外壁材ごとに起きる劣化症状や、塗装すべき時期を知っておくと、お家のメンテナンスが考えやすくなります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
お家を建ててから何年も経つと、外壁には傷みが出てきますが、放置すると悪化して雨漏りが起きてしまったり、高いお金のかかる大規模な工事が必要になる場合も…。
見た目もキレイで、健康な状態の外壁を保つためには、特殊なペンキを塗ってお家を保護する「塗装工事」が必要です。
しかし、外壁に現れる劣化症状や、塗り替え工事をすべき時期は、外壁の種類によってバラバラ。
あなたのお家の外壁は、劣化が始まるとどんな症状が出てくるのか、築何年頃に塗装すべきなのか、確認していければと思います。
ご家族との暮らしを守り続けるための、役立つ情報となれば嬉しいです。
外壁材ごとの劣化症状と塗装時期を確認しよう
外壁の劣化症状や、塗装工事をすべき時期は、外壁材によって違うもの。
そのため、下記の8種類の外壁材について、特徴や劣化症状、塗装時期を、一緒に確認していければと思います。
- モルタル外壁
- サイディング外壁
- ALC外壁
- コンクリート外壁
- 金属製外壁
- 漆喰壁
- タイル壁
- レンガ造り
あなたのお家に使われている外壁材と照らし合わせながら、劣化症状や築年数も考えて確認してもらえると嬉しいです。
モルタル外壁
現れる 劣化症状 | 色あせ・チョーキング・カビやコケ・ひび割れ・剥がれ | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 約8~10年 |
モルタル外壁とは、泥のような質感の材料をお家に塗り固めて作る「塗り壁」の一種で、昔から使われている外壁材です。
表面がボコボコ・ザラザラしている仕上げ方で作られていることが多く、このような模様や仕上げは、職人さん一人一人の腕が発揮されるため、味のある見た目を出すことができます。
モルタル外壁のような塗り壁は、どうしてもひび割れしやすい性質なので、ひび割れ補修は欠かせません。
サイディング外壁
サイディング外壁とは、「サイディングボード」と呼ばれるパネル状の外壁材を、お家に張り付けて作られる外壁。
モルタル外壁は塗り壁となるため、手間や時間が掛かったり、施工できる職人さんが限られてしまいますが、サイディング外壁は、サイディングボードを張り付けて作るため、塗り壁に比べて施工が簡単です。
さらに、レンガ調や石材調など、オシャレなデザインが豊富にあることも、選ばれやすい理由の一つかもしれません。
ただし、サイディングボードのメンテナンスだけでなく、ボードの継ぎ目に入れられているコーキング(シーリング)部分の補修も大切。
また、サイディング外壁は、窯業系(ようぎょうけい)・金属系・木質系・樹脂系の、4種類に材質を分類することができるため、それぞれの劣化症状や塗装時期を確認してみましょう。
窯業系サイディング
現れる 劣化症状 | サイディング ボード | ひび割れ・浮き・反り・色あせ・カビ・コケ・剥がれ・凍害 | |
---|---|---|---|
コーキング部分 | ひび割れ・亀裂・痩せ・硬化 | ||
塗装時期の目安 | 約7~8年 |
サイディング外壁の中でも、一番使われていると考えられる種類で、セメントが主な成分です。
デザインの種類も一番多く人気ですが、水に弱く、湿気や雨水を吸収して生まれるトラブルもあります。
また、サイデイングボードの継ぎ目をメンテナンスするコーキング(シーリング)工事も大切です。
金属系サイディング
現れる 劣化症状 | サイディング ボード | 色あせ・汚れ・ゆがみ・サビ・塩害 | |
---|---|---|---|
コーキング部分 | ひび割れ・亀裂・痩せ・硬化 | ||
塗装時期の目安 | 約10~15年 |
金属で出来ているサイディング外壁は、外壁の上から新しい外壁材を被せるように張り付ける、「重ね張り(カバー工法)」というメンテナンス方法でよく使われます。
外壁材は二重になるのは、お家全体に大きな負担が掛かってしまいますが、金属系サイディングはとても軽いのが特徴なので、カバー工法にぴったりなんです。
