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日本一わかりやすい、外壁塗装の『お金』の話(家計直撃編)

初めての外壁塗装では、お金の不安がありますよね。お金に関わる情報をかみ砕いて分かりやすくまとめたので、見てもらえると嬉しいです。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー

外壁塗装は高いお買い物になるからこそ、相場・値下げ・計算方法など、お金に関する情報を持っておく必要があります。

例えば、一般的な外壁塗装の金額相場だけ知っておけばいいのか?と言われれば、それだけでは全然足りません。

リフォーム工事の中でも、外壁塗装は昔ながらのどんぶり勘定で出されることが多く、出された金額に対しての根拠や信用性が低いんです。

「お金の話は難しいな…。」と思ってしまうかもしれませんが、初めてのあなたでも、見るだけで理解できるよう、外壁塗装に関するお金の情報を分かりやすくまとめてみました。

相場の一覧表や、値下げの方法、お支払いに関する事だけでなく、悪徳業者に捕まってしまった場合にかかる費用など、お金に関する全てが分かります。

この情報をまとめるのに22時間くらい掛かってしまいましたが、お金に関して1つでも不安や悩みを持たれていれば、まずは私と一緒に分かりやすい情報から、見てもらえると嬉しいです。

外壁塗装の相場がカンタン30秒で分かる

日本一わかりやすい、外壁塗装に関わる『お金』の話(相場・値下げ・計算方法など)

まず最初は、あなたが感じている「外壁塗装って、いくら位なの?」を解消するために、相場の一覧表を見てみたいと思います。

塗料15坪20坪30坪40坪
アクリル系45万50万60万70万
ウレタン系50万55万65万75万
シリコン系55万60万70万80万
ラジカル系60万65万75万85万
フッ素系65万70万80万90万
無機系75万80万90万100万
472回分の塗装工事を元に割り出した相場で計算した費用です。

相場とは言ったものの、外壁塗装に関して言えば、時代が変わっても大きく変動しないため、どの時代でも通用する値段だと覚えて頂いて大丈夫ですよ。※ 時代が変わっても値段が変動しない根拠は、「塗装工事の値段」の記事で確認できます。

分かりやすく端数を切り捨てた金額で表にまとめましたが、坪数によって相場が変わる理由としては、坪数=塗装面積の広さに違いがあるからです。

この金額は472回分の塗装工事の金額を元に、屋根やベランダなど他の部分の工事は含まない、外壁塗装のみ(付帯は込み)で算出しています。※ 外壁塗装の中には、3度塗り・足場・養生・洗浄・補修・付帯など複数の工事が含まれています。※ 付帯とは、玄関・軒天・雨樋・破風板・シャッターボックス・霧除けなどの部位。

そして、あなたに覚えて頂きたいのが、外壁塗装という言葉の中に、どこまでの工事が含まれているか。

一般的に「外壁塗装」とは、外壁を塗り替えるために必要な工事すべてを指しますが、業者さんのホームページ・チラシ・広告などでは、以下のような外壁塗装の認識間違いを起こさせる表記があります。

  • 外壁塗装:39.8万円
  • 外壁塗装:70万円

どちらも同じ外壁塗装ではあるのですが、その中身はまったくの別ものです。

項目塗装足場養生・洗浄付帯
39.8万の内訳39.8万
70万の内訳40万10万10万10万

このように、同じ外壁塗装なのに、含まれている工事の内容が違う場合がある。

金額を比較した際に「あれ?こっちの方が安いね!」と、金額の安さだけで比較して業者を選んでしまったら、後から「足場代も必要です!」「養生や洗浄代も必要です!」このように次々と工事内容が増えていき、結局は相場と同じ、またはそれ以上の金額になることも…。

外壁塗装とは、複数の内容が合わさった工事という情報を持っていれば、悪質業者に騙される心配はありませんが、情報がなければ騙されてしまう確率はグーンと高くなってしまいます。

私も外壁塗装を知るために相場から学んでいきましたが、知れば知るほど必要な情報が足りないこと実感していました。

そのため、相場も大切ですが、外壁塗装の流れや工程などの基礎的な知識も、持って頂くのがオススメです。

覚えておきたい費用の割合

外壁塗装の相場をまとめると、60~90万円前後と考えることができるのですが、この相場の中にはどんな費用が含まれているのか、大まかな割合も知っておくと、より理解が深まると思います。

項目費用の割合詳細
材料費20%塗料缶・刷毛・ローラー・飛散防止ネット・マスキングなど
足場20%足場のレンタル・設置・解体など
人件費30%職人さんの作業代
その他30%書類作成代・移動代・事務手続き代・利益など

割合的には、項目ごとに分けて20~30%ずつとなるのですが、悪質業者の場合はこのパーセント(%)を不正に操作して、自社の利益の部分を40%・50%など大きくしていきます。

あきらかに不正をしている、または業者への利益が大きすぎる場合、見積書を見れば判断できるので、見積書の見方を覚えて頂くのもオススメ。

もし、あなた自身で見積書を見ても判断できない場合、私たちは年間12,000件以上の見積書のデータを確認しているため、ご相談いただければ代わりに見積診断ができますので、お気軽にご相談ください。※ 年間12,000件のデータは、2015/11/14~2020/03/22の期間で、12312名の方にご相談を頂いた実績で計算。

外壁塗装はなぜ高いを感じるの?

外壁塗装がなぜ高いと感じるのか…。

まずは理由を見て頂く前に、以下の表を見てもらいたいです。

項目1年目5年目10年目
携帯電話(※ 月1万計算)12万60万120万
化粧品(※ 月1万計算)12万60万120万
外壁塗装60~90万

いかがでしょうか? 携帯電話・化粧品など日常的に払っているものに関しては、毎月少額かもしれませんが、10年も払い続けていると、100万円前後のお金を払っていることになります。

外壁塗装はどうなるかというと、毎月払っているわけではないですが、10年目になって一気に支払うため、その金額の大きさから「金額が高い!」と感じてしまいやすい状態になっている。

外壁に塗られている塗料は、毎日お家を守るために活躍していますが、毎日毎日お家を守るためにがんばってくれている感覚は、あなたも持っていないかと思います。

そのため、塗装も本当は日常的な消費と同じく、毎日使っているのですが、その感覚がないからこそ、お支払いする時になって「高い」と感じてしまうのかなと、私の方では考えています。

塗装は毎日少しづつ剥がれていく。

外壁の塗装が毎日少しずつ削られていくイラスト

塗装も日用品と同じく消耗品という意識を、少しだけでもいいので、あなたにも持って頂けると嬉しいです。

相場が分かった後は、あなたのお家に合わせた値段を想定していきたいので、

この3つの観点からの相場も見ていきたいと思います。

金額がたくさん並ぶので「数字は苦手なんだけどな…。」と思われた場合は全部ではなく、あなたが知りたい部分だけを見る形でも、全然問題ありません。

大事なのは外壁塗装は『このくらいの金額』という認識を持って頂く事。

それでは、私と一緒に外壁塗装の各相場を見てもらえると嬉しいです。

外壁塗装の築年数で変わる相場

築年数15坪20坪30坪40坪
築10年55万60万70万80万
築20年60万65万75万85万
築30年65万70万80万90万
築31年以上70万75万85万95万

外壁塗装の相場表」のシリコン系塗料の相場をベースにして、築年数によって変わる相場をまとめてみました。

築年数が10年増えるごとに5万円を加えています。

5万円という金額は、築年数で違う塗装工事の相場の記事を書いた際に調査した411名分の塗装工事を分析した結果です。

外壁と屋根を含めた塗装工事の場合は、築年数が10年増えるごとに約10万円増えていく傾向にあったので、外壁塗装のみとして5万円を加えて表にしました。

築年数が増えると高くなる理由とは?

