと完了してから費用を頂く方法をとっています。

工事完了後に全額支払いだと一番嬉しいですが、業者さんの状況やあなたの状況によっても、支払いパターンが変わってくるので、4つの支払いパターンはぜひ覚えておいてほしいです。

この他にも、契約時の注意すべきことを一覧にまとめたので、確認いただけると嬉しいです。

外壁塗装に不安を感じているあなたへ

まとめ
30坪前後の外壁塗装の相場は?
外壁のみだと60〜90万円、屋根も加えると80〜120万円となり、塗料別の費用相場も確認頂くのがオススメ。自宅の適正相場を確認する場合は優良業者に診断してもらいましょう。
同じ「外壁塗装」でも一軒一軒の費用が違う理由は?
外壁の塗装だけではなく、付帯塗装・防水工事・シーリング工事などの修繕も必要な場合があるため。詳しくはなぜ?「費用相場」で金額を伝えている理由とは。をご確認ください。
外壁の面積を計算する簡単な式は?
延坪 × 3.3(1坪=3.3㎡) × 係数(1.2~1.7)=外壁の面積。詳しくは30坪の外壁塗装の費用を計算するための4つの計算式をご確認ください。

30坪の相場が分かったら、次は試しに外壁塗装の見積もりを取るのがオススメです。

私たちは無料の相談受付などを行っており、お客様からご要望があったら、私たちが事前に審査をして安心だと判断できる業者さんのみのご紹介も行っています。

私たちがどんな審査をして優良業者か判断しているのかは「審査基準」をご確認ください。

しかし、ネット上のサービスは不安だと思われている方もいるため、以下のようなご質問を頂くこともあります。

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しかし、謝らなければいけない事が1つあります…。もし優良業者の紹介希望を頂いても、各地域で2~3社ほどしかご紹介ができない場合があります。
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