ただし、サビが発生する恐れもあるため、定期的なメンテナンスは欠かせません。
木質系サイディング
現れる 劣化症状 | サイディング ボード | 色あせ・割れ・カビ・コケ・腐朽 | |
---|---|---|---|
コーキング部分 | ひび割れ・亀裂・痩せ・硬化 | ||
塗装時期の目安 | 約8~12年 |
本物の木材を使っている木質系サイディングは、木目調の窯業系サイディングでは出すことができない、自然の風合いが魅力です。
以前は防火性による制限があり、種類に限りがありましたが、現在は特殊な加工がされることによって、使いやすくなってきています。
ただし、ほかのサイディングに比べて、取り扱うメーカーや施工経験のある業者さんが少ないため、総合的に見た選択肢は少なめ。
また、本物の木材が使われている分、気温や湿度による変化が大きくなりやすいため、メンテナンスも気を付ける必要があります。
樹脂系サイディング
現れる 劣化症状 | サイディング ボード | ゆがみ・割れ | |
---|---|---|---|
コーキング部分 | ひび割れ・亀裂・痩せ・硬化 | ||
塗装時期の目安 | 塗装の必要はないが、定期的な点検を行なっておくと安心 |
塩化ビニル樹脂を原料にして作られているのが、樹脂系サイディングで、軽くて扱いやすく、雨水にも強いというメリットがあります。
樹脂系サイディングは、表面にペンキが塗られて色が付いているわけではなく、素材そのものに着色されているため、色あせに強く、剥がれる塗装もありません。
また、コーキング工事が必要ないという点も、大きなメリットです。
メリットの多い樹脂系サイディングですが、デザインの種類は少なく、日本ではあまり普及されていないため、施工できる業者さんも少数というデメリットも。
ALC外壁
現れる 劣化症状 | ALCボード | 色あせ・チョーキング・ひび割れ・カビ・コケ・内部にある鉄骨のサビ | |
---|---|---|---|
コーキング部分 | ひび割れ・亀裂・痩せ・硬化 | ||
塗装時期の目安 | 約8~10年 |
ALCとは軽量コンクリートのことで、一般的なコンクリート外壁に比べて、軽く扱いやすい外壁材です。
窯業系サイディングと同じように、ALCボードと呼ばれるパネル状の外壁材を、お家に張り付けて、継ぎ目はコーキング(シーリング)工事を行います。
マンションや駅など、大きな建物に使われやすく頑丈ですが、水分に弱く、定期的な塗装工事が欠かせません。
コンクリート外壁
現れる 劣化症状 | ひび割れ・汚れ・カビ・コケ・鉄骨のサビ | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 約10年前後 |
強度が高く、打ちっぱなしのデザインなどは近代的でオシャレな外壁です。
ただし、水分を吸収しやすく、ひび割れやカビの発生、鉄骨のサビというように、頑丈な見た目よりもお手入れが大事な外壁。
金属製外壁
現れる 劣化症状 | 色あせ・ゆがみ・塗装のひび割れ・剥がれ・サビ・塩害 | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 約10~15年 |
ここでの金属製外壁は、金属系サイディング以外の外壁材についてお話しさせて頂ければと思いますが、昔から使われている「トタン」と、トタンよりも新しく登場した「ガルバリウム鋼板(こうはん)」という2種類があります。
どちらも金属製のため、外壁材そのものはひび割れがなく頑丈ですが、サビには注意が必要です。
ガルバリウム鋼板は、サビに強いという強みを持っていますが、トタンに比べるとサビにくい、というだけであって、絶対にサビないというわけではないため、メンテナンスをしないままでいると、サビが広がってもろくなる恐れがあります。
漆喰(しっくい)壁
現れる 劣化症状 | 剥がれ・崩れ | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 塗装の必要はないが、定期的な点検を行なっておくと安心 |