築年数が増えると金額も増える理由は、年々お家は劣化して傷みを貯め込んでいくため、修繕箇所や修繕範囲が大きくなっていくから。

外壁に塗られている塗料は、実際のところ数ミリ程度の厚さしかなく、紫外線・雨風・ホコリなどの外部環境が影響して、少しずつ少しずつ剥がされていくんです。

時間が経過すると、外壁の下地も悪くなっていくだけでなく、玄関・窓枠(サッシ)・雨樋・軒天など付帯と呼ばれる部分にも、傷みが色濃く出ている状態なので、築年数が増えるごとに費用も増える傾向にあることを覚えて頂きたいです。

外壁塗装の費用計算に必要な単価相場について

下塗り1回分(※ 塗装のみの費用相場 / 人件費込み)
塗料15坪20坪30坪40坪
パーフェクトフィラー
※ 日本ペイント
約5万円約7万円約10万円約14万円
水性ソフトサーフSG
※ エスケー化研
約4万円約6万円約8万円約11万円
ミラクシーラーエコ
※ 水谷ペイント
約4万円約5万円約8万円約10万円
中・上塗り2回分(※ 塗装のみの費用相場 / 人件費込み)
塗料15坪20坪30坪40坪
パーフェクトトップ
※ 日本ペイント
約11万円約14万円約21万円約30万円
超低汚染リファインSI/遮熱
※ アステックペイントジャパン
約12万円約17万円約25万円約33万円
水系ファインコートフッ素
※ 菊水化学工業
約15万円約20万円約30万円約40万円

ここの表から、少し込み入った話となるので、解説が長めになってしまいますが、見て頂きたいです。

まず、外壁塗装は塗料を3回塗り重ねるのが基本となるため、3回分の塗装が必要となります。

  • 下塗り(下地と仕上げ塗料の密着性を高めるため)
  • 中塗り(仕上げ1回目、下地の色がまだ薄く見えてしまう)
  • 上塗り(仕上げ2回目、塗り重ねて下地の色を隠し強度を高める)

下塗り・中塗り・上塗りには、それぞれ役割があり、3回重ねて塗ることで外壁塗装が初めて完成。

※ 基本は3回塗りですが、下地の状態が悪ければ、下塗りを2回行い、合計4回塗りをする場合もあります。

下塗りには下塗り専用の塗料を使い、中塗り・上塗りは同じ塗料ですが仕上げとして2回塗り重ねます。

各塗装も、どのメーカーさんの、どんな効果がある塗料を使うのか選ぶ必要があり、それぞれの塗料によって「単価」が付けられ、この単価を用いて塗装費用を計算。

※ 単価とは、1㎡・1か所に対して掛かる金額(塗料代のみ、または職人さんの作業代も含めて単価が付けられることが多いです。)

もちろん坪数(塗装範囲の広さ)も金額には影響しますが、それぞれの塗装で使う塗料にも「最小単価の平均」と「最大単価の平均」があるので、選ぶ塗料で金額が変わってくるということです。

塗料最小単価の平均最大単価の平均平均
下塗り塗料687円778円約730円
中・上塗り塗料1,886円2,077円約2,000円
※ 参考:外壁塗装の塗料別相場がカンタン30秒で分かる

お客様が外壁塗装を行ったリアルな値段を元に、最小単価の平均・最大単価の平均・平均を出しています。

また「〇〇〇の塗料の相場は〇〇〇円だ」と言う明確なことも言えなくて、

  • 塗装に必要な量(塗料缶の大きさでも値段が違う)
  • 塗料の仕入れ方
  • 職人さんの技量

業者さんごとでも状況が変わってくるため、A社・B社・C社が同じ塗料で見積書を出してきたとしても、単価が違うため、同じ見積金額になることはありません。

塗料には何百何千と種類があり、1つ1つ単価相場を確認することは現実的に難しいため、グレード(品質)で大まかな単価相場を覚えておくのがオススメです。

外壁塗料のグレード(品質)ごとで違う単価相場

グレード次の塗り替え時期単価相場(2回分の塗装)
アクリル系塗料2~3年後1,000~1,200円
ウレタン系塗料5~7年後1,800~2,000円
シリコン系塗料7~12年後2,500~3,500円
ラジカル系塗料8~13年後3,500~4,000円
フッ素系塗料10~15年後3,500~4,500円
無機系塗料15~20年後5,000~5,500円

アクリル系塗料が一番安く、無機系塗料が一番高い。

相場の高さは、何年ぐらい長持ちをするか?が関係しており、長持ちすれば長持ちするほど外壁塗装としての効果が高いため、金額も高くなるんです。

ただ、グレードごとの相場を見てもらって、もしかしたらお気づきになられたかもしれませんが、中・上塗りの単価の表よりも、だいぶ高くなっています。

なぜ、私達が調査した結果の単価平均と、一般的に言われている塗料の単価相場に金額の違いがあるのか。

それは塗料にはいくつかの種類・系統があり、水性・油性(溶剤・弱溶剤)1液・2液の違いによっても金額が大きく変わるからです。

系統種類液型値段
水性
※ 水で薄めて使う
1液安い
2液少し安い
油性
※ シンナーなどで溶かして使う
弱溶剤1液高め
2液高い
溶剤1液高い
2液すごく高い

系統によっては効果が高くて単価が高い塗料が存在しているため、一般的な塗料の単価相場は高めになっていますが、実際にお客様が選ぶ塗料は、なるべくコストを抑えた費用を安くできる水性塗料が多い。

そのため、全体的な塗料の単価だけを考えた相場と、実際にお客様が塗装する塗料の単価相場に開きがあるんです。

オリジナル塗料の金額に注意してください!

塗料にはいくつかのグレードが存在していましたが、あなたが外壁塗装の業者さんから見積書を受け取る際、オリジナル塗料の提案を受ける場合があるかもしれません。

オリジナル塗料って何?と勧めてきた業者さんに聞くと「自社開発した塗料」「特殊な成分が入っている」「30年の超高耐久」などの説明が返ってくる。

そして「自社オリジナルで長持ちするためお得です!」「お客様専用の外壁に合わせた塗料です!」というような、高いけど良い製品をアピールされる可能性もありますが、自社オリジナル塗料には注意してほしいです。

注意が必要な理由としては、

  • 大手メーカーの塗料に混ぜ物をしているだけ
  • オリジナルという付加価値を利用して高額にする

そもそも、塗料の開発には研究施設や製造工場など塗料を作れる環境がないと製造できないため、塗料メーカーさん以外で自社塗料を作るのは無理なんです。

オリジナル塗料の多くは、OEMと呼ばれる塗料メーカーさんが他社塗料を作れる仕組みを使い作っているため、他社製品を元に作られている。

ちょっとした成分を混ぜたり、配合を少し変えたりすることで、オリジナル性をアピールしてきますが、品質がほぼ変わらないのに、付加価値を高くつけすぎて、値段が高くなっている場合が多いんです。

製品グレード塗料金額外壁塗装の合計金額
大手メーカー塗料シリコン30万円(塗装3回分+人件費)70万円
オリジナル塗料シリコン60万円(塗装3回分+人件費)100万円

品質的には大きく変わらないのに「オリジナル」という言葉を使って、自社の利益を大幅に高めている場合もあるため、オリジナル塗料には注意をしてください。

しかし、中にはメーカーさんとタッグを組んで、本当にお客様のために塗料開発をしている優良業者さんもいるため、慎重に見極めてほしいです。

海外製塗料の金額に注意してください!

日本には、日本の気候に合った塗料を製造してくれているメーカーさんが存在しており、日本の外壁の多くは日本製メーカーさんの塗料が塗られています。

日本に塗料メーカーさんがあるということは、海外にも塗料メーカーさんがあるということ。

そのためか、海外製塗料を勧めてくる業者さんもいるようです。

「海外の大手ブランドだから品質は間違いないです!」
「世界で使われている塗料なので安心ですよ!」

このように海外製塗料を勧められる場合もありますが、日本と海外では、そもそも気候や住宅の質が違います。

日本の塗料メーカーさんは、日本だからこそ合う塗料を作れているため、海外製の住宅に合う海外製の塗料は、日本の住宅には合わないことが多い。

これは、塗装業者さん側で塗料を高く売りたいから海外製塗料を勧めている場合もあるため、注意してほしいです。

塗料缶のみの値段

外壁塗装の様々な相場を見て頂きましたが、相場の多くは「塗料代」と「職人さんの人件費」が加えられた金額となっています。

「それなら、本来の塗料だけの値段っていくらなんだろう…。」と疑問を持たれるかもしれないので、塗料のみの値段も見てみましょう。

メーカー塗料名参考サイト相場
日本ペイントパーフェクトトップAmazon10,000~13,000円(15kg/1缶分)
楽天11,000~16,000円(15kg/1缶分)
関西ペイントダイナミックトップAmazon9,000~30,000円(15kg/1缶分)
楽天12,000~13,000円(15kg/1缶分)

塗料缶だけで見れば、1万円前後で15kg分が買えてしまいますが、同じ15kgでも塗料の種類によって塗れる範囲が変わってくる場合もあります。

  • 塗料A:100㎡(1缶分)
  • 塗料B:50㎡(1缶分)

1缶で多く塗れる方が安くなり、塗れる範囲が狭い場合は、必要な塗料缶が多くなるので高くなる仕組みです。

例え塗料缶の数が多くなったとしても、塗料だけだと数万円ぐらいなので、何十万円もする塗装工事の相場と整合性がとれませんよね。

外壁塗装の費用を出すためには、塗料缶の金額に、職人さんの人件費を加える必要があるのですが、職人1人を1人工(にんく)という単位で表していきます。

もし、日当が20,000円の職人さんが2人いた場合、

2人工 × 20,000円(日当) × 10日間(全工程分) = 300,000円

外壁塗装で10日間職人さんに働いてもらったら30万円の計算(人件費のみ)。

それを塗装する部分だけに絞った場合は、

2人工 × 20,000円(日当) × 3日間(3回塗り分)+ 40,000(塗料缶4つ分)= 160,000円(3回塗り分)

3回分の塗装に関してだけは、このぐらいの費用となり、ここに業者さんの利益として10~20万円を加えると、だんだんと相場の金額に近づいてきます。

塗料缶1つで塗れる範囲は、各メーカーさんのホームページやパンフレットにも記載されているので、気になる方は人気塗料の塗れる範囲・塗料缶の数の記事を見てもらうのもオススメです。

外壁塗装をするために必要な作業の単価相場

項目単価相場(1㎡、1か所当たりの金額)
足場の組み立て・解体600~800円
高圧洗浄200~250円
養生300~500円
飛散防止ネット・シート100~200円
下地補修(パテ埋め、ケレンなど)200~2,000円
シーリング(打ち替え)900~1,200円
シーリング(打ち増し)700~900円
諸経費・産廃処理10,000~30,000円
※ 工事費の1~3%ぐらい
※ 参考:外壁塗装工事の平米単価の相場

上記の表を見て頂いて、外壁塗装と一言でいっても、色々な作業内容が含まれていることが分かりましたね。

私自身も最初は「外壁塗装って壁を塗る工事でしょ?」とだけ考えていたのですが、実情を知っていくと「こんなに作業内容があるんだ!」という驚きに変わっていったことを覚えています。

  • 足場組立、解体
  • 壁面の洗浄
  • 養生(塗料が付いていけない部分の保護)
  • 補修(塗装面をキレイにする作業)
  • 塗装(3回分)
  • 片付け

このように、色々な作業内容が含まれており、あくまで塗装は、外壁塗装の中の一部に過ぎません。

外壁塗装の相場を知っていくためには、塗装だけでなく、その他の作業でかかる金額も知っておく必要があるため、ぜひこの表も参考にしてもらえると嬉しいです。

外壁塗装の相場シミュレーション

外壁塗装は、壁面を塗るだけではなく、足場や洗浄など、その他の工事が必要なことも分かって頂いたので、簡単な相場シミュレーションも見てみたいと思います。

必要な工事を加えていくと、大まかな費用相場を出すことができますので、こちらの表も使って頂くと分かりやすいかもしれません。

※表は横スクロールすると見れます。
工事の種類
足場補修外壁屋根シーリング付帯防水外構金額
60~80万
60~90万
40~80万
40~90万
60~110万
60~120万
60~150万
60~200万

表の中のシーリングは、モルタル外壁であれば必要ありませんが、サイディング外壁の場合は必須です。

あなたのお家がサイディングボードを使った外壁であれば、シーリングを必ず加えて、シミュレーションをしてみてほしいです。

外壁塗装の費用の計算方法

外壁塗装に関するさまざま相場情報を見て頂きましたが、その相場がどうやって計算されたのか、計算方法も確認しておきましょう。

今でこそ色々計算できるようになった私ですが、最初のころは「計算なんかヤダー!」と思いながら、外壁塗装の金額を何度も計算した思い出があります…。

計算が苦手な私もできるようになったのは、誰でも簡単に費用計算できる計算式が揃っていたから。

この計算式であれば、あなたがたとえ初めての外壁塗装であっても、費用を計算できるようになるので、まずは眺めるだけでも見てもらえればと思っています。

外壁塗装に必要な計算式はたったの2つ。

難しいことは言わないので、この2つだけでも覚えてもらいたいです。

外壁面積の計算式

外壁面積 = 坪数(延べ坪)× 3.3(1坪分の㎡)× 係数(1.2~1.5)※ 延べ坪は全階数の建坪を足した数。建坪は1階分の床面積となります。※ 外壁面積を求める際の係数とは、大きさのズレを実測に近い数値にするための値。

外壁塗装の費用計算で一番金額に関わってくるのは、壁面の面積です。

壁面は、1m(縦)×1m(横)= 1㎡(平米/平方メートル)の大きさで表すことができ、この数値を使って計算できる。

外壁の面積を簡易的に表わすイラスト

普段の生活で、㎡の単位をよく使うことはないと思うので、見慣れないかもしれませんが、外壁塗装では必須の単位であり、下記2つの単位を特に使います。

  • 1㎡ = 0.3坪
  • 1坪 = 約3.3㎡

外壁塗装をする前には、現地調査と呼ばれる、お家を隅々まで調べる工程で、メジャーやレーザーを使い正確な塗装面積を割り出していきます。

お家の設計図や図面があれば、わざわざ調査しなくても面積の計算はできますが、お家が設計書通りに作られていなかったりする場合もあるため、正確な面積を測るのは塗装業者さんに任せて、あなた自身は概算で面積を調べる計算式だけ知っていれば問題ありません。

計算のイメージを持ってもらうために、簡単な計算式を見てみたいと思います。

計算式面積(計算結果)
15坪 × 3.3 × 1.2 59.4㎡
20坪 × 3.3 × 1.279.2㎡
25坪 × 3.3 × 1.299㎡
30坪 × 3.3 × 1.2118.8㎡
35坪 × 3.3 × 1.2138.6㎡
40坪 × 3.3 × 1.2158.4㎡

上記の計算は、すべてお家を正方形として考えた場合なので、複雑で凸凹しているお家の場合は違ってきますが、外壁面積を概算で出す場合には、この計算式を使う形で大丈夫ですよ。

どうでしょうか…難しい計算は一つもありません…よね…?