漆喰壁は、石灰が主な成分となっている外壁で、お城などによく使われていますが、もちろん住宅にも使われる外壁材です。
モルタル外壁と同じように塗り壁の一種で、メンテナンスフリーと言われやすい外壁材の一つ。
しかし、下地の施工方法や、施工不良によっては、剥がれ落ちてしまう事もあるため、定期的に点検しておくのが安心です。
タイル壁
現れる 劣化症状 | ひび割れ・崩れ・カビ・コケ | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 塗装の必要はないが、定期的な点検を行なっておくと安心 |
タイルは、メンテナンスする必要がない外壁材と言われていますが、タイル一枚一枚がしっかり取り付けられていないと、剥がれ落ちてしまうこともあります。
また、下地がモルタルやコンクリートなどで出来ている場合は、下地部分が劣化すると、ひび割れや崩れが起きてしまうんです。
そのため、たとえ見た目に変化がなくても、業者さんにお願いして定期的に点検してもらいましょう。
レンガ造り
現れる 劣化症状 | カビ・コケ | |
---|---|---|
塗装時期の 目安 | 塗装の必要はないが、定期的な点検を行なっておくと安心 |
レンガ造りは、メンテナンスフリーと言われる外壁材です。
欧米の建物によく使われており、とてもオシャレな外壁材ですが、コケや汚れは付いてしまうので、高圧洗浄機を使って洗い流すなど、美観を保っておくのがオススメ。
また、レンガの見た目に似せたサイディング外壁が多いため、メンテナンスの有無を間違えないように注意しましょう。
それぞれの劣化症状を詳しく確認しよう
ここまで、様々な外壁材に起きる劣化症状を、塗装時期の目安と一緒に確認してきましたが、どんな症状なのか、よく分からない劣化症状があったかもしれません。
外壁に起きる劣化症状について、私と一緒に詳しく確認してもらえると嬉しいです。
外壁材
外壁材は、泥のような材料を塗り固めて作られるタイプと、パネル状やブロック状になっているタイプに、大きく分けることができます。
新築時はキレイな状態でも、年数が経つにつれて様々な劣化症状が出てくるので、外壁材には具体的にどんな現象が起きるのか、詳しく確認していきましょう。
【1】色あせ
色あせは、長い年月が経つことによって色の成分が変わったり、紫外線による影響で起こる劣化です。
外壁材に塗られている塗料の色あせであれば、塗り替えることによってキレイな色がよみがえります。
【2】チョーキング
外壁を触ると手に白い粉が付く現象を、チョーキングと言います。
チョーキングは、色の素となる顔料(がんりょう)が分離して、白色の顔料が表面に浮き出てきている状態。
紫外線が原因で発生する劣化症状となり、塗装工事で新しい塗料を塗ってメンテナンスができます。
【3】汚れ
外壁が汚れてくると、お家全体が悪いイメージになってしまうため、高圧洗浄機でキレイにしてもらうだけでも、見た目がまったく違います。
また、外壁に塗られている塗料や、外壁材の成分には、汚れが付きにくい機能を持つものもあるため、汚れが目立つようになったら、塗り替えの時期とも言えるんです。
【4】カビ・コケ
カビやコケは、日陰や湿気の多いところに発生しやすく、外壁を黒色や緑色に汚してしまいます。
外壁塗装に使われる塗料には、防カビ・防コケ効果のある塗料がたくさんあるので、塗り替えを行なって、お家のキレイな見た目を保ちましょう。
【5】ひび割れ
ひび割れは、二種類の規模に分けることができ、塗膜(とまく)と呼ばれる、塗料で出来た薄い保護膜だけに発生する細いひび割れと、外壁材そのものに発生する、太く深いひび割れがあります。
太く深いひび割れほど、外壁の内部へ雨水が侵入する恐れや、外壁材そのものの耐久性が弱まってしまうため、早めのメンテナンスが必要です。
【6】割れ
外壁材そのものが割れてしまうこともあります。
水分を吸収しやすい外壁材などは、気温や湿度の変化によって、膨張と収縮を繰り返すため、外壁材が動きに耐え切れず、割れて破損してしまうんです。