この計算がまず基本なので、ぜひ覚えてもらえると嬉しいです。

費用の計算式

費用 = 外壁面積 × 単価

今度は、実際の費用を求めるための計算式です。

外壁面積を求めるための計算式と同じであり、単純な計算式なので、すぐに覚えて頂けるかもしれません。

  • 外壁:118.8㎡(約30坪)
  • 足場:600円
  • 洗浄:250円
  • 養生:300円
  • 塗装:2700円(3回塗り分)

30坪の概算面積と、上記の単価を使って、計算してみたいと思います。

項目計算式費用(計算結果)
足場118.8㎡ × 60071,280円
洗浄118.8㎡ × 25029,700円
養生118.8㎡ × 30035,640円
塗装118.8㎡ × 2700320,760円

このように、各作業内容に対する単価と、塗装面積を掛け合わせると、外壁塗装で必要な費用が、だんだんと数字となって、あなたにも見えてきます。

外壁塗装の見積もりをとった場合、塗装業者さんから必ず見積書を受け取ると思うので、見積書内の金額がきちんと計算されているか、計算式が分かっていると確認しやすいです。

各項目の単価が適正なのか判断するには、計算式だけでは足らないため、単価相場の一覧表塗料別の相場を確認いただく、もしくは私たちにご相談を頂ければ見積診断ができますので、お気軽にご相談ください。

外壁塗装のリアルな値段

条件によって変わる外壁塗装の相場をたくさん見て頂きましたが、全ては相場と呼ばれる、外壁塗装業界の一般的な金額です。

相場を先に見て頂いた理由としては、外壁塗装業界の金銭感覚をあなたに持ってほしかったから。

……こんな事を言うと、偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが、工事がどのくらいの金額で出来るのか、本当は現地調査をして見積もりをするまで分かりませんが、「この場合は、このくらいの金額かな」という感覚だけでも身についていると、塗装業者さんとのやり取りが非常に進めやすくなります。

また、悪質業者はあなたが塗装業界の金銭感覚がないことを分かった上で突然、訪問販売でやってきたり、過剰な危機感や値引きをアピールして契約を結ぼうとしてくるため、外壁塗装の相場を知っているだけでも、悪質業者の魔の手から逃れることだって可能。

相場を知ることは、あなたやご家族、そして大切な資産(お家・貯金)を守ることに繋がるため、ぜひ覚えてもらたい情報なんです。

実際に外壁塗装を考えた場合は、あなたのお家の状況や希望の塗装、または選んだ業者さんによっても費用は変わってくるため、先に塗装工事を成功させた先輩さん達のリアルな実績から、どのくらいの金額がかかったのか見てみましょう。

地域工事完了日工事内容金額
東京都杉並区2018年11月27日外壁・屋根・玄関ドア・ベランダ1,485,000円
滋賀県草津市2019年9月26日外壁・屋根1,420,000円
埼玉県入間市2019年9月2日外壁・屋根1,050,000円
神奈川県横須賀市2020年1月27日外壁・屋根876,370円
栃木県塩谷郡2019年11月13日外壁・屋根1,295,136円
福岡県朝倉市2019年6月2日外壁・屋根1,560,000円
千葉県山武郡2019年11月6日外壁・屋根996,661円
大阪府門真市2019年9月24日外壁・屋根1,800,000円
山形県西置賜郡2019年7月26日外壁・屋根1,450,000円
茨城県土浦市2019年6月19日外壁1,150,000円
兵庫県神戸市 2019年6月27日雨漏り修理、外壁2,900,000円
長野県佐久市2019年7月2日外壁・屋根1,200,000円
三重県鈴鹿市2019年6月20日外壁・屋根1,000,000円
千葉県船橋市2019年5月31日外壁・屋根877,500円
静岡県浜松市2019年5月30日外壁・付帯・ベランダ1,080,000円
東京都品川区2019年5月23日外壁896,400円
広島県福山市 2019年4月15日外壁・屋根・玄関扉1,100,000円
静岡県浜松市 2019年4月5日外壁・屋根・付帯部1,430,000円
神奈川県横浜市2020年1月7日外壁・屋根1,500,000円
東京都福生市2019年3月28日外壁・屋根1,177,200円

多くの方が、外壁以外にも屋根・ベランダ・雨樋・雨漏り修理・付帯なども含めて工事をされているので、相場である60~90万円よりも金額が高くなっている状況です。

相場と言っても、1つ条件・状況が変われば実際の費用が変わることを、あなたに覚えてもらえると嬉しいです。

外壁塗装の見積もりの見方

外壁塗装に成功した先輩たちの金額を見て頂いたので、かなり具体的な金額がイメージできてきたのかなと思います。

イメージが具体化してきた状態なので、実際に外壁塗装の金額が載っている、見積書のサンプルを見てみませんか?

外壁塗装のみ、外壁塗装と屋根塗装など他の工事も含めた場合で、シミュレーションしてみます。

シミュレーション1:外壁塗装のみ(全作業含む)

※表は横スクロールすると見れます。
項目数量単価合計
足場工事
足場219㎡700円153,300円
高圧洗浄200㎡220円44,000円
飛散防止シート・養生219㎡200円43,800円
養生(開口部)115㎡200円23,000円
小計264,100円
シーリング工事
打ち増し:オートンイクシード
※ オート化学工業
169m600円101,400円
小計101,400円
外壁塗装工事
下地補修20,000円
下塗り:パーフェクトフィラー
※ 日本ペイント
115㎡800円92,000円
中塗り:パーフェクトトップ
※ 日本ペイント
115㎡900円103,500円
上塗り:パーフェクトトップ
※ 日本ペイント
115㎡900円103,500円
小計319,000円
付帯塗装工事
軒天12㎡650円7,800円
破風板36m450円16,200円
霧除け4m2000円8,000円
雨戸・戸袋16m2200円35,200円
土台水切り塗袋16m400円6,400円
雨樋52m500円26,000円
小計99,600円
合計784,100円

初めて見るものばかりで、何が何だか分からないですよね…。

全部の内容を覚えてもらうのは大変なので、見積書の見方として、いくつかポイントをお伝えできればと思っています。

ポイント1:工事別に分けてあるか
→それぞれ分けて書いてくれているかチェック。

ポイント2:使用する塗料、メーカーが書いてあるか
→何をどの工程で使うのか書かれているかチェック。

ポイント3:数量は切りのいい数字ではないか
→正確な計測をしていれば、50・100・150など切りがいい数字ばかりにはならない。※ 数量とは作業範囲のこと

ポイント4:単価が書かれているか
→どの工程でいくらの値段が付いているのかチェック。

見積書の内容は分からなくても、まずはこの4つをチェックするのがオススメ。

どれも、お客様側の心配や不安を取り除くために、配慮してくれるポイントなので、「配慮してくれる=優良業者さん」の認識を持って頂いて大丈夫です。

シミュレーション2:外壁塗装・屋根塗装(全作業含む)

※表は横スクロールすると見れます。
項目数量単価合計
足場工事
足場223.2㎡800円178,560円
飛散防止シート・養生223.2㎡100円22,320円
養生(開口部)132.1㎡250円33,025円
小計233,905円
シーリング工事
打ち替え:オートンイクシード
※ オート化学工業
86.2m800円68,960円
小計68,960円
外壁塗装工事
高圧洗浄163.8㎡100円16,380円
下地補修120,000円
下塗り:パーフェクトフィラー
※ 日本ペイント
132.1㎡800円105,680円
中塗り:ファインパーフェクトトップ
※ 日本ペイント
132.1㎡1,000円132,100円
上塗り:ファインパーフェクトトップ
※ 日本ペイント
132.1㎡1,000円132,100円
小計406,260円
屋根塗装工事
高圧洗浄39.7㎡100円3,970円
下地補修120,000円
下塗り:タスペーサー
※ 株式会社セイム
39.7㎡250円9,925円
下塗り:サーモアイシーラー
※ 日本ペイント
39.7㎡900円35,730円
中塗り:サーモアイSi
※ 日本ペイント
39.7㎡1,000円39,700円
上塗り:サーモアイSi
※ 日本ペイント
39.7㎡1,000円39,700円
小計149,025円
付帯塗装工事
雨樋45.5m900円40,950円
水切り21.1m500円10,550円
笠木12.7m1,300円16,510円
4箇所8,800円
小計76,810円
合計934,960円

今回は、基本の外壁塗装に屋根塗装を加えた形の、見積もりシミュレーションです。

外壁塗装のみの見積書と少し内容は変えていますが、屋根塗装を加えた部分で注目してほしい部分があります。

それは、タスペーサーという項目。

屋根の上には、屋根材が敷き詰められているのですが、屋根材と屋根材の間には微妙な隙間があります。

この隙間が機能して、雨水を排水したり、屋根裏を乾燥させる効果を発揮してくれるのですが、屋根を塗装すると、塗料で隙間が埋まってしまう。

埋まってしまうと、屋根本来の機能が働くなり、雨漏りの原因となるのですが、以前までは縁切りと呼ばれる、カッター(カワスキ:皮すき)で塗料の詰まりを取る作業をしていました。

しかし、縁切りを行うと、屋根を割ってしまったり、作業時間もかかってしまうため、タスペーサーと呼ばれる屋根の隙間を強制的に開けてくれる道具を差し込むことで、重労働だった縁切りをしなくて済むようになったんです。

見積もりの中に屋根塗装が含まれている場合は、タスペーサーもしくは縁切りが、必ず入っているかを確認しましょう。

外壁塗装の金額を下げる方法

外壁塗装は大きなお買い物なので、できるなら金額を抑えたいですよね。

「値下げできるなら安くしたい!」という気持ちが正直なところだと思うので、適正さを保ったまま、金額を下げるための方法を、知ってもらえればと思います。

この方法を知らずに、値段交渉を無理やり行ってしまい、手抜き工事になってしまったり、工事はできたものの業者さんとのコミュニケーションがうまくいかず、ストレスだらけの期間を過ごすなど、失敗する可能性を高めてしまっている方も多い…。

値下げはしようと思えばいくらでもできますが、その値下げが『適正な範囲』か『不正を前提にしている』かはまた別の問題です。

正しい値下げの方法で、安心・納得の外壁塗装ができるよう、必要な知識を私と一緒に見てみましょう。

方法としては、

この6つが主な値下げの方法なので、詳しく見ていきたいと思います。

1. 複数見積もりをとり比較する

外壁塗装の金額を安く抑える方法としては、相見積もりと呼ばれる、複数業者さんに同じ条件で見積もりをとる方法です。

まずはこの方法が安くするための基本だと覚えておきましょう。

「外壁塗装では比較するのが一般的でしょ?」と、すでにあなたも知っていたかもしれませんが、改めて比較の大事さについて、見てもらえればと思います。

例えば比較「なし」と「あり」では、こんな違いがあります。

状況A社B社C社
比較なし150万円
比較あり150万円95万円110万円

比較をしていない場合だと、出された見積もりが高いのか安いのか分かりませんが、複数社で比較をしたことで、金額の目安が分かるようになります。

この結果から比較のメリットとしては、

  • 金額を平均することで自宅の適正費用が分かる
  • 金額が高すぎる業者を判別できる
  • 比較前提だと伝えておくと業者間で牽制して金額が高くなりすぎない

比較のメリットは大きいですが、単純な比較では意味がありません。

もう1つの例を見てみましょう。

状況A社B社C社
全社が悪徳145万円160万円155万円
全社が優良95万円105万円90万円

もし比較するために選んだ業者が、全て悪質な業者だった場合、結局法外な外壁塗装になっているため、いくら比較をしても意味がないんです…。

比較をすることは外壁塗装の金額を安くするためには必要ですが、さらにその先、優良な業者さんのみで比較が必要なことを、覚えてもらいたいです。

私たちが使っている優良判定の基準を参考にしていただけるといいかもしれません。

2. 地震保険・火災保険の保険料を活用する

あなたが地震保険・火災保険に加入されている場合は、保険会社から保険料を受け取って、お家の修理をすることができます。

  • 地震保険:地震の影響で住宅が被災した場合
  • 火災保険:風災(台風・強風など)の影響で被災した場合

これらに該当したら、保険料を申請できる場合もありますが、申請したからといって必ず受け取れるわけではありません。

また、修繕費全額が降りる場合もあれば、一部だけしか認められないこともあるので、一部だけの場合は自己負担が必要なこともあります。

経年劣化など、時間が経過したことによる被害は保険の適用外なので、保険会社に申請しても「経年劣化だから無理!」と言われてしまえば、保険料を受け取るのは難しいです…。

また、地震保険は地震で被災してから10日以内、火災保険は風災で被災してから3年以内といった期限も。※ 期限に関しては、加入されている保険の規約によっても変わるため、お確かめください。

どちらの保険であっても、被災の証明と、受けた被災を修繕するための金額(見積書)が必要となり、保険会社へ提出しなくてはいけないので、申請が通るための書類作成が必要。

普通の業者さんでも作れはしますが、保険会社も簡単に保険料を出してはくれず、それなりの信頼できる細かい書類・証拠を用意しなくてはいけないため、保険を申請する場合は必然的に優良業者さんにお願いしなくてはいけません。

どの業者さんでもいいわけではないため、保険を申請する場合は業者選びを慎重に行ってもらいたいです。

3. 自治体の助成金、補助金を活用する

あなたがお住まいの地域の自治体で、実はリフォームに関連する助成金・補助金が用意されていることもありますが、以下の点に注意しなくてはいけません。

  • どの自治体でも行われているものではない
  • 外壁塗装は対象外の場合が多い
  • 人数制限がある場合は抽選になることも
  • 家族全員が税の支払いに滞りがないこと
  • 住んでいる地域の業者でないと適用できない場合もある