そのまま崩れてしまう恐れもあるため、割れている部分や大きめのひび割れを見つけたら、業者さんに確認してもらうのがオススメ。
【7】剥がれ
外壁材の表面にある、塗料で作られた「塗膜」は、ひび割れが起きたまま放置しておくと、剥がれてきてしまいます。
外壁材が保護膜を失うことになり、雨や紫外線によるダメージも直接浸透してしまうため、早めに塗装工事を行なってほしいです。
【8】浮き・反り・ゆがみ
外壁材は、水分や気温の変化などによって、下地から浮いてきたり、反り返ってしまったり、酷い場合は大きくゆがんでしまうことも。
形が変わってしまうということは、外壁材と下地の間に必要以上の隙間が生まれてしまうため、下地が傷む原因となったり、外壁材が破損してしまう可能性もあります。
【9】崩れ
割れやゆがみなどが悪化したり、下地の施工がきちんと行われていない場合、外壁材そのものが部分的に崩れてしまうこともあります。
外壁材が部分的でも無くなってしまうと、下地がむき出しになり、お家全体の耐久性も落ちてしまうため、割れが起きる前に、定期的な点検やメンテナンスを行なっておくのがオススメ。
【10】サビ
金属で出来ている外壁材は、サビをどれだけ防ぐことができるかによって、メンテナンスの大変さも変わります。
塗膜で保護されていれば、サビが発生する可能性は下がりますが、金属は表面に傷が付きやすいため、傷からサビが生まれることに。
サビを最小限に抑えるためにも、小まめな点検を行なって、いち早くサビに気が付くことが大切です。
【11】腐朽
木質系サイディングは、ほかの外壁材と違って素材が生きているため、腐ってきてしまう恐れがあります。
適正なメンテナンスを定期的に行なっておくことが、木材の風合いをキレイに保つためには欠かせません。
【12】凍害(とうがい)
凍害は、寒冷地に起こりやすい劣化現象です。
水分を吸収した外壁材は、膨張と収縮を繰り返しますが、吸収された水分は凍ったあと、溶ける時に膨張するため、外壁材が耐え切れずに割れてしまいます。
窯業系サイディングに多く見られる劣化現象なので、寒冷地でのサイディング外壁は金属系が使われやすいです。
【13】塩害(えんがい)
海沿いのお家特有の塩害と呼ばれる劣化は、海水に含まれる塩分が、風に乗って外壁に付着することによって起こります。
塩分は、金属にサビを発生させてしまうため、金属製の外壁や、お家回りの金属類は、ほかの地域に比べてすぐにサビてしまうんです。
また、塩分の結晶が白く固まってこびり付くこともあるため、できるだけ金属製品の使用を避けたり、小まめに外壁やお家全体を洗い流すのがオススメです。
コーキング(シーリング)部分
外壁には、コーキング材(シーリング材)と呼ばれる材料がよく使われます。
コーキング材は、ゴムのように弾力のある樹脂で出来ており、ひび割れやサイディングボードの継ぎ目に入れれば、クッションとなってひび割れ防止に。
また、隙間を埋めることにもなるため、雨水が外壁材の内部や裏側へ侵入するのを防ぐこともできます。
サイディング外壁やALC外壁には、新築からコーキング材が必ず使われており、外壁材だけでなく、コーキング部分もメンテナンスが必要です。
コーキング部分には、どんな劣化症状が起きるのか、確認していきましょう。
【1】硬化
健康な状態のコーキング材は、柔らかく弾力がありますが、年月が経つにつれて弾力が失われ、硬くなってきます。
クッションの役割もあるコーキング材が硬くなってしまうと、外壁材がひび割れてしまう恐れがあるんです。
【2】ひび割れ・亀裂
初めは弾力のあったコーキング材が硬化すると、ひび割れたり、悪化すると裂けてきてしまいます。
コーキング材が裂けると、雨水が内部に侵入して、外壁材そのものや下地を傷めてしまうことになるため、大きな亀裂になる前にメンテナンスが必要です。
【3】痩せ
コーキング材は、弾力が無くなってどんどん痩せていきます。
新築の時よりも縮んでいるということなので、コーキング材の周りには隙間が生まれ、雨水の侵入を許してしまうんです。
外壁材だけに意識を向けやすいですが、コーキング部分も同じくらいメンテナンスが欠かせません。
可塑剤(かそざい)が使われているコーキング材に注意!
コーキング材には可塑剤と呼ばれる、材料を柔らかくするための成分が含まれているものがあります。
しかし、可塑剤は劣化が進むと、表面に溶け出してきてしまうため、コーキング材の硬化やひび割れなどに繋がるんです。
さらに、可塑剤と一緒に着色料も溶け出す場合があり、コーキング材の劣化だけでなく、見た目が黒く汚れてしまうことに…。
現在は、可塑剤がほとんど入っていない「ノンブリードタイプ」というコーキング材もあるため、業者さんによく確認してからコーキング工事をしてもらいましょう。
塗装時期に関わらず、定期的な点検で暮らしを守ろう
外壁材ごとに、劣化症状や塗装時期を確認してきましたが、塗装時期にぴったり合わせてメンテナンスを行う必要はありません。
お家の外壁塗装を行う時期の考え方を、一緒に確認してもらえると嬉しいです。
目安の塗装時期になっても劣化症状が現れていない場合
例えばモルタル外壁の場合、塗装時期の目安は8~10年ごとですが、
「築10年になるけど、見た感じ大丈夫そうだから塗装工事はまだいいか…。」
このように、目安の時期が来ていても、外壁には劣化症状が見られない場合、そのまま放っておくことが多いかもしれません。
しかし、見た目で判断せずに、まずは塗装業者さんにお願いして点検してもらうのがオススメ。
優良業者さんであれば、外壁の点検は無料で行なってくれることがほとんどで、塗装業者さんにしか気づけない外壁の傷みが出ている可能性もあります。
点検の結果、まだ塗装が必要なかったとしても、「あと何年後くらいにはもう一度点検した方がいいかもしれませんね」というように、今後のためのアドバイスをもらえるので、外壁の点検はあなたにとってメリットが大きいものなんです。
まだ目安の塗装時期ではないのに劣化症状が現れている場合
窯業系サイディングの塗装時期は7~8年が目安ですが、
「まだ築5年くらいなのに、塗装が剥がれてきてる…。」
このような状態の場合は、築7~8年になるのを待たずに、まずはハウスメーカーさんに点検してもらってほしいです。
住宅には、品確法と呼ばれる制度が設けられており、お家の骨組み部分や、雨水の侵入を防ぐ部分に対して、10年間保証される法律。
そのため、ハウスメーカーさんにて無償で修理してもらえる可能性がありますが、もし適用できないと言われた場合は、塗装業者さんに見てもらいましょう。
今すぐ塗装工事が必要なのか、どんな工事を行なうべきなのか、詳しく教えてくれるはずです。
「メンテナンスフリー」と呼ばれる外壁の場合
タイルや漆喰、レンガの外壁は、よくメンテナンスフリーと言われますが、それでも定期的に点検を行っておくことは、あなたの暮らしの安心に繋がります。
中でも、タイルや漆喰は、施工方法によっては剥がれてしまう可能性もあるため、「メンテナンスフリー」という言葉に頼りきりにならず、築10年以上過ぎていれば、塗装業者さんに点検してもらうのがオススメ。
また、お家は外壁だけでなく、屋根のメンテナンスも必要になるため、屋根点検と同じタイミングで、一緒に外壁部分も点検してもらうと安心ですね。
大きな補修工事が必要なくても、高圧洗浄機で外壁の汚れを洗い流して、お家全体の見た目をキレイに保つことも、気持ちの良い暮らしにとっては大切。
雨漏りが起きたり、外壁材が大きく崩れたりと、目に見える大規模なトラブルが発生しなければ、なかなか点検やメンテナンスについて考えるのは難しいと思います。
しかし、家族みんなが毎日安心して過ごすためにも、トラブルが起きる前に予兆に気付けるよう、あなたのお家をいたわってあげてほしいです。
このページを見てくれたあなたへ。
ここまで私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。
外壁材ごとの劣化症状や塗装時期を確認してきましたが、あなたの抱える悩みや不安が少しでも解決に向かえば嬉しいです。
これからも家族と安心して暮らしていくためにも、早めにお家の劣化症状に気付いて、適正な時期にメンテナンスしたいですよね…。
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