この他にも各自治体で条件が様々ありますが、申請するのも手間がかかり、受け取れる金額も10~30万円ほど。

工事費用が全額出るわけではないため、一部のみ補助できると思っていただければいいかもしれません。

他にも注意したいのが、「去年は制度が使えたけど、今年は制度がなくなってしまった」このような場合もあるということ。

必ず受け取れるお金ではないですが、使えるのであれば使うに越したことはないので、助成金・補助金の経験がある優良業者さんにお願いするのがオススメです。

4. 塗装に不人気な時期を活用する

外壁塗装を考えているお客様から一番多い質問は、相場に関することですが、塗装に適した時期の質問も多いです。

頂いた質問の回答としては「どの時期でも外壁塗装はできますので安心してください。」という内容で返答させていただくのですが、業界的に塗装に不人気な時期が存在しています。

その時期とは、

  • 1~2月(冬)
  • 7~8月(雨季)

冬に関しては、新年の忙しい時期や、塗料は5℃以下では塗装ができないことが重なり、業界全体としても外壁塗装が少なくなる傾向。

雨季に関しては、雨が外壁塗装の天敵であり、雨が降ったら塗装ができなくなるため、この時期に依頼される方も少なくなる傾向。

しかし、絶対に塗装ができない時期ではなく、気を付けて進めば問題なく外壁塗装ができるため、優良業者さんに頼めば問題ありません。

優良業者さんであっても、この時期の工事件数が少なくなるため、あえて不人気な時期に外壁塗装をお願いして、その変わり優遇してもらったり、多少の値引き交渉もしやすくなります。

外壁塗装を安くしている方の中には、このように塗装時期をうまく活用して、コストダウンに成功しているようです。

5. 外壁だけでなく複数個所を同時に工事する

外壁の塗装工事だけでもいいですが、外壁とお家のさまざまな部分を一緒に工事することで、金額を抑えることもできます。

例えば外壁の塗装工事だけを行った場合、

  • 外壁塗装:足場代(10万円)
  • 屋根塗装:足場代(10万円)

いづれ行う必要のある屋根塗装で、別途足場代がかかります。

その逆で、外壁と屋根を同時に塗装した場合、

  • 外壁塗装、屋根塗装:足場代(10万円)

足場代が1回分のみで済むので、10万円分も使わなくて済みました。

お家の塗装工事は10年ごとに行うのが目安のため、生涯2~3回ほどは経験する計算となり、外壁と屋根を別々に毎回工事をしていた場合は、その分足場代の費用が増えていきます…。

別々に塗装をしていると、単純計算で20~30万円も損したことになるため、屋根と外壁を同時に塗装するだけでも、大きなメリットがあります。

もし、外壁塗装だけで考えていらっしゃる場合は、屋根も含めての塗装工事を考えてもらえると、将来的にも金額を抑える事に繋がります。

6. 大手ではなく小規模な地元密着店にお願いする

外壁塗装をしてくれる業者さんには、いくつか種類があります。

  • ①大手ハウスメーカー
  • ②工務店
  • ③ホームセンター
  • ④家電量販店
  • ⑤リフォーム業者
  • ⑥塗装専門業者(地元密着店)

大手ハウスメーカーさん・工務店さん・ホームセンターさん・家電量販店さんは、自社で塗装職人さんを抱えているわけではなく、多くが下請けに対して、塗装を発注する形。

リフォーム業者さん・塗装専門業者さんの場合だと、自社で職人さんを抱えていることも多いです。

そして、業者さんを選ぶ上で注意したいのが、中間マージンと呼ばれる、余分な仲介料が「ある」か「ない」か。

例えば、①〜④までの会社は、自分たちが元請けとなり、実際の塗装は⑤〜⑥の職人さんがいる会社へ発注して下請けという形で、関係を作ります。

元請け:工事代金から下請けへの仲介料を得る
下請け:工事代金から仲介料を抜いた残りの費用で工事をする

もう少しお金の部分でこの関係性を見てみましょう。

元請け:100万円の工事費用から仲介料として40万を中抜き
下請け:残りの60万円で工事を実際

本来であれば、適切な工事をするためには100万円必要でしたが、中間マージンとして仲介料が引かれることで、工事費用が足りなくなります。

下請けも工事をしなくてはいけないですが、費用がそもそも足りないため、手抜きや不正をしなくては工事ができなくなる…。

外壁塗装業界は昔から、大手ハウスメーカーさんや工務店さんなど、知名度やブランドがあるところにお客様が集まるため、知名度がない地元の業者さんは、元請けから仕事を受けなければ仕事がない状態が多くありました。

だからこそ、中間マージンでいくら引かれようと、仕事を得るために仕方なく下請けを続けてしまう。

しかし、このような状況はお客様のためにならない、熱意や信念をもつ人は独立し、大手ハウスメーカーさんや工務店さんから仕事が入らなくても、自分たちで集客しようとしている業界背景があったりします。

少し話が脱線してしまいましたが、中間マージンを発生させないのが、外壁塗装を安くさせるコツでもあります。

塗装専門業者さんは、広告をかけたりチラシを巻いたり、または郵便局や市の施設でセミナーを行うのは、全て自社の力でお客様を集めて経営を成り立たせるため。

広告費や宣伝費は、どの業者もかけていますが、中間マージンに比べたらまだ安いものなので、地元に根付いた塗装専門業者さんにお願いするのがオススメです。

7. 将来的なメンテナンス回数を減らしてコスト削減

外壁に塗られている塗料は、だんだんと剥がれてくるので、10年を経過すると改めて塗装するタイミングがきます。

10年と言いましたが、今は15年や20年など、長持ちする塗料も販売されているので、きっちり10年ごとに塗り替えをする必要はありませんが、定期的にメンテナンスすることには変わりありません。

もし外壁の塗装がボロボロになって、ヒビ割れから雨水が建物内部に侵入してしまうと、雨漏りやカビの発生、シロアリの発生によって高額リフォームが発生する場合もある。

外壁塗装だけだと100万円だったものが、大規模リフォームになってしまい、1000万円かかってしまった…このような事態になる可能性もあります。

そのため、定期的な塗り替えは必要なのですが、塗り替えの頻度を少なくすると、将来的なコスト削減が可能。

少しシミュレーションをしてみたいと思います。

耐久性10年の塗料:10年目(100万)、20年目(100万)、30年目(100万)
耐久性15年の塗料:10年目(120万)、30年目(120万) 

1回ごとの外壁塗装の金額は高くなりますが、塗り替えの回数を減らすことで、将来的にかかるメンテナンスの費用を安くできるんです。

この方法を使って、賢く外壁塗装をしている方も多いため、費用を安くする手段としてはオススメの方法の1つとなります。

8. リフォームローンを活用する

リフォームローンの審査が通れば、一気にお支払いをする形ではなく、何回にも分けて分割でお支払いができるようになります。

結果的にお支払いする金額は、金利があるため、少しだけ増えますが、そうだとしても分割で何回にも分けて支払えるのは、家計の負担をグッと下げることができる。

例えば120万円を10年間で払う場合、

120か月 × 約1万円 = 120万円(この金額に金利を加える)

携帯代や化粧品などと同じく、月額1万円ほどで支払えることが可能。

ただ、リフォームローンを使う場合、金融機関の審査に通過する必要があり、通過できなかったらリフォームローンは使えません。

自分で金融機関へ申し込みする形もあれば、外壁塗装の業者さんが提携しているクレジット会社を通して進められる場合もあります。

優良業者さんだとしても、現金払いのみで対応している場合も多いですが、リフォームローンが使える業者さんを選ぶ事も大事です。

外壁塗装の危険な値引き

外壁塗装では、値引きが当たり前のようにされていますが、気をつけなければいけない値引きが存在しています。

もし、危険な値引きを見分けられず、そのまま契約してしまったら、手抜きや後から施工不良のオンパレードになる可能性も…。

危険な値引きとは、

大きく分けて、この3つだけは、本当に気をつけてほしいです。

外壁塗装は高額になるので、値引きは嬉しいかもしれませんが、悪質業者が契約をしたいがために使っている、ただの言葉遊びの場合も。

もし、危険な値引きを見分けられず、そのまま工事をしてしまったら、施工不良だらけだったり、あなただけでなく家族みんながストレスを抱えた生活を余儀なくされるかもしれません。

騙されないための知識としてはも、危険な値引きについて見てみましょう。

訪問販売のキャンペーン値引き(モニター価格)

悪質業者の典型的な手口として、呼んでもいないのに、突然やってきて外壁塗装を勧めてくる訪問販売があります。

訪問販売での契約は、トラブルになりやすいので、避けて頂きたいのですが、その中でもキャンペーンを使った値引きには、最大の注意を。

「180万円ですが、今回特別に60万お値引きして、120万でどうですか?」
「上司に相談したら、200万から100万の半額で許可得ました!」
「今すぐ塗装しないと危険ですよ?今なら50万値引くので、ぜひお願いします!」

キャンペーン、モニターなど、特別感を感じさせる言葉を使って、根拠のない値下げにより契約を迫る悪質業者が多いです。

色々注意はありますが、

  • 訪問販売 + 値引き

これが合わさったら、悪質業者の可能性が高いため、十分注意してほしいです。

足場の無料

訪問販売のキャンペーンに続いて、足場の無料も、悪質業者がよく使う手口の1つ。

外壁塗装の足場は10〜20万前後しますが、例えば適正な工事をするために100万円が必要な場合、そこから10〜20万も抜いてしまったら、適正な工事ができなくなってしまいます。

無料という言葉だけを聞けば嬉しいですが、冷静になって考えると、10〜20万も安くしてしまった分の費用は、どう帳尻を合わせるのか…。

もし10万円足りなければ、10万円分を別で補う必要があるのですが、業者さん側が赤字前提で10万円分ものお金を減らすのは考えにくい。

そんなことを、他のお客様みんなにしていたら、経営がそもそも成り立ちません。

悪質業者の場合は、足場を無料にしたとお客様に思い込ませて、他の項目に上乗せをする。

見積書の中では足場が無料になっており、お客様側も深く追求しないので、悪質な手口を見分けられないことが多いんです。

「近所で工事をしているから、そこから移動させるだけ、だから無料です。」
「自社で購入した足場なので無料にできるんです。」
「今回は特別ですよ、だから契約してくださいね。」

様々な理由をつけて足場を無料にできる説明をしてくるかもしれませんが、そもそも足場を無料にすることは、優良業者さんでは行わない方法。

騙されないため、足場の無料は危険なことを覚えてほしいです。

工事プランそのままで10万以上の値引き

外壁塗装では、適正な費用が確保できて、初めて適切な工事ができます。

工事費用が100万円もするのだから、10万円や20万円の値引きはできるんじゃない?と思われるかもしれませんが、工事費の1割もの値引きをしたら、適切な工事はできないと思ってください。

そもそも、優良業者さんの多くは、値引きをすでに入れ込み、自社にも利益が入るギリギリの値段で見積書を作ってくれます。

優良業者さんが作ってくれた見積書ほど、値引きは難しいです。

そして、値引きで一番気をつけたいポイントが、値引きがされた際、工事プランがどうなっているか。

  • 工事プランそのままで値引き
  • 工事プランを変更して値引き

例えば100万円の工事をするためのプランなのに、そこから10万以上の高額値引きをしてしまったら、そもそもの計画を変えなければ合わなくなります。

これを旅行に例えてみると、5万円(1万円の移動費、1万円の宿泊費、3万円はその他)の旅行プランに対して2万円も値引きをしたら、その金額では旅行先にもいけないし宿泊もできませんよね。

工事の内容に合った金額にすることが、手抜きや不正がなく、しっかり長持ちする外壁塗装を可能にします。

値引きの危険度として10万円を境目にしましたが、10万円でもかなり高額なので、優良業者さんの場合はできるとしても、消費税分の数万円か、キリがいい数字にするための端数分のみの値下げ。

工事プランがそのままで10万円以上の値引きをされた場合は、悪質業者の可能性を必ず考えてほしいです。

外壁塗装のお金の支払い

外壁塗装を「する」か「しない」かは、まだ考えている段階だと思いますが、もし工事を進めた場合の、お支払いについての知識も持っておくと安心です。

毎日何かを買うとき、例えば牛乳を買う場合は、商品と代金をその場で交換すると思うので、外壁塗装であっても工事の完了を見届けてから支払うイメージがあるかもしれませんね。

しかし、外壁塗装だけでなくリフォーム関連の工事では、支払い方法がいくつか存在しているんです。

中には悪質業者と断言できる支払い方法もあるため、事前にあなたにも知ってもらいたいと思っています。

タイミング① 工事完了後に全額お支払い

お金を払うタイミングとして、一番分かりやすいのが、工事完了後に全額お支払いする形だと思います。

工事をお願いするあなたの立場からしたら、納得のできる工事で、なおかつ完了した後でないと、お金は支払いたくないですよね。

塗装業者さんも、お客様側の気持ちをきちんと理解しているため、工事完了後にお支払いをお願いする場合が多いです。

タイミング② 工事前と工事後に分けてお支払い

あまり体験したことがないかもしれませんが、工事前と工事後の2分割でお支払いする方法も存在しています。

工事前と工事後で分ける理由としては、

  • 工事前:塗料や建材を仕入れる資金に当てるため先に半分頂く
  • 工事後:完了を確認してもらいお支払い頂く

工事前に支払いをお願いする理由は、資材調達などが関係しているかもしれません。

どんな優良業者さんでも、全ての塗料や建材を自社倉庫にストックしているわけではないため、お客様の工事内容に応じて、その都度仕入れを行います。

仕入れにはお金が掛かるので、塗装業者さんの中で資金繰りをスムーズにするためにも、工事前に半分ほどお支払い頂く形があるんです。

あなたの立場から考えたら、工事前に半分もお支払いするのは不安ですよね。

しかし、これは塗装業者さんが、あなたのお家を適切で長持ちの塗装にさせるために、必要な手順でもあるので、信頼できる業者さんであればこの方法でも問題ありません。

タイミング③ 工事前・工事中・工事後に分けてお支払い

工事前・工事中・工事後の3分割でお支払いする方法。

リフォーム関連の業界では、一般的に使われているお支払い方法だったりします。

  • 工事前:20%支払い
  • 工事中:30%支払い
  • 工事後:50%支払い

分ける理由としては、塗料や建材の確保のためでもありますが、お客様が分割して払いたいという場合でも、この方法がとられます。

しかし、外壁塗装においては「工事完了後」か「工事前・工事後の2分割」の2パターンが一番多いため、3分割にするお支払いはとらないかもしれません。

あなたが支払い方法に関しての知識を持っていれば、分割して払いたい時でも、塗装業者さん側に提案できたりもするので、知識として知っておいて頂ければと思っています。

タイミング④ 工事前に全額お支払い

あなたが一番注意しないといけないのが、工事前に全額お支払いのパターン。

状況によってはこの形のお支払い方法もありますが、外壁塗装の優良業者さんは全額前払いは要求しません。

  • × 前払い:外壁塗装など数十万円レベルの金額の工事
  • 〇 前払い:部分修理など数万円レベルの金額の工事

このように、少額であれば前払いの場合も存在しますが、大きな金額になればなるほど、前払いはお客様の不安を増やすだけなので取らない方法です。

今は聞かなくなりましたが少し昔には、外壁塗装のお金を全額前払いにして、お客さんが払った途端に連絡が取れなくなる…。

全額前払いは、悪質業者が使う手口の1つでもあるので、外壁塗装で前払い要求された場合は、その業者さんとの契約は控えましょう。

その他お支払い方法各種

外壁塗装のお支払いでは、いくつかの方法があります。

  • 現金手渡し
  • 銀行口座に振り込み
  • クレジットカードや〇〇Payなど
  • リフォームローン

優良業者さんであっても、クレジットカードなどキャッシュレス対応ができない場合が多く、現金手渡しや銀行振り込みの方法が一般的です。

リフォームローンに関しては、金融機関の審査に通過しなければ使えない為、一般的な現金手渡しや銀行振り込みだと思って頂けるといいかもしれません。

外壁塗装のトラブル発生時の出費

悪質業者だと知らずに、契約して工事を行った場合、あとに残るのはお家のトラブルと、ご家族みんなのストレスだけ…。

外壁塗装を悪質業者に任せてしまった場合は、

  • お隣さんの車に塗料が付いて賠償問題
  • 雨漏りが発生して修繕費が別途かかる
  • すぐに剥がれて再塗装が必要になる
  • 施工不良が見つかったのに直してもらえない
  • 最初は少額だったのに次々と別工事を契約し高額になる

他にもたくさんのトラブルが発生します。

実際にどんなトラブルがあるのか、弁護士の小栗先生に、外壁塗装にまつわる色々なトラブル事案を聞いてきましたが、どれもお客様の状況は悲惨なものばかり。

もし、トラブルが発生してしまった場合、かかるお金をまとめてみました。

項目詳細金額
次々商法最初は安い金額で工事を行い、どんどん追加工事をしていく。悪質業者の手口。30万円以上~
再塗装すぐに剥がれて改めて塗装工事が必要になる。60万円以上~※ 塗装1回分に該当
雨漏り修理雨漏りを修理する10万円以上~
シロアリ駆除シロアリ駆除をする30万円以上~※ 状況が酷ければ高額リフォーム
弁護士相談対面でのトラブル相談のみ30分で5千円※ 高いところだと2万円など
裁判着手金・報奨金で30万円以上~
精神的苦痛・トラブルが発生した後の業者とのやり取り
・雨漏りなどが続く事で精神的に苦痛を感じる
・お隣さんやご近所さんとの関係悪化

精神的な苦痛以外は、お金がかかるものばかり。

例えば激安な外壁塗装で工事を行った場合は、後から施工不良がたくさん見つかり、修繕費用で結局大きなお金を払う事も考えられます。

トラブルは、悪質業者や配慮が足りない業者さんを選んだことが大きな原因。

優良業者さんだからといって絶対にトラブルが起きないとはかぎりませんが、万が一トラブルが起こった場合でも迅速な対応をしてくれたり、被害を最小限に抑えてくれます。

お金のことも大事ですが、結果的に優良業者さんを選ぶ事がトラブルを防ぐ一番の方法なので、塗装業者さん選びには妥協しないでほしいです。

ライフプランで変わる外壁塗装の費用

外壁塗装は定期的に行うリフォームなので、1度だけで済む話ではないんです。

そして、お子様が生まれたり、お家を売りに出したりと、ライフプラン(人生設計)の変化によっても、必要な外壁塗装の内容は変わってくる。

いくつか外壁塗装のプランを考えてみたので、参考にしてもらえると嬉しいです。

プラン1:将来的に家をお子様に譲渡する

40代50代60代70代合計
100万円100万円100万円100万円400万円

あなた自身も継続的に住み続けて、将来的にはお子様に家を譲る場合は、定期的に塗装工事をしていくのがオススメ。

お家はずっと痛み続けていくので、しっかりと修繕して良い状態を保ち続けるのがポイントです。

プラン2:将来的に売却する

40代50代60代70代合計
100万円100万円100万円
※ 売却
300万円

将来的に、中古住宅として売り出す予定があれば、購入してもらうためにも、家の痛みは最小限に抑えておきたいです。

プラン1と同様に、継続的な修繕を繰り返し、購入されやすい環境を整えておくのがオススメです。

プラン3:将来的に取り壊して賃貸に住む予定

40代50代60代70代合計
100万円100万円30万
※ 軽い修繕
取壊し230万円

取壊して賃貸へ移行する予定であれば、取壊し時期までの半分までは、しっかりと生活できるように修繕をしておく。

取壊しまでもう半分の場合は、最低限生活できるレベルの修繕を加えていく。

取り壊すのであれば最初から修繕しなくていいのでは?と思われるかもしれませんが、お家の痛みをそのままずっと放置し続けると、住み終える前に、住めない状態になってしまう場合もあります。

そのため、初期のころは修繕を行い、残りは軽い修繕に抑えていくと、費用を抑えながら取壊しまで住める状態になると思います。

プラン4:継続的に住み続けるけど、なるべくコストを抑えたい

40代50代60代70代合計
150万円150万円300万円

継続的に住み続けるけど、お金はできるだけかけたくない…。

そんな場合、1回分の塗装費用は、通常のものより高くなりますが、耐久性が高い長持ちする塗料を使うことで解決できる場合があります。

耐久性10年:40年間で4回の塗装(4×100=400万円)
耐久性20年:40年間で2回の塗装(2×150=300万円)

一般的なレベルの塗料(シリコン)ではなく、もっと長持ちする(フッ素・無機)塗料を使うことで、塗り回数を減らすことができるため、その分お金を節約することが可能。

定期的に行うメンテナンスだからこそ、回数に着目することで、かけるお金を減らすことができます。

最後に…。

外壁塗装のお金について見て頂きましたが、あなたの抱える悩みや不安が少しでも解決に向かえば嬉しいです。

これからもご家族と安心して暮らすために、外壁塗装をしたいと思っても、適正な施工をしてもらえるかどうか不安ですよね…。
私たちは、どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽に以下の外壁塗装に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。

外壁塗装でお悩み中のあなたへ

お家の塗装工事は、不安でいっぱいになると思います。

お金や時間がかかるなら、安心できる業者に任せたいですよね…。

私たち外壁塗装コンシェルジュは、建物のことで不安・悩みを抱えている方のご相談・アドバイスから、もしご希望を頂いた場合は地元密着の優良業者さんのご紹介も行っております。

ご相談もご紹介も無料なので、累計1万人以上(2019年11月25日時点)の方々からご連絡を頂いているため、もしお悩み・ご不安が1つでもあれば、お気軽にご相談頂けると嬉しいです。

不安やストレス無く、今後も安心してあなたと大切なご家族の暮らしが守れるよう、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

コンシェルジュ

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